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2013.06.22

『魔の巣 Manos』(1966年)

この作品は、ハロルド・P・ウォーレン監督、無名キャスト主演のB級不条理ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 The Norm-Iris production/Sun City Films (presents)/Emerson Film Enterprises (1966) (USA) (theatrical) アメリカ作品
ランニング・タイム◆68分
原題◆Manos: The Hands of Fate
プロット◆謎の館で悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ラス・ハデルストン、ロバート・スミス Jr.

有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質は最悪。色が付いてるだけ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル 2.0ch

キャスト
トム・ネイマン→ご主人様=マスター
ジョン・レイノルズ→ご主人様の僕トーゴ
ダイアン・マーリー→奥様のマーガレット
ハル・ウォーレン→旦那のマイク
ジャッキー・ネイマン→娘のデビー
バーニー・ローゼンブルム→よく出てくるクルマの若い男
ジョイス・モーラー→よく出てくるクルマの若い女
ステファニー・ニールセン→ご主人様=マスターの妻
シェリー・プロクター→ご主人様=マスターの妻
ロビン・レッド→ご主人様=マスターの妻
ジェイ・ホール→ご主人様=マスターの妻
ベティ・バーンズ→ご主人様=マスターの妻
レラニー・ハンザード→ご主人様=マスターの妻
パット・コバーン→オープンカーの女
パット・サリバン→オープンカーの女


ハロルド・P・ウォーレン監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級作品になっています。

奥さん役の女優さん ダイアン・マーリーはきれいです。1960年代美人。もったいない。


著作権のアラート
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
画質が悪いですのアラート

もう始まっています。画質が最悪。マジで悪い。
一応カラー作品ですが、ようやく色が付いてるなといった感じの画質です。
画面の下の方にチラチラと見えるノイズはVHSのトラッキングノイズのような気がする。まあいいけど。

ドライブをしてる家族。旦那、奥さん、娘、黒い犬。
娘が帰りたがっています。寒いというので歌っています。あのボートを漕ぐ歌です。いいのかと思えるがまだ『ダーティハリー』(1971年)の前でした。

音楽ですがとってつけたような音楽なんです。
取りあえず鳴ってればいいといった感じ。最初は妙に明るい感じで後半は少しジャズっぽい。

短くタイトルになっています。

パトカーに捕まってる一家のクルマ。
急いでいると言って無罪放免されている。
ところで私はお巡りに捕まって許されたことが1度もない。そんなに捕まってるのかというはそうなんです。

走ってる一家のクルマ。
バレー・ロッジの看板を曲がり入っています。

クルマにて。
カップルがキスして酒を飲んでいます。
そこを一家のクルマが通過したらしい。どこへ行くのかしらとか、道なんかないとかと言ってるカップル。

一家のクルマにて。
あのカップルがいたところまで戻りましょうと言ってる奥さん。
旦那を道が違わない。オレは道に迷ったとこはないと言って聞く耳を持たない。

若いカップルがまだキスしています。
そんなとこにパトカーがやって来ます。他でやれ家に帰ってやれと言ってる。
→ 1966 Chevrolet Biscayne [15469]
若いカップルのクルマは何だかわからん。MG?
→ 1963 Triumph Spitfire 4

一家のクルマは行き止まりです。戻って道を探してる。

近所の家に入り道を聞きます。
怪しそうなお兄さんがいます。杖をついてる。トーゴと名乗る。この家の召使いらしい。
バレー・ロッジはどちら?と聞くが要領得ない。
そんなものはないと返事してるトーゴ。
成り行きでここに泊まる話しになっています。
嫌がってる奥さん。旦那のマイクは大丈夫だと泊まる気満々です。
トーゴはご主人様と連発してるがホントにいるのか?、
結局泊まるようです。

