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2013.04.27

『ドライブ・アングリー』(2011年)

この作品は、パトリック・ルシエ監督、ニコラス・ケイジ、アンバー・ハード主演のオカルト・カーアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2011年 Nu Image Films/Michael De Luca Productions/Saturn Films/Millennium Films/Summit Entertainment アメリカ作品
ランニング・タイム◆105分
原題◆Drive Angry
プロット◆赤ん坊を追ってカーアクションする話しのようです。とと
音楽◆マイケル・ワンドマッチャー

BS193 WOWOWにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録録画のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味なし。フルスクリーン。
音声はAAC 2.0ch

キャスト
ニコラス・ケイジ→正体不明のジョン・ミルトン
アンバー・ハード→ヤンキー系のパイパー
ウィリアム・フィクトナー→追跡者の監査役
ビリー・バーク→教祖様のヨナ・キング
シャーロット・ロス→カントリーバーのウエイトレス Candy
クリスタ・キャンベル→Mona
ケイティ・ミクソン→Norma Jean
ジェイミー・ティアー→Babysitter
ジャック・マクギー→ダイナーの太ったオヤジ
トッド・ファーマー→パイパーの婚約者 フランク
プルーイット・テイラー・ビンス→カントリーバーのロイ
トム・アトキンス→エキセントリックな警部
デビッド・モース→ガレージのウェブスター


パトリック・ルシエ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のアクションになっています。


Millennium Films (in association with) (presents)
Saturn Films (in association with)
前説が入ります。
どんなに早く逃げようと最後には必ず捕らえられる・・・
何だかわからん。

コロラド州 ラフターにて。
ライトトラックが暴走しています。チンピラ3人が乗ってる。→ 1982 Ford F-Series Regular Cab
追っているクルマが登場。これは何だ?→ 1963 Buick Riviera
乗ってるのはニコラス・ケイジ扮するジョン・ミルトン。
軽くライトトラックを仕留めています。次は拷問して質問に答えさせている。
ショットガンで手を吹っ飛ばしたりして3D描写にしています。
そんな感じであっという間に3人を片づけています。
どこだ?と聞いています。3人目が答えています。赤ん坊はどこだ?と聞いてるんです。
ディーコンスリー、テキサス州のスリーウォーター、手遅れと言ってるチンピラ。
満月の夜に殺される。そういう設定のようです。
ショットガンで流れ出たガソリンに火をつけるジョン・ミルトン。何故か大爆発のライトトラック。そういう設定なんです。

タイトル
Drive Angryと3D風のタイトル文字が出ています。

ダイナーにて。
ダッジ・チャージャーが駐車場に止まっています。
→ 1969 Dodge Charger R/T
ここのウエイトレスがアンバー・ハード扮するパイパーが登場。
同僚のウエイトレスの名前がわからん。仕事中でもお喋りをやめない。
ここにいるジョン・ミルトン。ブラックコーヒーの砂糖入りを頼んでいます。お前は村田英雄かと突っ込みたくなる。
ビートたけしのネタでそんなのがあったのを思い出した。コーヒーに砂糖やミルクをありったけ入れて飲み終わってからコーヒーはブラックに限ると言ってる村田英雄先生というネタです。

ディーコンスリー、テキサス州のスリーウォーター等のことを聞いてるジョン・ミルトン。
同僚ウエイトレスが教えてます。テキサス州ではなくルイジアナ州だと言ってる。
会話から満月の2日前だとわかります。これは大変。時間がない。

お喋りをやめろとかおごりはお前の給料から引くとかセクハラもあって店のオヤジの金玉を握りつぶしてここを辞めるパイパー。
ダッジ・チャージャーに乗っています。ミッションはATのようです。
カッコよく発進しています。
ところでアンバー・ハードは実生活ではビンテージのフォード・マスタングに乗ってます。そんな画像を見たことがあります。

故障して止まるダッジ・チャージャー。オーバーヒートみたい。
そんなとこに徒歩で移動してるジョン・ミルトンが通りがかる。
直すから乗せてくれと交渉してる。故障は実に簡単に直っています。どうやらラジエーターキャップが緩んでいただけらしい。
そんなわけでブラックフットまでと乗せてるパイパー。

ウィリアム・フィクトナー扮する謎の男が登場。徒歩で移動してる。
服装は普通だけどウィリアム・フィクトナーなので顔が普通でなない。
先ほどのダイナーに入ります。
オヤジをデブと呼んでいます。人を探してる・・・
何だか匂いでわかるらしい謎の男。監査役と名乗っています。
同僚ウエイトレスが答えています。聞くだけ聞いてここを去ります。

