『SOS地球を救え!』(1960年)
この作品は、アンソニー・デイジーズ監督、リク・バン・ヌッター他主演の宇宙物B級SFのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1960年 イタリア作品
ランニング・タイム◆72分
原題◆Space Men
プロット◆地球の危機を救う話しのようです。
音楽◆J・K・ブローディ
キャスト
リク・バン・ヌッター→記者のレイ・ピーターソン (IZ41)
ガブリエラ・ファリノン→ルーシー (Y13)
アーチー・サベージ→パイロットのアル (X15)
ホセ・ネスター→司令官
フランコ・ファンタシア→ZX34宇宙ステーションのサリバン
ジョー・ポリーニ→医者のK116
Alain Dijon→アーチー隊員 (Y16)
アンソニー・デイジーズ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のB級SFに出来てます。
ところでジュリアーノ・ジェンマらしいけど、どこに出てる?。
この監督は色々と名前があるそうです。
アントニオ・マルゲリティ(別名、アンソニーデイジーズ。またの名をアンソニー・ドーソン)、アンソニー・ドーソンが1番有名かも。
有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質は非常に悪い。カラー作品ですが、かすかに色が付いてるだけ。
スクイーズ収録のフル表示では上下左右に黒味あるの黒枠になる。
画面サイズはスタンダード。HDスーパーライブにするとほぼフルスクリーンになります。
音声はドルビーデジタル 5.1ch 元はモノラル
画質が悪いですと内容の一部に著作権のアラート。
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
Fred Gebhardt presents
フォー クラウン プロジェクト?
もう始まってます。
レイ・ピーターソンのリポート・・・
ナレーションが全開になってます。
2116年 BZ88ロケット M12星雲に向かう・・・
Assignment Outer Space
このタイトルです。
BZ88ロケットが発進しています。
放射能霧がどうのこうのとナレーションが言ってます。
冷凍睡眠についてナレーションが入る。全員冷凍睡眠中らしい。
このへんでフル表示だと黒枠になることに気がつく。
下にはVHSのトラッキングノイズが見える。
そんなわけでHDスーパーライブにする。これでほぼフルスクリーンになる。
画質は元々悪いのでHDスーパーライブで拡大しても気にならない。
やたらとナレーションが入ってます。英語です。
冷凍冬眠から復帰するのが1名。背中にX15と表示されています。
X15はパイロットのアルというらしい。
アルはZX34宇宙ステーションに無線連絡にしています。
次にアーチー隊員が冷凍冬眠から復帰してきます。
若い男も冷凍冬眠から復帰する。これがナレーションのレイ・ピーターソンです。
アルとの会話から7人のクルーにジャーナリストが1人らしい。
レイはジャーナリストなので役立たず呼ばわりされています。寄生虫のヒルだと言われてる。これはひどいな。
それでもあまり怒ってないレイ。取材拒否されるとこまるからでしょう。
宇宙遊泳になるレイ。
とっとと自分でやれと言われてるレイ。忘れ物のムービーカメラを渡される。
さかんにアルからバカにされてるレイ。寄生虫の次はぼうや呼ばわりされてます。さすがに文句を言ってるレイ。
宇宙遊泳してるレイ。
BZ88ロケットから放出されてZX34宇宙ステーションに向かってるようです。
バックの星が瞬いてます。宇宙空間では星は瞬かないはずですがまあいいです。
ナレーションでこの孤独感は初めてだと言ってます。
ZX34宇宙ステーションに到着するレイ。
減圧室を抜けて医者のK116と会うレイ。また記者なのかとバカにされてます。
司令官に着任の挨拶してるレイ。
露骨に迷惑な感じの司令官。
インターホンでサリバンに修理のことを聞いてる司令官。
ところで自動ドアの開閉する効果音がTVウルトラシリーズと同じです。何だかいいじゃんとなります。
特派隊が出発する。そこへ同行したがってるレイ。司令官は当然許可しない。
任務は給油だそうです。ロケットにホースをつないで燃料補給する。
このへんも何でもナレーションで説明しています。
宇宙空間にて。
レイは宇宙服でムービーカメラでロケットに給油作業を撮影してます。
そんなとこに隕石が接近する。レイは危険が迫る人を突き飛ばして助ける。
しかしこれで給油ホースが外れて燃料が宇宙空間に放出されて大騒ぎになってます。
司令官室にて。
