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2014.04.12

『出獄』(1948年)

この作品は、ヘンリー・ハサウェイ監督、ジェームズ・スチュアート主演の冤罪物フィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1948年 20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆112分
原題◆Call Northside 777
プロット◆成り行きで無期懲役囚を保釈しようと奔走する話しのようです。
音楽◆アルフレッド・ニューマン

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 2.0ch

キャスト
ジェームズ・スチュアート→新聞記者のP・J・マクニール
リチャード・コンテ→無期懲役囚のフランク・ウィチェク
リー・J・コッブ→編集長のブライアン・ケリー
ヘレン・ウォーカー→夫人のローラ・マクニール
ジョアンヌ・デ・バーグ→夫人のヘレン・ウィチェク
Kasia Orzazewski→母親のテリー・ウィチェク
Betty Garde→証人のワンダ・スカトニック
グレゴリー・タイン→無期懲役囚のトメク・ザレツカ
E・G・マーシャル→ヘレンの新しい旦那ライスカ (uncredited)
ハワード・スミス→シカゴ・タイムズの発行者K・L・パーマー
モローニ・オルセン→恩赦委員会議長
ジョン・マッキンタイア→検事局のサム・ファクソン
ポール・ハーベイ→バーンズ顧問弁護士
トルーマン・ブラッドリー→ナレーター (uncredited)


ヘンリー・ハサウェイ監督の演出はよいと思います。
全体的にフィルム・ノワールではなく普通のドラマになってます。
話しはクリント・イーストウッドの監督主演の『トゥルー・クライム』(1999年)によく似ています。

リチャード・コンテは誰かに似ている。それはジョン・カサベテスに似ているんです。


ブロードウェイのタイトル
著作権のアラート

タイトル
Twentieth Century Fox Film Corporation (presents) (as Twentieth Century-Fox)
ジェームズ・スチュアート
in
Call Northside 777
ページをめくってキャストとスタッフの紹介になってます。

これは真実に基づく物語である。
ロケ現場はイリノイ州で出きる限り事件が起こった場所で撮影されました。

ナレーションが入る。
1871年シカゴ大火で街は壊滅した。その後荒廃地から新生シカゴとなった。
事件は新聞記者の手で記録された。新聞の評判はよかったとかヨイショなことを言ってる。
シカゴ・サン、シカゴ・タイムズ、シカゴ・トリビューン・・・

禁酒法時代は殺人事件が増加した。
1932年シカゴでは殺人事件が365件、1日1件殺人事件があった。

ワンダ・スカトニックの酒場で事件があった。
ポーランド人地区の店。酒を密売していた。

ワンダの店にて。一応非合法の店のはず。
お客1人のとこにお巡りが来て酒を注文しています。たいしたものです。
そんなとこに怪しい男が入る。ドアベルを鳴らさないようにしてる。2人でした。
ワンダは逃げる。お巡りは撃たれる。2人はズラかる。大失敗の最低の仕事ぶりです。
クルマで逃げる2人。郵便配達人が目撃しています。
ワンダは警察に通報する。

新聞の見出しです。
パトロール中の警官が射殺される。今年8人目の殉職者。

お客の証言でトメク・ザレツカなる男が容疑者になります。
トメク・ザレツカが捕まり友人フランク・ウィチェクの名前が出てきます。
フランク・ウィチェクといたトメク・ザレツカ。
ウィチェク夫妻の自宅が家宅捜索される。

取り調べを受けるウィチェク夫妻。フランクとヘレン。
トメク・ザレツカと自宅にいたと証言するフランク・ウィチェク。
しかしフランク・ウィチェクの証言は怪しい。
ヘレンは釈放される。フランク・ウィチェクは拘留、容疑者になってます。

6週間でトメク・ザレツカが自首をした。
トメク・ザレツカは無実を主張する。しかしフランク・ウィチェクと証言が食い違う。

バンディ巡査殺人犯としてフランク・ウィチェクとトメク・ザレツカを起訴。
裁判となります。

法廷にて。
証人のワンダ・スカトニックが強盗はこの人ですと証言する。
これでフランク・ウィチェクとトメク・ザレツカはステートビル刑務所で終身刑となる。
1933年11月のことです。

