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2015.06.27

『ロストユニバース 魔宮伝説からの脱出』(1983年)

この作品は、テリー・マーセル監督、ケイ・レンツ、リチャード・ハッチ主演のB級SFファンタジーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1983年 Marcel/Robertson Film アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Prisoners of the Lost Universe
プロット◆異次元に行って色々とある話しのようです。
音楽◆ハリー・ロバートソン

キャスト
ケイ・レンツ→TV司会者のキャリー・マディソン
リチャード・ハッチ→若い男ダン・ローバック
ケネス・ヘンデル→次元移動装置のハートマン博士

ジョン・サクソン→クリール将軍
ドーン・エイブラハム→クリール将軍の女シャーリーン
ラリー・テイラー→副将格のボスク

ピーター・オファレル→小柄な男はマラカイ
レイ・チャールソン→呪い師のグリーンマン
フィリップ・バンダービル→泥沼のオッサン カハー

チャールズ・コミン→酒場の主人トリート
ダニー・ボーグズ→ナブ族の金色男
マイルズ・ロバートソン→ウォータービースト
イアン・スティードマン→1st Prisoner
ビル・フリン→2nd Prisoner

テリー・マーセル監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級SFになってます。

ケイ・レンツの代表作といえばクリント・イーストウッド監督の風変わりなメロドラマ『愛のそよ風』(1973年)でしょう。
代表作が1本あるんだから運がいい方です。女優さんは代表作があればいいんです。

ジョン・サクソンの代表作といえば『燃えよドラゴン』(1973年)でしょう。これしかない。白人用感情移入キャラで出ていました。

有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

著作権のアラート
フォワードのタイトル
WHDジャパンのタイトル
ノイズや音割れがありますのアラート

タイトル
Marcel/Robertson Film これが一瞬出てます。

Prisoners of the Lost Universe

Richard Hatch
Kay Lenz
色々と出て最後に
John Saxon

蛇とケイ・レンツ扮するTV司会者のキャリー・マディソンが登場。
こうすれは蛇がつかめますとやってる『怪奇の世界』というTV番組でした。

キャリーはビデオを見て番組のチェックをしていたようです。
次はハートマン博士の自宅に向かいます。

クルマで移動中のキャリー。
このクルマがニッサンの280か300ZXです。しかも珍しい右ハンドルです。
→ 1979 Datsun 280ZX 2+2 GL [S130]
ここはロサンゼルスのようです。
カーラジオで地震があったと臨時ニュースが入る。

ライトトラックとぶつかりそうになるキャリー。
→ 1980 Datsun Patrol [L160]
運転してる若い男と口論になってます。
若い男を剣道をやってるらしい。竹刀があって折れていたりする。
竹刀は英語でバンブーソードと言ってる。そのまんまです。ホント?
で、またクルマで移動となるキャリー

ハートマン博士の自宅にて。
ここに入るキャリー。結構な大きな家です。
キャリー・マディソンですと自己紹介から始まります。

ライトトラックにて。
エンジンがかからない。これはこまった若い男。
このへんはカットバックが激しい。

ハートマン博士の自宅にて。
ハートマン博士は次元転送装置の実験をやってます。
TV番組なんてとバカにしてるハートマン博士。宣伝になるから出ると言ってる。

時々地震があります。
ライトトラックにて。電柱から電気がトラックに流れてます。これは危ない。

ハートマン博士の自宅にて。
次元転送装置を疑われてると思って実演をするハートマン博士。
あなたの持ち物を出してと化粧品のコンパクトを出すキャリー。
物を消してまた戻す。そんな感じ。どこに行ったのかはわからん。

また地震です。
そうなるとハートマン博士は次元転送装置から異次元の世界が見える。
地震で次元転送装置が誤作動したのかハートマン博士が消えてしまう。これはビックリのキャリー。

