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2015.06.14

『ミイラの復活』(1940年)

この作品は、クリスティ・キャバンヌ監督、ディック・フォラン、ウォーレス・フォード、ペギー・モラン主演のミイラ物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1940年 Universal Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆67分
原題◆The Mummy's Hand
プロット◆ミイラが出て色々とある話しのようです。
音楽監督◆ハンス・サルター

キャスト
ディック・フォラン→考古学者のスティーブ
ウォーレス・フォード→相棒のベーブ
ペギー・モラン→ソルバニの娘マルタ
セシル・ケラウェイ→マジシャンのソルバニ
エドュアルド・シャネリ→大神官のおじいさん
ジョージ・ザッコ→世襲のアンドヘブ教授
チャールズ・トロウブリッジ→考古学者のペトリー博士
レオン・ベラスコ →案内人のアリ
トム・タイラー→カリス王子/蘇ったミイラ

クリスティ・キャバンヌ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のミイラ物ホラーになってます。

コスミック出版発売のDVD
画質はまあまあ。少し走査線が目立ちカクカクしてる。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

コスミック・ピクチャーズのタイトル
画質が悪いと著作権のアラート
メニュー画面

タイトル
『ミイラの復活』(1940年)とコスミック出版で入れたタイトル名が入る。
Universal Picturesのタイトルは見せない。音楽は鳴ってます。
The Mummy's Hand
キャストはまとめて出ています。
トム・タイラーの名は出てない。もしかして最初に出ていたのかも?
タイトルで一部にマスクがかかっています。
キャスト表示でトム・タイラーはザ・マミーだとわかる。なるほど。

トム・タイラーで1番有名な作品は『駅馬車』(1939年)の悪役でしょう。
最後に酒場で倒れる悪役がそうらしい。

エジプトの神殿にて。
おじいさんが祈ってます。

カイロ駅にて。
メガネの中年のエジプト人が登場。誰だかわからん。

中年のエジプト人はラクダで移動中です。
ラクダが屈むときは前足と後足は別々に屈む。そうなると乗ってる人は前後にギッコンバッタンとなって普通に落ちる感じ。
ここはスタントなのか大丈夫でした。

神殿にて。
おじいさんと面会するメガネの中年男。息子と呼ばれてます。そうなの?。
死ぬ前に伝えたいとおじいさん。
カルナック神殿の大神官が警鐘する・・・
で、聖水に過去が浮かび上がり回想になります。

回想にて。
3000年前、アナンカ王女が死んだ。
王女を愛していたカリス王子は悲しみに暮れた。
カリス王子は王子を復活させるために神殿に忍び込み禁断のタナの葉をを盗んだ。
そのタナの葉を使い王女を蘇らそうとしたら見つかった。

生き埋めの刑になったカリス。
カリスはトム・タイラーなのか?生き埋めでミイラにされてるからそうだと思う。
禁断のタナの葉も大量に埋められた。人夫は兵隊に殺された。その後神官達がカリスを掘り起こしアナンカ王女の墓の反対側の埋めた。

そんなわけでカリスは洞穴に眠ってる。この山の裏側だ。
カリスは王女の墓を汚す者に復讐をする。
回想から戻る。

おじいさんはここにあるイシス像の下にある箱を出させる。
箱にはタナの葉が入ってます。
そのタナの葉の使い方の説明になります。
タナの葉を3枚煎じてミイラに飲ませれば動き出す。
しかし1度に9枚以上飲ませれば制御不能になる。随分とアレな感じです。

おじいさんは息子にメダルを譲ってます。
お前が大神官になるのだと言ってる。立派な世襲です。どこも同じだ。
で、おじいさんは死に至る。

町にて。
考古学者のスティーブと相棒のベーブが登場。
乞食がいます。しかし目配せしたりで怪しい。

スティーブは露天商から割れた花瓶を買う。
有り金をベーブに出させてます。これは本物で掘出し物だと主張するスティーブ。

カイロ博物館にて。
ペトリー博士に割れた花瓶を見せるスティーブとベーブ。
7匹のジャッカル・・・
これは本物だと鑑定してるペトリー博士。

速攻で割れた花瓶を高名なアンドヘブ教授に見せます。
スティーブは結構有名らしい。考古学者というよりトレジャーハンターみたい。
しかしアンドヘブ教授はこれは模造品だとダメ出しをする。

スティーブは王女の墓が見つかる可能性があると力説する。
しかしアンドヘブ教授がダメ出ししたのでここから資金が出ない。
で、アンドヘブ教授はスティーブに返す時にわざと花瓶を落として粉々にする。
スティーブとベーブはいなくなる。入れ違いで先ほどの乞食が入ってきます。
アンドヘブ教授と打ち合わせしてる乞食。どうやら忠実な手下らしい。

