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2016.04.02

『暗闇に響く銃声』(1951年)

この作品は、ジョン・スタージェス監督、スペンサー・トレイシー主演のフィルム・ノワール風弁護士ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1951年 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) アメリカ作品
ランニング・タイム◆102分
原題◆The People Against O'Hara
プロット◆弁護を引き受け悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆カーメン・ドラゴン

キャスト
スペンサー・トレイシー→ジム・カーテイン弁護士
ダイアナ・リン→娘のジニー
リチャード・アンダーソン→ジニーのボーイフレンド ジェフ

ジェームズ・アーネス→容疑者のジョニー・F・オハラ
パット・オブライエン→リックス刑事
ジョン・ホディアク→バーラ検事
ヘンリー・オニール→キーティング判事
ジェイ・C・フリッペン→目撃の船員 スベン・ノーソン。

エドュアルド・シャネリ→魚市場の顔役 ナックルズ・ランゼッタ
イヴェット・デュゲイ→若いランゼッタ夫人
トニー・バー→子分のリトル・ウィルフィー

ウィリアム・キャンベル→チンピラのフランク・コルバック
チャールズ・ブロンソン→アンジェロ・コルバック (uncredited)

アーサー・シールズ→父親のオハラ氏
ルイーズ・ロリマー→母親のオハラ夫人

アン・ドラン→張り込みのベティ・クラーク刑事
エミール・メイヤー→トム・マルバニー刑事
レジス・トゥーミイ→ワイヤー担当のフレッド・コルトン
ポール・ブライアー →見張りのハウイー刑事

キャサリン・ウォーレン→殺されたビル・シェフィールドの夫人
アーネスト・モリナリ→ウナギのオッサン エディ
ネッド・グラス→Preliminary Hearing Judge (uncredited)

ジョン・スタージェス監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のドラマになってます。撮影はフィルム・ノワールです。
1940年代のフィルム・ノワールですが当時はしてはB級で現在のホラー映画みたいな扱いだったと思える。
この作品はMGMでスペンサー・トレーシー主演なのでB級ではないけど。

スペンサー・トレーシーは現在ならロバート・デ・ニーロぐらいになります。
そんな感じの大スターで名優です。

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

ブロードウェイのタイトル
著作権のアラート

タイトル
Metro-Goldwyn-Mayer (MGM)

Spencer Tracy
in the
The People Against O'Hara

co-starring
Pat O'Brien
Diana Lynn
John Hodiak

with-starring
他のキャスト
それからスタッフの紹介

夜の街にて。
クルマが走りどこかで止まる。

これとは別に水兵が女の子2人を連れて近くのバーに入る。
バーにはオッサンの船員がいますが水兵が騒がしいので外に出る。

船員のオッサンが一服してるといきなり銃声が聞こえます。
誰か撃たれて悲鳴が上がりクルマは逃げる。大騒ぎになります。
殺されたのはビル・シェフィールド。

時間が経過して逃走車を手配して押収してます。
クルマには指紋が残ってます。フランク・コルバックを連行しろとなります。
クルマの登録名はジョニー・F・オハラ。

オハラの自宅アパートにて。
リックス刑事と警官が来ます。家宅捜索です。ジョニー・オハラはいない。

港にて。
当のジョニーは女の子と会ってます。
ジョニーはもう会わない方がいいと言う。女の子はそうでもない。
女の子の旦那がヤクザらしい。

次の日にて。昼です。
街を歩いてるジョニー。自分のオフィスに入ろうとする。
警察が追ってきます。いきなり撃ってる。
走って逃げるが結局は捕まるジョニー。

スペンサー・トレイシー弁護士の自宅にて。
電話です。娘のジニーが出ている。
ジョニー・オハラからの電話です。父は民事なのでと断ってるジニー。
父親の弁護士はジョニーがどうした?と聞く。
それからジェフの話しが出ます。ジニーのボーイフレンドらしい。

弁護士のオフィスにて。
誰か待ってるてと聞いて会います。これがジョニーの両親でした。
息子ジョニーの弁護をお願いに来てます。しかしカネはない。
担当はリックス刑事。弁護士とは知り合い。

