『黄金の眼』(1967年)
この作品は、マリオ・バーヴァ監督、ジョン・フィリップ・ロー、マリーザ・メル、ミシェル・ピッコリ主演の怪盗サスペンスアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1967年 Dino de Laurentiis Cinematografica/Marianne Productions イタリア=フランス作品
ランニング・タイム◆99分
原題◆Diabolik
プロット◆怪盗ディアボリックが色々と活躍する話しのようです。
音楽◆エンニオ・モリコーネ
キャスト
ジョン・フィリップ・ロー→怪盗ディアボリック
マリーザ・メル→ディアボリックの恋人兼相棒エバ
ミシェル・ピッコリ→銭形警部なジンコ警部
アドルフォ・チェリ→犯罪組織の親玉ヴァルモント
テリー=トーマス→財務大臣
ジュリオ・ドニーニ→ヴェルニエ医師
クラウディオ・ゴラ→ジンコ警部の上司
マリオ・ドーネン→ジンコ警部の部下ダネク
マリオ・バーヴァ監督の演出はよいと思います。
全体的にセンスよくまとまっています。
この作品はガキの頃にTV放映を途中からラストまで見た覚えがあります。
トラックの色を上下ツートンを変えていたのか印象的でした。→と思ったらこの作品ではなかった。それならどの作品なんだ?となるがわからん。こまったものです。
ミシェル・ピッコリが銭形警部みたいな役で出ていたとは知らなかった。
スカパー! CS227 ザ・シネマにて。
画質はまあまあ。SD画質なのでそれなり。500円DVD並み。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声は AAC 2.0ch
音声は普通にモノラルだと思う。
番組一覧
Paramount Pictures (1968) (USA) (theatrical) (dubbed)
そうなるとこれはアメリカ版のソフトが元ソースなのか?
プロローグ
バイク軍団が走ってます。非常に厳しい警戒態勢らしい。
→ Harley-Davidson WLA
現金輸送車には1000万ドルの白紙の札束が積み込まれています。
この大げさな方は囮です。
ミシェル・ピッコリ扮するジンコ警部が登場。銭形警部なキャラです。
そんな感じで囮の現金輸送車隊が出発します。
銀行役員とジンコ警部が打ち合わせです。
怪盗ディアボリックの話題になります。
本物の1000万ドルの札束はロールスロイスのリムジンに積まれる。
人相の悪そうな面々が紹介されれます。警察が運転手や政府高官に変装した姿です。
そんなわけで本物の現金輸送車隊がクルマ3台で出発します。
前後にシトロエンDS2台。真ん中にロールスロイス・リムジン。
→ 1954 Rolls-Royce Silver Wraith Touring Saloon Park Ward
→ 1962 Citroën DS 19 Prestige
このへんでわかりますが映像のセンスがいい。さすがマリオ・バーヴァ監督だと感心します。
本物の現金輸送車隊を黒いジャガーEタイプが尾行してきます。
→ 1961 Jaguar E-Type Fixed Head Coupé Series I
警察側ですがヘリコプターのパトロールもついてます。
港にて。巨大クレーンがあります。
ディアボリックは煙幕を張る。混乱状態のジンコ警部一行。クルマが消えた。
いつのまにかロールスロイスは巨大クレーンで吊られてしまう。
Danger: Diabolik
John Phillip Law
Marisa Mell
Michel Piccoli
Adolfo Celi
Claudio Gora
その他のキャストの紹介
and Terry-Thomas
スタックの紹介
Dino de Laurentiis Cinematografica s.p.a. Roma
Marianne Productions s.a. Paris
何故か音楽が巨匠エンニオ・モリコーネ
何故か監督がマリオ・バーヴァ。B級SFとホラー専門なのにそうなってる。
それはプロデューサーがディノ・デ・ラウレンティスだからです。
