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2013.10.05

『宇宙からの暗殺者』(1954年)

この作品は、W・リー・ワイルダー監督、ピーター・グレイブス主演の宇宙人侵略物B級SFのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1954年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆71分
原題◆Killers from Space
プロット◆宇宙人に捕まって色々とある話しのようです。
音楽◆マヌエル・コンピンスキー

有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質それなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 5.1ch 元は当然モノラル。

キャスト
ピーター・グレイブス→捕まったマーティン博士
フランク・ガーステル→同僚のクルーガー博士
バーバラ・ベスター→マーティン博士の奥さんエレン
ジェームズ・シーイ→上役のバンクス大佐
スティーブ・ペンドルトン→FBIのブリッグス
ジョン・フレデリック→Deneb Tala


W・リー・ワイルダー監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級SFになっています。
この監督は巨匠ビリー・ワイルダー監督の兄だそうです。全く知りませんでした。

ピーター・グレイブスはB級SFによく出ています。何本出てるのか興味深い。


WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
著作権のアラート

プロローグ。
前説ナレーションが長々と入ります。
ネバダ州 ソルドット・フラッツ 午前6:15
ジェット戦闘機や爆撃機が飛んで核実験になります。
軍隊が総動員となってアーカイブ・フッテージが全開になってます。
ジェット戦闘機の後席に乗って記録をとるマーティン博士が登場。
ナレーションが一生懸命に説明しています。
ところで爆撃機はB-29です。日本を市街地無差別爆撃して石器時代にした爆撃機です。その後朝鮮戦争でミグ15には撃墜されて慌てて退役したのがいいところ。
見物人はゴーグルをしています。これで無事には収まらない。

これが始まりだったとナレーションが言ってる。
Killers from Space

ジェット戦闘機にて。
マーティン博士が無線でレポートしています。
地上に怪しい光が見えます。接近するジェット戦闘機ですがパイロットがおかしくなり垂直落下になって墜落します。

本部にて。
墜落したジェット戦闘機の捜索指令が出ています。
またアーカイブ・フッテージで色々な飛行機が見れます。F-86が出てる。
機は大破していると無線で報告が入ります。
ヘリコプターも飛んでいます。あまり見たことがないヘリコプターだと思ったらまたアーカイブ・フッテージで色々なヘリコプターが見れます。

バンクス大佐のオフィスにて。
クルーガー博士が呼ばれています。
マーティン博士の奥さんエレンがバンクス大佐から説明を受けています。
カート・クルーガー博士がやってきます。エレン夫人とは知り合いです。
パイロットの死体はあるがマーティン博士の死体はない。

基地付近にて。
ヨロヨロと歩くマーティン博士がエアポリスに収容される。

病室にて。
検査を受けてるマーティン博士。異常はないようです。
全く記憶がないマーティン博士。
で、胸の十字傷は何だと言われています。それは手術の跡だと言ってる医者。
マーティン博士は手術を受けたことがない。

バンクス大佐のオフィスにて。
医者のクリフト少佐がいます。
FBIのブリッグスがやって来ます。マーティン博士を調べに来ているようです。
クリフト少佐は無難なことを言ってます。記憶がなく胸に手術傷がある。
マーティン博士は替え玉なのでは?と疑ってるブリッグス。

指紋を調べるモンタージュが入ります。

指紋の結果を電話を受けるブリッグス。
バンクス大佐に電話連絡してるブリッグス。
どうやら本物のマーティン博士とのこと。

エレン夫人と話しをしてる医者のクリフト少佐。
胸の傷のことを言ってる。興奮させてはいけませんと言ってます。
それでマーティン博士は自宅に戻るようです。

自宅にて。
夜中です。寝てるマーティン博士は目を覚ます。窓に目の幻覚を見る。
起きたマーティン博士を心配してるエレン夫人。
本部に電話してるマーティン博士。
電話に出たバンデロ軍曹から核実験の予定は規則で話せませんと言われてオレは核実験の責任者だぞとブチ切れています。
そのまま着替えて基地に行こうとしてる。止めてるエレン夫人。

