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2014.10.05

『ボディガード』(1948年)

この作品は、リチャード・フライシャー監督、ローレンス・ティアニー、プリシラ・レイン主演のフィルム・ノワールのようです。

1948年 RKO Radio Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆62分
原題◆Bodyguard
プロット◆殺人の容疑者にされて悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ポール・ソーテル

キャスト
ローレンス・ティアニー→元警察のマイク・カーター
プリシラ・レイン→恋人のドリス・ブリュースター
フィリップ・リード→精肉会社のフレディ・ダイセン
スティーブ・ブロディ→精肉会社のフェントン主任
ジューン・クレイワース→秘書のコニー・フェントン
エリザベス・リスドン→精肉会社のジーン・ダイセン社長。
チャールズ・ケイン→ウェイン警部
フランク・フェントン→ボーデン警部補

リチャード・フライシャー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のフィルム・ノワールになってます。

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

ブロードウェイのタイトル
著作権のアラート

タイトル
RKO Radio Pictures
Bodyguard
ローレンス・ティアニー
プリシラ・レイン
と、まとめて出ています。
リチャード・O・フライシャー監督と出ています。

警察、殺人課にて。
男がやって来ます。記者らしい。
記者は事務員のドリス・ブリュースターとマイク・カーターの話しをする。
マイク・カーターが来ました。大勢の非行少年に囲まれてます。何なんだ?
エンゼルスが勝ったとか、野球の話しらしい。
記者からボーデン警部補がお待ちかねだと言われるマイク・カーター。

ボーデン警部補のオフィスにて。
さっそくやり過ぎな捜査活動を責められてるマイク・カーター。
話しに出ていたけどこの2人はマジで不仲ななようです。
ウェイン警部に話したと言ってるボーデン警部補。
そんなこんなで乱闘になってます。やって来たウェイン警部が止めています。
で、警察をクビというか辞めてるマイク・カーター。

野球場にて。
ロサンゼルス・エンゼルス対ハリウッド・スターズ。
これはMLBではなくマイナーのパシフィックコースト・リーグだと思う。
見物のマイク・カーターとドリス・ブリュースター非行少年たち。
そんなとこに男がやって来ます。ジーン・ダイセン、コンチネンタル精肉社の社長のボディガードの依頼です。命が狙われてる、報酬は2000ドル。
この男はジーン・ダイセンの甥と言ってます。
アッサリと断ってるマイク・カーター。

試合の方は凄い大味な点の取り合いやってます。
延長10回だけで17点を取ったら18点を取り返してる。どういう試合なんだ。

自宅アパートにて。
同居してるマイク・カーターとドリス・ブリュースター。
酒を飲まずにミルクにしてるマイク・カーター。
そんなとこにドアの下から封筒が押し込まれてる。中身は紙幣です。
頭に来たマイク・カーターはこんなもの突っ返してやると出かけます。

ジーン・ダイセンの屋敷にて。
クルマで入るマイク・カーター。
フレッド・ダイセンはいないかと聞く。いませんとオッサンのピーター執事が言うが無理やり入ってるマイク・カーター。
おばさんが来ます。秘書のコニー。
それからフレッド・ダイセンが来ます。
今度はおばあさんが出てきます。これがジーン・ダイセン社長でした。

このへんでプリシラ・レインはどこに出てると思ったらドリス・ブリュースターだとようやく気がつく。てっきり精肉会社の社長役かと勘違いしていた。DVDパッケージの説明が悪い。

ボディガードの件はフレッド・ダイセンが勝手に進めていたようです。
ジーン・ダイセン社長はボディガードはいりませんと言ってます。
そんなこんなで帰ろうとするマイク・カーター。

いきなり銃声がします。帰りがけですが戻るマイク・カーター。
窓の外から銃撃がしたらしい。調べています。
弾痕から弾道を調べています。どうやら鏡に映ったジーン・ダイセン社長を撃ったようです。
そんなわけでフレッド・ダイセンは今夜だけでも泊まってくれと頼み込む。承知するマイク・カーター。

