『フランケンシュタインの幽霊』(1942年)
この作品は、アール・C・ケントン監督、セドリック・ハードウィック他主演のフランケンシュタイン物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1942年 Universal Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆67分
原題◆The Ghost of Frankenstein
プロット◆モンスターに脳移植をしようと色々とある話しのようです。
音楽◆ハンス・J・サルター
キャスト
セドリック・ハードウィック→フランケンシュタインの次男 ルドウィグ博士
ロン・チェイニー・Jr.→何となく蘇ったモンスター
ベラ・ルゴシ→脳移植に燃えるイーゴリ
ラルフ・ベラミー→ごく普通のエリック検事
イブリン・アンカース→ルドウィグ博士の娘エルザ
ライオネル・アトウィル→色々と不満が多いボーマー博士
アール・C・ケントン監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のフランケンシュタイン物に出来てます。
株式会社コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。少し走査線が目立ちカクカクしてる。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
コスミック・ピクチャーズのタイトル
画質が悪いですノイズが入ってますのと著作権のアラート
メニュー画面
コスミック出版の『フランケンシュタインの幽霊』(1942年)のタイトル
バックにはユニバーサル・ピクチャーズの音楽が流れる。
タイトル
The Ghost of Frankenstein
Sir Cedric Hardwickeと出ています。Sirが付いてる。
Ralph Bellamy
結構知ってる俳優さんが出てる。
モンスターはロン・チェイニー・Jr.なのか。
フランケンシュタイン村役場にて。
集会になってます。色々と不満が出ています。
フランケンシュタインの呪いで観光客も来ない・・・
仲間のイーゴリもウォルフ博士に撃ち殺された。そうなの?
イーゴリはまだ生きてるとの目撃証言もあります。
そんなわけでフランケンシュタイン城を木っ端みじんに爆破しようとなります。
お城にて。これはミニチュアです。いいじゃん。
暴徒一行が押しかけてます。ダイナマイトと書いた箱を持参してる。わかりやすい。
城にはイーゴリがいたりします。城壁の石を落として大騒ぎになります。
で、イーゴリのことはお構いなしで爆破してます。
爆破されるとイーゴリは下に避難する。
で、爆破のせいで硫黄泉に落ちたモンスターの手が見てます。動いてる。
モンスターを掘り出すイーゴリ。我が友と呼んでる。城から脱出する。
暴徒一行は爆破を続けて城が全壊します。
墓場にて。
城が爆破されるのを見ているイーゴリとモンスター。
ここには未練はない。こんな村とはおさらばだと言ってるイーゴリ。
森にて。
雷に撃たれるモンスター。これで元気が出るらしい。
それがエネルギーなのかと感心してるイーゴリ。
で、フランケンシュタイン男爵の次男ルドウィグのとこへ行くらしい。
ルドウィグ精神科病院にて。
ルドウィグ博士、ボーマー博士、ケタリング博士の3人。
脳の手術をやっていたらしい。
ボーマー博士とケタリング博士。
先ほどから不満がありそうなボーマー博士。
ボーマー博士は昔はルドウィグ博士の恩師だったのに現在は立場が逆転してるとか。
村にて。
イーゴリとモンスターが来てます。
女の子にここはどこか?と聞くイーゴリ。ヴァサリア村だとわかる。
モンスターはボール遊びをしてる女の子に接近する。
いじめっ子がボールを屋根の上に蹴り飛ばす。
女の子を抱っこしたモンスターが階段を登る。途中で止めようとした男を投げ飛ばす。
そんなわけで大騒ぎになってます。
屋根の上にて。
オッサンが助けに来るがモンスターが屋根から投げ飛ばす。
ボールは屋根の煙突に引っ掛かっていたんです。ようやくとる。
女の子の名前はクロースティーン、父親が呼んでます。
無事に女の子を抱っこして階段を下りるモンスター。
父親が女の子を引き取る。それで警官隊がモンスターを拘束する。
この作品ですが1シーンごとに溶暗になってます。
特に意味はないようです。単に時間が経過してるだけのようです。
ルドウィグ精神科病院にて。
馬車が来ます。エリック判事が来ます。
まずはガールフレンドのエルザと話す。用事の方はエルザの父親ルドウィグ博士に会うことです。
書斎にて。
ルドウィグ博士とコンタクトするエリック判事。
凶暴な男の精神鑑定をお願いしに来た。モンスターのことらしい。
次は女中さんのマーサが来客だとルドウィグ博士に伝えます。
何やら父上の知り合いとのこと。
玄関ホールでイーゴリとコンタクトするルドウィグ博士。
モンスターを連れ出してここでかくまってくれと要求するイーゴリ。
電気を流して弱ってるモンスターを回復させてくれとも要求してる。
父は殺され兄は村を追われたと話すルドウィグ博士。
フランケンシュタインの名は使っていないわけではないみたい。それでも病院の名前はルドウィグにしてるけど。
イーゴリの要求を何故か承知してるルドウィグ。
イーゴリが帰るところをエルザが見ています。イーゴリも見てる。
書斎にて。
ルドウィグ博士は秘密の書棚からトランクを引っ張り出してます。
これがフランケンシュタイン男爵の研究ノートです。
記録はウォルフ博士。誰だっけ?