このへんでクルマが
フォード・ギャラクシー 2ドア・コンバーティブル。
とわかります。→ 1966 Ford Galaxie 500

暖炉には何だか変な置物があります。手だけとか。
不気味な絵ががあります。ご主人様と愛犬とのこと。結構うまい絵だと思える。

絵を見て不吉とか意地悪そうな顔とか言ってるマイクと奥さん。
ご主人様はどこだ?と聞いてるマイク。この世を離れたと返事してるトーゴ。
変な話なので帰りたがっている奥さん。

そんなこんなでトーゴはいなくなります。
不気味な鳴き声が聞こえてきます。コヨーテなのか?
黒い犬が勝手に外に行ってしまいます。
マイクが捜しに行きます。クルマからフラッシュライトとリボルバーを持っていく。
犬が死んでるのを見つけるマイク。奥さんも見てビックリしてる。

戻ります。
子供が目を覚まして犬はどこ?と聞く。
そんな感じで早くここを出ましょうと主張してる奥さん。
ところでマイクはトーゴを自分の召使いのように扱っています。いいのか?

トーゴは奥さんにご主人様が妻として迎えたがったると言ってる。
で、奥さんに迫るトーゴ。そうなっています。マイクを呼ぶ奥さん。
このトーゴは何だかおかしな動きをしています。どういう役作りなんだ?

マイクも帰る気になるがクルマのエンジンがかからん。

部屋に戻ったマイクはエンジンがかからないと言ってます。
このへんで奥さんの名前がマーガレットとようやくわかる。
電話は?、ありません。公衆電話は12キロ先の交差点ですと答えるトーゴ。
そんなわけでやっぱり泊まるようです。

娘の名前がデビーとわかる。犬が死んだ話しから名前が出ています。
で、デビーがいなくなったのに気がつきます。
デビーを捜します。マイクはまたトーゴを召使い扱いして捜せと言ってる。

外に出てデビーを捜すマイクとマーガレット。
デビーが犬を連れて戻ってきます。あの絵の犬です。
どこへ行ったと聞くと大勢人がいるとこだと答えるデビー。

その場所にて。儀式を行う場所らしい。祭壇か?
大勢女性が目を閉じて佇んでいる。ご主人様が眠ってる。トーゴが来ています。
ご主人様にあの奥さんはオレがもらうと主張してるトーゴ。
トーゴはご主人様の最初の妻にちょっかいを出しています。オレは自由になるとも言ってます。どうやら主従関係が上手くいってないらしい。

寝室にて。
奥さんは服を脱いでます。窓から覗いてるトーゴ。B級映画がお楽しみなシーンになっています。下着姿まででヌードはありません。

外にて。
マイクを外を調べています。いきなりトーゴに殴打されて昏倒する。
一生懸命マイクを引きずってるトーゴ。ベルトでマイクを縛ります。トーゴはズラかります。
音楽はずっと鳴っています。このへんはジャズっぽい。

祭壇にて。
起き上がるご主人様。寝たきりではないらしい。犬を連れています。
これでだいたい暖炉の絵の構図のままになっています。

クルマの若いカップルにて。
またキスをしています。また酒を飲んでいます。またパトカーが来る。
またお前達かと言ってるお巡り。それは見ている側のセリフだ。
他にもカップルがいるだろうの話から砂漠に行った一家の話しになっています。
それでお巡りはどうするのかと思ったら。それっきり。

祭壇にて。
目を覚ましたご主人様は何をする?、犬をつないでます。
喋っています。何か呪文を唱えています。マノスの意志がどうのこうのと言ってる。

目を覚ましたご主人様の奥様達がお喋りをしています。
生け贄の話をしているらしい。子供をどうする?となってます。
ご主人様は責任を取れとか言ってる。わけわからん。

奥様達は口論から乱闘、キャットファイトになっています。
これがダラダラと延々と続きます。何だかウルトラファイトのようです。
この作品は相当な珍品らしいがマジでそんな感じです。
で、ジャズっぽい音楽が流れっぱなしになっています。