この事件はこれから11年後の1944年10月10日まで葬られていた。
シカゴ・タイムズ紙に小さな広告が載る。5000ドルの賞金・・・

シカゴ・タイムズ紙にて。
リー・J・コッブ扮する編集長のケリーが登場。
ジェームズ・スチュアート扮するマクニール記者に調べさせる。
全く乗り気でないマクニール記者。どうせ金目当てが来るだけと言ってます。

どこかの高層ビルにて。
エレベーターで上ってるマクニール記者。
階段を掃除してる広告を出したフランク・ウィチェクの母テリーを取材する。
息子は無実ですと主張してるテリー・ウィチェク。そりゃそう言います。
カネ目当てにだまされますよ、刑務所に菓子やタバコを送った方がいいと無難なことを言ってるマクニール記者。
5000ドルは11年間で働いて貯めた。3000ドル広告は空振りだったので5000ドルにした。これでダメならまた11年間働いて1万ドルにすると言ってるテリー・ウィチェク。
協力は出来ません記事を書くだけですと言ってるマクニール記者。

新聞の見出しです。
賞金5000ドルの記事です。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプしてるマクニール記者。ケリー編集長に呼ばれます。
タバコに火をつけてもらってるマクニール記者。いい記事だとお褒めの言葉をもらってます。
で、ステートビル刑務所に行ってフランク・ウィチェクを取材せよと言われます
乗り気でないマクニール記者を行かせようと浪花節でお願いしてるケリー編集長。
そうしたらケリー編集長の母は年金もらってるしあなたは高卒だと突っ込んでるマクニール記者。
昔の作品はこのような小ネタがいい。特に20世紀フォックスは。

マクニール記者の自宅アパートにて。
可愛い奥さんがいます。名前はローラ。演じてるのはヘレン・ウォーカー、好演してるけど全く知りません。20世紀フォックスの女優さんはどうしてこう無名なんだ?。
パズルが趣味の奥さんのローラ。旦那の新聞記事の批評をしています。

イリノイ州ステートビル刑務所にて。
フランク・ウィチェクと面会するマクニール記者。
詳しい話しを聞かせてくれと話しをします。
掃除婦や賞金500ドルのことは知ってるフランク・ウィチェク。
色々と聞いてるけどあまり深くは聞いてない。
誘導尋問はレイルロード云々と言ってる。そのままです。
弁護士が酔っ払い、検事は速攻で死亡、証人ワンダは無実が突然有罪にした。
証拠が必要ですと言ってるマクニール記者。
ですが証拠無しで終身刑なフランク・ウィチェク。
アッサリと取材を終えるマクニール記者。メモを録音もしていない。

刑務所員は終身刑は全員無罪だと主張してる言ってます。
それを言ったらお終いなような気がする。

印刷機が稼働しています。新聞が刷り上がります。
見出しは、無実のウィチェク、母親の信頼関係・・・
当り障りのない記事になってます。

電話交換台に電話がひっきりなしに入る。投書も大量に届く。
記事の反響を描写しています。

マクニール記者のデスクには投書が大量に届く。
直接電話もかかっています。

ケリー編集長は記事の反響が大きいので機嫌がいい。
この件は連載にするとマクニール記者に言ってます。
離婚した妻ヘレンの取材に行って終わりにすると言ってるマクニール記者。

離婚したヘレンの自宅にて。
ヘレン・ライスカと言う名前になってます。
マクニール記者とカメラマンのピートの2人で取材しています。
何で離婚したか?、それは旦那のフランク・ウィチェクからです。
ヘレンを演じてる女優さんは悪くはないけど全く知らない。20世紀フォックスにはこまったものです。
20世紀フォックスの女優さんで有名なのはマリリン・モンローぐらいしかいない。あとはセレステ・ホルムとかでいきなり地味になるんです。

回想になります。何故離婚したか?
ステートビル刑務所にて。
面会したらまずは表示板ところでキスをします。
何故かと言うと、表示板にはキスや抱擁はここでのみでお願いしますとなっているからです。ホントか?