モーターボートに札束を投げ込んでいるディアボリック。
黒い覆面に黒いジャンプスーツのディアボリック。
モーターボートで移動中。
いきなりシーンは変わって黒いジャガーEタイプで逃走中のディアボリック。
ヘリコプターに追跡されています。いきなりマシンガンで撃つ。
マシンガンはちゃんとイタリアのベレッタ。
ヘリコプターは2機のようで無線連絡してます。
このへんのカーアクションは早回しにしています。まあいいけど。
脇道からトンネルに入るジャガーEタイプ。
トンネル内には白いジャガーEタイプが待機してます。
→ 1961 Jaguar E-Type Fixed Head Coupé Series I
ガールフレンドのエバが登場。
黒いジャガーEタイプはトンネルから出たとこで崖下に転落します。
ここはミニチュアではなく本物のクルマを落としてます。カネがかかってる。
白いジャガーEタイプで引き上げるディアボリックとエバ。
クルマ内で長々とキスをしてます。
秘密の地下アジトに入る白いジャガーEタイプ。
いかにも1960年代といった感じです。
洞窟を進むジャガーEタイプ。また秘密の出入り口を通過する。
今度はモダンな感じのアジトです。
止まったとこでターンテーブルを回ってるジャガーEタイプ。
『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)みたいです。1960年代仕様。
ここでも延々とキスシーンになってます。
ようやくターンテーブルが止まって秘密のドアを通過する。
今度は他のクルマがたくさんあります。秘密基地です。
回転ベッドもあります。
ディアボリックはリモコンで金庫前のドアを開ける。
ダイヤルを回して金庫を開けてます。この扉が丸くてスリット状の穴が開くタイプ。
ここは見覚えがあります。
札束を入れようとするが気が変わってやめるディアボリック。
シャワーシーンになります。
ボカシではなく実物の丸い板で隠してます。発想の転換です。
警察にて。
大臣に説教されてる上司とジンコ警部。
ジンコ警部はディアボリックは1000万ドルを大臣とは違う使い方をするだろうと推測しています。
アジトにて。
ディアボリックとエバ。
回転ベッドに1000万ドルの札束をばらまいてセックスしています。
これがディアボリックの違う使い方のようです。
ここも見覚えがあります。
エンニオ・モリコーネの音楽の方はマカロニ・ウエスタンとは全然違ってます。
そりゃそうです。1960年代風のサイケな感じになってます。
大臣の記者会見にて。
ここに変装したディアボリックとエバがいたりします。
大臣は一時的だが死刑制度を復活させると始めてます。
解毒剤を飲んでカメラのフラッシュを使って笑気ガスをばらまくディアボリック。
そんなわけで記者会見はみんなで大笑いになってます。
引き上げるディアボリックとエバ。
ジンコ警部まで笑ってます。
警察にて。
ジンコ警部と上司の長官。
辞任したいとジンコ警部。私もだよと長官。
しかし大臣は辞任したが私達はそうもいかないとなってます。
そんなこんなでジンコ警部には特別な権限が与えられディアボリック専任となる。
最後に結果を出せとプレッシャーをかけられているジンコ警部。
新聞の見出しです。
ヴァルモントの隠し武器を警察が押収。
ヴァルモント運送会社からダイヤの原石を押収。
競馬場閉鎖。ヴァルモント厩舎に強制捜査。
ヴァルモントに犯罪組織のリーダーの嫌疑。
ヴァルモント消息不明に・・・
警察が街の浄化作戦。
ジンコ警部の捜査のモンタージュです。
地図に赤いチェックが入ってます。広がってます。
ヴァルモントが経営するクラブに手入れをするらしい。
ヴァルモントのクラブにて。
ここは1960年代風の作りになってます。マリファナパーティをやってます。
そんなとこに警察の手入れが入る。
船にて。小型の豪華客船。
甲板には水着姿の女性をが大勢います。
それは組織の幹部達が集まってミーティングしているからです。
ミーティングにて。
ボスのヴァルモントが登場。見た目そのまんまのボスです。
幹部のフランクが組織を抜けると言い出すが・・・