司令官に説教されているレイ。どうやら無許可で宇宙遊泳していたようです。
ここでは人間の命より燃料の方が大事なんだと司令官。
それは間違ってると反論してるレイ。口論になってます。
そんなわけでこれからは何でも副司令官のサリバンに聞けと命じる司令官。
司令官は何やら大事な任務でここから出発するらしい。
K116に助けたY13はどこにいると聞いてるレイ。
それでY13とコンタクトするレイ。女性です。花の世話をしてます。
そうなると熱心に話しかけてるレイ。イタリア人なのでそうなる。
Y13ですが名前はルーシー。
会話から司令官の名前はジョージだとわかる。
アルに宇宙タクシーに乗せられた話しになってます。
で、宇宙タクシーに乗ってるアルとレイ。
宇宙タクシーとは小型の乗り物のことです。2人乗れる。
どうやら取材をしてるみたい。
アルは説教好きの黒人パイロット。髪は白っぽい。『マッドマックス』(1979年)のグースにソックリ。
司令官室にて。
何やら打ち合わせをしてます。そんなとこに来るのが遅いと言われてたアルが来ます。
すぐに出発すると言ってる司令官。
司令官に面会するためにレイがやって来ます。
何やら書類を渡してる。最高司令部からの指令書です。
レイは最高司令部に直訴して同行する許可を取り付けたようです。
司令官はルーシーにレイが最高司令部に泣きついたので連れて行かなければならない。そうなるとルーシーが残されるようです。
そんなこんなで結局ルーシーも行くようです。
BZ88ロケットがもう発進して飛行中です。火星に向かってる。
ルーシーは乗り込んでます。レイもいる。しかしレイの座席はない。他には4人います。
前方に何か見えるようです。
MS13ロケットが漂流しています。
燃料タンクが爆発。エンジン停止。制御不能で火星に落下中。これは大変。
爆発は原因不明。
そんな感じMS13はフォボスに落下してるようです。
MS13のデビッド隊員が勝手に宇宙服を着て脱出してます。
そのままフォボスに墜落するMS13。
MS13の残骸を確認してるBZ88ロケット。
逆噴射してフォボスに着陸するBZ88ロケット。何とか着陸します。
座席のがないレイは床にのびた状態になってます。重力がかかって死にそうになってます。
着陸したら少し傾いてるBZ88ロケット。
宇宙服のアルとレイが捜索に出ています。
勝手に脱出した隊員を見つけて救出してます。まだ生きてます。
傾いてるBZ88ロケットは救出から戻ったとこですぐに発進してます。
司令官は最高司令部の指令で金星に向かうと言ってます。
周囲の温度がどうのこうのといった話しになってます。
光エネルギーを使った最新宇宙船α2の話しになります。パイロットを失い電子頭脳だけで動いていた。
α2の光子エネルギーによって地球が焼き払われる話しになります。これは大変。
それで金星に向かうようですが意味がわからん。
ナレーションで地球が破滅の危機になっていたことにようやく気がついたと言ってる。
ルーシーと話してるレイ。地球の話し等をしています。
クリスマスの話しをしてるレイ。
BZ88ロケットは飛行中です。
金星基地に着陸します。
ここならα2に最も接近出来るらしい。
ここから金星基地の原子力ミサイルでα2を迎撃するようです。
隊員でアーチーというのがいるらしい。普通の隊員です。
レイがアーチーに金星基地のことを聞いてます。
金星基地から原子力ミサイルを発射しています。
α2に接近するが途中で爆発します。失敗です。
今度はα2の電子頭脳がどうのこうのという話しになってます。
α2は地球の軌道を周回する。そうなると地球に接近して大変なことになるらしい。
地球は溶岩の塊になるそうです。
金星基地からまた原子力ミサイルを発射しています。
やっぱりダメです。2200マイルで爆発した。
アルが何かに気が付いたようです。
α2の光子フィールドには隙間がある。そこに原子力ミサイルを撃ち込めばいい。
しかしその正確な場所がわからん。
α2と平行にロケットを飛行させて隙間を狙えばいいとなりアルが志願する。
アルはレイにこれはスクープだと言ってます。結構いい奴。
金星基地から発進するBZ88ロケット。
また引力が大変という描写が入ってます。
ようやく司令官からお褒めの言葉をもらってるレイ。寄生虫ですからと返事する。
アルのTS13ロケットも飛行中です。BZ88ロケットと並走してます。
これからα2の光子フィールドの隙間を見つけるようです。
ZX34宇宙ステーションのサリバンから連絡が入る。
α2の光子フィールドに小惑星が衝突してα2の軌道が変わった。予定より早く地球の軌道に乗る。これは大変。
しかもα2はZX34宇宙ステーションに向かってる。
α2が見えてきます。ZX34宇宙ステーションに接近する。
