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2013.01.19

『貸間あり』

この作品は、川島雄三監督、フランキー堺他主演のとりとめがない群像ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1959年 宝塚映画/東宝 日本作品
ランニング・タイム◆113分
原題◆かしまあり
プロット◆その場その場に流されていく話しのようです。
音楽◆真鍋理一郎

スカイパーフェクTV707日本映画専門チャンネルにて。
画質はよいです。

キャスト
フランキー堺→何でも達者な与田五郎
淡島千景→陶芸家の津山ユミ子
乙羽信子→愛人仕事の村上お千代
浪花千栄子→賄いのおミノ
清川虹子→商品横流しの島ヤスヨ
桂小金治→コンニャク屋の洋さん(谷洋吉)
山茶花究→蜂を飼っている発明家の熊田寛造
藤木悠→詐欺師のハラ作(西原作一)
小沢昭一→学生の江藤ミノル
加藤春哉→高山彦一郎
市原悦子→高山教子
渡辺篤→宝珍堂
益田キートン→保険屋の野々宮真一
沢村いき雄→大家の御隠居
西岡慶子→お澄
西川ヒノデ→岸山
加藤武→与田五郎の知り合いの試験官 小松
長谷川みのる→刑事
津川アケミ→登勢
中林真智子→女店員
頭師満→宏
宮谷春夫→四方山
青山正夫→菩提寺
守住清→地廻り
楠栄二→記者

川島雄三監督の演出はよいと思います。
全体的に長回しが多い。他はシーン転換のワイプに凝っています。
細かいエピソードの積み重ねでそのまま放り出しています。

この年代の東宝や大映のキャスティングはいいもんです。
いつも同じ人達が出てるけどいいんです。
川島雄三監督作品は少し違うキャスティングになってるけど。


プロローグ。
藤木悠扮する調子のいい西原作一の口上があります。予想屋か?
で、ヤクザに追われて逃げます。
本屋でヤクザをやりすごします。ここで小沢昭一扮する学生の江藤ミノルを紹介するからとカネを取っています。
このへんは移動撮影をしています。歩くとこをカメラは付かず離れずといい感じ。

タイトル

通天閣が見える丘にあるアパートにて。夕陽ケ丘の立て札が見えます。
フランキー堺扮する与田五郎を淡島千景扮する陶芸家の津山ユミ子が訪ねてきます。
蜂を飼っているのは山茶花究扮する発明家の熊田寛造。
ここには他にも色々な人がいます。

フランキー堺扮する与田五郎が登場。
ようやく与田五郎の部屋にたどりつく津山ユミ子です。知り合いらしい。

与田五郎の部屋の部屋には無線機とか色々なアイテムがあります。
何をしている人?タイプライターもあります。オルガンも弾ける。
博学で何でも屋らしい。
アパートの住人が入れ替わり立ち替わり入ってきます。
で、このアパートの四畳半を借りることにする津山ユミ子。

靴の匂いを嗅いでる西原作一と誰?、部屋の中ハンモックで寝ている西原作一。
そのようなキャラクターらしい。

与田五郎の部屋に学生の江藤ミノルが来ます。
代理で模擬試験を受けてくれと頼んでます。

ボロボロの四畳半を見る津山ユミ子。
このへんは汚いところがあからさまに見えてしまうカラーで撮らずに正解でした。
この作品はモノクロなんです。

津山ユミ子の個展にて。陶芸です。
学生の江藤ミノルが訪ねてきます。ミノルタのカメラを持っています。タイアップのようです。店の外にはミノルタカメラの看板が見えます。

街中の駅前にて。
駅で旦那を見送る乙羽信子扮する村上お千代。
これに絡むる西原作一をとめてる与田五郎。
今度は違う旦那を出迎える村上お千代。どうやら複数の旦那をこなしている商売人のようです。

アパートにて。
桂小金治扮するコンニャク屋の洋さんに大口の注文が入ります。
加藤春哉と市原悦子が夫婦役です。この組み合わせも珍しい。

アパートの面々は食事は一緒に取っています。
食事の世話は浪花千栄子扮する賄いのおミノさんがやっています。
コンニャク屋の洋さんはドケチらしく賄いを断って自炊している。

