『月のキャット・ウーマン』(1953年)
この作品は、アーサー・ヒルトン監督、ソニー・タフツ、マリー・ウィンザー、ビクター・ジョリイ主演の低予算B級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1953年 R・M・サビーヌ プレゼンツ アメリカ作品
ランニング・タイム◆63分
原題◆Cat-Women of the Moon
プロット◆月へ行って色々とある話しのようです。
音楽◆エルマー・バーンスタイン
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーステレオ。元はモノラル。
キャスト
ソニー・タフツ→レアド・グレンジャー船長
マリー・ウィンザー→ヘレン・サリンジャー航海士
ビクター・ジョリイ→キップ・ライスナー副操縦士
ビル・フィップス→ダグ・スミス通信士
ダグラス・フォーリー→ウォルタト整備士
スーザン・モロー→キャットウーマンのラムダ
キャロル・ブルースター→キャットウーマンのアルファ
スザンヌ・アレクサンダー→キャットウーマンのベータ
アーサー・ヒルトン監督の演出はまあまあだと思います。
全体的に普通のB級作品になっています。
キャストですが、
ソニー・タフツは『七年目の浮気』(1955年)ではヘナチョコ作家役で、
マリー・ウィンザーは『現金に体を張れ』(1956年)では普通の悪女役で、出ています。
著作権のアラート
WHD JAPANのタイトル
フォワードのタイトル
画質が悪いですのアラート
タイトル
R・M・サビーヌ プレゼンツ
Cat-Women of the Moon
ソニー・タフツ
ビクター・ジョリイ
マリー・ウィンザー
と1人ずつ出ています。
前説が入る。
宇宙不変の脅威・・・
ロケットが発進しています。
ロケット内には乗員5名。ベッドで寝ています。
普通に寝てるのではなくどうやら発射時のGに耐えてるシーンだったようです。
月ロケット4に無線連絡が入るがまだGに耐えてる最中で出れません。
一段落してついに来たぞなんて言ってる乗員達。
ロケット内ですが机が普通の事務机です。まあいいけど。
イスも普通のイスだったりします。低予算だから。
ようやく無線に応答しています。
船長が厳しくて応答は一言ずつだけにせよと指示しています。
ソニー・タフツ→レアド・グレンジャー船長
マリー・ウィンザー→ヘレン・サリンジャー航海士
ビクター・ジョリイ→キップ・ライスナー副操縦士
ビル・フィップス→ダグ・スミス通信士
ダグラス・フォーリー→ウォルタト整備士
と、キャラ紹介になっています。
アクシデントです。隕石が衝突したらしい。
原子炉が危ないとなっています。このロケットも原子炉なのか。1950年代B級SFではホトンドが原子力ロケットになっています。原子力なんてお湯を沸かすくらいしか利用方法がないと思えるけど・・。
ロケット全体が回転してます。これがロケットの動きが正常に収まった描写らしい。
そうなったら原子炉のアラートが点灯しています。
キップ・ライスナー副操縦士が防護服で出動となります。
ロッカーが普通のロッカーです。さすが低予算作品。
床のハッチから蒸気が噴出しています。これだけでもうダメな感じです。煙いだけではすまないと思うけど。
床のハッチから降りて作業中のキップ・ライスナー副操縦士。
結局普通の消火器で何とかなったようです。
ようやく戻ったキップ・ライスナー副操縦士ですが倒れます。
ロケットが飛んで時間が経過しています。
キップ・ライスナー副操縦士がヘレン・サリンジャー航海士に介抱されています。
何故か愛についての話しになっています。どうやら船長と副操縦士、航海士の三角関係らしい。
操縦室のスクリーンに月が映っています。
会話シーンの切り返しはやっていません。低予算だから。
月の全景があります。特撮は結構ちゃんとしています。そんなにボロは出ていない。
ヘレン・サリンジャー航海士は月の裏側を着陸地に指定しています。
いよいよ着陸となります。
着陸したらロケットの修理より探検をしましょうとなっています。
宇宙服に着替えています。タバコにマッチ、リボルバー、記念のパネル等、緊張感のない小ネタが入っています。
リフトで1人ずつ降りています。5人全部降りています。ロケットに誰も残らない。
徒歩で洞窟に向かっています。
いきなり火の玉が接近しています。やり過ごしてまた前進しています。何だかわからん。
境界線というとこに来ています。タバコを落とすと火が点く。意味がわからん。
洞窟にて。
キップ・ライスナー副操縦士が着陸地から見えないのに何で洞窟がわかる?とレアド・グレンジャー船長に言ってます。
ヘレン・サリンジャー航海士はやたらと張り切って入りたがっています。怪しい。
残り4人がついていきます。
鍾乳石を発見します。水がないのに鍾乳洞が何故ある?
