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2012.11.25

『金星怪人ゾンター』(1966年)

この作品は、ラリー・ブキャナン監督、ジョン・エイガー、スーザン・ビューマン、アンソニー・ヒューストン、パトリシア・デラニー主演のリメイクB級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 Azalea Pictures/American-International Television (AIP-TV) アメリカ作品
ランニング・タイム◆80分
原題◆Zontar: The Thing from Venus
プロット◆謎のゾンターを巡って色々とある話しのようです。
音楽◆ロナルド・スタイン

WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質は最悪。ボケボケで色もあせています。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル5.1ch 元はモノラルでしょう。

キャスト
ジョン・エイガー→カート・テイラー博士
アンソニー・ヒューストン→キース・リッチー博士
パトリシア・デラニー→アン・テイラー
スーザン・ビューマン→マーサ・リッチー
ニール・フレッチャー→マット・ヤング将軍
ジョージ・エドグレイ→新聞社のレッドフォード
ビル・サーマン→保安官のクレンショー
ウォーレン・ハマック→John, Rocket Scientist at Zone 6
ジェフ・アレキサンダー→Rocket Scientist at Zone 6
コリーン・カー→Louise, Zone 6


ラリー・ブキャナン監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に演出は大まじめ。キャストの演技も大まじめです。この点はいいと思う。
『金星人地球を征服』(1956年)のリメイクになっています。


◆この作品自体より解説の方が面白かったりします。コピペです。
作品レビュー
■STORY
キース・リッチーは危ない男だ。「ゾンター」という名の金星人と交信できると公言してはばからない。「あなた、そんなはなし、よそでしちゃダメよ」。嫁にやんわりと窘められるも、そこはSF映画。「ゾンター」は実在し、地球にやって来たのだから彼は大喜びだ。いまや「ゾンター」という名の宗教にどっぷりとハマったキースは人類征服の御先棒を担ぐ。果たして人類は危ない男の妄想に飲み込まれてしまうのか!?。
■INTRODUCTION
世にも稀なるへなちょこ監督、ラリー・ブキャナンの代表作の一つ。そのへなちょこぶりには呆気にとられる。もともとがへなちょこSFとして定番の『金星人地球を征服』(ロジャー・コーマン監督)のリメイクだってえのに、そのへなちょこっぷりを改善することなくパワーアップさせているのはどういうことだ!?。地球人様の放った人工衛星を勝手に宇宙船に改造して来訪する金星人。例の「金星ガニ」かとおもいきや「ゴミ袋」て。お前、なめとんかい!。いやいや、怒っている場合じゃないよ、お立ち会い。ここは大いに笑って元を取ってやりましょうや。(岸田裁月)


◆DVDにて。
画質が悪いと著作権のアラートが一緒に出ています。
WHD JAPAN
フォワード

American-International Television (AIP-TV) (1966) (USA) (TV) (syndication)

ゾーン6にて。ロケット発射基地のようです。
いきなり始まっています。
レーザー通信衛星の打ち上げをするところです。そんなとこに面会があります。
指揮をとってるカート・テイラー博士にキース・リッチー博士が面会に来る。
打ち上げは中止しろと迫るキース・リッチー博士。
当然断るカート・テイラー博士。
そんなことを言ってるうちにロケットは発射されます。

タイトル
Azalea Pictures

人工衛星は軌道に乗っています。

キース・リッチー博士の自宅にて。
カート・テイラー博士と奥さんのアン・テイラー夫人が来ています。
キース・リッチー博士の奥さんはマーサ・リッチーです。
食事の席となっています。
話しの内容からロケット打ち上げから3ヶ月経ったらしい。

マーサ・リッチー夫人は変なことを話すのはやめてともう言ってます。
いよいよカート・テイラー博士に無線機を見せてるキース・リッチー博士。
無線を聞いてこれはプログレジャズか?なんて言ってるカート・テイラー博士。
直接金星と通信してると主張してるキース・リッチー博士。通信を理解したとも言ってます。
その名はゾンターと最初から言ってます。