スティーブ、ベーブ、ペトリー博士の3人。
ペトリー博士は発掘に行くと行ってます。問題は資金です。

アンドヘブ教授ですが大神官のメダルを持ってます。そうなの。
それで呪いをかけるようです。

酒場にて。
バーテン相手に手品でカネを巻き上げてるベーブ。
スティーブがアメリカの博物館に電報を送った返事はダメで骨洗い係の仕事が待ってるだと・・・。
そんなわけで2000ドル調達して発掘しなければとなるスティーブ。

そんなとこに金持ちそうなオッサンが登場。
セシル・ケラウェイ扮するマジシャンのソルバニです。
ソルバニ相手に手品でカネを巻き上げようとするベーブ。
スティーブが壁のポスター『偉大なる奇術師ソルバニ』でマジシャンでとわかり合図するがベーブは気が付かない。
そんなわけで見事に失敗します。

自己紹介となります。マジシャンのソルバニ、本名はティム・サリバン。
近くにはまた手下の男がいたりします。
スティーブはアナンカ王女発掘の話しをする。

ソルバニの楽屋にて。
娘のマルタが荷造りをやってます。そんなとこにアンドヘブ教授が来ます。
資金集めしてる連中がいるがカネを出してはダメだと警告するアンドヘブ教授。
言うだけ言っていなくなるアンドヘブ教授。

酒場にて。
手下は相変わらずいます。
テーブル席のスティーブ、ベーブ、ソルバニの3人。
手品を見せているソルバニ。
いきなり因縁をつける男が登場して成り行きで酒場の大げんかになります。
窓から脱出するソルバニ、ベーブ、最後にスティーブ。

ソルバニの楽屋にて。
ようやく父親のソルバニが帰ってきます。
マルタは父親に詰問する。
マルタがもう発掘のことを知ってるので読心術かと大ボケの父親。
で、もう2000ドルを渡したと父親。
父親は以前にも同じような詐欺にあったらしくマルタは心配する。
契約書のメモからスティーブのカイロ・ホテルが名がわかりそこを向かうマルタ。リボルバーを持って突撃する。
このへんは手品ネタのギャグが入ってます。

カイロ・ホテルにて。
まずはベーブ相手にリボルバーでホールドアップしてドアを撃つマルタ。大騒ぎになってます。
スティーブがマルタの後からリボルバーを取り上げる。説得します。
それに2000ドルはもう使ったとスティーブ。
それでお宝は山分けということで納得するマルタ。発掘には同行すると主張する。
このへんは普通のロマンティック・コメディになってます。いいじゃん。

砂漠にて。
発掘隊が移動中です。

発掘現場にて。
作業を進んでます。
しかしこんな山奥に王女を埋葬するのか?という話しも出てます。

何か発掘されてます。白骨です。
首飾りから2年前に消息不明になった。グスタフソン博士夫婦だとわかります。
人夫達は呪いがかかると寄りつかない。そんなわけでスティーブ達が埋葬する。

そんなとこでいきなり発破です。
ベーブがミスって爆発したようです。しかし何か見つかります。
不浄の墓、7匹のジャッカル、人夫達は呪いだと寄りつかない。
しかしペトリー博士とスティーブはお構いなしで中に入る。

近くにはアンドヘブ教授と手下がいたりします。

洞穴内にて。
立てた棺桶があります。
フタを開けるとミイラが入ってます。男だ。そうなると王女ではない。
外ではジャッカルが鳴いてます。

発掘現場キャンプにて。
ベーブ、マルタ、ソルバニの3人。
王女ではなかったのかと失望ムードになってます。
それから鳴いてるジャッカルのネタが入る。

洞穴内にて。
スティーブとペトリー博士。
ミイラを調べてます。カリスという名前だとわかる。
案内人のアリが戻ります。人夫が逃げたと知らせる。

ペトリー博士だけになったとこにアンドヘブ教授が姿を現わす。
これはビックリのペトリー博士。で、色々と説明してるアンドヘブ教授。

ミイラには脈があります。普通に喜んでるペトリー博士。
アンドヘブ教授は例のタナの葉を煎じた汁をミイラに口に含ませる。
そうするとミイラが動き始める。脈が速くなったとまだ普通に喜んでるペトリー博士。
それからペトリー博士の手を掴むミイラ。首を絞められてからようやく驚愕するペトリー博士。

悲鳴が聞こえて急行するスティーブとベーブ。
ミイラが消えてます。これは大変。
ペトリー博士が倒れて死んでます。また大変。

神殿にて。
アンドヘブ教授が手下に命じてます。
例の液体の入ってる小瓶を手下に渡し発掘キャンプに置いてこい・・

発掘現場キャンプにて。
ベーブ、ソルバニ、アリの3人。
手品を見せてるソルバニ。ベーブもやるがマジで石を飲み込んで苦しむギャグが入ります。つまらん。

神殿にて。
アンドヘブ教授はミイラに何やら言ってます。
ミイラに小瓶を取りに行かせてその辺にいる人間を片づけろと命じてます。
小瓶は手下が置きに行ってます。

発掘現場にて。
スティーブとマルタ。
マルタが地面に絵を描いて謎解きをする。ここの反対側に王女の墓がある
王女の墓への通路の話しをしてるスティーブ。
人夫がいないのでベーブはソルバニを呼んでで掘ります。