両親の話しです。
ビル・シェフィールドに雇われていたジョニー。魚市場で働いていた。
カネはないと話す両親。

殺人課に電話する弁護士。
ジム・カーテイン弁護士とようやく名前がわかった。キャピーと話しをする。
ジョニーはハンドガンを持っていた。これはまずい。
殺されたのがビル・シェフィールド。ジョニーの雇い主。
担当の検事はルイス・パーラ。腕利き。

警察にて。
バーラ検事に尋問されているジョニー。
徹夜でウナギの世話をしていたとアリバイを主張するジョニー。
ハンドガンは38口径のオートマチック。日本製なのか?
トランクがジョニーのクルマにあった。
ナックルズ・ランゼッタの名前も出てきます。魚市場の顔役。
ジョニーはランゼッタの名前を出して給料の交渉していた。

フランク・コルバックが連れて来られる。
これがいかにもなチンピラ風。ジョニーとはいい関係ではない。

2人組がビル・シェフィールドに発砲。トランクを奪いジョニーのクルマで逃げた。
フランクの指紋がクルマから検出された。
これが筋書きになってます。当然否定するジョニー。

魚市場の警備員カルメン・ファスーロというオッサンが証言してジョニーのアリバイが怪しくなる。

そんなこんなでジョニーは勾留される。
バーラ検事とリックス刑事。これは簡単な事件だとしてます。
しかしジョニーの弁護についたカーテイン弁護士だ聞くと微妙な感じになる。

カーテイン弁護士がやって来て古い友人のトビーと挨拶をしてます。
バーラ検事のことを聞くカーテイン弁護士。

バーラ検事とコンタクトるすカーテイン弁護士。
今日の午後には罪状認否になるとのこと。

裁判所にて。
カーテイン弁護士は結構有名人。マスコミから取材を受ける。

裁判になります。
無罪だと主張するカーテイン弁護士。
嘘つき強盗犯フランク・コルバックと言って挑発する。
そんなこんなで1ヶ月の勾留になってます。

ジョニーと面会するカーテイン弁護士。
アリバイが怪しいことをまずは突っ込む。
誰と会った?と聞かれるジョニーですが誰とも会わないとまだ言ってます。
恋人は?と聞かれていないと答えるジョニー。まだ言わない。
とりあえず帰るカーテイン弁護士。

ジェフの自宅アパートにて。
電話でこれからボストンに出張だと言ってるジェフ。
そんなとこにジニーが来ます。キスしてます。
新聞で有名弁護士が殺人事件の担当にの見出しを見るジニー。
そんなわけで結婚は先延ばしにするジニー。口論になってます。

カーテイン弁護士の自宅にて。
ジニーが帰宅してたので胸ポケットと花を捨てるカーテイン弁護士。
しょうがないので引き受けたとジニーに言い訳しています。
私には人脈があるとまだ強気のカーテイン弁護士。

魚市場にて。ウナギ養殖所です。
オッサンから話しを聞いてるカーテイン弁護士。ウナギの話しにうんざりしてる。
肝心のウナギに酸素を送る機械の話しになります。機械が故障したら手回しで送るしかない。
ジョニーのアリバイは徹夜で手回しをやっていたでした。
オッサンの名前はエディとわかる。
で、ジョニーが徹夜した次の日はウナギが全滅していた。そうなるとジョニーはここにはいなかったわけです。

港にて。
殺されたビル・シェフィールドのボートを探してるカーテイン弁護士。もうボートは押収されたとか。
ヤクザのリトル・ウィルフィーがコンタクトしてきます。ナックルズが会いたい・・

ランゼッタ水産にて。
ここだナックルズの会社です。ナックルズ社長に会うカーテイン弁護士。
ナックルズとは知り合いのカーテイン弁護士。人脈があるのは本当らしい。
ジョニー・オハラの件で呼んだらしい。協力するつもりらしいナックルズ。
しかしそのうちに警察に何時間も尋問されたオレを誰だと思ってると馬脚を現す。
カーテイン弁護士から何かわかると踏んでたようです。
コルバックが金の話しをしていた。ナックルズは知りません。
コルバックはロクデナシの6人兄弟だとこき下ろすナックルズ。

送るとクルマに案内するナックルズ。オッサンに水をかけられて激怒してます。
クルマの運転をしてるのはあの女の子でした。随分と若い夫人です。
そんなわけでナックルズのクルマは行ってしまう。カーテイン弁護士は置き去り。

