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2014.02.02

『What's all about(男と女のいる風景)』(1994年)

この作品は、ペントゥーラ・ポンス監督の短編オムニバスのドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1994年 スペイン作品
ランニング・タイム◆89分
原題◆El perquè de tot plegat
英題◆What's all about
プロット◆15の短編オムニバス物の話のようです。
音楽◆Carles Cases

スカイパーフェクTV260シネフィル・イマジカにて。
画質はよいです。

キャスト
よくわかりません。スペインの女優さんはいいことだけは確かです。

ペントゥーラ・ポンス監督の演出はよいと思います。

#1 プロローグ 意志◆石と話そうとする意志の堅い男の話しです。男は石が「パ」と言うんだと力説しています。
#2 良識◆浮気を認めあっているはずの男女の話しです。
#3 正直◆病院内にて。患者が死亡したけどこれを夜勤に任せたいと苦戦する看護師長の話しです。
#4 誠実◆結婚前に一悶着。花火を見ながら会話して食べ物の好みのことで仲たがいしてしまいます。
#5 服従◆カフェにて女性1人で語ります。ホントの男は?でも私が必要なのねとなります。
#6 競争◆のぞき合戦の図。台湾製の望遠鏡を買い込んで向かいの女性の部屋を覗きます。落ちをありがちな恋人が同性愛でしたというもの。
#7 情熱◆バーにて。男2人の会話シーン。君の奥さんはストーカーだ何とかしてくれと当の旦那に頼みます。
#8 相互理解◆男と愛人が電話で会話が延々と続きます。別れる話しから会いたいという話しになったりとデタラメな会話で段々と不条理物となっていました。マリアという愛人。カルメンという名も騙っていた。
#9 エゴ◆クルマの中で男女の会話。俺は・・・何だっけ?
#10 恨み◆マリ(女性)、グルンフ(女性)、チャピ(男性)、ピティ(男性)、トニ(男性)、アンニ(女性)、エリック(男性)、すれ違いの図。
#11 欲望◆カフェにて女性1人で語ります。夫婦でホテルで泊まった時にタイミングが悪くてオナニー合戦になってしまったとのこと。
#12 嫉妬◆俺はペニスだけか?と憤るマッチョマン。
#13 愛◆図書の司書とアメフトの花形選手の関係。微妙なバランス。
#14 信頼◆夫婦の信頼に関する会話を回るカメラの長回しで見せます。ここの女優さんはいい。
#15 エピローグ 迷い◆キノコ狩りに来た男が魔法使いに会って願いを1つだけかなえようとなりループする話しのようです。5分以内に願いを言わなくてならないとのことで。具体的なことを言いなさいとなり迷います。女性なら誰がいい?となって何故かジュリア・ロバーツと名が出ていました。何でわざわざアメリカンになる?と面白い。
落ちは苦し紛れに魔法使いを出せとなってこれで時間稼ぎが出来るとループに入るとなっていました。

そんなわけでなかなかよく出来たオムニバス作品でした。


短編といえばこの当時スカイパーフェクTV260シネフィル・イマジカではよく放映されていた短編ならではの1発アイデアの面白いのがよくありました。
私のお気に入りではフランス作品の『『闇を走るタクシー』 Taxi de nuit (1998) です。フランス作品でクレイアニメのフィルム・ノワールでカーアクション付きといった感じの作品です。男女2人のキャラが登場して男がリノ・バンチュラ、女がジャンヌ・モローと思え、これはシブい作品でお気に入りでした。


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