『花婿が来た』(1951年)
この作品は、フランク・キャプラ監督、ビング・クロスビー、ジェーン・ワイマン主演のドタバタ・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1951年 Paramount Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆114分
原題◆Here Comes the Groom
プロット◆結婚を巡って色々とある話しのようです。
音楽監督◆ジョセフ・J・リリー
作詞◆ジョニー・マーサー
作曲◆ホーギー・カーマイケル
キャスト
ビング・クロスビー→新聞記者のピート
ジェーン・ワイマン→婚約者だったエマデル
フランチョット・トーン→不動産屋の若旦那ウィルビー・スタンリー
アレクシス・スミス→ウィルビーの従姉妹ウィニフレッド
ロバート・キース→新聞社のジョージ・デグナン
ジェームズ・バートン→エマデルの父親
コニー・ギルクリスト→エマデルの母親
ジャッキー・ゲンセル→子役のボビー
ビバリー・ウァシュバーン→子役のスージー
アナ・マリア・オルバーゲッティ→盲目のテレサ
ルイ・アームストロング→旅客機内のラッパ吹き
フランク・キャプラ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のドラマになってます。
フランク・キャプラ監督は第2次世界大戦の戦前と戦後では随分と違う感じになったはず。作風というか映画に対するボルテージとかが戦争を体験して変わったと言われてます。
ジェーン・ワイマンは『舞台恐怖症』(1950年)に出ていた?→出ています。
主人公ピートが手を顔の前にかざすポーズとどこかで見たような気がする。
それはWWEのジョン・シナがやっているんです。昔からあるポーズらしい。
株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
ブロードウェイのタイトル
Paramount Pictures
タイトル
Bing Crosby
Jane Wyman
Alexis Smith
Franchot Tone
James Barton
in
Frank Capra's
Here Comes the Groom
他のキャスト
introducing
Anna Maria Alberghetti
スタッフの紹介
電話交換手のシーンが入ります。
ジョージからピートにつなげとなる。
児童センターのピーター・ガーヴィー様・・・
ボストンのジョージ・デグナン様から・・・
ボストンの新聞社にて。
ジョージ・デグナンがピートに電話する。
秘書のおばさんはエスター。
パリの児童センターにて。
ピートはここにいます。当然戦災孤児の子供が大勢いる。
郵便配達のピエールがピートに封書を配達する。
子役のロベール=ボビーとスージーが登場。
ピートは新聞記者でジョージから極東に行けと言われてる。
ボビーに養子縁組みの話しが来る。
相手はボストンの管弦楽団のオーナーのオッサンとオバサン。ゴッドブレー夫妻。
しかしボビーは逃げてししまう。
ピートはボビーではなくテレサにしてくれと推薦する。
テレサは歌を歌います。延々と続きます。
これが見事な歌でオッサンとオバサンも感心してる。
歌が十分に入る演出なのでランニングタイムも114分と長くなってるようです。
主演もビング・クロスビーだし。
テレサの歌に感心してる夫妻。
しかしテレサは盲目でした。オッサンはやめようとするがオバサンがテレサを抱きしめて引き取ることになりました。
それでは契約して下さいとなってます。契約するのか。
子供を集めて歌になるピート。
ところでビング・クロスビーは1人で主役はやらないはずだったのでは?
フランク・キャプラ監督なので1人でも出てるのか?
