映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『ミイラの呪い』(1944年) | トップページ | Hollywood Express #637◆2015.09.05(土) »

2015.09.06

『執念のミイラ』(1944年)

この作品は、レジナルド・ル・ボーグ監督、ジョン・キャラダイン、ラムゼイ・エイムス、ロン・チェイニー・Jr.主演のミイラ物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1944年 Universal presents アメリカ作品
ランニング・タイム◆60分
原題◆The Mummy's Ghost
プロット◆ミイラが出て色々とある話しのようです。
音楽◆ハンス・サルター

キャスト
ロン・チェイニー・Jr.→ミイラ男のカリス
ジョン・キャラダイン→エジプトから来たユセフ・ベイ
ラムゼイ・エイムス→ヒロインのアミーナ
ロバート・ロウリー→ボーイフレンドのトム
バートン・マクレーン→スクリップスの警部補
ジョージ・ザッコ→エジプトの指令を出すおじいさん
フランク・ライカー→ノーマン教授
レスター・シャープ→アヤド博士

レジナルド・ル・ボーグ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のミイラ物になってます。

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。走査線のカクカクはある。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

コスミック・ピクチャーズのタイトル
画像の乱れノイズがありますと著作権のアラート
メニュー画面

タイトル
『執念のミイラ』(1944年)
Universal Picturesのタイトルは音楽のみ。

Universal presents
The Mummy's Ghost
John Carradin
他のキャストがまとめて出て最後に
and
Lon Chaneyと出ています。Jr.がない。
タイトル文字がエジプト文字風になってます。洒落てる。
タイトルバックはエジプト文字の石版です。

エジプトにて。
スフィンクスやピラミッドが出てます。
オッサンがおじいさんを訪ねます。
そうなるとまた指令を出して出動するシーンです。

色々と話しの長いおじいさん。
アブドル・メレクの息子ユセフ・ベイがオッサン。
このオッサンはジョン・キャラダインが演じてます。
3000年前にアナンカという王女とカリスという若い男がいた云々・・・

メープルトンの大学にて。
エジプトの授業の風景。30年前の事件の話しをするノーマン教授。
ここにカリスが来た。このへんは前作の説明をしてるようです。

聞いてる学生。男2人と女が1人。
トムとその知人。トムのガールフレンドのアミーナ。

トムが突っ込みを入れる。ミイラは着ぐるみなんでしょう?とか。
それでもノーマン教授は結構本気。何しろ証拠があって学術的に証明出来たらしい。
アミーナはタナの葉のことを聞いてます。
バニング教授がミイラの調査をしていた。しかしバニング教授は死んでいる。
授業が終わります。

外にて。
トムと知人。
ノーマン教授のミイラ話しになります。あまり本気にしてない。

図書室にて。
アミーナと会うトム。
ミイラの話しが出ると気分が悪くなるアミーナ。

夜にて。エジプトです。
おじいさんとユセフ・ベイ。
カリスが生きている。そんなわけでカリスを呼ぶ方法を教えてます。
タラの葉9枚を煎じればカリスが現われる。
ユセフ・ベイの使命はカリストとアナンカ王女をエジプトに連れて帰ることです。

おじいさんですが手が震えている。演技ではなさそう。大丈夫なのか。
メダルをユセフ・ベイに与えるおじいさん。
このへんでユセフ・ベイはジョン・キャラダインが演じてるの気がつく。こんな役もやっていたのか。というかこんな役ばっかりだったりする。

ノーマン教授の自宅にて。
研究中のノーマン教授。実に熱心です。
奥さんが来て早く寝なさいと言う。
満月の夜タナを9枚煎じればとやる気満々のノーマン教授。
奥さんはいなくなる。

ノーマン教授はマジで実験を進めてます。
そうなるとさっそくミイラが登場してます。どの辺にいるのかは不明。

アミーナの自宅にて。
寝ているアミーナ。何だかミイラが接近してるような感じ。
アミーナは夢遊病状態で外に出ています。黒猫が前を横切るがあまり関係ない。

ノーマン教授の自宅にて。
ミイラはやはりこっちに来てました。驚愕するノーマン教授はやられます。
外のアミーナはミイラを見て昏倒する。

トムの自宅アパートにて。
知人がノーマン教授殺されたと知らせる。
トムは出かけます。

ノーマン教授の自宅にて。
現場検証になってます。保安官が来て奥さんから話を聞いてます。
それからアミーナにも聞くが昨夜のことは全くを覚えていないアミーナ。
アミーナですが髪の毛にメッシュが入ってます。