04:00AM前頃にて。
マイク・カーターが見張ってるとコニー秘書が壁の弾丸をドライバーでほじり出す。
詰問するマイク・カーターですがコニー秘書はとぼけてる。

クルマが出るようです。ジーン・ダイセン社長が乗り込んでます。
自分のクルマで尾行するマイク・カーター。

着いたとこは精肉工場です。
マイク・カーターはいきなり後から殴打され昏倒します。

クルマにて。
気がつくマイク・カーター。隣には男の死体があります。
これがケンカしたばかりの同僚のボーデン警部補です。これはビックリ。
しかもここは線路上です。列車が迫る。またビックリ。
危ないとこを脱出するマイク・カーター。クルマはクラッシュしてる。

自宅アパートにて。
ようやく帰宅するマイク・カーター。
ボーデン警部補が殺された。自分が容疑者だ。犯人を捜すとなります。
それでドリスにボーデン警部補の捜査活動の記録を調べてくれと頼みます。結果を録音センターに届けてくれと頼んでます。

録音センターとは何だ?、何だかゲームセンター内にある施設らしい。
ノーラン宛てに送ってくれと言ってるマイク・カーター。これを偽名にするようです。
で、ダイセン家に行くと言ってます。

ドリスのクルマにて。
ダイセン家の前に来てます。別れます。ミスター・ノーランと呼んでるドリス。

ジーン・ダイセンの屋敷にて。
また誰もいないと言われるが入ってるマイク・カーター。
フレッド・ダイセンがいます。何故をオレを見て驚くと聞くマイク・カーター。
で、ちゃんと仕事をしていないとなじるフレッド・ダイセン。

フレッド・ダイセンからクルマを借りるマイク・カーター。
クルマはステーションワゴンだそうです。

コンチネンタル精肉社にて。
仕事の風景。デンジャーと警告看板が出ています。
仕事中のオッサンに邪魔にされてるマイク・カーター。
質問は主任のフェントンに聞いてくれと言われてる。
会話からオッサンの名前はクルーガー。

別室でフェントンはコニーと話し込んでます。
何だか怪しそうな男です。

コニーとフェントン主任と話しをするマイク・カーター。
コニーから自宅の夜警だと紹介されてるマイク・カーター。

ここを出たとこでスタンドの売ってる新聞にはしっかりと自分が容疑者で出てます。
パトカーもちょうど来てます。新聞を買って読むふりをしてごまかすマイク・カーター。
借りたステーションワゴンでズラかります。

ゲームセンターにて。
看板で録音コーナーと出てます。この当時にはあったようです。
女の店員にノーラン宛ての録音を探してくれと言うが知らないらしい。
客の水兵2人ともめそうになったとこでオッサンが来て録音はあると渡される。

録音コーナーに入って聞くマイク・カーター。
レコードに録音されているのを聞く個室があるわけです。なるほど。
ドリスが吹き込んだボーデン警部補の捜査記録を聞きます。
録音メディアがレコードとは。今はマイクロSDカードでICレコーダーです。

通りにて。
マイク・カーターのステーションワゴンに挟まれたオッサンが自分のクルマでステーションワゴンを押して無理やり出ています。
押されたステーションワゴンは消火栓の前に行ってします。さっそくお巡りに見つかってる。

録音コーナーにて。
まだ聞いてるマイク・カーター。
日本語字幕ですがナイトウォッチを夜警と訳してる。夜勤でもよかったような。
どうやらボーデン警部補はダイセン家と絡んでるようです。
工場のオッサンが言ってたスライサーに巻き込まれて死んだ事故があった。
死んだのはストーン。
そんなわけで最後はアイラブユーで締めてるドリス。

しかし外のクルマにはお巡りが張り付いてる。
クルマから足はつかないけど、クルマが使えないのはこまる。

裏口から出るマイク・カーター。レコードの録音盤はゴミ箱に捨てる。
花を買って顔を隠しタクシーに乗るマイク・カーター。
上手い具合にズラかってます。結局借りたステーションワゴンは使えない。

タクシーにて。
カーラジオではマイク・カーター容疑者のニュースを流してます。
この話題で運転手に相づちをうってるマイク・カーター。

ジーン・ダイセンの屋敷にて。
ここに入るマイク・カーター。
ジーン・ダイセン社長に04:00AMにどこへ行った?と詰問する。
仕入れた肉を見にいつも行ってると主張してるジーン・ダイセン社長。ホントらしい。
行った場所はダウンタウンの倉庫だったようです。

