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2013.09.29

『魅せられた美女 江戸川乱歩の「十字路」』(1980年)

この作品は井上梅次監督,天知茂主演のTV土曜ワイド劇場の江戸川乱歩シリーズ第13作のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1980年 松竹/テレビ朝日 日本作品
ランニング・タイム◆92分
プロット◆偶然が重なって色々とある話しのようです。
音楽◆鏑木創

キングレコード発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 2.0ch

キャスト
天知茂→明智小五郎探偵/棋士の沖良介
五十嵐めぐみ→助手の文代
柏原貴→助手の小林
荒井注→波越警部
岡田奈々→アイドル歌手の沖晴美
奈美悦子→バーのママ佐藤桃子
西尾三枝子→伊勢省吾夫人
待田京介→芸能プロ社長の伊勢省吾
中条きよし→マネージャーの真下幸彦
北町嘉郎→波越警部の部下刑事
吉田良全
喜田晋平
松井紀美江
横山繁
小田草之助
今井健太郎
岡本正幸
城戸卓
沖秀一
小森英明
篠原靖夫
羽生昭彦
田中哲也
上地雄大
工藤和彦
加藤真琴
鈴木謙一
永妻晃
楢岡泉
酒井栄子
松尾友子

井上梅次監督の演出はよいと思います。
全体的に普通に出来ています。
原作のラストにある電話だけで通じ合う肝心のシーンがなくなってる。これはマイナスポイント。


キングレコードのタイトル
夜の道をクルマが走ります。マツダ・コスモAP
明智小五郎探偵と助手2人。夜釣りに行くようです。
カーラジオで沖晴美の歌が入ります。

TVスタジオにて。
カーラジオからつながって岡田奈々扮する沖晴美の歌が入ります。
岡田奈々ですが歌は上手くない。今見ると池上季実子に似ている。どっちがキャリアは先だ?、そりゃ岡田奈々か。

『魅せられた美女 江戸川乱歩の「十字路」』
天知茂は2役のようです。

ここで気がついたけどこの作品はもしかしたら未見なのか?何だかそんな感じ。
何しろ全く記憶にないんです。→調べたら未見らしい。

楽屋にて。
記者3人とカメラマン2人の取材を受ける沖晴美。
記者はオッサンが3人です。
中条きよしがマネージャーの真下幸彦役ですが何だかヒモかホストみたい。
記者に色々と聞かれて状況説明になっています。
沖晴美の兄 沖良介は有名棋士で現在は対戦中とか・・

クルマにて。
移動中の沖晴美とマネージャーの真下幸彦
クルマは白いマツダ・ルーチェ。クルマはマツダが多い。タイアップなのでそうなっています。
雑談になっています。伊勢社長には注意した方がいいと忠告しています。
君が好きなんだなんて言ってる真下。

高級アパートにて。512号室。
ここが沖晴美が伊勢社長に買ったもらった高級アパートです。
何だか怪しい人影が見えています。
帰宅してる沖晴美。高級アパートにしてはドアが安っぽい。セットだから。

シャワーシーンになっています。
これはビックリ。岡田奈々でそんなシーンがあるのか。
当然おっぱいは見えない。脚だけでも多分吹き替え。

またマツダ・ルーチェが来ています。今度は黒っぽい。
伊勢社長がやってきます。で、怪しい人影の方は女でした。

呼び鈴がなります。シャワー中の沖晴美ですが入れています。
話し込んでる沖晴美と伊勢社長。
会話から社長夫人は宗教に凝ってるらしい。伊東に行ってるとか。
将棋の話から沖晴美の兄の話になっています。兄思いな沖晴美。

そんなとこに怪しい女が迫る。ドアに鍵がかかっていない。その方が問題だと思える。
着替えてきますと別室に入る沖晴美。怪しい女は沖晴美の部屋に入る。
包丁持ってる女は沖晴美に襲いかかる。これは大変。
伊勢社長はようやく気がつく。女は伊勢社長夫人です。そんな感じで修羅場になっています。

