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2015.09.05

『ミイラの呪い』(1944年)

この作品は、レスリー・グッドウィンズ監督、ロン・チェイニー・Jr.他主演のミイラ物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1944年 Universal Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆60分
原題◆The Mummy's Curse
プロット◆ミイラが出て色々とある話しのようです。
音楽◆William Lava (uncredited)
音楽◆Paul Sawtell (uncredited)

キャスト
ロン・チェイニー・Jr.→ミイラ男
バージニア・クリスティーン→アナンカ王女
ピーター・コー→スクリップス博物館ののザンダブ博士 エジプト人
マーティン・コスレック→ザンダブ博士の手下ラゲブ

デニス・ムーア→スクリップス博物館のハルゼイ博士 白人
ケイ・ハーディング→ウォルシュ親方の姪のベティ
アディソン・リチャーズ→ウォルシュ親方
カート・カッチ→建設現場監督のジョー
不明→ヒゲの作業員
ナポレオン・シンプソン→黒人のグービー

ホームズ・ハーバート→医者のクーパー先生
アン・コディー→カフェのおばさんタント

レスリー・グッドウィンズ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のミイラ物になってます。

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。走査線のカクカクはそんなに目立たず。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

コスミック・ピクチャーズのタイトル
画像の乱れノイズがありますと著作権のアラート
メニュー画面

タイトル
『ミイラの呪い』(1944年)
Universal Picturesのタイトルは音楽のみ。
Lon Chaney
in
The Mummy's Curse
Lon Chaney Jr.ですがはJr.が付いてません。
他のキャスト、スタッフ
音楽はポール・ソーテルと出ています。

タント・ベルトのカフェにて。
いきなりおばさんの歌から始まってます。いいじゃん。
このおばさんの名前がタントです。背が低い旦那はバーテンをやってます。
客のハゲのオッサンがジョー。沼地の工事の現場監督をやってる。

その沼地の話しになります。
ヒゲのオッサンが呪いで工事は出来ないと言い張る。
ミイラと王女がさ迷い出る・・・
実際に1人殺されてるらしい。
前作は25年前のことになってます。

サザン・エンジニアリング バット・ウォルシュのオフィスにて。
バット・ウォルシュ親方が作業員を集めて説教してます。沼地の呪いは迷信だと力説する。
ヒゲのオッサン作業員がアントワーヌが消えたと突っ込みを入れる。
それでも仕事をやれと言ってるウォルシュ親方。

そんなとこにスーツ姿の男2人がやってきます。
スクリップス博物館から来た白人のハルゼイ博士とエジプト人のザンダブ博士。

オフィスにて。
ウォルシュ親方と交渉となります。
干拓中の沼に埋もれてるカリスと王女のミイラを回収に来ました。作業のじゃまはしませんと低姿勢。
思い切り迷惑そうにしてるウォルシュ親方。
秘書がいます。これがウォルシュ親方の姪のベティ。
ベティが取りなすがウォルシュ親方は怒って出ていく。

そんなとこに黒人がアントワーヌが死んだと知らせに来る。
ウォルシュ親方は現場監督のジョーを呼んでこいと命じる。
あと医者のクーパー先生も呼んでこいとなる。

カフェにて。
黒人がジョーを呼びに来てます。黒人の名はグービー。

現場にて。
アントワーヌの背中にはブスリとナイフが刺さってます。
クーパー先生が検死してます。
ミイラは普通ナイフは使わない。これはミイラが下手人ではないとよくわかります。

博物館の博士2人もここにいます。
人型に空いた穴を発見してウォルシュ親方に見せてます。ミイラの跡ですと断言する。
まわりの作業員達はミイラだ大変だと大騒ぎ。
溶暗になります。

沼にて。
手漕ぎボートで移動中のザンダブ博士。
ボートにたいまつが立ててあるので夜らしい。しかし昼間に撮ったのを夜にしてる『アメリカの夜』方式になってます。
『アメリカの夜』(1973年)

岸にいる作業員とコンタクトします。
ザンダブ博士をマスターと呼んでる。どうやら手下らしい。名前はラゲブ。
さてこの2人は何をやるつもり?

あの丘の上に使われていない修道院がある。そこにミイラを運んだと報告するラゲブ。
ザンダブ博士は1人で出来るたかと突っ込む。
ラゲブはアントワーヌに手伝わせて口封じに殺したと言う。
余計なことをするなと不機嫌になるザンダブ博士。騒ぎになるのが余計なことで殺人は別にいいみたい。
修道院跡に向かうザンダブ博士とラゲブ。

修道院跡のアジトにて。
棺が2つあります。どうして2つある?
ザンダブ博士はメダルを首にぶら下げラゲブに儀式用のローブを用意させる。
棺を開けるとちゃんとミイラがあります。
カリス目覚めよ、アナンカ王女を捜すのだと・・・
そうなると隣の棺は空っぽらしい。