しっかりと幹部を脅迫してるヴァルモント。
そんなとこにモーターボートが接近してきます。
手下が組織の何もかもが盗まれたと報告しに来ただけでした。
そんなわけで手下や情婦に当たり散らすヴァルモント。
無線を使うヴァルモント。
誰に連絡するのかと思ったらジンコ警部です。
取引を持ちかけるヴァルモント。
こっちに何のメリットがあるのか?といった感じのジンコ警部。
ヴァルモントは警察を首になったら俺が雇ってやるなんて言ってる。
ジンコ警部はお前が捕まったら30年だと言い返す。
そんなこんなでディアボリックを見つけるから逮捕しろと本題に入るヴァルモント。わけもなく自信満々です。
飛行中の飛行機にて。2発エンジンの小型飛行機。
ヴァルモントと幹部達がいます。
多数決をとろうと始めるヴァルモント。反対した奴はリボルバーで撃つ。
他の方法は飛行機の床下が抜けて落として始末してます。色々とバリエーションが豊富です。
そんなわけで多数決で満場一致だとご満悦のヴァルモント。
ようやくディアボリックを警察に引き渡す話しになってます。
何だか『M』(1931年)と似たような設定になってます。
やっぱりタレコミ屋を使えとなってます。同じ設定だ。
アジトにて。
ディアボリックとエバ。
いい雰囲気なとこでアラートが出ています。
モニターを見るとブレーキングニュースで英国財務大臣クラーク卿夫婦が訪問が決定。
夫人は11個のエメラルドのネックレスを所持。
晩餐会はサン・ジュスト城にて。
そんなわけで次の目標はエメラルドのネックレスとなります。
お城付近にて。
黒いジャガーEタイプで偵察のディアボリック。
立ちんぼの売春婦姿で聞き込みをしていたエバと合流する。
色々と報告するエバ。
夫人の部屋の位置とか・・・
赤毛の女と話しをしたと言ってるエバ。
ヴァルモントのアジトにて。
その赤毛の売春婦からタレコミを受けているヴァルモント。
こんな感じで足が付くようです。
手下のトニーを呼べと命じるヴァルモント。
何やら機械を持ってきます。モンタージュ作成装置です。
現在ならラップトップコンピューターで出来ます。
赤毛の売春婦の話しを聞いてモンタージュ作成となります。
ここはアニメを使ってカラフルでポップな感じになってます。センスがいい。
次はヴェルニエ医師を呼べと命じるヴァルモント。
この医師はモンタージュの女を診たことがあるらしい。この線からディアボリックを追うようです。
しかしヴェルニエ医師は女を知らないと言う。これは幹部の1人がディアボリックの名前を先に出したからです。
とりあえず引き上げてるヴェルニエ医師。
ヴァルモントはいらないことを言った幹部を叱責する。
お城にて。
晩餐会は無事に終わったようです。
ジンコ警部は当然います。これからだといった感じ。
海岸から接近してるディアボリック。
夜の海岸ですが『アメリカの夜』方式でやってます。
→『アメリカの夜』(1973年)
見張りを次々と倒してるけどすぐに大騒ぎになりそう。
エメラルドのネックレスのデザインはそのままTVシリーズ『ルパン三世』(1971年)に使われています。
ジンコ警部はネックレスの置かれた寝室を調べてます。
ネックレスはテーブルに乗せてくれと指示しています。
壁の絵には監視カメラを仕込んでます。
塔の壁を登るディアボリック。
壁を吸盤で登ってます。1回ごとにロックを外して少しずつ登ってます。
ディアボリックですが塔の壁の色と同じジャンプスーツにしています。
ジンコ警部一行の控室にて。
監視カメラのモニターをチェックしてます。
ディアボリックはようやく窓まで達してます。
窓から入るとこは省略してすぐに中にいます。かったるくなるとこは省略する。
テーブルのネックレスに注目のディアボリック。しかし監視カメラにも気がつく。
ポラロイドカメラを使うディアボリック。
ポラロイドでごまかす?この作品では出来るようです。
そんわけで監視カメラをごまかすようです。ローテクだけど効果はありそう。
監視カメラが一瞬おかしいと確認に行くともうネックレスはありません。
城の中で追っかけになってます。
塔の上に出たディアボリックは古い投石器に目をつける。