面会です。
子供のことから名字を変えようと離婚を持ち出すフランク・ウィチェク。
これが真相でした。
回想から戻ります。

新しい旦那の名前はライスカ。多分出てこないと思ったら息子と帰宅する。
息子とヘレンの写真を撮っています。
旦那のライスカを取材するマクニール記者。物分かりのいい旦那です。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプライターを打ってるマクニール記者。両手人差し指打ちです。
ウィチェクの元妻は夫の無実を語り・・・
無難な記事を書いているようです。

印刷機です。新聞が刷り上がります。

マクニール記者の自宅アパートにて。
寝ているマクニール記者。うなされています。
隣りでタバコ吸って心配そうな奥さんのローラ。
旦那を起こしています。何で歯ぎしりしたりうなされる?と聞く。
起きてパズルをしながら話しをするマクニール記者と奥さんのローラ。
無実にしたいんでしょと言ってる奥さんのローラ。
マクニール記者もそうなってるようです。

シカゴ・タイムズ紙にて。
新聞配達トラックにはウィチェクの妻、無実を証言と見出しが出ています。
これを見て機嫌がいいケリー編集長。
ケリー編集長からマクニール記者にステートビル刑務所所長からフランク・ウィチェクが会いたがってると言われます。

ステートビル刑務所にて。
マクニール記者に面会したフランク・ウィチェクはデタラメな記事を書いたので連載を中止してくれと厳しく言う。
奥さんや息子の写真を出したのでせっかく離婚したのが無駄になったのが大きいようです。
信頼していたのにと言われて、これは心外なマクニール記者。よかれと思ってるらしい。
とどめで事実は違うと言われます。もう刑務所にいることにするから書かないでくれと面会を打ち切るフランク・ウィチェク。

これでは収まらないマクニール記者はトメク・ザレツカと面会する。
円形に配置された収監所。真中に見張り台が設置されています。
新聞の連載は知ってるトメク・ザレツカ。
バンディ巡査の件を片づけたいと切り出すマクニール記者。仮釈放に協力すると言ってます。
トメク・ザレツカは渋っている。無実だと主張しているが証拠がないので証明出来ないのがわかってるからです。
連載をやめることは出来ないと言ってるマクニール記者。

所長に言ってまた仕事中のフランク・ウィチェクに会いに行くマクニール記者。
病院で働いてるフランク・ウィチェク。
連載は続ける。事実の確認に努める。そんなわけで合意するフランク・ウィチェク。
君が犯人だとわかったら仮釈放は出来なくすると言ってるマクニール記者。

フランク・ウィチェクから色々と聞きます。
亡くなった判事のこと。弁護士の名前はアンダーウッド。
死んだ判事と無能弁護士。あまり当てにはならないようです。
怪しい警部もいる。
証人のワンダも行方不明らしい。

嘘発見器にかかることにするフランク・ウィチェク。
まだうそ発見器には証拠能力がなくて、よくて担当のキーラー博士の資料になるぐらいなんだと。

監房内にて。
同房の男からキーラー博士の嘘発見器には用心しろと言われてるフランク・ウィチェク。何故かというとオレがまだここにいるからだと。説得力はある。

嘘発見器にかかるフランク・ウィチェク。
キーラー博士がセットしています。血圧計バンド等・・
マクニール記者が来ています。説明を聞いてます。
何故かケリー編集長もいます。用事があってついでに来たと言ってます。そうしたらマクニール記者から方角が全然違いますと突っ込まれています。

いよいようそ発見器にかかるフランク・ウィチェク。
嘘でもホントでもノーと答えさせてる予備審査からやってます。
この反応を参考に本番審査になるようです。結構考えている。ごまかすのは難しそう。
いつも思うけど嘘をまるっきり信じて自分で嘘をついてると思っていない時はどうする?と思える。

終わりました。すぐにキーラー博士から結果を聞くマクニール記者。
ロール紙のグラフを見ています。ここが大きく振れているとなるが何だかわからん。
振れている時のその質問は?→離婚してるのか?で振れたようです。これはフランク・ウィチェクはカトリックなので離婚は出来ないけど実際は離婚してるのでそれで振れたようです。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプライターを打ってるマクニール記者。
フランク・ウィチェクはうそ発見器の検査に合格する。そうなるのか?。
印刷で印字を拾ってる描写が入ります。それから印刷して新聞が刷り上がりる。