ボビーとスージーにお別れのあいさつするピート。
1人になったとこでピートに手紙が届きます。封筒に入った録音盤です。
再生すると録音盤の上に差出人のエマデルが登場する演出になってます。
エマデルは3年を放ったらかしにされたので別の男と結婚すると言ってます。
ピートはエマデルにタイプライターで手紙を打つ。
帰国する。プレゼントにご期待あれ・・
アメリカの空港にて。旅客機はTWA
着陸する旅客機。出迎えのジョージとエマデル。
しかし肝心のピートは乗っていなかった。
溶暗になります。
パリの児童センターにて。
ボビーの具合が悪い。急性うつ病。ピートはアメリカに行ったと思ってるボビー。
そんなとこにピートが戻る。そうなるとボビーは元気になる。
ピートはボビーの出生届を探し回っていた。
アメリカにボビーとスージーを連れて行くような感じになってます。
ボストンでMLBレッドソックスを見ると喜んでるボビー。
しかし当時のテッド・ウィリアムズは朝鮮戦争に出征してて不在なはず。
別に行かなくてもいいのにボストンのマスコミが徴兵回避とか煽ったので行ったらしい。これで打者としての絶頂期3年をムダにした。
女の子の連れて行くのは色々と面倒らしい。
そうなるとスージーの出生届も必要になる。
まだまだアメリカ行きは延期になる。1ヶ月は伸びるようです。
飛んでる旅客機にて。
ピートとボビーにスージーが乗ってます。
それから成り行きで歌になってます。ビング・クロスビーなのでそうなる。
ルイ・アームストロングが登場してます。何だか白人の太鼓持ちみたいな感じで本人も嫌そう。ここは笑顔でごまかしてます。
アメリカの空港にて。
入国手続きでもめてます。
ピートが結婚しないと1週間でボビーとスージーは送り返される。
タクシーでエマデルの実家に行きます。
エマデルの実家にて。
大勢の来客が帰るとこでした。
ようやく再会するピートとエマデル。
子供のボビーとスージーとは印象がいいエマデル。
花婿が来たと言うピートですが微妙な雰囲気になる。
ピートが新聞を読む。自分とこの新聞です。
シンデレラ・ジョーンズ。→エマデル・ジョーンズのことです。
船乗りの娘が4000万ドルの資産家と結婚。ボストンの旧家の御曹司が秘書と結婚
そんなとこにエマデルの父親が酔っぱらって帰宅します。
父親から話しを聞くピート。
ウィルビー・スタンリー。これが御曹司の名前。
エマデルの母親が登場。
ピートをじゃまにして父親には説教する母親。
新聞がうるさいので父親は資産家の屋敷に引っ越すらしい。
結婚まで1週間とわかります。1週間でどうする?という設定になってます。
ピートは1週間でエマデルを心変わりさせられるか?となる。
出かけるエマデルのクルマに乗せてくれと頼むピート。
母親は大丈夫なのか?と心配してる。
クルマにて。
ピートとエマデル。
あまりよろしくない雰囲気になってます。
オフィスにて。
エレベーターで上がってここに入るピートとエマデル。
ここは勤め先で不動産屋なのでピートと子供2人向けの物件を探しに来たわけです。
壁にはスタンリー家の屋敷の絵があります。門の側には門番小屋がある。
エマデルの気を引こうと軽く歌うピート。
それから口説いています。
物件の方は見つかったようです。
それからまた歌とダンスが入ってオフィスからビルの玄関に出ています。
エマデルはクルマに乗って去ります。
それでピートはどうする?
まずは公衆電話でジョージに電話する。
土曜日にエマデルと結婚すると宣言してる。そりゃ無理だろ。
ジョージとカメラマンを呼び出します。
物件にて。
ジョージとカメラマンのクルマが到着する。
ここは大勢のやじ馬で一杯になってます。
ピートと子供2人。それにオッサン。もめてます。
どうやらダブルブッキングで互いにここはオレの家だともめてるようです。
そんなとこにリムジンがやって来ます。
出てきたのはウィルビー・スタンリーです。資産家の不動産屋です。
モーニング・エキスプレス紙のジョージ・デグナーですと自己紹介してる。
ダブルブッキングなのかとその処理をするウィルビー。
リムジンにて。
ウィルビーとピート。それに子供2人。
君がパリにいた記者かと気がつくウィルビー。
とりあえずピートは門番小屋に住ましてくれとお願いする。承知するウィルビー。
そんなこんなでエマデルを射止めるのに1週間で勝負しろとなってます。何でそうなる。