外にて。
そんなとこに手下がテントに小瓶を置きに来てます。
ミイラも遅れて来てます。
外の見張りは案内人のアリがやってます。

アリはテント内の小瓶を見つけます。
そんなとこにミイラが迫る。驚愕して死に至るアリ。

発掘現場にて。
もう遅いのでこのへんにしようとなります。
マルタが葉っぱがなくなったと言う。

外にて。
見張りのアリがいないと気がつく。
いきなりテント内からマルタの悲鳴が聞こえる。アリが死んでます。
アリの首には灰色の線がついてる。ペトリー博士と同じだ。
そんなわけでスティーブはカバンからリボルバーとガンベルトを取り出す。

4人集まってます。
朝1番でここから引き上げると話すスティーブ。
マルタとソルバニを送り届けまた戻るつもり。

この隙に手下はまたテント内に小瓶を置いてます。

テント内にマルタとソルバニを入れます。
スティーブとベーブは外で寝ずの番をする。
寝る前にスティーブにキスをしてるマルタ。

ベーブが苦しんでます。スティーブが介抱する。
で、手品の練習で石を飲み込んだとなる。それがオチかい。
テント内にて。
ソルバニが小瓶を見つける。しかしそのままにして寝てしまう。
そうなると寝静まってからミイラが接近する。シルエットが見える。
まずはソルバニが襲われます。マルタが悲鳴を上げる。

スティーブとベーブが駆けつける。
ソルバニはいるけどマルタがいない。ソルバニは死んではいない。
マルタがいなのはミイラがマルタを抱っこして運んでるからです。ハリウッドらしい。

発掘現場内に入るマルタを抱っこしたミイラ。
追うスティーブとベーブ。しかしミイラとマルタは消えてしまった。

マルタを抱っこしたミイラは秘密の通路を移動してます。

外にて。
ナイフを投げつけた手下をリボルバーを撃って片づけるスティーブ。
手下の首のメダルから王女の墓の場所を推測するスティーブ。
ベーブは地上から神殿に行き、スティーブは地下通路を探すとなります。

ところでミイラはマルタをアナンカ王女だと思い込んでいるのか?そんな感じ。

神殿にて。
アンドヘブ教授のとこに来たミイラ。マルタを台に乗せてます。
ミイラに戻れと命じるアンドヘブ教授。夜が明ける前に戻らないとまずいらしい。

発掘現場内にて。
スティーブは絵文字を解読して通路を探す。

神殿にて。
マルタを台に拘束するアンドヘブ教授。それでどうする。
その美を永遠のものにする。共に永遠の命を・・・と主張するアンドヘブ教授。
何だか最初と隋分と違うキャラクターになってます。まあいいけど。

発掘現場内に。
ようやく絵文字を解読したスティーブ。棺桶の裏だとわかります。
棺桶をずらして通路に入るスティーブ。
そんなとこにミイラが戻ってまた通路に入る。

神殿にて。
葉を煎じた汁をマルタに注射しようとするアンドヘブ教授。結構普通だ。

神殿外にて。
ベーブはジャッカルと遭遇してリボルバーを撃つ。

神殿にて。
リボルバーの銃声を聞いて注射をやめるアンドヘブ教授。
注射器を置いてリボルバーを懐に入れる。普通です。

神殿外にて。
ベーブが到着してます。そんなとこにアンドヘブ教授が出てくる。
いきなり対面して撃ち合いになります。アンドヘブ教授は懐に入れたまま撃ってる。
撃たれた階段下に転がり落ちるアンドヘブ教授。これで退場になったようです。
ベーブは腕を撃たれただけです。

スティーブはまだ通路を移動中。ミイラも追ってきます。

神殿にて。
ここにたどり着くスティーブ。拘束されてるマルタとコンタクトする。
そんなとこにミイラが来ます。
スティーブは小瓶を出して割ってしまう。
ミイラは鍋の汁を飲もうとする。ミイラを止めようと撃つスティーブ。効かない。
スティーブが危ないとこでベーブが到着して鍋を撃つ。

床に流れて落ちてる汁を飲もうとするミイラ。
そこに鍋の火を点けるスティーブ。燃え上がるミイラ。これで退場となる。

一安心したとこにて。
マルタが気絶したらベーブも気絶するギャグが入る。

エピローグ。
町にて。
露天商からまた花瓶を買おうとするスティーブ。
やめさせるマルタ。もうアメリカに帰ろうと言う。
で、博物館の館長からの電報の返信は君を私の後任にするとなってます。
エンドとなります。


そんなわけで普通のミイラ物のよい作品でした。


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