浴室に逃げ込む沖晴美。伊勢社長夫人はドアをロックする。
2人きりでもみ合って包丁を社長夫人に刺さります。
伊勢社長がドアを開けたとこで気絶する沖晴美。

夜釣りにて。
明智小五郎一行は全然釣れませんとなっています。

沖晴美の高級アパートにて。
ベッドに寝ている沖晴美。気がつきます。
伊勢社長は女房は死んだ、包丁が心臓に刺さっていたと伝えます。それでどうする?となる。

わざわざ現場を見に行って驚愕してる沖晴美。
ここで兄さんのことを持ち出して沖晴美を責めてる伊勢社長です。
そんなこんなでこれは自殺にしようと決めてる伊勢社長。それには沖晴美が偽装工作をする必要がある。

社長夫人は伊東行きの切符を持っている。
自殺に見せかける手順は沖晴美が社長夫人になりすまし自殺の名所 佛が浦に行って遺品を置いてくる。
めったに死体が上がらない自殺の名所なので死体がなくても大丈夫とのことです。
沖晴美を説得してる伊勢社長。また兄さんを持ち出しています。

伊東駅にて。
到着してる沖晴美の社長夫人。帽子、サングラス、コート姿です。

ホテルにて。
筆跡は残さないようにしてる沖晴美の社長夫人。

佛が浦にて。
帽子、サングラス、コートにハンドバッグから免許証を出す沖晴美。
これらを置いてそのままズラかります。

夜釣りにて。ここは伊東でした。偶然です。
釣りの方はどうでもよくなって探偵哲学を披露してる明智小五郎探偵。

沖晴美の高級アパートにて。
浴室の血を洗ってる伊勢社長。そんなとこに電話です。
公衆電話の沖晴美からです。ドライブインで一晩明かせと指示してる伊勢社長。
それは目立ち過ぎるのではと思える。

ホテル海老名にて。
沖晴美の兄 沖良介が対戦中。将棋は全くわからんの何だかわからん。
取材をしてる別室では一手打つたびに大騒ぎ。そんなものらしい。
そんなとこにバーのママ 佐藤桃子がやってきます。沖良介といい仲らしい。
沖晴美ですがホテルの庭に来ています。対戦中の兄を見ています。いいのか?。足がつくのではとよけいな心配をする。

将棋の方は沖良介が勝っています。
庭からごらんになれますと言われた佐藤桃子が庭に行くと沖晴美がいてあいさつしています。それでいいのか?となります。
気がついた兄の沖良介も声をかけてきます。アリバイの方は大丈夫なのか?

夜釣りにて。
明智小五郎探偵と助手2人を引き上げ中です。
佛が浦を通り掛かり置かれた帽子等を発見しています。これも偶然。

伊東南警察署にて。
明智小五郎探偵と助手2人が来ています。
これは自殺ですから明智小五郎探偵の出番ではないと言われています。

何故か将棋の沖良介が来ています。
これは署長が将棋に凝ってるからとエクスキューズがついてます。
ソックリ同士が対面となってます。合成は結構上手い。
天知茂の役作りも微妙に違うようにしています。
相手の出方を読んで逆転するのが共通してるそうです。
明智小五郎探偵と助手2人は帰ります。

沖晴美の高級アパートにて。
タクシーで戻ってきた沖晴美。伊勢社長はまだいます。
誰にも見られなかったか?と聞かれてええと答えるてるけどそうなのか?。
社長夫人の死体はまだ置きっぱなしです。
兄の沖良介が今晩ここに来る予定と聞いてそれはまずいとなってます。

マネージャーの真下に沖良介が来るの断らせる電話をしてる伊勢社長。
伊東南警察署から社長夫人の自殺で電話がかかったきたと知らせる真下。
一応驚いてる伊勢社長。
そんなわけであとは死体の始末をするだけだと恩着せがましく沖晴美に言ってる伊勢社長。

バー 桃子にて。
ここに来ている沖良介。バーのママと結婚するらしい。
真下から今夜は沖晴美の都合が悪いと知らされてる沖良介。
昨夜伊東で合ってると聞かされて真下も驚いてます。
そんなこんなで何とか断ってます。

沖晴美の高級アパートにて。
いよいよ死体を運び出す段取りになってます。
電話です。沖良介からです。具合が悪いと言ってる沖晴美。
毛布で包んだ死体を運び出してる伊勢社長。沖晴美は先導してる。
階段を下りたとこで死体のハイヒールが片方落ちる。