この勝負はエマデルには内緒とのこと。
溶暗になります。
スタンリー家のお屋敷にて。
ドレスの試着をしてるエマデル。
エマデルの両親夫婦をここに住んでます。ベッドで朝食となる。
父親はこの生活には不満そう。母親は満足してる。
エマデルはスタンリー家の親戚一同に紹介される。
大勢の名前が出てくるが特に意味はない。
従姉妹のウィニフレッド。若い女性です。これは重要なキャラ。
ピートの歌を聞きつけてエマデルの父親が門番小屋へ行ってしまい。
止めてる母親が大声を出したりして大騒ぎになってます。
門番小屋にて。
ピートと再会してる父親。ジョージもいたります。
そんなとこにドレスのエマデルも来ます。オッサン2人は隠れてる。
ピートとエマデルは口論になります。
ウィニフレッドの名前を出してるピート。
ドレス姿で転んで起きれないエマデルの小ネタもあります。
庭にて。
ボビーに言われてホースから水を出そうするスージー。
ひねったバルブはホースではなく庭用スプリンクラーでした。
そんなわけでずぶ濡れになっているウィニフレッド。
ピートとエマデル。
ウィニフレッドとウィルビーは何だか怪しいと言ってるピート。
もちろんエマデルは信じない。
そんなとこにずぶ濡れのウィニフレッドが入ってきます。
ピートはウィニフレッドを説得しようとする。
ウィルビーに気を引くようにもっときれいになりなさいから始まってます。
そんなわけでウィニフレッドもピートの指導を受けることにする。
屋敷にて。
キュージックさんという名前が出ています。誰なんだ?メガネのオッサンです。
ウィルビーが玄関外でコンタクトしてます。
ピートが土曜日までに結婚しないと子供2人はフランスに送り返されることになる。その知らせを持ってきたようです。
私が代わりに引き取ろうと言ってるウィルビー。
番人小屋にて。
ピートとウィニフレッド。ジョージもいます。
子供が産める話しになってます。親戚一同からそう思われていないウィニフレッド。
まずは笑い方の練習から入る。次は歩き方になってます。
それからレスリングの特訓になってます。ホントにやってる。
そんなとこにウィルビーが来てビックリとなってます。
メガネのキュージックさんがピートに事情を話す。子供2人の話しになる。
食事になってまた軽く歌が入ります。
溶暗になります。
お屋敷にて。
エマデルとウィニフレッド。2人ともドレス姿。
随分と変わったウィニフレッド。面食らうエマデル。そんな感じ。
これから結婚式のリハーサルです。
庭にて。結婚式のリハーサル。
ピートとエマデル。
ウィニフレッドはウィルビーと十親等以上離れているので結婚出来ると言うピート。
成り行きでエマデルの代わりにウィニフレッドが花嫁役となります。
そんなこんなでキスまでやってるウィニフレッド。
そうなると収まらないエマデルはウィニフレッドとレスリングの乱闘になる。
ウィニフレッドからギブアップを奪うエマデル。とにかくそうなってます。
婚約解消を訴えるエマデル。しかしウィルビーは冷静。
汚い作戦だとピートを非難して結婚式はやるつもり。
番人小屋にて。
ピート、ジョージ、父親の3人はカードをしながら対策を練る。
あまりいい考えはないようです。
そんなとこにウィルビーが来ます。
子供2人はウィルビーからカウボーイの服装一式を貰ってはしゃいでます。
子供を引き取る話しをするウィルビー。
子供2人を寝かすとこで軽くピートの歌が入ります。
結婚式当日にて。
お屋敷の庭でTVカメラも入ってます。
ピートに何かあったのかと心配して父親に聞いてるエマデル。
そのピートはクルマで連れてこられる。子供2人もいる。
FBIに捕まったらしいピート。FBIのバーチャード。
子供2人もピートと別れたくないと訴える。
そんな感じで大騒ぎになってます。
物分かりがよ過ぎるウィルビーは子供のためにピートとエマデルの結婚式にする。
ピートとFBIは手錠でつながってるので一緒に結婚式になってます。
何だかいい雰囲気になってるウィルビーとウィニフレッド。
移動中のクルマにて。
ピートとエマデル。ボビーとスージー。それにエマデルの両親。
これでよかったとなってます。
Paramount Pictures
エンドとなります。
そんなわけで少し予定調和がアレなまあまあな作品でした。
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