そんなとこにエルザが来ます。先ほどの客は誰だ?と聞く。
心配はないと答えるルドウィグ博士。
裁判所にて。
モンスターがイスに拘束され裁判を受けてます。
エリック判事はモンスターは早く最高裁判所に送った方がいいと主張する。
モンスターを尋問するが当然要領得ない。
そんなとこに女の子がモンスターに接近する。質問をする。
この女の子がフスマンの娘クロースティーン。
今度はルドウィグ博士が来てます。このどさくさに女の子は回収される。
ルドウィグ博士はモンスターのことをこんな男は見たこともないと言う。
そうなるとモンスターはムッとして、いきなり暴れてます。大騒ぎになります。
イーゴリは外で笛を吹く。モンスターは窓からズラかる。
荷馬車にモンスターを乗せて速攻で走り去るイーゴリ。
ルドウィグ精神科病院にて。
エルザがいます。それにしてもユニバーサルの女優さんはイマイチです。
書斎に入るエルザ。出しっ放しの研究ノートを読んでしまう。
研究ノートの内容が回想になってます。
また死体を盗んでこよう・・・
次は脳を移植する・・・
読んでてこれはビックリのエルザ。そんなとこに窓の外にモンスターがいる。
悲鳴を上げるエルザ。カーテンを締めドアに鍵をかける。
そんなとこにルドウィグ博士が戻ります。
イーゴリとモンスターが病院内に入り込む。
それでモンスターはケタリング博士を絞め殺す。
エルザもモンスターと遭遇する。
ルドウィグ博士はガスを送り込む。エルザもいるけど緊急なので送り込む。
中にいる人達は昏倒する。モンスターも最後に昏倒してる。
エルザとルドウィグ博士。
事情説明をするルドウィグ博士。
エルザは幸せな家庭を壊さないでとお願いする。ところで母親はいないの?
実験室にて。
モンスターが台に拘束されています。
ルドウィグ博士はどうする?。いきなりモンスターが拘束を引きちぎって起き上がる。
注射を打とうとするルドウィグ博士。
そんなとこにボーマー博士が来ます。これはビックリ。何事ですと聞く。
ルドウィグ博士はモンスターを始末すると言う。
創造とは逆のことをする。モンスターを解体すると主張してる。
ボーマー博士は協力は出来ませんと言ってます。
ルドウィグ博士はそれなら1人でもやるつもり。
そんなとこにいきなり父親の霊を見るルドウィグ博士。
モンスターを殺す気なのかと止めてる霊。
凶暴なのは脳のせいだ。脳を交換すればいいと主張してる霊。
ボーマー博士を呼ぶルドウィグ博士。
イーゴリはどこかの部屋で寝てます。
目を覚まして部屋から出る。
研究室にて。
ボーマー博士はもう来ています。
イーゴリも来てます。手伝わせるルドウィグ博士。
脳を移植すると話すルドウィグ博士。
それでボーマー博士を呼んだわけです。
ルドウィグ博士はケタリング博士の脳を移植するつもりです。
イーゴリは自分の脳を移植してくれと主張する。
悪党の脳はダメだとあっさりとダメ出しするルドウィグ博士。
それから電圧を上げたりしてます。
これでとりあえずモンスターの元気がよくなるわけです。
書斎にて。
エルザとルドウィグ博士。
様子が変よと言われてるルドウィグ博士。
そんなとこにボーマー博士が来ます。手術はいつ行いますか?
すぐ、今夜だとルドウィグ博士。
研究室にて。
床の秘密の出入り口から地下室に入るルドウィグ博士。
モンスターはルドウィグ博士のいうことは聞くのか?そんな感じ。
イーゴリとボーマー博士。
ボーマー博士を説得にかかるイーゴリ。
オイラの脳を使えばいい。そうすればアンタは有名人だと言ってるイーゴリ。
ボーマー博士はどうする?
屋敷にて。
エリック検事が来てます。警察も同行してる。
脱走した怪物の件で来た。それにケタリング博士の行方も聞く。
ケタリング博士は実家に帰ったと答えるルドウィグ博士。
しかし駅でケタリング博士を見たものはいない。
そんなわけで家捜しとなります。
研究室にて。
秘密の地下室への出入り口を発見されてしまいます。
それでも落ち着いてるルドウィグ博士。
地下室にて。
まずはここは低温状態用手術室だと説明するルドウィグ博士。
次は壁の隠し扉を警官が発見する。
ここは凶暴な患者の入れる病室だと説明するルドウィグ博士。
そんなわけで家捜しは空振りに終わります。そうなの?