そんなとこにライトトラックの若い男がやってきます。
どうやらトラックが動かないので電話を借りに来たらしい。
呼び鈴を慣らしても出ない。ドアがロックしていないので入ってます。

で、いきなりキャリーに殴られたりする若い男。
成り行きで自己紹介になります。キャリー・マディソンとダン・ローバック。
それで次元転送装置でこれは何だ?となる2人。ハートマン博士が消えた・・・

また地震です。
そうなるとダンが消えてキャリーも消える。

異次元にて。
普通の岩山でキャリーだけがいる。これは大変。
ハートマン博士とダンを呼ぶキャリー。返事はない。

岩山を降りてるキャリー。
何しろ服装は普通のドレスなので歩くのは大変。

いきなり何かと遭遇する。
これが泥沼にハマってるオッサンです。
木の枝を掴めるようにしてやるキャリー。オッサンは枝を掴んで泥沼から脱出する。

キャリーとオッサン。
挨拶もなしでいなくなるオッサン。それだけかい。

また徒歩で移動のキャリー。
今度は変な連中と遭遇します。
立ちすくんだとこで後にダンがいる。とにかく2人で逃げます。

崖から転落して何とか途中でぶら下がってる2人。

変な連中は大きな岩を落とそうする。これは大変。
唐突に先ほどの泥沼のオッサンが変な連中を片づける。

ダンを腰のロープを投げてます。オッサンが切り株に引っかけてくれる。
そんなわけで先に崖を登るキャリー。何気に岩に触れたら岩が落っこちてダンが危ないとこでした。

泥沼のオッサンはいなくなってます。
変な連中に捕まっていた男が残されてます。顔には青白いメイクがしてある。
男を拘束から解くダン。男は感謝してる。

英語でお礼を言う男。
バーン人が戻ってくると言ってここから移動することになります。
そんなわけで3人で移動となります。森を移動する。
キャリーは移動するのが大変。服装と靴がアレで普通に歩くので大変なんです。

池の側で休憩になります。
水浴びをするキャリー。そんなとこに何かが迫る。

ダンと男。
アンバーライトで火をおこす。そんなことをやってます。

キャリーは怪物に襲われて悲鳴を上げる。
駆けつけるダンと男。男が銃から矢を発射して怪物を片づける。
あれはウォータービーストだと言ってる。そのまんまです。
そうなると男はこれで借りは返したからと行ってしまう。

残されたダンとキャリーはまた徒歩で移動となる。
時間の感覚がおかしい話しになります。
向こうの1秒がここの1日になってるとか・・・

キャリーはハートマン博士の研究室で見た異次元の風景を見る。
そうなるとどうなる?
成り行きでキスになってるダンとキャリー。そうなるのか。

ダンを水辺に行ってヒゲを剃る。
キャリーが眠ってるとこに何かが来ます。

やって来たのはジョン・サクソン扮するクリール将軍一行です。
馬に乗って手下を引き連れてるクリール将軍。反逆者を2人捕まえて説教をしてます。
で、速攻で捕まるキャリー。ダンはクリール将軍のハンドガンが撃たれる。
クリール将軍一行は引き上げる。

気がつくダン。死んではいないらしい。
そんなことに小柄な男が来ます。追い剥ぎらしい。
しかし死んでないダンは小柄な男を捕まえて色々と喋らせる。
小柄な男の名はマラカイ。クリール将軍の砦の場所は知っている。
そんなわけで腕時計を報酬にしてマラカイに案内をさせるダン。

クリール将軍一行にて。
女が複数捕まってます。その中にいるキャリー。
手下のオッサンが来てキャリーを連れだす。

そのへんで手下のオッサンに強姦されそうになるキャリー。
また泥沼のオッサンが助けに来てます。ストーカーなのか?
しかしクリール将軍に撃たれて逃げてしまう。

手下のオッサンに説教するクリール将軍。
それからキャリーにも説教する。とにかく説教するキャラらしい。

馬で移動中のダンとマラカイ。
洞窟の酒場に入ります。

呪い師のグリーンマンと呼ばれているのが捕まっていたあの男です。
酒場の主人トリートは交渉になります。もめてます。
そうなるとハリウッドには付き物の酒場の大げんかのアクションシーンになります。
何故か格闘アクションに強いダン。剣道ってそんなに役に立つのか?
マラカイを置いてグリーンマンを連れ出すダン。

