『ブロンソン』(2008年)
この作品は、ニコラス・ウィンディング・レフン監督、トム・ハーディ主演の破れかぶれな男のドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2008年 Vertigo Films / 4DH Films production他 英国作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Bronson
プロット◆どうにも自分を押さえられない男の話しのようです。
音楽監修◆ロル・ハモンド
BS193 WOWOWにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録録画のフル表示。
画面サイズはワイド。上下黒味黒味なし。フルスクリーン。
音声は AAC 2.0ch
キャスト
トム・ハーディ→マイケル・ピーターソン/チャールズ・ブロンソン
ジェームズ・ランス→Phil
マット・キング→美術講師ダニエルソン
リング・アンドリューズ→Hysterical Screw
アマンダ・バートン→チャールズの母親
ケリー・アダムズ→チャールズの奥さんアイリーン
ケイティ・バーカー→ジュリー
ヒュー・ロス→叔父のジャック
不明→刑務所と仕切り屋のメガネの男
ニコラス・ウィンディング・レフン監督の演出はよいと思います。
全体的に回想みたいなシーンをカットバックして上手くまとめています。
結局のこの回想みたいな舞台で口演してるシーンは幻想だったようです。
トム・ハーディはこんなルックスだった?、『インセプション』(2010年)しか見ていないけど全然ルックスが違うように見える。
タイトル
Vertigo Films (presents)
Aramid Entertainment Fund (in association with) (as Aramid Entertainment)
Str8jacket Creations (in association with)
EM Media (in association with)
Vertigo Films (presents) / 4DH Films production
プロローグ。
ホールにて。紳士淑女のお客が一杯いる。
いきなり自分はチャールズ・ブロンソンだと自己紹介する主人公。
主人公が講演してるのか?
この監督はあっちこっちにシーンが飛ぶのが特徴らしい。『ドライヴ』(2011年)と同じです。
画質は素晴らしい。クリア過ぎてビデオみたいです。
独房にて。
ボクシングの練習をしてる主人公。歌が被さります。
歌を入れるのもこの監督の特徴らしい。
刑務所内で看守達をてこずらせている主人公。殴る蹴るの扱いになっています。
タイトル
Bronson
この映画は実話を基にしていると字幕が入ります。
オレの生い立ちについて話そうとモノローグが入る。
普通に生まれた主人公は学校で問題を起こす。
仕事にはついたけどレジのカネを盗んで一部を同僚の女の子に渡す。
自宅にて。
警察がやって来たとなって乱闘になります。
マイケル・ピーターソンで生まれ、チャールズ・ブロンソンとしてこの世を去る。
カットバックが激しい。
1974年の英国は若者にはつまらない国だった。
アイリーンと所帯を持った主人公。
アパート内で水平2連ショットガンの銃身を切り落としてるソードオフショットガンをにしてる主人公。これはどこの国でも重罪のはずです。
郵便局強盗をする主人公ですが儲けはなかった。
7年の刑務所暮らしになる主人公。
刑務所にて。
アイリーンと面会してる主人公。独房に戻って泣いてる主人公。
ホールにて。
ピエロになってる主人公。刑務所はホテルの1室だったと主張しています。
刑務所にて。
独房内をグルグル回る主人公をカメラが追って回っています。
刑務所は修練の場所だと主張している主人公。
ミシン教室の主人公。練習しないで指導教官を追っ払う。
そうなると複数の看守がやって来て袋叩きにされます。
それでも刑務所内では有名人です。独房に入る主人公。
お茶当番をしてる主人公。
歌ってるメガネの男がお茶を受け取る。君はいい筋肉をしてるねと言ってます。
ホールにて。
こんな感じでホールとカットバックしているようです。忙しい。
アイム・チャーリー・ブロンソンと言ってる主人公。
刑務所にて。
騒ぎを起こし続ける主人公。独房に入る主人公。
新聞の見出しになってる主人公。デイリー・ミラー、ザ・サン等。どちらも英国の東スポじゃん。東スポは正しいのは日付だけと言われてる面白いスポーツ新聞です。
刑務所を次々と移送される主人公。色々な刑務所の説明になってます。
独房に入れられる主人公。壁ではなく金網の独房です。
間違っていたとモノローグの主人公。
何故かというと刑務所から精神科病院に送られてからです。
精神科病院にて。
最初から大便を手で受けて顔に塗ってる男がいます。
また騒ぎを起こしてる主人公。そうなるまた独房に入る。
独房にて。
看守2人が薬を飲ませに来るが追い払う主人公。
そうなると多人数が押し寄せてケツに注射を打たれます。
リハビリ室にて。
イスでぐったりとしている主人公。
歩き回ってる男が話しかけてきます。名前は不明。薬で何が変わると言ってる男。
自分も君を9歳の少女だと言ってます。意味がわからん。
ダンス教室になっています。歌がが流れています。
この歌は聴いたことがあるけどタイトル名がわからん。ペットショップボーイズなのか?