村にて。
モンスターは歩いてます。女の子の家に侵入する。
イーゴリが笛を吹く。
そんなわけで寝てる女の子を布団ごと抱っこして運ぶモンスター。
思い出のボールも持って行く。その時にランプをひっくり返してし火事になってます。
屋敷にて
イーゴリとボーマー博士。
打ち合わせをしてます。イーゴリはモンスターを説得してる。
モンスターはどうするつもり?。
モンスターは女の子を抱っこして実験室に入る。
イーゴリを開けたドアに押し付ける。
玄関ホールにて。
ルドウィグ博士とエルザ。
エルザはエリック検事に会いに行くつもり。
そんなとこに女の子を抱っこしたモンスターがやってくる。
モンスターは女の子の脳を自分に移せとルドウィグ博士に要求してるらしい。
それから女の子をルドウィグ博士に渡します。
ルドウィグ博士は女の子をエルザに渡してドアに鍵をかける。
それからボールを持ってモンスターを引きつける。
研究室にて。
もう手術になってます。まずボーマー博士が脳の準備をする。
別室にて。
イーゴリとボーマー博士。
マジでイーゴリの脳を使うようです。
イーゴリは失敗しても構わん覚悟はあるとやる気満々。
時計が回るモンタージュが入ります。
研究室にて。
脳を持ってくるボーマー博士。いよいよ移植手術になる。
あくまでもケタリング博士の脳だと思ってるルドウィグ博士。
溶暗になります。
もう移植手術は終わってます。ベッドのモンスター。
具合を見ているルドウィグ博士とボーマー博士。
ボーマー博士にお礼を言うルドウィグ博士。これで君を世間に認められるはずだと言ってます。そうなの?。
溶暗になります。
村にて。
屋外集会をやってます。
もう2週間も女の子が戻らない。やったのはモンスターだ、かくまってるのはルドウィグ博士だと盛り上がる。
そんなわけでまた暴徒になって突撃します。ハリウッド映画の自警団はこればっかり。やたらと吊るしたがるのです。
エリック検事の自宅にて。
暴徒の知らせが入りエリック検事は馬で出動する。
屋敷にて。
門のとこで暴徒を説得するエリック検事。
しかし暴徒から検事はルドウィグ博士の娘でデキてる奴だと突っ込まれる。
それでもエリック検事が直接事情を聞くことで暴徒は収まる。
屋敷内にて。
エリック検事がエルザに大変な事態だルドウィグ博士はどこだと聞く。
で、やってきたルドウィグ博士にまずケタリング博士のことを聞きます。
それでエリック検事を研究室に案内するルドウィグ博士。
モンスターの部屋にて。
もうモンスターの意識は回復してるようです。
まずボーマー博士にモンスターの具合を聞くルドウィグ博士。
ルドウィグ博士はケタリング博士は脳はモンスターの頭にある。そこで生きている。
モンスターは意識のある人造人間になった。これで悲劇を終わらせ父や兄の汚名を晴らすことがで来たと主張する。
いよいよモンスターと対面するルドウィグ博士。
外の暴徒一行ですが待ちきれずに屋敷に押しかける。
モンスターの部屋にて。
ご対面のモンスターとルドウィグ博士。
君はケタリングだと聞かれればモンスターはイーゴリだと答える。
驚愕するルドウィグ博士。ボーマー博士を詰問する。
で、イーゴリは俺は不滅の男だと主張しています。
最悪の怪物だと嘆くルドウィグ博士。
ボーマー博士は仲間だと言ってるイーゴリのモンスター。
ボーマー博士はガスを流そうとする。何故かそうなってる。
そんなこんなでエリック検事はエルザを連れて外に脱出しようとする。
その際に一応暴徒一行にガスのことを知らせてます。
ガスを止めようとするルドウィグ博士はモンスターにやられてます。
エルザは女の子を父親に返してます。
そんなこんで大騒ぎになってます。
ガスを吸ったエルザを外に連れ出すエリック検事。
モンスターですが突然目が見えなくなってます。
瀕死のルドウィグ博士が血液型が違うので失明したと説明する。
頭に来たモンスターをボーマー博士を配電盤に叩きつける。感電死するボーマー博士。
暴れ回るモンスター。火事になってます。
エリック検事とエルザは屋敷の外にいます。
それで燃え上がる屋敷を見る。屋敷はミニチュアです。
エリック検事とエルザは日の出を見る。
それでいいのか?となるが、そうなってエンドとなります。
そんなわけで普通のフランケンシュタイン物のよい作品でした。
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