電話です。カート・テイラー博士にです。
基地から人工衛星がロストしたとの連絡です。
ゾンターは人工衛星を使う気だとまだ言ってるキース・リッチー博士。

基地にて。
ジープが来ます。マット・ヤング将軍です。
コントロールルームで檄を飛ばすマット・ヤング将軍。衛星はどうなってる?と言ってるだけで全く役に立っていません。

キース・リッチー博士の自宅にて。
ステレオセットで音楽を聞いてるキース・リッチー博士。
この件にあまり深入りしないでと言ってるマーサ・リッチー夫人。

基地にて。
カート・テイラー博士が到着します。やっぱりどうなってる?と言ってる。
で、人工衛星が戻ってきたと報告があります。
そんなわけで帰宅するカート・テイラー博士。

キース・リッチー博士の自宅にて。
無線通信してるキース・リッチー博士。
ゾンターは人工衛星に乗ってやって来ると言ってます。
マーサ・リッチー夫人は先に寝ています。
無線機に張り付いてるキース・リッチー博士。
元ネタ通りにあとでマーサ・リッチー夫人を毛布を掛けるシーンもちゃんとありました。

基地にて。
マット・ヤング将軍がイライラしています。
いよいよ人工衛星を回収するようです。
そうしたら人工衛星がコントロール出来なくなっています。
相変わらず檄を飛ばしてるマット・ヤング将軍。うるさいだけのようです。
人工衛星はまたロストしたようです。

キース・リッチー博士の自宅にて。
相変わらず無線通信をしています。ゾンターが到着したとマーサ・リッチー夫人に言ってます。
ゾンターが来れば地球から戦争等が無くなると主張してるキース・リッチー博士。
そんな作り話をよそで喋ってはダメよと言ってるマーサ・リッチー夫人。
洞窟は6マイル先にある。温泉があるので金星と環境が似ている。そんなことを言ってるキース・リッチー博士。

列車がストップしています。サンタフェと表示がある。
クレーン、溶接機等が動かないそんな描写になっています。
変電所も描写も入っています。電気が止まったらしい。
これはゾンターの仕業なんです。

クルマにて。
カート・テイラー博士とアン・テイラー夫人。クルマが動かなくなります。

基地にて。
マット・ヤング将軍がいます。当然ここも停電しています。
やたら5000万ドルのプロジェクトだと連発しています。低予算B級SFリメイクだからかえって金額をを強調するのか?、カネがあったらもっといい作品にするのにと・・。

クルマの時計も腕時計も止まってると言ってるアン・テイラー夫人。
カート・テイラー博士とアン・テイラー夫人は近くのキース・リッチー博士の自宅まで徒歩で移動しようとなります。

街中にて。
クルマが止まってる描写が入っています。ラジオ、テレビ、無線も止まってるらしい。
そんなとこにマーサ・リッチー夫人が通りがかる。キース・リッチー博士のことで何か言われています。

キース・リッチーの自宅にて。
また無線交信してるキース・リッチー。
ジャクソン市のシドニー・パーカー市長
警察のブラッド・クレンショー署長
ゾーン6のマット・ヤング将軍。
カート・テイラー博士。
この4人とそれぞれの夫人で計8人をコントロールすればこの辺一帯は支配出来ると言ってるキース・リッチー。

街中にて。
大混乱のモブシーンになっています。避難してる人々の描写らしい。
キース・リッチー博士がマーサ・リッチー夫人を迎えに来ています。
自分のクルマは動くと言ってます。

歩いて移動中のカート・テイラー博士とアン・テイラー夫人。
空飛ぶコントロール装置を見つけるアン・テイラー夫人。
コントロール装置はそのまま飛び去っています。

キース・リッチーの自宅にて。
クルマで帰宅しています。
ゾンターは水道の水も止めたと主張してるキース・リッチー博士。
庭先の水道の水を出してみせるマーサ・テイラー夫人。
で、自宅は大丈夫なんだと言ってるキース・リッチー博士。自分で自分をフォローしています。
で、徒歩で移動していたカート・テイラー博士とアン・テイラー夫人がようやく到着しています。
取りあえず一休みをするようです。クルマが止まる話しになっています。

