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2012.09.29

『続 荒野の用心棒』

この作品は、セルジオ・コルブッチ監督、フランコ・ネロ主演の有名なマカロニ・ウエスタンで『荒野の用心棒』(1964年)とは関係がない続編のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 B.R.C. Produzione S.r.l./ Tecisa イタリア=スペイン作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Django
プロット◆復讐しようと悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ルイス・エンリケス・バカロフ

BS252 IMAGICA BSにて。
画質は非常によいです。クリアというよりエラく粒子が粗い。エフェクトをかけまくりといった感じ。そんな感じで画質は素晴らしい。さすが有料チャンネルです。
スクイーズ収録録画ののフル表示。
画面サイズはワイド。左右に少し黒味あり。
音声はAACステレオ。オリジナルはモノラルでしょう。

キャスト
フランコ・ネロ→復讐のジャンゴ
ロレダナ・ヌシアック→売春婦のマリア
エドゥアルド・ファヤルド→アメリカ人のジャクソン少佐
ホセ・ボダロ→メキシコ人のウーゴ将軍
アンジェル・アルバレス→酒場のオヤジ ナタニエル
ジーノ・ペルーチ→ジャクソン少佐の手下 ジョナサン神父
José Terrón→ジャクソン少佐の手下リンゴ
不明→ウーゴ将軍の手下リカルド
Simón Arriaga→ウーゴ将軍の手下ミゲル


セルジオ・コルブッチ監督の演出はよいと思います。
全体的にハッタリが効いています。

タイトル
B.R.C. Produzione S.r.l.
Tecisa
さっそく有名な歌が入ってます。イタリアのド演歌といった感じの歌です。
ジャンゴは北軍の制服のパンツを履いてる。北軍出身ということです。
そんな服装で南部にいれば速攻で絡まれます。
タイトルバックは棺桶を引きずるジャンゴです。雨が降って地面はぬかるみになっています。
タイトル文字はイタリア語です。
プロダクションがよくわからん。読めない。

本編に入ってもイタリア語で喋っています。
晴れています。まだ棺桶を引きずってるジャンゴ。

沼地にて。
メキシコ人達に痛めつけられる女マリアが登場。
縛り吊るされてムチ打ちの刑になっています。わかりやすい。
延々と続くムチ打ちの刑。そんなとこに銃声がします。アメリカ人のジャクソン少佐の手下5人が撃っています。
ジャクソン少佐の手下達は吊られていたマリアをほどいて十字架に縛りつけて火刑にするらしい。
マリアがメキシコ人相手に商売したのが罪らしい。更に状況がひどくなっています。

そんなところに棺桶を引きずってるジャンゴが登場。
もう地面は乾いています。ぬかるみだと思っていたけど違っていました。
北軍の奴かは言われるジャンゴ。だからどうしたといきなりリボルバーの早撃ちで5人を片づけています。
まだ棺桶からマシンガンは出していません。

マリアを助けて町に用事があると言ってるジャンゴ。
まだ息のある奴がいて反撃しようとするのを撃って片づけるジャンゴ。
撃たれた奴が坂をすべり落ちるとそこは底なし沼です。

町にて。
ここは大通りがぬかるみ状態になっています。

とにかく画質がいい。
昔アナログ地上波TVで見た時とはまるっきり別の映画を見てるようです。さすが有料チャンネル。
相当エフェクトをかけています。粒子は粗い。顔面はテカテカしてるし。

酒場にて。
まだ開業前といった雰囲気。

ジャンゴは棺桶を引きずってマリアと一緒に町に入っています。
これを見てるジャクソン少佐の手下。

酒場にて。
棺桶を引きずったジャンゴを入ってきます。
部屋をふさがってると言われると売春婦のカギを出させてマリアに渡しています。
マリアは部屋で休み、ジャンゴは下で食事となります。

オヤジが棺桶の話しから町の話しをしています。
メキシコ人のウーゴ将軍とアメリカ人のジャクソン少佐が戦争を始めている・・・。

売春婦が1人ジャンゴにコンタクトしてきます。
やっぱり棺桶のことを聞いています。
そんなとこに男が入ってきます。ジョナサン神父と呼ばれています。
どうやらジャクソン少佐の手下でみかじめ料の集金係のようです。