ようやくドアを破って塔の上に出たジンコ警部一行。投石器から何かが発射されます。
あれはディアボリックだと探しに行くジンコ警部一行。
実はディアボリックは投石器の下に隠れていました。
ジャガーEタイプで移動中です。
ディアボリックとエバ。しかし検問があるはず。
ジャガーを止めて何やら出してます。ロール巻きの鏡シートです。
これを道路上にセットします。ここでエバが軽いケガをする。
追ってきたパトカーは鏡を見て避けようとして崖下に転落します。
このパトカーは落ちて爆発炎上してる。
引き返すジャガーEタイプ。これで追っ手は来ないはず。
アジトに戻ってエバにヴェルニエ医師へ行って治療してこいとなります。
エバの白いジャガーEタイプはGSに寄ります。満タンにする。
ここで黄色いオープンカーの男がモンタージュを持っていてエバに注目する。
→ 1963 Triumph Spitfire 4
そんなわけで尾行するオープンカーの男。
ヴァルモントのアジトにて。
プールで寛いでるヴァルモント。そんなとこにルディから電話です。
そうなると手下の若い男はジョーとルディになります。
例の女はヴェルニエ医師のところに行った・・・
ヴェルニエの病院にて。
もうここに来ない方がいいとエバに言うヴェルニエ医師。
悪気があるわけではなくお互いのためにその方がいいとしています。
治療中のナースが捕まってます。
そんなわけでエバも捕まったようです。
ヴァルモントが直々に来てヴェルニエ医師をマシンガンで蜂の巣にして片づける。
ヴァルモントのアジトにて。
ディアボリックからの電話待ちのヴァルモント。
電話が来ました。1000万ドルにエメラルドのネックレスを要求してます。
空港で取引だとなります。
ヴァルモントは速攻でジンコ警部に連絡してる。
空港にて。
取引になってます。ヴァルモントの飛行機に乗るディアボリック。
飛行機は離陸します。
飛行中の飛行機にて。
ディアボリックは例の落とし穴の上に立ってます。そうなると・・・。
ますは落とし穴を全開にしてます。
ここからダイビングすればエバがいると言うヴァルモント。パラシュートも用意してあります。
ネックレスをヴァルモントに渡すディアボリック。
ここでいきなりヴァルモントと共にダイビングするディアボリック。
飛行機はディアボリックが仕掛けた爆弾で爆発する。
ダイビング中のディアボリックとヴァルモント。
エバは山小屋にいると吐かせるディアボリック。ジンコ警部もいる。
パラシュートを開くディアボリック。
着地するディアボリック。ヴァルモントも何とか着地してる。
ヴァルモントからネックレスを回収するディアボリック。山小屋に向かいます。
山小屋にて。
ベッドに拘束されて手下にタバコの火を異常接近されているエバ。
ここのシーンは見覚えがあった。
危ないとこでディアボリックが助けに入る。
しかしジンコ警部一行がもう接近しています。この辺のシーンも『アメリカの夜』方式でやってます。
まずはエバを逃がすディアボリック。別の小屋に避難せよ。
ジンコ警部一行に向けてマシンガンを撃ちまくるディアボリック。
ヴァルモントはリボルバーでディアボリックを撃つ。
ここで閃いたディアボリック。
エメラルドをマシンガンの実包に仕込む。
このマシンガンでヴァルモントを撃ちまくり片づける。エメラルドはヴァルモントの死体に残ってるわけです。
それから秘密の薬を飲むディアボリック。
ジンコ警部が来たらディアボリックは死体になっていました。
死体置き場にて。
ディアボリックの死体が出されます。これから検死のようです。
看護師がエバになってます。
ジンコ警部は記者会見になってます。
医者の検死待ちですと無難に答えています。
クルマで移動中のジンコ警部。
ディアボリックが死ぬなんてとなってます。変な気がする・・・
検死にて。
検死医のリクエストで看護師が注射器を渡します。死体に注射する検死医。
いよいよメスで切り裂こうとしたらディアボリックが目を開く。
驚愕する検死医。
チベットの僧侶3000年の薬だと解説するディアボリック。
仮死状態が12時間続く。解毒剤を注射しないと回復しない。
そんなわけで注射器に解毒剤を入れて渡したのでエバだったわけです。