翌日にて。
結局休んでいたマーティン博士。寝坊したエレン夫人を起こしています。
で、朝刊を見るマーティン博士。核実験の予定がデカデカと見出しになってます。
新聞には教えてオレには教えないのかとまたブチ切れるマーティン博士。

基地にて。
バンクス大佐に文句を言ってるマーティン博士。
クルーガー博士が取りなしています。
バンクス大佐は休んでろと言う。送り返されてるマーティン博士。

マーティン博士のオフィスにて。
まだ帰らずにビンストン秘書に愚痴を言ってるマーティン博士。言うだけ言ってビンストン秘書にはもう帰っていいと帰らせます。
で、自分が帰ったと思わせてオフィスで時間を潰すマーティン博士。
電話かかかってくるが出ないマーティン博士。
クルーガー博士が見に来るが隠れているマーティン博士。十分に怪しい態度です。

機密書類が入ってる金庫を伺っているマーティン博士。
隙を見て金庫を空けて書類を漁る。メモを取っています。これでは立派なスパイです。
エアポリスが巡回に来たのでズラかります。
金庫が開いてるのを発見するエアポリス。正門に通報しています。

正門にて。
ちょうどマーティン博士が出るとこです。
特に怪しまれることもなく出るマーティン博士。書類にサインして出ています。

自宅付近のクルーガー博士に会いに来てるブリッグス。
基地のオフィスまで戻るようです。

金庫室にて。
機密書類を点検するクルーガー博士。紛失はしていないようです。
クルーガー博士以外で番号を知ってるの人は?、バンクス大佐とマーティン博士です。
ますます怪しくなるマーティン博士。
金庫室に何か落ちています。タバコらしい。クルーガー博士はタバコは吸わない。

自宅にて。
エレン夫人と話してるブリッグス。
そんなとこにブリッグスに電話です。

マーティン博士のクルマが手配されているモンタージュが入ります。

クルマで移動中のマーティン博士。岩場に到着する。
メモを岩の下に隠そうとするとブリッグスが止めに入る。
いきなりブリッグスを殴打してズラかるマーティン博士。

GSにて。
公衆電話を使うマーティン博士。
GSのオッサンは警察無線を聞いててマーティン博士のことに気がつきます。
しかしそのままマーティン博士は行ってしまいます。
公衆電話で警察に通報してるGSのオッサン。

通報を受けたオペレーターはメモをカプセルに入れてエアメールで送ります。
パイプを通って送られたメモを無線連絡するオペレーター。

岩場にて。
ブリッグスのクルマに無線連絡が届いています。
ようやく起き上がったブリッグスが無線を聞いてクルマで移動する。

マーティン博士はクルマで移動中。また目玉の幻想を見ています。
変な運転になって衝突しています。

基地にて。
病室のマーティン博士。関係者が勢ぞろいしています。
うわ言で何やら言ってるマーティン博士。皆殺されると言ってます。
で、自白剤を注射されてるマーティン博士。
まずは100からのカウントダウンを言わせています。
録音の準備をしてるブリッグス。

尋問から回想となります。
ソルドット・フラッツの岩場が墜落現場だった。
眼下に奇妙な眩しい光りがあった・・・
意識を取り戻したら私は台の上に横たわっていた。定番のUFOネタになってます。
黒タイツに目玉がぎょろりのエイリアンが登場しています。3人にいます。
眉毛が太い。何となくユージン・レヴィに似てる。
胸に十字の手術をされているマーティン博士。

それから連れていかれます。
科学者と名乗る宇宙人のオッサンと面会するマーティン博士。
どうやって来たという話題になってます。説明してる宇宙人のオッサン。
核実験が始まった頃に来たと言ってます。エネルギーを吸収しているとか。
最新の核実験の結果報告を聞いてるのか?