記録管理室にて。警察です。
マクニール記者が来ています。
警官殺しを覆す調査なので露骨に迷惑がられています。そんなわけで協力は出来ませんとなってます。
フランク・ウィチェクの記録は見せられませんとなっています。

警察の資料倉庫にて。
マクニール記者が調べています。ミノックスカメラで資料を撮っています。
担当が満足ですかと皮肉を言う。警官は正しいと力説してる。
当時担当していたのはノリス警部とわかる。しかし1938年に死亡してる。
この作品は1944年の設定。

シカゴ警察署コミュニケーションセンターにて。
マクニール記者が来ています。知り合いの担当がいます。
また協力出来ませんとなってます。上からの命令だと言ってます。
容疑者を見た人達の記録があれば教えて欲しいと言ってるマクニール記者。

電話を借りるマクニール記者。ケリー編集長に写真を調べてくれ。他の新聞社の写真もと電話してる。
そこに違う部署から電話がかかる。ニューシティ区域6番地区です。署員に成りすまして適当に返事をしてるマクニール記者。

警察署 ニューシティにて。
マジで逮捕記録を見てミノックスカメラで撮ってます。さすがにおかしいと思ってきた担当から怪しまれています。
適当にごましているマクニール記者ですが身分がバレて追い出されてる。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプライターを打ってるマクニール記者。
派手な見出しにしています。政治と警察の腐敗・・・
ケリー編集長に呼ばれています。これはダメだと言われます。
そんなとこに上からの呼び出しです。

社長室にて。
発行者のK・L・パーマー
検事局のファクソン
政治家のウィンストン
警察署の署長
顧問弁護士のバーンズ
そんなわけでケリー編集長とマクニール記者に圧力がかかります。
窓の外には跳ね橋が見えます。シカゴらしい風景です。

警察の顔に泥を塗りたいのかと結構普通に圧力をかけています。
検事局のハクソンを演じてるのジョン・マッキンタイアで嫌みな役がよく合ってます。
フランク・ウィチェクは無実だと力説してるマクニール記者。そうなったらしい。
政治家のウィンストンは早いとこケリをつけようとする。長引かせてはダメだ。
今回がダメだったら次の保釈の条件が悪くなると言われます。
来週には保釈公聴会を開くことになります。

お偉方は帰り打ち合わせになる。
バーンズ顧問弁護士は不満を述べる。証拠不十分なのでは?。
嘘発見器は証拠にはならない。
さすがにマクニール記者も色々と証拠を調べています。それでも不十分のようです。

何しろ証人のワンダの証言を覆さなければならない。
フランク・ウィチェクが22日に逮捕されたワンダは23日にフランク・ウィチェクに会ったことになっている。
フランク・ウィチェクは22日にワンダと数回会ったと証言してる。これを証明する証拠が必要となります。
このフランク・ウィチェクとワンダが写ってる写真が22日に撮られていると証明しないといけない。
それが出来ないと無理だと言ってるバーンズ顧問弁護士。そんなわけで現在の状態ではダメですとダメ出しされる。
またフランク・ウィチェクは無実だと力説するマクニール記者。
P・L・パーマーは保釈公聴会は開くと決断します。

証人のワンダを探し出してもたぶん証言は覆さないと言ってるバーンズ顧問弁護士。
ワンダの嘘を証明すれば勝ち目があると言ってます。

打ち合わせが終わってエレベーターのケリー編集長とマクニール記者。
まずはいいスピーチだったとマクニール記者を褒めています。
これからどうする?となってます。証人ワンダを探せとなります。

酒場巡りをして聞き込みのマクニール記者。
ワンダの写真を見せて知らないか?と聞いてます。理由は遺産のことですとごまかす。
何だか知ってそうなオッサンもいるが黙ってる。店を出たマクニールを尾行してます。

聞き込み続けるマクニール記者のモンタージュ。
ナレーションも付いてます。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプライターを打ってるマクニール記者。

新聞社の見出しはワンダ・スカトニックはどこへ行った?
マクニール記者の写真まで載っています。いいのか?