ジョニーに面会するカーテイン弁護士。
ウナギは死んでいた。つまりジョニーはいなかった。何をしていた?となります。
まだ散歩をしてたいと言い張るジョニー。
嘘をついたら見捨てるぞとカーテイン弁護士。
次はコルバックと知り合った話しになってます。

シーン転換でコルバック家の自宅アパートにて。
フランクを除く5人が食事中です。母親もいます。
そんなとこにカーテイン弁護士がやって来ます。
非協力的な5人。母親は英語がわからん。
そんなわけで得ることはなくここを去るカーテイン弁護士。
ここにチャールズ・ブロンソンが出ていたらしい。わからんかった。

バーにて。
ジョニーの昔のガールフレンドから話しを聞くカーテイン弁護士。
バーテンをやってるガールフレンド。何も知らないみたい。

道端にて。
ジョニーの知り合い達から話しを聞くカーテイン弁護士。
全く得ることはない。

カーテイン弁護士の自宅にて。
もう深夜0時近くらしい。帰宅するカーテイン弁護士。
ジェフとジニーがいました。速攻で帰るジェフ。ジニーにあまり上手く行ってないけど検察側も同じだろうと言うカーテイン弁護士。
キーティング判事と会う予定のカーテイン弁護士。

多分キーティング判事の自宅にて。
カーテイン弁護士とキーティング判事。
オハラ家にはカネがない話しから補助金で弁護士を3人にすると持ちかけるキーティング判事。
しかし自分1人でやると主張するカーテイン弁護士。

法廷にて。大陪審。
バーラ検事の前にカーテイン弁護士が話そうとする。
そんな感じで普通の法廷シーンが続きます。

殺されたビル・シェフィールドについて証言するシェフィールド夫人。
顔を見ていない。声もよく聞いていない。何だか怪しくなってます。

休廷中です。
バーラ検事に会いたい人がいる。それはあの目撃者のオッサンです。
ジェイ・C・フリッペン扮する船員のスベン・ノーソン。これは怪しい。
待機期間中は1日10ドルと報酬目当てのようです。それでも検察側の切り札の証人です。

フランク・コルバックと打ち合わせになるバーラ検事。
嘘をつくなと念押しする。
それからブカブカのスーツを何とかしろとなってます。検察側でスーツを用意するようです。何しろ素人の陪審人達が相手なので見た目が結構重要なんです。

法廷にて。
予習した通りにバーラ検事の質問に答えるフランク・コルバック。
あることないこと全部ジョニーがやったと証言してます。

カーテイン弁護士の自宅にて。
ジニーと証言内容を検討してるカーテイン弁護士。

法廷にて。
フランク・コルバックを反対尋問するカーテイン弁護士。見せ場です。
クラーク、フリードマンとフランクが騙った偽名の話しから入る。
フランクのことを常習犯だと挑発し余計なことを言わそうする。

カーテイン弁護士の自宅にて。
1人で証言を検討してるカーテイン弁護士。あまり上手くいかない。
心配そうに見ているジニー。

法廷にて。
フランクに反対尋問するカーテイン弁護士。
しかし肝心なとことで絶句してしまう。

カフェにて。
カーテイン弁護士と昔からの友人。
上手くいかないと愚痴が出ているカーテイン弁護士。
物忘れをするとか。それで絶句していたわけです。

カーテイン弁護士の自宅にて。
どうにも上手くいかないの酒に手が出るカーテイン弁護士。
判事から弁護人に担当したのは間違いとか言われたらしい。これも酒が飲みたくなるエクスキューズになってるようです。
ジニーが見つかって口論になってジニーを叩いてしまいます。

法廷にて。
またフランクに反対尋問するカーテイン弁護士。
やっぱり攻め手はないし絶句もやらかすカーテイン弁護士。
証人のフランクは余裕です。バーラ検事も余裕。
休廷になります。

ジョニーの母親がもっとちゃんとやって下さいとカーテイン弁護士を責める。
旦那は母親を止めてる。
ようやく引き取ってもらったら入れ替わりにリックス刑事が来ます。

カフェにて。
カーテイン弁護士とリックス刑事。
リックス刑事はバーラ検事には切り札的証人がいると話す。いいのか?
これで負けが確定します。それでどうする。

1人になったカーテイン弁護士はバーテンにビールをくれと言う。
一応止めてるバーテンですがビールを出す。
そんなとこに当の証人であるノーソンがコンタクトしてきます。
おごりましょうか、私は目撃者ですとストレートに入る。
で、1日10ドルでは割が合わないと主張するノーソン。
そっちの証言をするからと堂々と謝礼を目的にしています。
最初は断ってるカーテイン弁護士。
しかしビールからウィスキーが入るとそうではなくなる。