クルマのトランクに死体を入れています。
沖晴美を残してクルマを出す伊勢社長。
管理人が沖晴美にここにクルマを駐車してはダメだと言ってます。それから片方のハイヒールの拾う管理人。

バー 桃子にて。
社長夫人の自殺が話題になっています。

クルマで移動中の伊勢社長は交差点でトラックと事故る。
示談にするとかとなってもめています。交番のお巡りも出てきます。
免許証持って交番までと呼ばれています。これはまずいのでは?
この現場が何とバー 桃子の近くなんです。偶然です。

バー 桃子にて。
真下は元彫刻家だと言ってます。実家のマネキン工場を潰したらしい。
沖晴美は自分の作品なんだと口走る真下。
そんなことから口論になってる沖良介と真下。突き飛ばされて思い切りを頭をぶつけた沖良介は店の外に出ていきます。
桃子は沖良介は酔うといつもこうなんだと言ってます。酒乱なのか。

沖良介は偶然に伊勢社長のクルマの後ろ座席に入り眠り込む。
トランクの運転手がトランクから毛布が出ているとこを指摘すると伊勢社長は慌てて運転手を突き飛ばす。
適当に言い訳してそのままクルマを出す伊勢社長。

真下は伊勢社長を見つけて尾行する。
黒っぽいマツダ・ルーチェを白いマツダ・ルーチェが尾行しています。これは珍しいめったに見られないケースです。偶然ではなくタイアップです。

伊勢商事所有地の看板があります。
ここに止める伊勢社長。死体を運び出す。ロープとフラッシュライトも準備してる。
これを真下は目撃しています。

首無し沼にて。看板があります。
死体に石を結びつけている伊勢社長。手際は悪い。
何故か包丁も持っています。ロープを切るのに使っています。証拠隠滅ついでにロープを切断してるようです。
そんなとこに目を覚ました沖良介がやってきます。これはビックリの伊勢社長。
酔ってクルマに乗ったと言ってる沖良介は死体を見てしまう。
君の妹が殺したと主張してる伊勢社長。
で、包丁で沖良介の背中からブスリと刺しています。そうすると包丁の刃が折れる。
死体が2つになってます。2つの死体に石を結びつけてる伊勢社長。

ここで社長夫人のハイヒールが片方脱げてることに気がつく伊勢社長。
そのへんを探しますが当然ありません。
しょうがないので死体2つを沈めていてます。
大忙しの伊勢社長ですがやったことがない肉体労働でフラフラになっています。
大慌てでクルマに戻る伊勢社長ですが真下にしっかり見られています。

佛が浦にて。
警察が現場検証しています。届け出た明智小五郎探偵もいます。
伊勢社長も来ています。死体の捜索費用をだすつもりとか。
この事件は自殺で収まりそうになっています。
沖良介の行方不明も署長自ら捜査してると言ってる警察署員。

警察署にて。
波越警部と明智小五郎探偵。これは自殺だと言ってる波越警部。
伊勢社長は養子で以前に義父死亡にかかわっていたと報告が入る。クルマで海に転落して伊勢社長だけ助かったとか。

廊下にて。
出てきた明智小五郎探偵とやって来た伊勢社長がすれ違う。
明智小五郎探偵を見て驚愕してる伊勢社長。

波越警部から明智小五郎探偵のことを聞いてる伊勢社長。
さっそく波越警部からアリバイを聞かれてる伊勢社長。そつなく答えています。
社長夫人の自殺も夫婦仲が悪かったと言ってます。

沖晴美の高級アパートにて。
ノイローゼ気味の沖晴美。浴室が気になり、三面鏡に社長夫人が映ってビックリしています。
電話です。桃子からです。沖良介はどこにいると聞かれています。
兄の沖良介はいつも突然いなくなったりすると言ってる沖晴美。酒乱だし相当変わってる人のようです。

兄さんだけが頼りと回想になります。
沖良介の自宅アパートにて。仲がいいとこを見せてます。
つい最近の風景らしい。高級アパートの話をしています。兄さんを心配して歌詞を忘れてしまうと言ってるので。
回想から戻り兄さん助けてと言ってるがそれは無理だ。