ザンダブ博士はいつものようにタナの葉を煎じてます。
満月の夜ごとに3枚でミイラの心臓を動き9枚で体が動き出す。

で、ザンダブ博士の状況説明で回想になります。
いつもの状況設定描写となります。ボリス・カーロフの映像の使い回し。
3000年前・・・・
アナンカ王女が死んで、カリフがタナの葉を盗みアナンカ王女を生き返らそうとした。
しかし現場を押さえられたカリフは処刑された。
カリフの棺桶は奴隷に埋められた。奴隷を始末したあと神官達が掘り出して別の場所に埋めた。
ようやく回想の話しが終わります。

アルカムの神官だけがこの話しを継承したと話すザンダブ博士。
何でミイラがアメリカに?と突っ込むラゲブ。
それはアメリカ人が発掘して持ち込んだと普通に説明するザンダブ博士。

これまで2人の神官が奪還を試み失敗したと、この『ミイラ男』シリーズの説明までしてます。
そんな感じでつじつまは合ってます。
今度こそ奪還するのだと意気込むザンダブ博士。

いよいよミイラが動き始めてます。
そんなとこににオッサンがやって来る。
ここの管理人だと言って何をやってる?と詰問する。
それにキリスト教以外の宗教なのも非常にまずいらしい。異教徒はお断りだと言ってるオッサン。そうなの?
そんなとこを言ってるうちにミイラがオッサンに迫り片づけます。

作業現場にて。
今日の仕事は終了の鐘が鳴ってます。
手下のラゲブは作業員に紛れ込んでます。

重機が通った跡に土が盛り上がる。
最初は手が出てそれから体全体が出てきます。泥まみれの女性でミイラではない。
そうなると前作で抱っこされて沼に沈んだ誰だっけ?→アミーナです。
アナンカ王女の魂が入ってる前作のヒロイン。そんな感じ。

太陽が当たると何だか苦手な感じもしてます。
フラフラして立ち上がる女性は移動する。
沼に入り込んでます。また沼に沈むのか?
溶暗になります。

オッサンのジョーが沼から出てきた女性を発見する。
女性ですが泥が落ちて服装はボロボロですが普通の女性になってます。
そうなると沼に入っていたのは泥を洗い落としていただけなのか?

女性に声をかけるジョー。普通にナンパしてる感じ。
そんな感じでカフェに連れて行きます。
手下の男ラゲブがこれを目撃する。女性がカリスと話すのを聞く。
ラゲブはすぐにザンダブ博士に知らせに行く。

カフェにて。
裏口から女性を入れてるジョー。
タントを呼んで面倒を見てもらう。
ジョーは先生を呼んできてと言われていなくなる。

アジトにて。
いよいよミイラを出動させるザンダブ博士。
アナンカ王女は何者かに保護された・・・
タナの葉9枚の聖水を飲んでエネルギー充填して出動するミイラ。
手下のラゲブですがマーティン・ランドーに似ていてこの役に非常に合ってます。

カフェにて。
ミイラはもう来てます。まずは窓から覗く。
タントおばさんが女性を着替えさせてベッドに寝かしてる。
ミイラはドアから侵入する。タントおばさんの首を絞める。
その隙に女性は逃げます。薄情な感じもする。
ミイラは女性を追う。

森にて。
逃げている女性。道路付近で倒れます。
ミイラが追いつきそうですがクルマが来ます。
クルマにはハルゼイ博士とベティが乗ってます。これは大変となって女性をクルマに乗せる。
接近するミイラですが無視されて置き去りです。クルマは行ってしまった。

カフェにて。
クーパー先生が来てます。タントは窒息で死亡としてる。
ここにカフェの女の子が出てます。名前がわからん。

博物館2人のキャンプにて。テント小屋みたいなとこです。
倒れていた女性が気がつく。
普通に喋ってる女性。しかし記憶喪失症らしい。ジョーもタントも覚えていない。
ここに来たクーパー先生は普通の仕事をして慣れていけばいいと診断する。
ハルゼイ博士は助手にしますと申し出る。

翌日。キャンプにて。
顕微鏡を覗いてる女性。何故か異常にミイラに詳しい。
ミイラの包帯から何とか王朝時代のものだと推測してる女性。
ハルゼイ博士もビックリ。何で知ってる?と突っ込む。
女性は何故わかるのか自分でもわからんようです。

このへんの印象ですが、プログラムピクチャーとしてまともに出来てます。
マンネリになりそうなシリーズ物にしては非常に出来がいい。
キャストは全然聞いたことがないけど。

そんなとこにザンダブ博士が戻ってます。
女性と対峙してます。しかし女性には反応がない。
で、ハルゼイ博士に女性とは知り合いですがと聞かれてるザンダブ博士。

女性ですが何かの拍子にカリスと呼ぶ状態になってしまうらしい。
溶暗になります。

アジトにて。
またミイラが出動します。ザンダブ博士が指示してる。
月が出ているうちに早く行ってこいといった感じ。

博物館のキャンプにて。
何故かベティもいます。女性と一緒のテントで寝ています。
もうミイラが来てます。目を覚ました女性は逃げる。

クーパー先生のテントにて。
ここに助けてと来てる女性。
しかし普通の診察になってます。そういう症状なのかといった感じ。
女性も二重人格なの?となってます。
そんなとこににミイラが来ます。足を引きずる音が聞こえます。
クーパー先生が外を見るとマジでミイラが来る。