そんなわけでノーソンに交渉するカーテイン弁護士。
顔は見えていない云々・・・
ハウマッチになってます。500ドルと吹っかけるノーソン。
小切手を渡してるカーテイン弁護士。それでいいのか。

カーテイン弁護士の自宅にて。
酔っぱらって帰宅するカーテイン弁護士。当然ジニーに見られています。
ジニーが来て話しになりますがよくわからん。

法廷にて。
証言するノーソン。質問するバーラ検事。
ノーソンは普通に検事の都合がいい証言をする。全然ダメです。
バーラ検事はカーテイン弁護士が渡した小切手を持ってます。買収は失敗したようです。それでも内密にはしてくれてる。
これまでとなるカーテイン弁護士。

次の日の新聞の見出しでジョニー・オハラ有罪と大きく出ています。
新聞の見出しで描写するのが視覚的でいい。説明セリフにしないのがいいんです。

バーラ検事のオフィスにて。
カーテイン弁護士は小切手の件でバーラ検事に怒られてます。そんな感じ。
面目丸つぶれのカーテイン弁護士。
そんなとこに電話です。古い友人トビーが死んだと聞くカーテイン弁護士。

トビーの葬式にて。教会です。
スピーチをするカーテイン弁護士。
トビーは弁護士でカーテイン弁護士の知り合いだったようです。

葬式が終わって帰るカーテイン弁護士。
ジニーからいいスピーチだったと言われてます。
リックス刑事から刑務所の看守ティムからジョニーの妹が面会に来たと聞いた・・・
ジョニーに妹とはいない。そうなると・・・

オハラ家の自宅アパートにて。
カーテイン弁護士が来ます。母親は今更何で来ると歓迎しない。

ジョニーの部屋を調べさせてもらうカーテイン弁護士。
机の引き出しにはイタリア語の辞書がある。私書箱を借りた書類がある。
これは何のために?となります。
そういえばジョニーはいまだにガールフレンドのことを言ってない。

郵便局にて。
ジョニーの借りた私書箱を見たいと交渉するカーテイン弁護士。
しかし弁護士ならわかるでしょうとダメ出しされる。

そんなわけでジョニーの私書箱を覗くカーテイン弁護士。
私書箱のフタは透明なので中味が見える。しかしジョニー宛てしか見えない。肝心の差出人名がわからん。

魚市場にて。
夫人が運転するナックルズのクルマが来ます。ナックルズはオフィスに行く。
で、クルマに突撃してハイジャックするカーテイン弁護士。そのままクルマを出す。

このへんのロケが素晴らしい。橋をきれいに撮れています。
クルマを止めて夫人を尋問するカーテイン弁護士。
何でジョニーを見殺しにしたと責めてる。

バーラ検事の事務所にて。
カーテイン弁護士は夫人に証言をさせています。
ジョニーも呼ばれていました。
しかしジョニーはあくまでも知らないと言い張る。感動のご対面とはならない。
夫人とは戦時イタリアで知り合って以来会っていないと強弁する。
ジョニーはいなくなる。

リックス刑事と夫人から話しを聞くカーテイン弁護士。
子分のリトル・ウィルフィーから何かの話しを聞いて激怒していたナックルズ。
オレの前から消えたブツとは?。
新聞の写真を見て興奮してたナックルズ。何か他の物を見たはず。

新聞のスクラップを夫人に見せて写真を選ばせます。
これですと検事と一緒に映っていたのは例のトランクでした。

熟睡チャーリーの話しが出てきます。麻薬ディーラーらしい。
そうなるとトランクには?