新聞の見出しのモンタージュが入ります。
棋士 沖良介が行方不明・・・

明智小五郎探偵事務所にて。
偶然が重なっていると言ってる文代。見てる方もそう思う。偶然が重なり過ぎです。
伊勢社長が自分を見て驚いていたと言ってる明智小五郎探偵。あの驚き方はおかしいとなっています。

高級アパートにて。
伊勢社長がいる。沖晴美はいない。呼び鈴が鳴ります。
やって来たのは真下でした。どうやらゆすりに来たようです。
目撃したことをねちねちと並べ立てる真下。
で、片方のハイヒールを首無し沼で拾ったと称しています。これは違います。
殺しは沖晴美がやったと主張してる伊勢社長。
真下は伊勢社長が殺したと思っていたようです。

そんなこんなで交渉は成立したようです。
沖晴美で独立プロを作って結婚する。マネキンの廃工場を5000万円で買い取る。
これで君も共犯になると言ってる伊勢社長。
何だか出てる人達は微妙なキャラクターになっています。

沖良介のアパートにて。
ここに来てる沖晴美。兄のことを思っています。
そんなとこに伊勢社長がやって来ます。上手く言ってると適当なことを言って結婚しようと沖晴美を手込めにしようとしています。
もう少しで呼び鈴が鳴ります。やって来たのは明智小五郎探偵でした。
明智小五郎探偵が兄ソックリなので驚いてる沖晴美。

社長夫人の自殺について聞いてる明智小五郎探偵。
勝手に調べてることを突っ込んでる伊勢社長。
沖晴美にお兄さんと同じようにお役に立てると言ってる明智小五郎探偵。

明智小五郎探偵が帰ったらまた沖晴美を口説いてる伊勢社長。
当然嫌がってる沖晴美。警察に駆け込むと言ってます。
真下のことを持ち出す伊勢社長。散々沖晴美を脅かして帰ります。

バー 桃子にて。
真下が来ています。沖良介が行方不明の話しになっています。
独立すると言ってる真下。
そんなこんなで桃子に封筒を預ける真下。

明智小五郎探偵事務所にて。
あの日沖晴美の高級アパートにクルマが止まっていた。片方のハイヒールもゲットしてきた文代。
伊東のホテルを調べてきた小林。社長夫人は顔が見えなくしてたので怪しいとのこと。
そうなると伊勢社長と沖晴美の共犯なのか?となっています。

そんなとこに沖晴美がやってきます。
何もかもお話しますと話し始める沖晴美。

マネキンの廃工場にて。
伊勢社長と真下。廃工場の権利書を渡しています。
明智小五郎探偵が絡んできても強気な伊勢社長。そういえば以前にも義父死亡事件に絡んでいたんです。

明智小五郎探偵事務所にて。
沖晴美の話を聞いて、肩口に刺さったのがいつのまにか心臓をひと突きに変わってることを指摘する明智小五郎探偵。
色々とと話し込んでいます。
自首するつもりで来た沖晴美ですが明智小五郎探偵があなたの犯罪ではないと指摘する。
死体がない。死体さえ発見されれば何とかなると言ってる明智小五郎探偵。
この件を引き受けてる明智小五郎探偵。
しかし沖良介が死んでることはまだ知らない。

沖晴美の高級アパート前にて。
真下が公衆電話から電話しています。伊勢社長に沖晴美がいないと苦情を言ってます。
伊勢社長は明智小五郎探偵のとこだと知っています。

このあたりから明智小五郎探偵と伊勢社長の対決になりつつあります。
死体をどこに隠してあるかがポイントになってます。

伊勢社長のオフィスにて。
明智小五郎探偵がやってきます。実はと片方のハイヒールを出してくる。
これはビックリとなってる伊勢社長。
駐車場で拾ったと言ってる明智小五郎探偵。
伊勢社長はこれで真下の小細工に気がついてます。
で、これは違いますと主張する伊勢社長。高級アパートには行ってないと否定してます。
あなたが殺したと指摘する明智小五郎探偵。先代社長も殺したでしょうと言ってる。
社長夫人が包丁持ってきたことも指摘しています。死体のことも言ってます。
全部推測だと突っぱねる伊勢社長。

明智小五郎探偵が帰ったらすぐにクルマで出かける伊勢社長。
尾行のクルマが2台付いてます。
文代が白いトヨタ・スプリンターの2ドアクーペ。小林が白い軽トラ。メーカー不明。たぶんダイハツ?