そんなこんなで大気も重力もあるようです。
マッチを点けます。火が点きました。
まず1人が宇宙服を脱ぐ。大丈夫です。それで全員宇宙服を脱いでいます。
リボルバーを持っているのはキップ・ライスナー副操縦士です。
操演の巨大蜘蛛がいます。アクションになります。ナイフで刺したりしてリボルバーでとどめを刺しています。
離れたとこで1人でいたヘレン・サリンジャー航海士が違う巨大蜘蛛に襲われます。
助けに来る他の4人。またナイフとリボルバーで片づけてます。
怪しい人影が見えます。
1人で休んでるヘレン・サリンジャー航海士に怪しい影がコンタクトしています。
ここで手のひらに白い丸を握らせたのか?悲鳴を上げたらいなくなります。
宇宙服を取りに行った2人が宇宙服が無くなったと報告します。
これでは先に進むしか選択の余地がなくなります。
進みます。空に雲が見えます。そんなとこに出てきます。
城塞のよう町があります。溶暗となります。
町にて。
もう中に入ってる一行。
ヘレン・サリンジャー航海士は何かもうここを知ってるように雰囲気になっています。
キップ・ライスナー副操縦士が宇宙服泥棒がいるんだから誰かいるのに違いないと言ってます。大声で出てこいと叫んでいます。誰も出てこない。
いきなり男の隊員の1人が怪しい人影に襲われます。
ヘレン・サリンジャー航海士は見てるだけ。
男の隊員が大声を出したので怪しい人影は逃げています。
ヘレン・サリンジャー航海士はいなくなる。
先ほどかがり火に火をつけたのが消されてる。
また1人を襲われます。襲った怪しい人影はすぐに消える。
ヘレン・サリンジャー航海士は内緒でアルファという黒装束の女キャットウーマン達にに会っています。
何だか以前から知り合いような感じ。
私はアルファ、それに副官のラムダとベータと紹介して色々と話し込んでいます。
月の酸素はもう残りわずか。ここにいる3人がロケットで地球に行くとか。
ロケットの操縦は出来ないので連れていってくれといった感じてす。
待ってる男4人に何か聞こえてきます。
で、ヘレン・サリンジャー航海士と例の3人キャットウーマンとその他とご対面になっています。
当然一行は宇宙服を返せと要求しています。
食事になります。
キップ・ライスナー副操縦士だけは食事をせずリボルバーを持ったままです。
キャットウーマンはロケットの操縦法を聞き出そうとしています。
ウォルト整備士はここにあるらしい金の話しをしています。
食事が終わってさてどうする?
ここでウォルト整備士がいないことに気がつきます
キップ・ライスナー副操縦士はヘレン・サリンジャー航海士に説明しろと詰問しています。
ヘレン・サリンジャー航海士は例の3人は私たちを皆殺しにしてロケットを乗っ取る気だと言ってます。私を操っているとも主張しています。
で、いきなり盛り上がってキスしているキップ・ライスナー副操縦士とヘレン・サリンジャー航海士。
このことはレアド・グレンジャー船長には内緒らしい。
ロケットにて。
ウォルト整備士がベータを連れて来ています。ロケットのことを聞いてるベータ。
町にて。
キャットウーマン達の踊りになっています。
ダグ・スミス通信士が見物しています。で、ダグ・スミス通信士とラムダについて行ってしまいます。
これを見に行ったキップ・ライスナー副操縦士は戻ってヘレン・サリンジャー通信士にこの件を話しています。
ラムダは危険だと言ってるヘレン・サリンジャー航海士。
キップ・ライスナー副操縦士がいなくなったら、ヘレン・サリンジャー通信士は寝ているレアド・グレンジャー船長に何をする?
シーンが変わって洞窟の金をキャットウーマンと見に来たウォルト整備士。
金はあったけど後ろからブスリと刺されて退場となっています。
ダグ・スミス通信士とラムダ。盛り上がってキスをしています。
ラムダがロケットを乗っ取る話しをしています。
ダグ・スミス通信士はロケットは数を増やしてまた戻ると約束しています。
戻ったキップ・ライスナー副操縦士ですが、いない隙にレアド・グレンジャー船長とヘレン・サリンジャー通信士がいい雰囲気になっています。
ヘレン・サリンジャー航海士に邪険にされてるキップ・ライスナー副操縦士。
キャットウーマンの本部にて。
戻ったラムダがアルファにロケットはまた来ると説明しています。
これを信じないアルファ。
ダグ・スミス通信士が戻りキップ・ライスナー副操縦士に早く地球に戻ろうと言う。
ロケットを盗むつもりだ、1人は味方につけたと言ってます。
ヘレン・サリンジャー航海士は操られてるとか色々と言ってるます。
レアド・グレンジャー船長からロケットのことを聞き出そうとしてるとも言ってます。
で、見に行くとキャットウーマンからロケットのことを聞かれて色々と手帳に書き込んでるレアド・グレンジャー船長。止めてるキップ・ライスナー副操縦士。
ここでヘレン・サリンジャー航海士の手のひらにに気がつくキップ・ライスナー副操縦士。
これで気がついたらしいヘレン・サリンジャー航海士。ついでに誰を愛してると確認してるキップ・ライスナー副操縦士。どうやらレアド・グレンジャー船長ではないようです。
で、盛り上がってキスしてるいヘレン・サリンジャー航海士とキップ・ライスナー副操縦士。
頭にきたレアド・グレンジャー船長がキップ・ライスナー副操縦士になぐりかかる。痴話げんかでもめています。
この隙にヘレン・サリンジャー航海士がズラかります。
慌ててるレアド・グレンジャー船長、キップ・ライスナー副操縦士、ダグ・スミス通信士の3人。
ラムダが来てアルファとベータとヘレン・サリンジャー航海士がロケットを盗みに言ってると知らせます。
キップ・ライスナー副操縦士とダグ・スミス通信士がラムダから宇宙服を受け取り追跡します。
そんなこんなで宇宙服を持ってロケットに行くアルファを止めるラムダ。
ラムダは仲間のキャットウーマンに石で殴打され倒れます。これで退場したらしい。
追いつくキップ・ライスナー副操縦士とダグ・スミス通信士
キップ・ライスナー副操縦士がリボルバーでアルファとベータを片づけてます。
ヘレン・サリンジャー航海士は無事だったりします。
ロケットにて。
乗り込んでる4人。ウォルトは退場していました。
無線連絡をするダグ・スミス通信士。帰還するようです。
エンドとなります。
そんなわけで普通の低予算B級SFのまあまあな作品でした。
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