新聞の見出しです。
ニューイングランドにミイラ再び。
メープルトン事件の容疑者が浮上。
悪夢の怪物がまた・・・

裁判所前にて。
大勢が集まって見張りの相談等の話しがあったようです。
ユセフ・ベイはすでにここにいます。

夜、原っぱにて。
ユセフ・ベイはさっそくミイラを呼びます。
タラの葉9枚を煎じる。
さっそくミイラがやってきます。まだここには着いてはいない。

クルマにて。そのへんの林です。
トムとアミーナ。
ここにミイラが接近してるようです。単に通過してるような感じもする。
見回りのオッサンが通りがかる。ウィンチェスターのライフル銃を持ってます。
そんなわけでクルマを出すトム。

ミイラは付近の民家の犬に遭遇する。
そんなとこに見回りのオッサンが帰宅する。ちょうどこの家でした。
オッサンはミイラと遭遇してやられます。
銃声がしたのでかけつける奥さん。悲鳴を上げる。

時間が経過して現場検証にて。
保安官一行が来てます。納屋の壁が破られてます。

原っぱにて。
ユセフ・ベイのところにようやくミイラが到着します。
そのまま引き上げます。どこに?

スクリップス博物館にて。
見物客がアナンカ王女のミイラを見物してます。
見物客がいなくなるとユセフ・ベイがいたりする。必ず取り返すと誓う。

夜にて。
守衛が見回ってます。それから引き上げる。
ユセフ・ベイは隠れたらしくまだここにいました。それでどうする?

業者用出入り口にて。
ミイラが押し入ってます。音がしてるけど守衛は気付かず。

守衛はラジオを聞いてます。
これはミステリーのラジオドラマなのか?
今夜の犠牲者はあなたかもしれないというのを聞いてる守衛。そうなるわけです。

ユセフ・ベイのところにミイラが来ました。
どうやってアナンカ王女のミイラを運ぶ?
ミイラがアナンカ王女に触れると何故か自宅に寝ているアミーナが悲鳴を上げる。

で、アナンカ王女のミイラは崩壊する。
これはビックリのユセフ・ベイとミイラ。
アナンカ王女の魂が別に肉体に移されたと解説するユセフ・ベイ。そうなの?
そんなわけでヤケになって暴れてるミイラ。

物音がするのでリボルバーを持って急行する守衛。
ユセフ・ベイにリボルバーを向けるが背後からミイラにやられます。
これを見てるユセフ・ベイ。ジョン・キャラダインはいい演技してます。

アミーナの自宅にて。
ママか家政婦に慰められてるアミーナ。
溶暗になります。

警察にて。
トムが来てます。保安官と話しになる。
アミーナをニューヨークに連れて行くと主張するトム。
保安官はとめてます。
で、スクリップス博物館で殺人があったと話してます。

スクリップス博物館にて。
現場検証になってます。
ここでバートン・マクレーン扮する警部補が登場。
エジプトの先生もいます。アヤド博士。
この手口はメープルトン事件と同一だと判断してる警部補。

アヤド博士はアナンカ王女の棺桶の文字を訳します。
別のアナンカ王女がどうのこうのとなってるようです。
そんなわけで警部補とアヤド博士はメープルトンに向かいます。

メープルトン。ノーマン教授の自宅にて。
ここに来てる警部補とアヤド博士。保安官から話しを聞く。
タナの葉が入ってる箱の文字を訳すアヤド博士。
警部補はミイラをおびき寄せるつもりです。
それにしてもバートン・マクレーン警部補が出てるとこの作品はギャング映画がフィルム・ノワールみたいになっています。
警部補はミイラをおびき寄せて落とし穴に落とすつもりです。
溶暗になります。

アミーナの自宅にて。
トムとアミーナ。
アミーナ役の女優さんもお下品で何ともユニバーサル・ピクチャーズです。
トムは明朝ニューヨークに行くつもりです。早く結婚しようと言ってます。
そんなわけで犬を残してトムは帰ります。おばさんがいます。母親なのか家政婦なのかは不明。

アジトにて。
斜めにレールが架かった高いところある小屋です。廃鉱山といった感じ。
ミイラに指令するユセフ・ベイ。
その前にアナンカ王女の場所を探ります。呪文を唱える。
だいたい方角がわかりました。
そんなわけで出動するミイラ。