ジーン・ダイセン社長が警察を呼ぶと言ったらコニー秘書が止める。
マイク・カーターは何故止めると聞く。適当にごまかすコニー秘書。
昨年に食肉検査官が死亡した。この話しをするマイク・カーター。
で、自分で警察に電話するマイク・カーター。さすがに殺人課への呼び出しはコニー秘書にやってもらう。

ちょうどよくドリスが電話に出ます。
ノーランと名乗って話しをするマイク・カーター。旧友のために一肌脱ぐ?、そんなとこを言ってます。
フレッド・ダイセンに借りたステーションワゴンは3番街の消火栓の横だと言って、ここを出るマイク・カーター。

街中にて。
通り掛かりのキャンピングカーに乗り込んでるマイク・カーター。
中には子供がいます。ボール投げの相手をする。

トラックの荷台から降りてるマイク・カーター。複数のクルマを勝手にヒッチハイクしてるのか?そんな感じ。
アダム・ストーン・ボート修理工房に入る。
おじいさんが出てきます。これがアダム・ストーンで死んだ食肉検査官の兄らしい。
自分は元警察、ボーデン警部補がここに来たはず・・
アレックス・ストーン食肉検査官。ここにはその遺品があるはず。

遺品を見せてくれと頼むマイク・カーター。
そのさいに新聞を見たアダム・ストーンはマイク・カーターが容疑者なことに気がつく。で、平静を装ってます。
ボトル内に帆船の模型があります。これがアレックス・ストーンの趣味だった。
そのことを話してるアダム・ストーン。もらった見事なボトル内帆船模型がある。
そのままここを出るマイク・カーター。
アダム・ストーンはすぐに電話で通報しています。

すぐにクルマのドリスと合流するマイク・カーター。移動します。
カーラジオではマイク・カーター容疑者の最新ニュースを流してます。
3番街で目撃情報あり、タクシー運転手の目撃情報もある。そんな感じで行動は筒抜けらしい。

ドリスが黙って持ってきた捜査記録の資料を見るマイク・カーター。
新情報はないようです。これはガックリ。
ドリスは私たちは同じ船に乗ってるたとえをして、船の模型から目が悪くて死んだアレックス・ストーン食肉検査官には合わない趣味だと推理してるマイク・カーター。
アレックス・ストーンは目が悪いことで事故死にしたとなってます。

目医者にて。眼鏡店みたい。
もう待ち伏せしてる男がいます。目医者と打ち合わせしてる。
メガネを作りたいと入るマイク・カーターとドリス。
検眼になってるマイク・カーター。待ってるドリスは書類入れを調べてる。
検眼してるとこで戸棚のガラスにハンドガンを逆手に持ってる男が見えます。これは警察ではない。で、格闘アクションになります。

男を片づけて目医者を締め上げるマイク・カーター。
ここには処方せんはないと主張してる目医者。
そんなとこにお巡りが入ってます。どうやら目にゴミが入って来たようです。
ドリスが相手して座らせて目にタオルをかけます。この隙に出ようとするが、ドアベルが鳴る。で、いらっしゃいませと言いつつドアを開けるドリス。これでごまかせます。
しかし、外にはパトカーにお巡り1人いる。
戻ってサングラスをマイク・カーターにかけ盲人にしてドリスが先導してクルマに乗ろうとします。
パトカーがクラクションを鳴らす。ビックリの2人。しかしこれは目医者に入った相棒を呼んだらしい。
そんなわけでここをズラかるマイク・カーターとドリス。
ここのシーンはスリル満点で演出も気が利いてていい感じに仕上がってます。

クルマにて。
マイク・カーターとドリス。打ち合わせをしてます。
ブリラーというのが目医者の名前。ここの住所録を持ってきたマイク・カーター。
処方せんがあるレンズ工場へ行くつもり。

レンズ工場にて。
ここでドリスと別れるようです。自宅アパートに戻ってくれと言ってるマイク・カーター。
キスして別れてます。まだノーランと呼んでるドリス。

非常ハシゴから入り込むマイク・カーター。
フラッシュライト持参で書類入れを調べてるマイク・カーター。
そこを夜警に見つかります。夜警のオッサンはハンドガンを構えてる。
この夜警のオッサンは面白いキャラをしてます。話し好きだし。
そんなこんなで夜警のオッサンを部屋に閉じこめてます。