首無し沼に着く伊勢社長のクルマ。
伊勢社長は首無し沼に石を放り込んでいます。死体が浮かなくしているらしい。
それは無理だろと思える。血迷ったかと思わせています。
ここをしっかりと見ている文代と小林。

明智小五郎探偵事務所にて。
高級アパートとバー 桃子と首無し沼。これらがつながってる。
やっぱり死体が浮くことを恐れていたと推測してる明智小五郎探偵。
片方のハイヒールが2つそろってます。

高級アパートにて。
伊勢社長と真下が飲んでいます。
余裕の伊勢社長。段々と眠くなる真下。

そんなわけでクルマで真下を送ってる伊勢社長。
片方のハイヒールの小細工を指摘する伊勢社長。

着いたとこは波止場です。
眠り薬に気がついた真下は自分を殺すと全部バレる主張する。
それでもクルマごと真下を海に沈めていてます。

桃子のアパートにて。
入浴中の桃子。あまり見たくないようが気がする。おっぱいは見えない。
そんなとこに黒装束の男が忍び込みタンス内の手提げ金庫を物色する。フタを開けるとベルが鳴っています。それでもお目当ての真下の封筒をゲットしています。
ベルの音に気がついた桃子を風呂に沈めて溺死させる黒装束の男。
覆面をとると伊勢社長でした。

波止場にて。
クルマをクレーンで引き上げています。ホントはクレーンではなくユニックなんですが古河ユニック株式会社のブランド名なのであまり使えない。
引き上げられたのは白いマツダ・ルーチェなんですが旧型です。そんなものだ。
立ち合ってる明智小五郎探偵と波越警部。伊勢社長も呼ばれています。
死体はありません。

社長夫人の死体は首無し沼にあると推測する明智小五郎探偵。
そんなわけで首無し沼の捜索になります。
捜査令状は用意していあると言われて動揺してる伊勢社長。

首無し沼にて。
捜索するが出てきたのは折れた包丁の柄だけでした。
困惑の波越警部。面目丸つぶれの明智小五郎探偵を罵倒する伊勢社長。
そんなところにバー 桃子のママが変死してると知らせが入る。
まだ余裕の伊勢社長。
そんなわけで警察に送らせて引き上げる伊勢社長。

波越警部に突っ込まれて推測する明智小五郎探偵。
伊勢社長せはわざと首無し沼を捜索させた・・・
ここには死体はない。そうなるといつ死体を引き上げた?となります。

高級アパートにて。
御満悦の伊勢社長。酒を飲んでいます。
そんなとこに電話です。真下からです。例の場所。廃工場で会おうとなる。

クルマで出かける伊勢社長に尾行がついてます。
白いトヨタ・スプリンターの2ドアクーペ。

マネキンの廃工場にて。
ここに入る伊勢社長。真下が姿を現わします。
余計な事を喋り過ぎてる伊勢社長。
首無し沼から真下と死体を引き上げた・・・
死体はここに隠した・・・
社長夫人の肩口から心臓に思いきり刺した。
先代社長も殺した・・・

ナイフで切りかかる伊勢社長ですが波越警部一行が入る。
海で真下の死体が上がった・・。

実は真下は明智小五郎探偵の変装でした。驚愕する伊勢社長。
明智小五郎探偵もねちねちと同じようなことを反論しています。伊勢社長に罵倒されたことを相当根に持っていたようです。
で、結構アッサリと連行される伊勢社長。

沖晴美も来てます。無実です。
全てを知ります。兄はもう死んでいた。

石膏づけの死体から石膏を取る明智小五郎探偵。
背中の包丁が折れた部分と一致しています。
死体は見ない方がいいと沖晴美に言ってます。

TVの沖晴美の歌が入ります。
明智小五郎探偵事務所でこれを見ている明智小五郎探偵と助手2人。

後タイトルになってエンドとなります。
いつものタイトル曲ではなく沖晴美の歌になってます。
最後の部分だけいつもタイトル曲が入る。


そんなわけで二役の設定はアレですがよい作品でした。



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