パイパーの自宅にて。
ここでジョン・ミルトンを降ろして別れています。
パイパーは婚約中だけどカネはない。そんな話しをしています。

パイパーが自宅に戻ると婚約中の彼氏は浮気中でした。
激怒して浮気相手を叩き出すパイパー。外に出てまでの大立ち回りになっています。
今度は彼氏が相手になって分が悪くなってるパイパー。強烈にやられます。
そんなとこにジョン・ミルトンが助けに入る。

夜にて。
ジョン・ミルトンとパイパーはダッジ・チャージャーで移動中です。

ジョン・ミルトンの回想になっています。
娘が新興宗教の教祖様に殺されて赤ん坊がさらわれた。

ところでパイパーの服装のデニムのショートパンツでポケットの裏地が見えてるのがカッコいいらしい。これはアメリカというかハリウッドだけかもしれない。

オクラホマにて。
フロリダに行く前にルイジアナに用があるから寄っていくと言ってるジョン・ミルトン。
このへんで始めてミルトンと名乗っています。
カントリーバーとモーテルがあるところに入ります。
知り合いのオッサン ロイと会ってるジョン・ミルトン。生きていたのかと言われています。
またブラックコーヒーの砂糖入りを注文してるジョン・ミルトン。これは何かのジョークなのか?

パイパーの自宅にて。
監査役の男が登場。婚約者の男に質問をする。
話しから男の名前はフランクとわかる。
フランクに答えろと木製バットで壁に串刺しにしています。
クルマは何だ?→ 1969年ダッジ・チャージャー。
エンジンは440か?ヘミか?と結構マニアックな監査役の男。
そんな感じで最後は木製バットでとどめを刺してる監査役です。

外に出たらちょうどパトカーが来ています。
フランクの死体を発見したお巡りが監査役を逮捕しようとする。
そうしたらコインを投げてそれがFBIの身分証に化けています。驚愕してるお巡り2人。
監査役はお巡り2人にジョン・ミルトンと女を追っている。君達を部下にしよう。出世するぞ、昇進は保証すると勧誘する。何だかこれに乗ってるお巡り2人。

モーテルにて。
カントリーバーの若い男に足にマニキュアをさせてるパイパー。セックスまでは行ってない。
隣ではジョン・ミルトンがカントリーバーのウエイトレスとセックスしています。ボカシ入りです。

モーテルの外には怪しい男が歩いてる。教祖様の子分らしい。
これを尾行するパイパーは閉店後のカントリーバーに忍び込む。
TVニュースではジョナ・キングを指名手配と流しています。夫婦を殺して赤ん坊をさらった教祖様の名前です。
ジョナ・キングと子分が入ります。隠れてるパイパー。
ゾロゾロと手に凶器を持った男達を入る。ジョン・ミルトンを片づけるらしい。
教祖様に見つけられそうになるパイパーですが上手く隠れている。

モーテルにて。
セックス中のジョン・ミルトンを襲撃する男達。
それでセックス中の入ったままの状態で迎撃してるジョン・ミルトン。ハンドガンを使っています。
電気ショック棒をあてられているとこをパイパーの助けが入ります。
そんな感じでずっとつながったままのジョン・ミルトンです。

手配中のジョナ・キングを見つける監査役に雇われたお巡り2人ですが監査役がジョナ・キングに構うなと行ってます。

逃走するジョン・ミルトンとパイパー。
追跡してるお巡り2人に発見されて撃ち合いになっています。いきなり撃つお巡り。
腹を撃たれるジョン・ミルトン。ダッジ・チャージャーで逃走となります。
成り行きでお巡りを撃ってしまうパイパー。
監査役の前を通り過ぎて走り去るダッジ・チャージャー。

走行中のダッジ・チャージャーにて。
撃たれたジョン・ミルトンですがそんなにダメージはなさそう。
お巡り殺しで刑務所行きだとガックリしてるパイパー。
赤ん坊をさらわれたと事情説明をするジョン・ミルトン。

クルマで橋を渡るなかなかよいシーンがあります。
そんなとこに監査役がパトカーで追跡して追突してる。
シボレーのパトカーのようです。→ 2000 Chevrolet Impala 9C1
トランクから古い多銃身の銃を取り出して撃つジョン・ミルトン。
その前にパトカーのスピーカーを使って話しかけている監査役。
多銃身銃ですが監査役に対して効果はあるのかダメージがあるようです。
そんなこんなでパトカーは橋の下に転落する。

モーテルにて。
警察の現場検証に変なオッサンが登場。新人お巡りがじゃまにするがトム・アトキンス扮する大物警部でした。
コロラドのお巡り2人が何故オクラホマにいる?となってる警部。
あとはセックスしていたウエイトレスから話を聞いています。