基地にて。
将軍は出かけてここにはいない話しをしている門番2人。
この門番の兵隊2人はしょうもないジョークを連発しています。
このへんで何故かピンナップショットが入る。意味がわからん。

林の中を徒歩で移動中のマット・ヤング将軍。
コントロール装置が飛んでいます。これをハンドガンで撃ってるけどやられるマット・ヤング将軍です。絵に描いたような役立たずです。
洗脳されたら使用済みのコントロール装置を片づけています。

キース・リッチー博士の自宅にて。
キース・リッチー博士の話しを聞くが全く信じていないカート・テイラー博士。
聞くだけ聞いて基地までクルマで送ってくれと言ってます。

マーサ・リッチー夫人と口論になって、これからはお互い敵同士だと宣言してるキース・リッチー博士
それでも一応愛してると言ってるマーサ・リッチー夫人。

洗脳装置のことはインジェクトポッドと称しています。
無線通信でそう言ってます。

基地にて。
洗脳済みのマット・ヤング将軍が戻り指令する。
基地を封鎖する。研究員はここに留まる。
冷戦当時なので例によってコミュニストがどうのこうのと言ってます。

カート・テイラー博士の自宅にて。
帰宅するカート・テイラー博士。電話は通じません。
夫人とキース・リッチー博士はゾンターのことしか言っていないと話してます。

キース・リッチーの自宅にて。
また無線通信のキース・リッチー博士。

街中にて。
また大混乱のモブシーンになっています。
カート・テイラー博士の自宅はこのへんにあるようです。
出かけるカート・テイラー博士。何がおこってるのかサッパリわからんようです。

林の中にて。
軍隊が行進しています。コントロール装置が飛んでいます。
兵隊の1人があれは何だと騒ぐがうやむやになっています。

カート・テイラー博士は自宅に戻って自転車を出しています。
どうやら基地に向かうようです。
アン・テイラー夫人を残します。戸締まりをするようにと言ってます。

街中にて。
オッサンがいます。どうやら警察のブラッド・クレンショー署長のようです。
コントロール装置に襲われてアッサリとやられています。
使用済みのコントロール装置をゴミ箱に捨てています。

新聞社のレッドフォードを訪ねるブラッド・クレンショー署長。
いきなりリボルバーを向けています。
で、命令しても街から出て行かないレッドフォードを撃ち殺しています。
そんなところにカート・テイラー博士が通りがかる。
ゾンターの命令だと言ってるブラッド・クレンショー署長。
隙を見てブラッド・クレンショー署長をノックアットしてズラかるカートテイラー博士。
ゾンターからの命令でそのままカート・テイラー博士を行かせてるブラッド・クレンショー署長。

キース・リッチー博士の自宅にて。
双眼鏡であたりを見ているキース・リッチー博士。
インジェクトポートの話をしています。
感情が無くなる話しをしているマーサ・リッチー夫人。

自転車で移動中のカート・テイラー博士。
どうやら基地に着いたようです。基地が閉鎖されてると門番から聞いてます。
ジープで街まで送りましょうとなっています。ジープは動くらしい。
自転車は後ろに乗せてジープで移動となります。
発進するとこでマット・ヤング将軍の首の後ろの異常に気がつくカートテイラー博士。
隙を見てマット・ヤング将軍をノックアットしてジープを奪ってズラかります。

キース・リッチー博士の自宅にて。
ジープで到着するカート・テイラー博士。ハンドガンを持っています。
ようやく信じてきたと言ってるカート・テイラー博士。
金星にはホストにする種族がいなくなった。だから地球に来た。
キース・リッチー博士に宣戦布告するカート・テイラー博士。