ここからマイク・カーターは殺人課に電話する。
出たウェイン警部は逆探知しろと言うがマイク・カーターはその必要はないジーン・ダイセンの屋敷で会おうと言ってます。
ボーデン警部補殺人事件は解決すると言って電話を切るマイク・カーター。
閉じこめてある夜警のオッサンはまだ騒いでます。

コンチネンタル精肉社にて。
ここにクルマで来てるドリス。男がやって来る。で、ドリスは中に入ります。

中では男2人が作業をしてます。
これがフェントン主任とフレッド・ダイセンでした。
夜警は追っ払ったと言ってるフレッド・ダイセン。
何だか見つかりそうなドリス。しかし猫がいたので助かる。精肉工場に猫がいていいのか?

何だかフレッド・ダイセンの方が主犯のような感じ。
隠れてるドリスはそっと電話をかけようとしてる。

このへんでフレッド・ダイセンがマイク・カーターを雇うことに固執していたのは犯人役にちょうどよかったからでした。ようやく気が付いた。

ジーン・ダイセンの屋敷にて。
また無理やり入ってるマイク・カーター。
ジーン・ダイセン社長とコニー秘書がいます。
去年工場で死んだアレックス・ストーン食肉検査官。事故死。手に入れた目の処方せんにみると視力は0.8でした。割と普通だ。

で、コニー秘書に真相を話せと迫るマイク・カーター。
肉に水をを入れて水増ししてその分を儲けて懐に入れているフェントン主任はコニー秘書の兄でした。ムショ上がり。
そんなわでボーデン警部補ともめてるマイク・カーターを犯人に仕立て上げようとした。これが今回の真相でした。
で、水増しの方はフェントン主任とフレッド・ダイセンが組んでやっていた。

工場にて。
隠れてようやく電話してるドリス。

屋敷にて。
ドリスの電話を受けてこれは大変と工場に行かなくてはならないマイク・カーター。
そんなとこにウェイン警部と部下の乗ったパトカーが到着する。
入れ替わりでパトカーを黙って借りるマイク・カーター。すっ飛ばします。
パトカーを取られて頭に来たウェイン警部は追う。

工場にて。
男2人で何をしてるのかと思ったら肉の水増し作業をやってます。さすがに他の作業員がいない夜中にやるわけです。
タバコを取りに行くと言ってリボルバーを取り出すフレッド・ダイセン。

フレッド・ダイセンは目医者で失敗をしたとか言ってる。あそこにいたのはフェントンだったのか。元警察と格闘アクションをする。そりゃ素人には無理な仕事です。
で、今度はフェントン主任に罪をかぶせて正当防衛にするつもりです。
マジで撃ってるフレッド・ダイセン。死に至るフェントン主任。

工場にて。
死んだフェントン主任にナタを握らせてるフレッド・ダイセン。
ここで物音をたててしまうドリス。必死こいて逃げる。

パトカーをすっ飛ばしてるマイク・カーター。
路面電車を間をすり抜ける。
ようやく工場に着くマイク・カーター。

ついに見つかったドリス。
フレッド・ダイセンが照明を点けると暗闇から浮かび上がるシーンになってます。
目を見開いてるドリス。ここは結構印象に残る。
マイク・カーターが窓を割った音に気を取られた隙に逃げるドリス。

フレッド・ダイセンと対峙するマイク・カーター。
リボルバーを撃ってきます。危ない。
で、弾切れになって格闘アクションになります。さすがに格闘には強いマイク・カーター。
格闘アクション中に機械の電源が入りモーターが回る。これはもしかして当時としては珍しいスプラッタなシーンになると思ったがさすがそうはならず。

パトカーが押し寄せてます。
フレッド・ダイセンが連行されます。マイク・カーターはどうなる?

エピローグ。
警察にて。翌日か、数日経過なのかはわからん。
マイク・カーターとドリスがパトカーに送られて新婚旅行に出かけます。MLBのワールドシリーズを見物に行くようです。伏線を回収というわけです。
記者から何があった?と聞かれたウェイン警部は「終身刑になったのさ」と答える。
エンドとなります。


そんなわけで普通のフィルム・ノワールのよい作品でした。


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