ヨロヨロと歩く主人公は出ようとするが看守に追い返される。
ホールにて。
ぶっ飛んでるだろうと言ってます。抜け出す必要があった。それでどうする?
刑務所にて。リハビリ室です。
また歩いてる男が登場。主人公の前のイスに座ります。後ろの主人公を見てる。
主人公はネクタイを手のひらに巻き付ける。いきなり男の首を絞めています。
なかなか看守が気がつかずようやく止めに入っています。
それで独房送りの主人公。変わっていない。
ホールにて。
看護師とのやり取りを再現しようと二役をする主人公。
メイクを片側だけして右向き左向きで二役をやっています。古典的な手法です。
殺人未遂の結末。どうやらあの男は死んではなかったようです。
被害者が回復したので裁判はなし。あなたは移送される。
これ以上どこへいく?といった感じです。
異常人格の犯罪者を収容するブロードモア病院。
ここが主人公の行くとこです。もっとひどいところらしい。
何だか主人公は刑務所に戻りたがっているようです。
26年間孤独を味わった・・・
チャールズとブロードモアの対決・・・
ブロードモア病院にて。
屋根の上に出ている主人公。1人だけかと思ったら暴動騒ぎになっているようです。
ホールにて。
実はこうだったと話してる主人公。さじを投げた・・・
国内で最もカネのかかる囚人にさじを投げた。正常と認められ出所する主人公。
出所の手続きをしてる主人公。
マジで出所してる主人公。迎えが来ています。当然両親。
黄色いクルマで来ている両親。
→ 1979 Morris Marina 1700 HL MkIII [ADO28]
両親の自宅にて。
帰宅する主人公。子供の頃の荷物はありません。
ルートン。子供の頃に住んでいた町。叔父のジャック。
電車にて。
ルートン行きに乗ってる主人公。乗り合わせた女性と話しをしています。
結構普通に会話しています。
ルートンにて。
英国名物の超高層アパートです。スラム化しやすいと統計で証明されてます。
ジャック叔父のアパートを訪ねる主人公。女性客を大勢います。
主人公が紹介されています。何故かミッキー・ピーターソンと言ってるジャック叔父。
赤いドレスの女からヒゲが立派と言われてる主人公。あなたとの未来像はとも聞かれています。
しばらくここにいるらしい主人公。
顔の広いジャック叔父から刑務所仲間がこの町にいると知る主人公。
ストリップバーにて。
あのお茶を受け取ったメガネの男がいました。オーナーらしい。
お前ならいける。健康で丈夫そうだ。と言って・・・
格闘家しての名前を考えよう。映画スターのような・・・。
主人公がチャールトン・ヘストンと言うとそれでは軟弱だとダメ出しされる。
メガネの男がチャーリー・ブロンソンがいいと言ってます。『狼よさらば』(1974年)のタイトル名を出しています。
歌が入りポールダンスのシーンになっています。
それでここはストリップバーだとわかる。
アパートにて。
マニキュアを塗ってる女。主人公がいます。いい仲らしい。
キスをされてる主人公。
どこかの倉庫か馬屋にて。
格闘してる主人公。メガネの男が仕切ってる。
強い主人公。勝ったら相手に小便をかけています。
主人公が報酬20ポンドでは少ないと不平を言うとそれなら自分で仕切れと言われてる。
次の試合です。
2人相手に勝っています。
アパートにて。
セックスしてる主人公。相手はさっきの女らしい。
また試合です。
犬を相手にしているのか?、シーンが飛んでいます。
アパートにて。
愛してると言ってる主人公。女はアッサリと私には恋人のブライアンがいると言ってる。バイクを持ってるとか。
宝石店にて。
主人公は強盗をやらかしています。刑務所直行の方法です。
1000ポンドの指輪をゲットしたようです。
アパートにて。
女に指輪をプレゼントする主人公。あなたには野心がないと言ってる女。
それでも指輪はちゃんと受け取っています。それでブライアンと結婚すると言ってます。お別れのようです。これはひどいな。
ホールにて。
悪口を言ってる主人公。
速攻で逮捕されてる主人公。刑務所に戻ります。