時間も12時間ぎりぎりでした。
記者会見場にて。
シーツをかけたストレッチャーを押してる看護師。
記者達の質問に適当に答えてそのままズラかります。
ジンコ警部のオフィスにて。
ディアボリックが逃げたと聞いてビックリ。
部下の名前はダネク。そんなバカなと書類を見せる。
これはヴァルモントの死亡診断書だと訂正するジンコ警部。
ヴァルモントは11発撃たれていた。そうなると・・・
火葬場にて。
変装したディアボリックがヴァルモントのお骨を受け取ろうしてる。
ちょうど焼き終わったとこです。係員のオッサンが釜を見るとエメラルドがあります。
オッサンがビックリしたことで骨壷で殴打されて昏倒する。火葬場なので骨壷を使う。そこにある物を使う、映画の基本です。
エメラルドの回収して引き上げるディアボリック。
途中でいらなくてったステッキをほっぽり投げています。
アジトにて。
ディアボリックとエバ。
エバはプールで泳いでいます。
プールから出たとこでエメラルドを体に直接ネックレスの形にセットされています。
誕生日おめでとうとなっています。こういうセンスがいいい。
字幕です。
政府はディアボリックに100万ドルの懸賞金をかける。
警察てに。
新しい大臣から檄を飛ばされる長官とジンコ警部。
懸賞金で大丈夫だとしてる大臣。早く捕まえろとうるさい。
ジンコ警部は何か言いたそう。
そんなところに封筒に入ったメッセージか届く。
政府による税金の無駄遣いを憂慮し、その歳入を断つことにした。
以上、ディアボリック。
ミニチュアの大爆発シーンが続きます。
国税庁。
税務調査局。
税務署。
所得税課。
みんな大爆発してます。
記者会見にて。
財務大臣の記者会見です。これが警察大臣を辞任した人だったりします。
これを演じてるのでテリー=トーマスなのか。多分そうだと思う。
支離滅裂なとことを口走ってます。要するに国民なら納税しろと言ってる。
また巨大クレーンが登場してます。
巨大な金塊が堅牢なケースにしまわれています。ケースは溶接で封印されてる。
ここを指揮しているジンコ警部。
20トンの金を1個の金塊にして特別なケースに入れて列車で輸送する。
重過ぎて誰も盗めないと言ってる大臣。
列車で金塊を輸送中。
司令室の路線図では途中で二股のポイントがあります。
列車で色々と指示をしてるジンコ警部。線路に接近する者は逮捕せよ。
道路にて。
エバがトラックをヒッチハイクしてます。
速攻で止まってるトラックのオッサン。
オッサンを外におびき出すエバ。その隙にトラックに乗り込むディアボリック。
トラックを走って追うオッサン。その隙にエバのジャガーもズラかります。
そんなわけでトラックは崖下の線路に落ちて爆発炎上する。ここはミニチュア。
あわれなトラックの運転手はジャガーを見送るだけ。
トラックが爆発炎上したので金塊輸送列車がストップします。
バックしてます。司令室の路線図によるとバックして廃線になってる支線に入る。
司令室から鉄橋を渡れと指示される。
廃線にて。
ここを移動中の金塊輸送列車。ホントに廃線ぽいとこです。
黒いジャガーEタイプで移動中です。
ディアボリックとエバ。
金塊輸送列車は鉄橋にかかります。大爆発となります。ここもミニチュア。
金塊は川に落ちる。同じく川に落ちたジンコ警部はまだ生きてます。死んだら映画にならない。
川底にて。
水中ボートで金塊に接近してるディアボリックとエバ。
金塊をバルーンで吊って水中ボートで引っ張って運んでます。
このシーンをミニチュアではなくちゃんと本編で撮ってます。ディノ・デ・ラウレンティスが製作なのでカネがかかってる。
音楽はの方は上手い具合にアレンジしてまとめています。さすが巨匠は違います。
全くウエスタンとは違う音楽にしてます。
船にて。
ジンコ警部がいます。どうやら川底を捜索しているらしい。
ソナーを使ってます。ダイバーも3人ぐらい潜って捜索してます。
結局金塊は行方不明になってます。
アジトにて。
ディアボリックとエバ。
金塊はここにあります。
ケースに穴を開け熱する機器を差し込み別に吸い出しのホースを接続する。
溶けた金をホースで延べ棒の型に流し込み金の延べ棒を作成する段取りです。