麻薬取締班のオフィスにて。
トランクを詳しく調べています。その結果は?
結果はトランク全体に麻薬が含まれていたとわかります。
時価20万ドルの麻薬でした。金塊とは当たらずとも遠からずとなります。

それでどうすると打ち合わせになります。
バーラ検事。リックス刑事。カーテイン弁護士。
肝心のトランクはFBI行きになるが似たトランクを用意させる。

カーテイン弁護士の自宅にて。
勝ち目が出てきたので勢いがあるカーテイン弁護士が出かけます。
クリスマスの季節のようで飾り付けをしてるジニー。

映画館にて。
カーテイン弁護士はここで待ってるようです。
オッサンが来てナックルズが会うと伝える。
カーテイン弁護士はここから出る。オッサンは映画を見る。

イタリア系の店にて。
ご機嫌に歌ってるナックルズ。子分のリトル・ウィルフィーもいる。
そんなとこにカーテイン弁護士が来て20万ドルのトランクの話しをします。
トランクはビル・シェフィールドの夫人に返却する・・・
しかしナックルズに手の内は見透かされている。それでどうなる。
トイレに行こうと言うナックルズ。

トイレにて。
カーテイン弁護士とナックルズ。
そんなこんなトランクの件は伝えると承知するナックルズ。
そうなるとトランクに釣られて真犯人で出てくるわけです。

殺されたビル・シェフィールドの自宅アパート付近にて。
ハウイー刑事が見張りをしてます。トム刑事に連絡してます。
花屋の配送車が何回も来ている・・・

指令車にて。
トム刑事が受ける。バーラ検事、カーテイン弁護士もいる。
カーテイン弁護士はワイヤーというには大き過ぎる無線マイクを装着されています。
これでニセトランクを持って出てきた真犯人と交渉するらしい。
で、無線マイクで録音して証拠にするようです。大丈夫なのか?。

ビル・シェフィールドの自宅アパート前にて。
聞こえたら電話を慣らせと話すカーテイン弁護士。電話は鳴ります。

いよいよアパートに入るカーテイン弁護士。
無線マイクに話しても今度は電話が鳴らない。しかたないのでここの電話機から連絡します。

指令車にて。
カーテイン弁護士からの電話が来て屋内ではつながりにくいとは話す技術者。
外にでないと無線がつながらないとなってます。

バーラ検事はカーテイン弁護士のことをリスペクトしてるらしい。
そんなわけで中止にした方がとなるがカーテイン弁護士はやる気満々。

ビル・シェフィールドの自宅アパートにて。
また電話してるカーテイン弁護士。今度は自宅に電話してます。
ジニーと話してます。これは死亡フラグなのでは?となりまます。
ジェフとも話してます。ジニーと結婚するんだろ、頼むとも言ってます。この死亡フラグは決定的。

付近にはクルマが止まっていて男女がいます。
これは張り込んでる刑事コンビでした。

ハウイー刑事からの連絡です。
花屋の配送車が止まり男が降りた。怪しいと伝えるハウイー。

指令車にて。
連絡が大変になっています。

ビル・シェフィールドの自宅アパートにて。
いよいよ男が入ってカーテイン弁護士と対峙する。

指令車にて。
上手いこと無線マイクからの実況が聞こえてます。録音に入る。
声しか聞こえないので誰だかわからん。そのうちに電波状態が悪くなり聞こえなくなる。
また聞こえるようになって徒歩で波止場に向かうとわかる。
速攻で向かいます。バーラ検事は救急車の手配をしてる。

このへんの夜の街の撮影が典型的なフィルム・ノワール・ルックで素晴らしい。

ランバート通りの高架下。ここが現場になる。
刑事が1人向かいます。

無線マイクで聞こえるオレがビルを殺したと言ってる男。誰なんだ?
これだけ話したらカーテイン弁護士は殺されると話す指令車に来た女刑事。
女刑事は私なら油断すると志願して向かいます。

現場にて。
女刑事の前方に2人が歩いてきます。カーテイン弁護士と真犯人。
無線マイクでは真犯人は6兄弟の長男だとわかる。

クルマが待っています。
カーテイン弁護士にここに入れと命じる長男。

そんなとこで撃ち合いになります。
6兄弟の長男は撃たれる。
カーテイン弁護士も撃たれてしまう。
逃げたクルマはマシンガンで蜂の巣にされる。運転していた男はこれで退場となる。おそらくフランクでしょう。

医者がカーテイン弁護士をみる。
バーラ検事がカーテイン弁護士に話そうとしたが、カーテイン弁護士はバーラ検事にユーモアが効いたことを言って死に至ります。
それで小切手を破り捨てるバーラ検事。
エンドとなります。


ラストで邦題『暗闇に響く銃声』(1951年)の意味がわかりました。
そんなわけで普通のフィル・ノワールのよい作品でした。


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