シーン転換では左から右へ何かが走ってワイプしています。変わった手法です。

村上お千代さんは里帰りをするとのこと。
それには奉公していることになってるので証拠してお嬢様に同行して里に帰らなければならないとなっています。
ここは津山ユミ子に泣き落としの村上お千代さんです。商売人だから。
で、津山ユミ子の説得役となった与田五郎。お嬢様役を引き受けてもらいます。

飲み屋にて。
渡辺篤扮する宝珍堂から相談される与田五郎。
自分の代わりに妻とセックスしてくれと言ってます。後々面倒なので断る与田五郎。

アパートにて
与田五郎のところに学生の江藤ミノルがお土産を持参してまた代わりに試験を受けてくれと頼んでいます。

清川虹子扮する島ヤスヨが私のパンティがないと捜すシーンとなります。
実は西原作一が使用中だったりします。もう変態描写があるとはこの作品は結構進んでいます。

与田五郎の部屋にて。
望遠鏡の左目で覗いてるフランキー堺。これは実際に左目が利き目というわけではなく顔が見えるための構図の撮影上の都合のようです。
与田五郎と津山ユミ子の長い会話となります。ここは切り返しをやってます。
灯を点けたり消したり。今日はツンツンという言い方がどうのこうので・・・
成り行きで口論となります。部屋を出ていく津山ユミ子。

四畳半にて。
押し入れをベッド代わりにしてる津山ユミ子。
与田五郎がやってくるがお土産を置いてすぐに出て行きます。

隣でコンニャク屋の洋さんと話し込む与田五郎。
これだ津山ユミ子に筒抜けです。酔っ払いが帰ってきて邪魔が入ります。

シーン転換では右から左へ何かが走ってワイプしています。

村上お千代さんと旦那方の別れの式です。
旦那3連発です。しかもそれぞれの時間制限あり。恨まれないのが凄い。大した商売人です。

津山ユミ子と村上お千代さんの練習の図。お嬢様とお付きの者の練習です。
何だかお嬢様と離れ過ぎの村上お千代さん。

村上お千代さんの送別会の準備となります。
風邪気味の与田五郎。学生の江藤ミノルが来て今度は福岡まで試験を受けに行ってくれと頼んでます。

村上お千代さんの送別会です。
あまり上手くないコンニャク屋の洋さんのあいさつ。それでも「さよならだけが人生さ」の名セリフで締めてます。
宴会となります。賄いのおミノさんは勝手に食って早めに片づけています。

宴会の成り行きで代理セックスにはめられる与田五郎。
逃げようとと悪戦苦闘しています。
蜂が飛んできて大騒ぎとなります。セックスどころではありません。

警察が来ます。
何かの事件の犯人扱いされる与田五郎。追われているのは西原作一でした。
西原作一の部屋を捜索されます。下着が出てきます。
その流れで島ヤスヨのとこへ警察が行き島ヤスヨが警察相手に大暴れとなります。

飛行機で福岡へ飛ぶ風邪気味の与田五郎。4発プロペラ機の旅客機です。

試験会場へに着く与田五郎。
模擬ではなく本番の試験です。学生の江藤ミノルは与田五郎を呼ぶ準備だけは万端ですが、さすがに断る与田五郎です。でも試験会場は入る。
試験官がやってきます。これが加藤武扮する与田五郎の知り合いの小松で、与田五郎は逃げ出します。
そんなとこで共犯だ違反だと責める学生の江藤ミノルと対決する与田五郎。

アパートにて。
村上お千代さんが書き置きを残して消えます。
保険屋が垂れ込んだことを自白しています。だから保険に入れとうそぶいています。

福岡の旅館にて。
与田五郎の知り合い小松が会いにきます。
学生の江藤ミノルの方は別の大学の見込みがついたらしい。

キャバレーです。
与田五郎と知り合いの小松。別府の温泉に行こうとなります。

陶器屋にて。
津山ユミ子を説得するコンニャク屋の洋さん。

別府の温泉にて。
小松の世話で旅館の番頭になる与田五郎。
電報が届きます。津山ユミ子が来るとのこと。逃げる与田五郎。

アパートにて。
見知らぬ女がきます。これが音羽信子の二役?
また蜂が出て大騒ぎになります。
貸間ありの看板を下げるコンニャク屋の洋さん。立ち小便をしています。
エンドとなります。
起承転結の結がない。これで終わりにするのが凄い。


そんなわけで異色群像ドラマのよい作品でした。



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