砦にて。
ここに戻るクリール将軍一行。
死体を積んだ馬車やつながれた奴隷を連れています。

まずは裏切り者の処刑になります。
槍を投げさせてからハンドガンで処刑するクリール将軍。
キャリーは言うことを聞かないので牢屋送りになります。

ダンとグリーンマン。キャンプになってます。
マラカイが追いついてきます。それでダンの後に誰かいると言うが無視される。
そうなるとダンは後から殴り倒される。

ナブ族に捕まって檻に入れられているダン、グリーンマン、マラカイの3人。
この戦いに勝てば自由になると言われます。そうするしかない。

ダンは金ピカの戦士と対決する。
形勢は悪いけど何とか反撃してるダン。押したら上手いこと戦士は巨大な燃える岩に激突して燃え上がる。

砦にて。
魔術師と話しをしてるクリール将軍。魔術師の姿は見えない。何かをやらせてます。
で、魔術師はハートマン博士でした。そうなの。
ちょうど連れて来られたキャリーとご対面になります。

寝室にて。
シャーリーンがベッドで待ってます。
クリール将軍は何で逆らうとキャリーに説教する。
そんなこんなで何故か嫉妬したシャーリーンがクリール将軍をナイフで刺そうとする。
アッサリと捕まってるシャーリーン。

ダン一行です。
また捕まって檻に入れられてます。
今度は何があるんだ?。油を流し込まれて火をつけられる設定になってます。
グリーンマンが採った豆があります。これをアンバーライトで発火させて檻の鍵を爆破しようとします。

無事に鍵を爆破して脱出する3人。格闘アクションになってます。
何故か泥沼のオッサンまで助っ人に来てます。
ナブ族を片づけたとこで泥沼のオッサンの名前はカハーとわかる。
カハーは助けられたキャリーに会いたいらしい。そんなわけで同行するようです。

このへんでこの作品は『桃太郎』というか『ミラクルマスター/七つの大冒険』(1982年)みたいな作品なんだとようやく気がつく。
家来を集めて鬼退治に行く話しなのです。

砦にて。
シャーリーンは近くの森につるされています。このまま放置するようです。
そのうちに野生の肉食動物が押し寄せてくるらしい。
副将格のボスクが俺の女になってればよかったのにと嫌味を言う。

ダン一行です。
グリーンマンが笛を吹いて馬を呼ぶ。マジで来てる。
これで移動となります。

砦にて。
ハートマン博士が牢屋まで来てます。キャリーと話しになる。
まずは何でここに来たと聞いてるハートマン博士。
ダンの話しにもなります。キャリーはダンが死んだと思ってるようです。
元の世界に帰れる?の話しになるが見通しは暗いらしい。

ハートマン博士ですが魔術師のふりをしたので奴隷にされず。
ハンドガンを作って役に立っているとのこと。
で、更に強力な武器を造るように言われているとか。爆弾を作ってる最中。

ダン一行にて。馬で移動中。
休憩にして地面から水を出してるグリーンマン。色々と役に立つようです。
馬に水をやってます。
それから吊るされてるシャーリーンを助けてます。

そんなとこに邪悪な気配から地中から怪しげな連中が姿を現す。
洞窟に逃げるダン一行。

洞窟にて。
奥に進むダン一行。怪しげな連中が迫ってきます。
グリーンマンが言うにはこの洞窟はクリールの砦につながってるらしい。
随分と都合がいい設定です。

怪しげな連中が押し寄せて格闘アクションになります。
そんなこんなでだいたい片づける。

砦にて。
クリール将軍がハートマン博士の研究室に来る。
早くせんかいと催促に来たようです。
ハートマン博士はニトログリセリンを作ったようです。さすが博士でやることはやる。