酒場にて。
聞き込みのマクニール記者におばさんがコンタクトしてきます。
親友だったワンダからレンガを投げつけられたとか。
現在の名前はワンダ・シスコビッチ。
私の名前は秘密にしてくれ。それでワンダの住所を売る。1ドル75セント。結構安い。他に酒をビンごとだけ。
これといい稼ぎといった感じのおばさんです。

ワンダの自宅アパートにて。ホノレ通り。
ガードのすぐ近くで騒音がひどい。ワンダ・シスコビッチの名前が出ています。
ここに入るマクニール記者。木製の階段が減って波打っています。ボロい。
ようやくワンダと面会するが全然ダメです。新聞は読んでいるようです。マクニール記者を知ってる。
そのうちに酒場にいた旦那モリスも来ています。リボルバーを構えてる。
5000ドルと聞いてワンダに稼げと言うがワンダは断ってる。
そんなこんなで引き上げるマクニール記者。

シカゴ・タイムズ紙にて。
タイプライターを打ってるマクニール記者。
今度の見出しはワンダは罪深い薄情な女だ・・・

社長室にて。
オーナー、バーンズ顧問弁護士、ケリー編集長、マクニール記者。
打ち合わせとなります。もう無理だろとなってます。

フランク・ウィチェクの母の自宅アパートを訪ねるマクニール記者。
言いにくいことを言ってるマクニール記者。公聴会は中止です。
ワンダが偽証を認めないとお手上げと言ってるマクニール記者。連載も打ち切りです。
ガックリしてるフランク・ウィチェクの母。
証拠、息子は証拠もなしで終身刑になった・・・、あとは祈るだけになってます。

タクシーに乗ってるマクニール記者。
運転手はマクニール記者を知っています。新聞を渡される。シカゴ・デイリー。
そこには1000倍の拡大写真で偽造を見破った記事が載っています。
これで閃いたマクニール記者。持っている写真を見る。
警察本部に向かいます。

警察本部、写真ラボにて。
拡大担当に面会するマクニール記者。速攻で持ってる写真の拡大を依頼する。
シカゴ・タイムズのマクニール?と言われます。結構有名人です。
電話してるマクニール記者。スプリングフィールドのマーティン・バーンズさんって誰だ?、それは顧問弁護士のことです。

スプリングフィールドにて。
バーンズ顧問弁護士はもう来てます。公聴会を中止にする用事ですが。
うるさ方の面々がいます。検事局のファクソンもいる。

恩赦委員会を開催します。フランク・ウィチェクの件について。
バーンズ顧問弁護士はフランク・ウィチェクの件で証拠が入手できた切り出す。
またファクソンが証拠を早く見せろとせっついてます。
マクニール記者が到着します。証拠はまだらしい。届くまで引き延ばしのスピーチをする。
天秤を持ってる像の話しから延々とスピーチしてるマクニール記者。このへんは演じるジェームズ・スチュアートの持ち芸といった感じ。
22日と23日の話しになってます。ようやく話しが本筋に入ってます。
証拠は出来次第電送されますと話すマクニール記者。
それなら電送装置のある新聞社に行こうとなります。

新聞社の電送装置にて。
まだインターネットがない。接続は電話線を使った原始的な音響カプラーだと思う。
ファックスもない。電送されたネガを現像して見るようです。
倍率が上がってる写真が送られる。時間は相当かかってる感じ。

ようやく最後の電送写真が現像されます。
フランク・ウィチェクとワンダが写ってる写真の新聞配達人の新聞を拡大しているわけです。
現像されて写真が浮かび上がってきます。そこには12月22日の新聞が写ってる。
これでワンダの証言が覆る証拠が見つかった。

ステートビル刑務所にて。
スーツに着替えて出所するフランク・ウィチェク。出迎えのマクニール記者。

外に出たところで母親と会い、ヘレンと息子に会うフランク・ウィチェク。
現旦那のライスカと挨拶するフランク・ウィチェク。息子さんとはいつでも会ってくださいとライスカは物分かりがよ過ぎる。
離れたところで見ているマクニール記者。

新聞記者のおかげです云々とナレーションが入りエンドとなります。


そんなわけで20世紀フォックスらしい普通によく出来ている作品でした。


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