ノーマン教授の自宅にて。
ミイラをおびき寄せる作業にかかってます。
警部補がノーマン教授の未亡人に色々と聞きます。
9という数字の話しをする未亡人。
タナの葉9枚だと推測するアヤド博士。速攻でタナの葉9枚を煎じます。

ミイラはアミーナの自宅に向かってるはず。
そんなとこに煎じたら方角が会わなくなるのでは?と思える。

アミーナの自宅にて。
また夢遊病状態で外に出るアミーナ。ちょうどミイラを到着する。
倒れるアミーナ。ミイラは抱っこして運ぶ。犬が吠える。

おばさんが目を覚ます。
外を見てミイラがアミーナを抱っこしてる。これはビックリ。
トムに電話してます。トムはおばさんに警察に通報してくれと言い出かけます。

ノーマン教授の自宅にて。
落とし穴の準備も出来てます。
自警団も集まってます。警部補は単独にならないようにと注意する。

ミイラはアミーナを抱っこして移動中。
犬があとをつけてます。

ノーマン教授の自宅にて。
このままではミイラはこない。それでどうする。

ミイラは移動中です。
トムは探し回るが見つからない。

ノーマン教授の自宅にて。
大勢が待ってるとこにおばさんが来て通報する。
警部補と自警団はアミーナ捜索に向かいます。

アジトにて。
ミイラはちゃんとここに向かってます。

トムは犬の鳴き声を聞き犬と合流して案内させる。

アジトにて。
無事に坂を登っているアミーナを抱っこしたミイラ。それでどうする。
これがアナンカ王女だとミイラに説明するユセフ・ベイ。

自警団も大勢で移動中。

アジトにて。
まずはアミーナを台に縛りつける。
エジプトに戻ると言ってるけどどうやって戻る?
魔術でテレポートするのか?、
縛られたアミーナはミイラを見てビックリ。

トムと捜索隊は別々ですがアジトには向かってるようです。

アジトにて。
アミーナに注射をしようとするユセフ・ベイ。注射するのか?随分と普通だ。

そんなとこで自分の内面の声を聞くユセフ・ベイ。とにかくそうなってます。
要するにこの女を頂いて2人で永遠の命を得た方がいいと吹き込まれます。
その気になってるユセフ・ベイ。マジでその作業をする。
アミーナですがいつのまにか髪の毛が白髪になってます。金髪ではないみたい。

自警団は接近してるがアジトの場所は特定してない。

アジトにて。
永遠の命の作業にかかってるユセフ・ベイ。
どうもハリウッドに登場するエジプトの神官は色欲に弱い。ユニバーサル仕様なのかもしれないけど。
もうエジプトには戻らんと言ってるユセフ・ベイ。
そうなるとミイラの方が収まらない。

ミイラとユセフ・ベイが仲間割れとなる。
そんなとこにトムが到着します。
ユセフ・ベイは小屋から投げ落とされる。これでジョン・キャラダインは退場となります。

坂でミイラと対峙するトム。
木の棒を持って向かうトムですがミイラに投げ落とされる。
まだ坂の下の方なので死んではいないトム。

ミイラはアミーナを抱っこして裏のハシゴを降りる。
自警団は犬に案内されて到着する。まずはトムを発見する。

ミイラはハシゴを降りて入れ替わりになっている自警団。

トムはミイラの行方に気がつく。
また犬が鳴いてミイラの居場所を教えてます。犬が役に立ちすぎ。これはハリウッド仕様の犬なのでしょう。

ミイラは原っぱを移動中。
しかしアミーナが老化というかミイラ化してます。

自警団がミイラに接近するがここはもう沼地です。
トムが転んで泥まみれなるのでわかります。説明セリフはないの上手い描写です。

沼にて。
ミイラはアミーナを抱っこしたまま沼に入る。
助けに行こうするが出来ないトム。アミーナはもうミイラ化してる。
ミイラとアミーナは沼に沈みます。

ナレーションが入りエンドとなります。
古代の神々に逆らう者はむごたらしい死があるのみ・・・
珍しくハッピーエンドではなかった。ここはハリウッド、ユニバーサル仕様ではない。


そんなわけで普通のミイラ物のよい作品でした。


にほんブログ村に参加しています。気が向いたらクリックをお願いします。
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

« 『ミイラの呪い』(1944年) | トップページ | Hollywood Express #637◆2015.09.05(土) »

映画」カテゴリの記事

1940年代」カテゴリの記事

クラシックホラー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『執念のミイラ』(1944年):

« 『ミイラの呪い』(1944年) | トップページ | Hollywood Express #637◆2015.09.05(土) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。