ジョナサン神父にケンカを売ってるジャンゴ。
引き下がってるジョナサン神父。

マリアの部屋にて。
売春婦が入ってきます。あれこれ言ってるけど結構好意的。

外からいきなり銃声が聞こえてきます。
またジャクソン少佐がメキシコ人殺しをやってると噂してる面々。

町の近くにて。
わざとメキシコ人を逃がして走るメキシコ人を標的にしてライフル銃で撃っているジャクソン少佐。悪役のキャラ紹介になっています。
そばには即製といった感じの赤い頭巾の手下がいます。
ジャクソン少佐の手下でリンゴという白人がいます。これは『夕陽のガンマン』(1965年)の冒頭でリー・バン・クリーフに殺された男だ。
そんな感じで悪役の親玉も手下も非道なとこを描写しています。
で、ジョナサン神父がよそ者が来てるとご注進しています。
ジャクソン少佐一味は赤いマフラーがトレードマークになっているようです。

酒場にて。
ここに入ってくるジャクソン少佐と手下達。
手下が売春婦に手を出してるとこを止めるジャンゴ。反対に絡んでる手下。
いきなりのリボルバーの早撃ちで手下を片づけるジャンゴ。
ジャンゴは「残りの子分40匹を連れて来い、お楽しみはそれからだ」と言ってジャクソン少佐を逃がします。

マリアの部屋に行って毛布を借りてるジャンゴ。
マリアは愛してるとか助けてくれとか言ってる。
ジャンゴはどうなの?それなら1発やろうとなっています。溶暗となります。

町中にて。まだ通りはぬかるみ状態。
棺桶を引いて酒場から出てくるジャンゴ。酒場のオヤジと話をしています。
ジャクソン少佐のことを説明してるオヤジ。人種差別主義者で赤頭巾がトレードマークとか。
早く沼地の橋を渡って逃げた方がいいと助言しています。

棺桶に座ってジャクソンと手下達がやって来るのを待ってるジャンゴ。
来ました。姿が現れると同時に音楽が入ります。
ここが白人エキストラががそろえられないので急遽スペイン人エキストラに赤頭巾を被せたシーンのようで頭巾を被った手下が大勢います。

いよいよ棺桶を開けるジャンゴ。
マシンガンが入っています。
このマシンガンはガトリング銃ではありません。ガトリング銃もどきの映画用の小道具です。
このマシンガンは多銃身になっていますが、マズルフラッシュ=発火炎が出てるのは正三角形に配置の3ヶ所のみ。いかにも映画用の小道具って感じのアイテムです。
マシンガンを撃ちまくるジャンゴ。
形だけベルト弾倉があったりしますがガトリング銃ではありません。

ところで棺桶の中にはマシンガンしか入っていません。
もっと色々と入ってると思ったが、それは『デスペラード』(1995年)のギターケースでした。

このシーンの決めはジャンゴがリボルバーで馬に乗ってるジャクソン少佐を撃って落馬させてぬかるみに顔を突っ込ませるとこです。
文字通り顔に泥を塗られ面目丸つぶれで逃げるジャクソン少佐。これで相当恨みを買います。

何故ジャクソン少佐を逃がしたと聞いてるオヤジ。
まだ殺すのは早いと答えるジャンゴ。

墓場にて。
墓穴を掘ってるオヤジ。他に人はいないのか?、というよりこれは余計なキャラを出さないドラマの集約化でしょうと好意的に解釈する。
墓を見てるジャンゴ。死んだ恋人の墓らしい。殺したのがジャクソン少佐らしい。

酒場にて。
ジョナサン神父がやって来ます。マリアを呪われていると騒いでいます。
そんなこんなで女同士の口論から通りのぬかるみで泥レスのキャットファイトになっています。
この泥レスは時代を先取りしてるのか?

そんなとこにウーゴ将軍の一向がやって来ます。
売春婦の1人がウーゴ将軍がやって来ると知らせます。これは大変となります。
ウーゴ将軍の一向は元々ラテン系なのでスペインのエキストラ達は顔を隠す必要なく手下達は頭巾なしです。
その場にいた全員は慌てて逃げるが、逃げ遅れたジョナサン神父が捕まります。

捕まったジョナサン神父はこの作品の見どころ?の耳を切り取られて食わせられるシーンになります。
ここは映画的に構図と編集のモンタージュで描写しています。結構スマートな描写になっています。
で、耳を食わされたあげく撃ち殺されるジョナサン神父。

墓場にて。風が吹いています。
オヤジとジャンゴがメキシコ人数人に絡まれています。
で、捕まるジャンゴ。

酒場にて。
マリアはウーゴ将軍に絡まれています。メキシコとアメリカの混血らしいマリア。
どうせイタリア人だろうと突っ込んではいけません。

そんなとこにジャンゴが連行されてきます。何故かジャンゴを知ってるウーゴ将軍。
マジで2人は顔見知りのようです。
ジャンゴはウーゴ将軍を助けると話しをもちかけています。
棺桶を引っ張り出してマシンガンを見せてデモ射撃をかまします。カウンターの酒瓶の棚を撃ちまくる。