君を死んでいた。我々が助けたとなっています。
我々の太陽系アストロン、4番目の惑星アストロン・デルタが我々の星。ここの太陽は死んでいる。
暗闇に耐えるために我々の目をこのように進化したと主張してます。
そんなわけで地球に移住に来たらしい。10億人の移住計画が実行される。

ここから脱出しようとするマーティン博士。
洞窟を走り回る。見張りに見つかったと思ったら無視されているマーティン博士。
そうしたら鉄格子が降りて閉じこめられる。
スクリーンプロセスで巨大なクモが登場。巨大なトカゲが登場。巨大なゴキブリが登場。巨大なバッタが登場。色々と出てきます。
巨大トカゲにはちゃんと効果音が付いています。
何とか逃げようとして走り回るマーティン博士。ダメです。

オッサンが姿を現わしその檻から出たいだろうと言ってます。
あれは軍隊だ。電波を出すといつでも消滅させることが出来る。コントロール出来る立派な兵器ということらしい。
まずは人類を片づけ消滅させてそれから10億人の移住するらしい。

次は機械の説明してるオッサン。
核倉庫?、要するにエネルギーを溜めてるらしい。
ジェネレーターがないとここは維持出来ないと言ってるマーティン博士。
それで次回核実験の機密情報を手に入れて欲しいと暗示をかけています。
そんなこんなで監視されているマーティン博士。
モニターに裁定者というボスが出ています。目玉のオッサンなのは同じです。
命令に従うのだとなってます。ここで見たものは全て忘れてしまえ・・・
で、戻されたようです。

回想から戻ります。
しっかり録音されています。正気に戻ってるマーティン博士。
しかし回りの人達は信じていないような雰囲気です。
オレはキチガイではないと言ってるマーティン博士ですがまた注射をされる。

廊下にて。4人で相談しています。
医者は幻覚ではないと言ってます。

岩場にて。
クルマで誰か来ます。慌てて隠れてるブリッグス。
やって来たのはクルーガー博士です。話しかけるブリッグス。
クルーガー博士はマーティン博士の話しを信じて確認に来たとか。
ブリッグスはここはFBIが捜索したが何もなかっとか。

基地にて。
エレン夫人が心配してきています。説明するクルーガー博士。
病室のマーティン博士はぎょろ目の幻覚を見る。
廊下で暴れているマーティン博士を止めてる医者。クルーガー博士とエレン夫人もいます。

病室に戻ってメモと鉛筆を用意させるマーティン博士。
物凄い勢いで描いています。ピーター・グレイブスは左利きなので左手で書いてます。
エレン夫人が呼んでも返事もせずに書いている。

オフィスのクルーガー博士に電話です。呼ばれてる。

やって来たクルーガー博士に説明してるエレン夫人。
夫は仕事をしてると言ってます。何だか知らないが色々と書いてるとなってます。

病室にて。
マーティン博士のメモを確認してるクルーガー博士。説明してるマーティン博士。
エネルギーのことを書いていたようです。
奴らは発電所からエネルギーを得ているので発電所を10秒止めれば一網打尽に出来ると主張してるマーティン博士。

パジャマにコートで飛び出すマーティン博士。そのままクルマで出ていきます。
クルーガー博士とエレン夫人も後を追います。続いてブリッグスも追う。

発電所にて。
ここに侵入するマーティン博士。
遅れて到着するクルーガー博士とエレン夫人。続いてブリッグス。
マーティン博士はもう通報が来てるのでガードから逃げつつコントロール室を探す。

コントロール室に入るマーティン博士。
係員を脅して主電源のスイッチを切ろうとする。係員は隠したリボルバーをとり出そうするが逆にマーティン博士に奪われる。
そのためにリボルバーを突きつけられて主電源スイッチを切ることになります。
ブリッグスが接近してマーティン博士を拘束しようとするがスイッチは切られます。
停電して10秒のカウントダウンをするマーティン博士。
8秒で爆発音がします。窓の外にはキノコ雲が上がる。ぎょろ目のオッサン達は全滅したようです。
エンドとなります。


そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。


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