橋の下にて。
自転車で大麻を吸ってる若者2人が登場。
パトカーのドアを吹っ飛ばして監査役が出てきます。なんともありません。
何だか意味あり気なことを若者に言ってる監査役。

走行中のダッジ・チャージャーにて。
教祖様のジョナ・キングの話しをしてるジョン・ミルトン。
モーテルにあったワンボックスワゴンを見つけます。教会がある。

教会にて。
ここに入るジョン・ミルトン。パイパーも遅れて入る。
いきなり中の信者達中が2人を捕まえる。教祖様が登場。
教祖様を演じてるビリー・バークは結構好演。雰囲気を出しています。
ジョン・ミルトンの娘から父は死んだと聞かされてる、だから赤ん坊は渡せないと言ってる教祖様。
教祖様の一の子分の若い男も目立つ。ですが不始末をやらかしたのかいきなり教祖様に撃たれて退場になっています。

で、ジョン・ミルトンを顔面を打つ教祖様。倒れるジョン・ミルトン。
パイパーを調教してやると意気込んでる教祖様。そのままキャンピングカーに連れていきます。
→ 1983 Ford Econoline Coachmen [E-350]

倒れていたジョン・ミルトンが復活する。目が潰れたまま。
残ってた信者達が驚愕してやられます。

目が潰れているのでサングラスをかけてダッジ・チャージャーを発進させてるジョン・ミルトン。キャンピングカーを追います。
教会のまだ生き残っていた信者達もクルマ2台でダッジ・チャージャーを追う。
→ 1988 Lincoln Mark VII LSC
→ 1987 Ford Bronco

キャンピングカーにて。
教祖様はジョン・ミルトンが追ってくることがわかっているようです。
何だかもう追いついてるダッジ・チャージャー。
信者達のクルマ2台をも追いついてカーアクションになっています。
平行してキャンピングカー内てはパイパーが反撃して格闘アクションになっています。

廃工場内に入ってダッジ・チャージャーのリトラクタブルヘッドライトが開いて点灯するいいショットがあります。
追っ手のクルマ1台を片づけています。

外に出てカーアクションの続きをやってます。
キャンピングカーから落ちた教祖様のお仲間を轢いてるもう1台のクルマ。
これをジャンプしたとこをジョン・ミルトンにショットガンで撃たれて爆発炎上となります。

パイパーは教祖様の手下をキャンピングカーから落としたあとは直接教祖様とアクションになっています。
教祖様のネックレスの飾りをとって思いきり刺しています。これはダメージがあるようです。
そんなこんなでパイパーはキャンピングカーの後ろ窓からダッジ・チャージャーに飛び移っています。
怒った教祖様がシングルアクションのリボルバーで撃ちまくりでダッジ・チャージャーは動かなくなります。

ジョン・ミルトンの顔のことを聞いてるパイパー。
説明する暇はないと答えてるジョン・ミルトン。
それから動かなくなったダッジ・チャージャーを押しています。
パイパーのフラッシュバックでジョン・ミルトンは死んだ、運手免許証は期限切れ等が入る。

教会にて。
監査役が登場。撃たれて生き残っていた男から事情聴取をやっています。

延々とダッジ・チャージャーを押しています。
そんなとこにレッカー車が登場する。→ 1973 Chevrolet C-70
レッカー車の頑丈な前バンパーは故障したクルマを直接押すためのようです。
この前にパイパーの携帯電話を使っていたジョン・ミルトン。それで呼んだらしい。
レッカー車のオッサンもジョン・ミルトンが死んだと言っています。
このオッサン ウェブスターをデビッド・モースが演じています。そういう役なのか。
ダッジ・チャージャーを引っ張って移動となります。

ウェブスターのガレージにて。
何だか潰れた目が治りつつあるジョン・ミルトン。再生能力があるようです。
このへんでこの作品のニコラス・ケイジですがジェームズ・スチュアートに似ていると思ってきました。アンソニー・マン監督の一連のウエスタン作品のジェームズ・スチュアートに似ているんです。

ウェブスターから事情を聞かされてるパイパー。
何だかわからん。

ダッジ・チャージャーはもう修理出来ないと言ってるウェブスター。
代わりのクルマはあると見せています。
赤いシボレー・シェベル SSのようです。やっぱりアメ車かい。エンジンは454と言ってる。→ 1971 Chevrolet Chevelle SS
隣に青いシボレー・カマロ SSがあります。→ 1968 Chevrolet Camaro SS