ミイラが入ってきます。
クーパー先生がやられます。この隙に女性は逃げる。
溶暗になります。

オフィスにて。
ウォルシュ親方、現場監督のジョー。ハルゼイ博士、ザンダブ博士。
それにベティ。
女性は行方不明。
ウォルシュ親方はあんた方が来てから事件ばかりだと嫌味を言う。
ハルゼイ博士は私達とは無関係だと突っぱねる。
ウォルシュ親方は会社と連絡をとって博物館とは縁を切るとなる。
ベティは反対するとウォルシュ親方は激怒して出ていく。
とにかく女性を捜そうとなります。ザンダブ博士はムダですよと言ってる。

沼地にて。
捜索となります。まだザンダブ博士はムダだと言ってる。
何故か手下のラゲブもいます。女性が見つかっていないのは同じらしい。

沼にて。
ボートで探してるジョー。
岸に女性が歩いてます。声をかけるジョー。ボートから降りて追う。
そんなとこにミイラが出現してジョーを片づけます。水平2連ショットガンを撃ち尽くしたとこでジョーはやられます。

キャンプにて。
ここに戻ってる女性。ベティのテントに入る。
何にもわかりませんといった感じの女性。休ませるベティ。
外で手下のラゲブが伺ってるとミイラでやってきます。ラゲブは隠れてる。

それにしても女性の名前がわからん。登場してから1回も名前が出ない。

物音がして目を覚ますベティ。テントに影が見える。
テントに突入するミイラ。女性を抱っこしてズラかるミイラ。
その際にテントの柱を倒していきます。テントが潰れる。
手下のラゲブは見ているだけ。

ようやく潰れたテントから出てきたベティ。
ラゲブはベティを助けてます。ハルゼイ博士のところに案内しますと言うラゲブ。

ボートで岸に着くハルゼイ博士。キャンプに戻ります。
テントが潰れていてビックリのハルゼイ博士。
潰れたテントに誰かいます。黒人のグービーです。何事かと見に来たと言ってる。
ハルゼイ博士は千切れた包帯を見つける。足跡を追うようです。
グービーにはウォルシュ親方に知らせろと指示します。

オフィスにて。
グービーがウォルシュ親方に知らせに来ます。
ミイラはともかくベティが大変だとウォルシュ親方は捜索隊を出す。

ハルゼイ博士はミイラの足跡を追う。
ベティはラゲブに違うところに案内されてる。

アジトにて。
女性を抱っこしたミイラはもう階段を登ってます。

ザンダブ博士をもう戻っていて準備OKです。
ミイラによくやったと褒めてる感じ。

手下のラゲブですがベティを連れてアジトに着いてます。そうなの?。

ご満悦のザンダブ博士。
もうエジプトに戻るだけだとなってます。
気を失った女性にタナの葉を煎じた聖水を飲ませます。

アジトに入ったラゲブとベティ。
どうういこと?とラゲブを詰問するベティ。

そんなとこに来たザンダブ博士をラゲブに何をしてる?と叱責する。
ベティには死んでもらうとなとるザンダブ博士。それはやめてくれとラゲブ。
ぶち切れたラゲブはザンダブ博士を背中をナイフでブスリと刺す。

ミイラの足跡を追ってきたハルゼイ博士が到着します。
悪気はないといいながらナイフの持ち出すラゲブと格闘アクションになってます。
結構強いハルゼイ博士。さすがハリウッド仕様の博士です。

一段落してベティと再会のハルゼイ博士。
ラゲブがまた襲ってきます。しつこい。
そんなとこにミイラが来ます。ラゲブと対峙するミイラ。

ラゲブは独房みたいな部屋に立てこもる。ドアをロックします。
怪力で鉄格子を壊しドアをブチ破って入るミイラ。

ウォルシュ親方と捜索隊もアジト前に来てます。

いよいよ追いつめれたラゲブ。
ミイラがそのへんを壊し過ぎたのか建物が崩壊してミイラとラゲブが埋まる。

ベティと再会するウォルシュ親方。
グービーが得体のしれない物があると知らせる。

そこにはエジプト関係の棺等の品物があるわけです。
棺の女性はミイラになっていました。あの娘ですとハルゼイ博士。
しかし、これでカリスとアナンカ王女のミイラがそろったことになります。

これで博物館に帰れるとなるハルゼイ博士。
ついでにベティもは連れて行きますとウォルシュ親方に言ってるハルゼイ博士。
ウォルシュ親方はこれで工事が出来る。それにここんとこベティは仕事なんかしてないと言いつつ気持ちよく送り出す。
エンドとなります。
これがハリウッド仕様のエンドといった感じ。いいじゃん。


そんなわけで普通のミイラ物のよい作品でした。


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