サリバンは宇宙タクシーに2人が乗ってるので救出してくれと要請しています。自分は残るつもりです。
ZX34宇宙ステーションに接近するα2。
大爆発するZX34宇宙ステーション。α2はそのまま進行する。
アルがレイにサリバンのことを書いてくれと無線連絡してきます。
宇宙タクシーの位置も報告してきます。
BZ88ロケットは宇宙タクシーの2人を救出します。
救出した2人の隊員の名前をしっかり覚えてる司令官。バリーとジャクソン。これには感心してる隊員2人。
司令官は休みたまえと言ってるけど、休むところなんてあるのか?。あるみたい。
アルのTS13ロケットがα2に接近しています。
原子力ミサイルを発射します。ロケットと言ってるけど映像は使い回しの原子力ミサイルです。
原子力ミサイルは3000マイルで爆発する。失敗です。
また原子力ミサイルを発射します。今度は2000マイルで爆発する。
アルはTS13ロケットで限界まで接近する。司令官は止めています。
2000マイルまで接近すると言ってるアル。そのまま特攻するみたい。
もう800マイルまで接近してます。爆発するアルのTS13ロケット。これでは犬死にです。
まだ終わっていないと司令官。しかし手がない。
レイは漂流してる宇宙タクシーに気が付きます。アルと宇宙タクシーに乗った話しをする。
それで司令官とルーシーはいい仲のようです。初めて知った。
もう終わりだと悲観的な司令官。
ルーシーに自分の席に座らせていなくなる司令官。
宇宙タクシーを使おうと提案する宇宙服のレイ。そこへ司令官が来て止める。
ルーシーはお前を愛してると言ってる司令官。そうなるのか。
で、司令官をノックアウトして宇宙空間に出るレイ。
ルーシーが来て見送ってます。
α2はまだそのままです。
レイは宇宙タクシーに乗って接近する。
BZ88ロケットの隊員がレイはα2の光子フィールドの隙間に入ったと実況しています。
宇宙タクシーの工具等を回りに投げて光子フィールドの隙間を探しながら接近してるとなってます。
接近してるレイ。もう投げる物がなくなった。
そんなわけで自分の宇宙服の部品も投げてます。
α2に到着したレイ。司令官から早くハッチを開けろと言われてます。
α2にて。
ハッチを開けて無事に中に入ったレイ。とりあえず一段落する。
無線連絡で司令官から操縦席の電子頭脳を停止させろと言われます。
ここの乗組員は冷凍冬眠のまま死亡してると報告するレイ。
もしかしてこの死んでる乗組員がジュリアーノ・ジェンマなのか?あごが似ている。
電子頭脳は停止していると報告するレイ。
そうなると主電源を切れとなります。ケーブルを手で引っ張っても切れない。
色々と指示してる司令官ですが時間も迫っています。地球大気圏に突入したらα2は燃え尽きる。
レイは非常工具を出して主電源のケーブルを切ってます。
これでα2の光子フィールドが消滅します。これでいいようです。
α2に接近するBZ88ロケット。
接近して何もなければ光子フィールドが消えたことになります。
脱出せよは言われたレイですがハッチが開きません。
どうやら主電源が切ったので作動しなくなったようです。自分の宇宙服の呼吸装置の部品も投げてたので呼吸が苦しくなってるレイ。
BZ88ロケットにて。
地球の最高司令部からはそのままでは地球大気圏に突入するのでα2を見捨てて回避せよと指令が入る。
司令官はこれを無視してレイを救出に行くつもりです。無線機のスイッチを切る。
救出に向かう司令官とアーチー。
ルーシーが無線連絡で司令官が救出に行ったとレイを励ます。
レイの方はいよいよ危ない状況になってます。
宇宙遊泳でα2に接近してる司令官一行3人。
到着してアセチレンバーナーでハッチを切断してます。
レイは自分が死んだら意味がないとか泣きが入ってます。
それでルーシーにさよならとまで言ってます。
ようやく切断が出来て救出されるレイ。
そのまま宇宙遊泳でBZ88ロケットに戻ってます。
ルーシーに戻ったとこですぐに発進出来るようにせよと連絡する司令官。
BZ88ロケットにて。
レイと司令官一行が戻ったとこですぐに発進加速移動しています。
これでα2から離れています。
α2は地球大気圏に突入して爆発炎上してます。
BZ88ロケットにて。
何とか無事なレイ。ルーシーと再会する。
ルーシーは司令官に2人だけにしてとお願いする。
地球を見ているレイとルーシー。
BZ88ロケットは宇宙空間を移動する。
エンドとなります。
後タイトル
監督の名前はアンソニー・ドーソンになってます。
キャストも表示されてます。
そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。
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