教祖様は携帯電話で警察に通報しています。
ジョン・ミルトンの居場所を知っている・・・

ガレージにて。
ウェブスターは同行する気が十分ですがジョン・ミルトンに止められる。
結局パイパーと一緒に行くようです。最後まで付き合うと言ってるパイパー。

走行中の赤いシボレー・シェベル SSはパトカーに追われます。
警部が非常線を指揮していて檄を飛ばしています。警官殺しの頭を撃てと言ってる。

バリケード前で停止した赤いシボレー・シェベル SS。
さてどうする?といったとこでいきなりタンクローリーが登場する。
監査役が運転しています。タンクローリーの中味は水素燃料を満載してそのままバリケードに突っ込んでいます。
赤いシボレー・シェベル SSはタンクローリーをくぐり抜け脱出しています。
また監査役と目を合わせているジョン・ミルトン。

警官隊と対峙してる監査役ですが、またコインを投げてFBI身分証を出して水戸黄門の印籠代わりにしています。驚愕してる警部達。
で、新人の黒人お巡りは実はあの教祖様の信者でした。連絡させる監査役。

走行中の赤いシボレー・シェベル SS。
ルイジアナ州に入ります。
満月からクルマのヘッドライトにつなぐショットがあります。ありがち過ぎる。

スティルウォーター刑務所にて。
ここに入る赤いシボレー・シェベル SS。
監視塔に登るジョン・ミルトン。あの多銃身銃をショルダーベルトで下げています。
刑務所内の広場は宗教の儀式になっています。あちこちにかがり火が焚かれている。
信者達が踊っていたり、あの教祖様のキャンピングカーもあります。

戻ったらパイパーがいない。
監査役がパイパーを捕らえていました。対峙するジョン・ミルトン。
どうやらこの監査役はジョン・ミルトンに早く戻れとせかすのが任務らしい。
多銃身銃は神殺しの銃らしい。

パイパーに秘密を教えようと言ってる監査役。
そんなこんなでジョン・ミルトンに早く片づけろと言ってる監査役。オレは見物してると言ってます。

いよいよ儀式が始まります。
何だかエンジン音がします。ジャンプして突っ込んでくる赤いシボレー・シェベル SS。
そんな感じで撃ち合いになっています。赤いシボレー・シェベル SSは燃えながら走っています。文字通りの火の車といった感じ。
赤ん坊のベビーシッターに命じたら赤ん坊を殺せと命じてる教祖様。

監視塔にて。
見物してる監査役のところに信者2人がやって来ます。
またコインを投げて信者2人を片づけてる監査役。
パイパーは神殺しの多銃身銃を監査役に向けています。
それでパイパーを広場に行かせている監査役。

広場にて。
教祖様と対峙しクルマを突っ込ませるジョン・ミルトン。大爆発していいます。
クラッシュしたクルマから出てくるジョン・ミルトン。
ハンドガンで信者達を片づけてる。それから教祖様と格闘アクションになる。
信者に撃たれてダウンするジョン・ミルトン。
そこにパイパーが来て神殺しの多銃身銃を撃つ。反動ですっ飛んでいます。キャンピングカーが大爆発しています。

赤ん坊のとこへ這っていくジョン・ミルトン。
教祖様は骨のステッキでジョン・ミルトンをめった打ちにしています。お前にはオレを殺せないと大見えをきっています。
いつのまにか近くにいる監査役。
神殺しの多銃身銃で教祖様を撃つジョン・ミルトン。これは効果があったようで昇天している教祖様。

赤ん坊をジョン・ミルトンに渡してる監査役。これでジョン・ミルトンは成仏出来るらしい。何だかキリスト教と仏教がごちゃまぜな感想になります。何しろそう見えるんです。

そんなわけで用が済んだジョン・ミルトンとパイパーはお別れとなります。
死なないでとなるが実はもう死んでいたわけです。
赤ん坊はパイパーが預かることになる。
心配してウェブスターが来ています。パイパーと合流する。
気がつくとジョン・ミルトンも監査役も消えています。

多銃身銃を持ってる監査役とジョン・ミルトン。死者は殺せないと言ってる2人。
監査役は戻るためのクルマを出しています。
これがまたエラク古いアメ車です。1950年代のクルマのようです。
→ 1957 Chevrolet One-Fifty [1502]
乗り込む2人はCGの世界を走り戻ります。
エンドとなります。

後タイトルでCG関係のクレジットが延々と続く。
ところでCG全開の現在でも円谷英二は通用すると思える。絵コンテを描いてCGを造らせてあとは編集して効果音を付ければいいからです。ミニチュアがCGになるだけで円谷英二の仕事自体はそうは変わらない。そんなことを思いついた。

Summit Entertainment (presents)
Michael De Luca Productions
Nu Image Films (as Nu Image)
それにしても後タイトルか長い。ランニングタイムは105分ですが本編は100分になる前に終わっています。


そんなわけで普通のアクションのよい作品でした。


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