またジープで移動するカート・テイラー博士。

マーサ・リッチー夫人が親友を敵にしてどうするのと旦那を責めています。
夫婦げんかになっています。
そんなとこにまた無線通信が入ってるようです。

カート・テイラー博士はジープを捨てて自転車で移動となっています。
自宅に戻ります。アン・テイラー夫人は無事ですが何か言動が怪しい。
「はいプレゼント」とコントロール装置を放ってアン・テイラー夫人をそのまま出て行きます。「あとでね」のセリフがいい。ここは元ネタと同じでいいです。
コントロール装置を火かきでだ何とか片づけるカート・テイラー博士。

そんなとこに電話です。
電話が使えるのはキース・リッチー博士しかいません。
大事な話しがあると言われています。

キース・リッチー博士の自宅にて。
無線通信中です。カート・テイラー博士は殺した方がいいと言ってるゾンター。

カート・テイラー博士の自宅にて。
アン・テイラー夫人が帰宅します。カート・テイラー博士はハンドガンを隠し持ち夫人を抱きしめて撃ちます。

軍隊です。一休みしています。
意味不明な軍隊です。何をしているのかわからん。

キース・リッチー博士の自宅にて。
マーサ・リッチー夫人はゾンター様がどうのこうのとイヤミを連発する。
山の向こうの温泉近くの洞窟にいると喋ってるキース・リッチー博士。

基地にて。
女性研究員が起きています。電気が復活しています。
もう仕事をしてる他の研究員。
で、使用済みのコントロール装置を見つけてビックリの女性研究員。
女性研究員は片づけられます。ここで名前がルイーズとわかります。

キース・リッチー博士の自宅にて。
ゾンターのことで夫婦げんかを最中です。
マーサ・テイラーは無線でゾンターに文句を言って殺してやると宣言しています。

カート・テイラー博士がアン・テイラーのクルマで来ています。
入れ替わりでマーサ・リッチー夫人がマイカーのグローブボックスからハンドガンをとり出してアン・テイラーのクルマで出かけます。

キース・リッチー博士とカート・テイラー博士が対峙しています。
一応説得しようとしているカート・テイラー博士。

マーサ・リッチー夫人はいよいよ洞窟に接近しています。
中に入っています。

カットバックでキース・リッチー博士とカート・テイラー博士の口論が入っています。
いよいよハンドガンを出してるカート・テイラー博士。

洞窟のマーサ・リッチー夫人はゾンターを呼んでいます。
マジでゾンターが出てきてビックリしています。
元ネタの金星ガニとは違う姿のゾンター。出来損ないのコウモリ男みたい。まあいいけど。

無線でゾンター対マーサ・リッチー夫人の実況になっています。
一応ハンドガンで撃つがやられるマーサ・リッチー夫人。
実況を聞いてこれにはショックのキース・リッチー博士。改心します。

秘密兵器があると取り出すキース・リッチー博士。
さすがに元ネタの汎用ガソリンバーナーではなく近未来の秘密兵器っぽい小道具になっています。

洞窟にて。
兵隊が1人入っています。ゾンターと遭遇して自動小銃を1発撃って逃げます。
隊長に報告する。

基地にて。
ここに乗り込むカート・テイラー博士。
コントロールされてる3人を次々撃ちます。
倒れたマット・ヤング将軍が機材をショートさせてます。
ジープで脱出するカート・テイラー博士。

洞窟にて。
軍隊が到着して乗り込むとこです。
洞窟というより下水道のような感じ。コンクリート張りなんです。

道路にて。
キース・リッチー博士は署長と対峙して秘密兵器で片づけています。
秘密兵器の効果はネガ反転で描写しています。安上がりな手法です。

洞窟にて。
軍隊が入り込みます。キース・リッチー博士は遅れて入る。
いきなりゾンターと遭遇してる軍隊。撃ちます。
キース・リッチー博士もゾンターと遭遇する。秘密兵器を使うが接近し過ぎて相討ちになったようです。

洞窟の外にて。
隊長と会ってるカート・テイラー博士。キース・リッチー博士が死亡したことを聞きます。
で、今回の件での教訓をモノローグで語るカート・テイラー博士。
エンドとなります。


オリジナルとだいたい同じになっています。随分と眠かった。
そんなわけで眠たい出来ですがまあまあな作品でした。


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