家にて。
犬がいてトーゴが寝ています。ご主人様が来ているんです。
トーゴを突いて起こしてるご主人様。トーゴを責めてるご主人様。
どうやら儀式のとこへ来ていたのがまずかったらしい。
お前は死ななくてはならないという話しをしてるご主人様。

マノスと呪文を唱えてるご主人様。
ご主人様のコスチュームは黒地に赤く両方の手の平を描いてます。安い。

外にて。
縛られてるマイクを妻の1人が見つけて何故かキスをしています。
今度はひっぱたいています。それでどうなる?、まだ気がつかないマイク。
そのままにしてここを去るご主人様の妻。

祭壇にて。
まだキャットファイトをやってるご主人様の妻達。
どうやらこの作品はキャットファイトが最大の売りなのかもしれない。
ご主人様が戻ってきます。トーゴもいる。

寝室にて。
下着姿で寝てるマーガレット。起きてマイクをマイクを呼ぶが当然いない。
窓からご主人様が覗いています。

祭壇にて。
キャットファイトをとめてるご主人様。トーゴもいます。
妻達とまた子供をどうするのもめています。
今度は妻の1人を生け贄にしようと言ってるご主人様。
その前にトーゴを寝かして生け贄にしています。マノスに生け贄を捧げてるご主人様。

寝室にて。
マイクを呼んでるマーガレット。デビーを抱きしめています。

外の旦那のマイクはようやく気がついて縛りを解いて脱出しています。
フラッシュライトとリボルバーを回収して移動する。

寝室前にて。
マイクが戻ってドアを開けろと言ってる。ドアを破って入ります。

祭壇にて。
儀式が終わりトーゴの手を火にかざすとが手が取れます。そのままいなくなるトーゴ。
取れた手が燃え続けています。

寝室にて。
早く逃げようとなって砂漠を徒歩で移動するようです。

祭壇にて。
縛りつけた生け贄の妻をひっぱたいてるご主人様。
今度は延々と生け贄の妻をひっぱたいています。結構元気で反論してる生け贄の妻。

砂漠にて。
徒歩で移動してるがマーガレットがもう歩けなくなる。
マイクが斜面を滑落してる。何とか復活しています。

祭壇にて。
まだ生け贄の妻で儀式をやっています。
家には誰もいないと他の妻が御注進する。捜せと命じるご主人様。
どうやら生け贄に逃げられてはこまるようです。

砂漠にて。
マーガレットがもう無理なのでこうなったら戻って寝室に立てこもった方がいいと判断してるマイク。
蛇がいます。リボルバーで撃つマイク。

ご主人様が犬と妻の1人を連れて捜しています。

パトカーが登場。
銃声が聞こえたらしい。それでどうする?。
メキシコ側からもしれないと話し込んでいます。ここはメキシコ国境に近いようです。
ざっと捜してアッサリと引き上げてきます。それだけかい。

家にて。
戻っているマイクとマーガレット。娘のデビー。
ドアが開いて犬を連れたご主人様が乗り込んできます。リボルバーで撃つマイク。

シーン転換になっています。
昼、違う白いオープンカーが走ってます。女性2人が乗ってる。
→ 1964 Oldsmobile Dynamic 88
バレー・ロッジの看板を通り過ぎる。雨になったのでクルマのルーフを閉じています。

いつものクルマの若いカップルがいます。
そこを白いオープンカーが通り過ぎる。

家にて。
白いオープンカーが辿り着くと出てきたのはマイクでここの召使いになっています。

祭壇にて。
目を閉じて佇んでいるマーガレットとデビー。ご主人様の妻になったらしい。

家にて
ようこそとお迎えの口上を述べているマイク。これがオチかい。

後タイトル。
Sun City Films (presents)
The Norm-Iris production
キャスト紹介がわかりやすく出ています。
The Endに?が付いています。続編はなかったようです。
Emerson Film Enterprises (1966) (USA) (theatrical)


そんなわけでかなりB級のまあまあな作品でした。
色々な映画を見ていますがホントに色々な映画があるものです。


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