船にて。
無線です。長官からどうするんだと叱責が入る。
ジンコ警部は奥の手を出す。ケースには放射性物質が仕込んである。放射線を追えばいいとなってます。
アジトにて。
ディアボリックは熱防御服を着込んで作業にかかってます。
溶かした金がムダに飛び散ってます。何だか雑な作業に見えます。
貧乏性なので飛び散る金が気になってしょうがない。
作業中なところにアラートがなります。
このアラートがまた凝った造形と音になってます。監督のセンスが出ています。
侵入者です。
エバを先に逃がしてるディアボリック。
もうジンコ警部一行がなだれ込んでます。
ここを水責めにする大型バルブのハンドルを回そうするが撃たれて接近出来ないディアボリック。
放ったらかしになってる金塊の方は加熱しすぎています。
大爆発する金塊。溶けた金を浴びるディアボリック。
ディアボリックはそのまま眼を見開いたまま固まって金のオブジェになってます。
ここが『黄金の眼』というわけのようです。邦題が洒落てる。
時間が経過して。
マスコミを呼んでオブジェになったディアボリックをさらし者にしています。
おめでとうと言われてるジンコ警部。
長官はディアボリックを見せ物にしてるのは首相の意向だと説明しています。
マスコミを追っ払うジンコ警部。
誰もいなくなったとこでエバを戻ってます。
オブジェのディアボリックと対峙してるエバ。
そんなとこにジンコ警部が来ます。
2人きりにしてとジンコ警部に頼むエバ。ジンコ警部はいなくなる。
またオブジェのディアボリックとエバ。
ここでディアボリックがウィンクする。驚愕するエバ。
ジンコ警部が戻ってエバを連行します。
オブジェのディアボリック。
これからどうする?といった感じになってます。
ウィンクをするディアボリック。
エンドとなります。
最後にまたパラマウントのタイトルが入ります。
そんなわけで上手くまとめてるよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。気が向いたらクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『ルパン三世 念力珍作戦』(1974年) | トップページ | Hollywood Express #651◆2015.12.12(土) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1960年代」カテゴリの記事
- 『暗くなるまで待って』(1967年)(2021.11.28)
- 『泳ぐひと』(1968年)(2021.06.20)
- 『ビリディアナ』(1961年)(2020.07.05)
- 『皆殺しの天使』(1962年)(2020.07.04)
- 『不意打ち』(1964年)(2019.12.01)
コメント
« 『ルパン三世 念力珍作戦』(1974年) | トップページ | Hollywood Express #651◆2015.12.12(土) »
お陰様で、長年分らなかった映画タイトルを知ることができました。
40年ほど前の子供の頃にTVで観て、ラストシーン(溶けた金塊をかぶってウインクする場面)だけが強烈に印象に残っており、ずーっと気になっていました。
インターネットが普及されてから何度もキーワード検索しましたがヒットせず、殆ど諦めていましたが、昨日ふと思い立って久しぶりに検索したところ当ページがヒットしました。
「これだー!これこれ」
長年の胸のつかえが取れました。いつか全編を観てみたいと思います。
投稿: ターキー | 2017.10.20 03:54
ターキーさん、コメントありがとうございます。
私も『大砲撃ったら水が出た』シーンだけ覚えてる映画があって、これだけでは探しようがないと思ってました。で、ハンフリー・ボガート主演なので『サハラ戦車隊』(1943年)を見たらラストがこのシーンがあってビックリしたものです。
『黄金の眼』(1967年)は洒落ていて面白いです。しかし期待のハードルは控えめにして楽しむようにして下さい。
投稿: ロイ・フェイス | 2017.10.21 19:43