ダン一行にて。
洞窟奥の岩盤を押してその先に進もうとします。
また怪しげな連中が迫ってきてこれは大変となってます。
ようやく岩盤を押しのけて先に進むダン一行。岩盤を閉じる。

このへんの印象ですが普通のB級SFといった感じ。全く普通です。

洞窟から出たらもう砦の前です。どうやって入る?
カハーがもう入り込んでいて門を少し引き上げる。
地面の隙間から中に入るダン一行。しかしカハーを兵隊にやられていなくなる。
ダン一行ですがまずはキャリーを探す。

キャリーの牢屋にて。
副将格のボスクが来ます。
誰も助けに来ないと嫌味を言ってキャリーを強姦しようとする。
そんなとこにダンが助けに来ます。ボスクを片づける。まだ死んではいない。

感動の再会になってるキャリーとダン。
ハートマン博士の話しを聞いてそこへ向かう。

ハートマン博士の寝室にて。
女2人を侍らせてるハートマン博士。そんなとこにダン一行が来ます。
これはまた印象が悪いハートマン博士。特にキャリーへの印象が悪い。

日本語字幕ではダイナマイトと出てますが英語ではニトログリセリンと言ってます。
そこにハートマン博士を案内させます。

クリール将軍の寝室にて。
瀕死の副将格ボスクが知らせに来てます。それでどうする。
クリール将軍は出動する。

ダン一行にて。
外に出たらクリール将軍一行が待ち伏せていました。
アッサリとホールドアップになってるダン一行。
シャーリーンはアッサリと撃たれて退場になる。
ここでマラカイがこれが爆薬だとワインの入れ物を見せて脅かす。
しかしそれはタダのワインだと言われて放り出すと爆発したりする。
そんなこんなで捕まってます。

キャリーはハートマン博士を脅迫して協力させる。
正体をクリール将軍にばらしてやると言ってるキャリー。

牢屋にて。
ダン一行が捕まってます。ハートマン博士が来てます。
とりあえず逃がすと言ってるハートマン博士。
牢屋から出たダン一行はどこへ行く。

クリール将軍の寝室にて。
クリール将軍とキャリー。
キャリーにお守りをプレゼントしてるクリール将軍。

研究室にて。
ダン一行はあちこちに爆薬をセットしてます。
それとは別に鉛筆状のケースにニトログリセリンを流し込んでます。

あちこちに爆薬をセットしてるダン一行。
火薬を捲いて導火線。ローソクが時限装置。そんな感じ。

いよいよ爆薬に点火してます。
ここに黒頭巾の召使いが来ます。これがダンらしい。
そんなこんなでクリール将軍をホールドアップするキャリー。
しかし撃てない。それでも殴打するのは出来てます。
そんなわけで脱出するダンとキャリー。

馬車にて。
ダンとキャリーを待ってます。
ようやく馬車に乗るダンとキャリー。
あのカハーはまだ生きてました。

クリール将軍が追ってきます。
グリーンマンの小銃に鉛筆爆弾を装填して発射してます。砦は大爆発となります。

無事に脱出する馬車。
ハートマン博士はどうした?と思ったらちゃんといました。

岩山にて。
戻る場所なんな見つかるわけがないと悲観的なハートマン博士。
そうしたらマラカイがキャリーのコンパクトを見つける。
そうなるとダンとキャリーはここが戻るポイントに違いないと判断する。

そんなわけでここから消え去るダンとキャリー。
ハートマン博士は乗り遅れ取り残される。
マラカイは報酬の腕時計は?と嘆く。
エンドとなります。

後タイトル
キャスト、スタッフの紹介。
協力でニッサンのクレジットがありました。なるほど。


そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。


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