刑務所にて。
チャーリー・ブロンソンの話しをしてる所長。面会となります。
所長から69日で戻ったのは新記録だとイヤミを言われてる主人公。
独房にて。
本を持ってきた司書を脅かして人質する主人公。立てこもります。またやってると看守に言われてる。
看守達がなかなか来ないので司書と話しをしてる主人公。取りあえず待つしかないとなっています。
内線電話です。電話機を渡される主人公。所長と交渉となります。
人質の名前はアンディ・ラブ。
所長室の壁にはエリザベス女王の写真がかけてあります。マジでやってるのか?映画だけかと思っていました。
→『ミニミニ大作戦』(1969年)
服を脱ぎ始める主人公。迷彩ペイントを司書に塗らせています。
ここは司書がオカマを掘られるかと思ったがそうはならず。そうなったら違う映画になってしまいます。
素っ裸の迷彩ペイントで看守達を迎え撃つ主人公。袋叩きになっています。
ここはちゃんとボカシが入っています。何のためにボカシがいるのかがわからん。
通路を歩く所長が何故かスローモーションになっています。無駄にカッコいい描写になっています。
所長はさじを投げてまた放り出すのか?
主人公にやめないと君は廃人と化すと言ってる所長。
アートルームにて。
階段で遊んでる男がいます。あとになってわかりますが美術講師ダニエルソンが登場。
何故かここにいる主人公の描いた絵を褒めています。
君の世界を描くんだと言ってるダニエルソン。ここにはない世界を・・・
独房でも絵を描いてる主人公。
主人公の描いた絵のモンタージュのシーンになっています。音楽も入ってなかなか素晴らしいシーンになっています。
この監督はこのような手法が特徴のようです。
所長に呼ばれてる主人公。ダニエルソンもいます。
君の従兄弟が捜索活動の道具を送ってきた。主人公には渡していないらしい。
ダニエルソンが所長に絵を渡そうしています。
暴れないのはいいが主人公の絵を見ようともしない所長。
アートルームにて。
所長は有名人が好きだから君の絵を見ないんだと言ってるダニエルソン。
そのためにはどうする?、ダニエルソンも何だかおかしな男です。
君は芸術家だそのうち上手くいくよとヨイショもしています。
君の望み?、オレの望みを知ってるのかと言ってる主人公。
何やら音が聞こえてきます。
お茶を入れてるダニエルソンを後ろから襲う主人公。
ホールにて。
拍手を浴びて御満悦な主人公。
アートルームにて。
階段で真っ黒にボディペインティングして佇む主人公。当然素っ裸です。
また立てこもりをやっているようです。ダニエルソンが人質です。
何が望みだと言われて、音楽だと答えてる主人公。
所長が説得していますがあまり熱心ではない。
音楽が流れます。クラシックです。無難なセレクトです。
またボカシが入ってる主人公。
気分がよくないと言ってる人質のダニエルソンはオブジェになっています。
口にリンゴをくわえさせています。
何やらやっている主人公。創作活動のようです。
ダニエルソンの顔に絵を追加しています。
縛られて閉じたまぶたに目を描かれてる。そういえば『トムとジェリー』でそんなトムを見たことがあります。
で、ダニエルソンに帽子をかぶせています。サングラスをかけさせる。
オレの作品だと言ってる主人公。
もういいとなって、また看守達がなだれ込んで袋叩きになってる主人公。
ホールにて。
ニヤリと笑う主人公。
字幕が入ります。
ブロンソンは英国で最も有名な囚人である。34年の刑務所生活のうち30年を独房ですごし、未だ服役中である。
エピローグ。
棺桶を縦にしたような金網のケージに入れられてる主人公。
看守がドアを閉める。
エンドとなります。
後タイトルが長めにあります。最初のタイトルが短めなのでそうなります。
キャスト等の文字の切り替わりが音楽とシンクロしています。立派なミュージカルシーンになっています。こういうのは好きだな。
そんなわけで何だかよくわからないけどよい作品でした。
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