このマシンガンは見れば見るほど映画の小道具といった感じ。
一応それらしくでっち上げて形になってるだけです。付け足しみたいにベルト弾倉がついてるけど意味がない。だいたい作動してるときもベルト弾倉が動いてない。台座もありあわせといった感じ。
そこがマカロニ・ウエスタンらしくていい。

マシンガンを買えば堂々とメキシコに戻れる。そのために金塊を奪おうと持ちかけるジャンゴです。
メキシコ軍のチャリバ砦に金塊があるとジャンゴ。ここにジャクソン少佐がいるらしい。軍事顧問なのか?

チャリバ砦にて。
酒場のオヤジの売春婦を乗せた幌馬車が入ります。
実は中味はジャンゴとウーゴ将軍一行でいきなり撃ちまくる。売春婦だと思って丸腰で集まった連中を撃ちまくります。
当然ジャンゴの持参したマシンガンも使っています。射手はジャンゴではない。
ここのジャンゴはいきなり服装が変わってるのでわかりにくい。最初はジャンゴがいないのかと思った。このへんは適当に撮影してるのがよくわかります。

ジャンゴは別動隊を先導して金塊奪取となります。
金塊をゲットしてズラかる幌馬車に乗り込んでいます。生き残りは5、6人ほど。
ここでもジャクソン少佐は生き延びています。

逃走する幌馬車を追うメキシコ軍の追っ手。馬車がない馬だけなので追いつきそう。
アメリカとの国境でメキシコ軍は追うのを中止しています。幌馬車に逃げられる。
何故か溶暗になっています。

町中にて。
幌馬車が帰還し仕事が成功したので大騒ぎになっています。
ジャンゴはすぐに退散するから早いとこ分け前をよこせとウーゴ将軍に交渉する。
ジャンゴを引き止めるウーゴ将軍。
金塊というか砂金を倉庫の床にばらまいてるウーゴ将軍。見張りをつけるようです。
ところでウーゴ将軍一行は一応革命軍を自称しています。

宴会になるウーゴ将軍一行。
手下のリカルドがマリアに言い寄っています。成り行きでジャンゴと乱闘アクションになります。ここのシーンも結構長い。
ようやくリカルドを片づけるジャンゴ。何故かリカルドの背中にツルハシが刺さっています。いつ刺さったのかわからん。

何故かジャンゴはマリアではなくメキシコ人売春婦を選んで部屋に引き上げる。
で、ジャンゴはメキシコ人売春婦にストリップをやらせて、棺桶を運び出す。

棺桶を運び出すシーンが結構長い、フランコ・ネロに運ぶ描写をちゃんとやらせてます。何しろフランコ・ネロはイタリア人にしては真面目そうなので運ぶ描写を全部ちゃんと自分で演じています。
階段を登って、ハシゴから棺桶を下ろし、ベランダ越しに移動して、屋根の煙突から棺桶を下ろし、金塊の倉庫の暖炉から棺桶を出す。
倉庫番の手下3人はストリップを覗いてます。
何だか妙につじつまが合っているシーンです。

倉庫にて。
砂金を棺桶に詰め込んでるジャンゴ。
次はマシンガンをドアに向けてセットします。ドアを開けたら連動して撃つようにしています。
壁にダイナマイトを仕掛けて爆破させます。
セットしたマシンガンが作動しています。ドアから入ろうする手下を撃ちまくる。
この隙に壁の穴から棺桶を出してるジャンゴ。全部ちゃんとフランコ・ネロがやっています。偉い。

馬車に棺桶を積むジャンゴ。そこにマリアがライフル銃を突きつける。
連れていってと要求してるマリア。よく見張れとジャンゴ。
慌てて馬車に馬をつなぐ作業もちゃんとフランコ・ネロがやっています。普通は省略すると思うけど全部フランコ・ネロが律義にやっています。
撃ちまくられるが馬車で脱出するジャンゴとマリア。

頭にきたウーゴ将軍は手下を集めてジャンゴを追います。

沼地にて。吊り橋がある。もう陽が高くなっています。
ジャンゴはマリアに馬車で谷を越えて逃げろと言う。
自分は吊り橋を渡ったカタをつけると言ってるけど、事情がよくわからん。
行く行かないでもめてるとこでライフル銃が暴発して棺桶が底なし沼に滑り落ちる。

何とか底なし沼から棺桶を回収しようと悪戦苦闘するジャンゴ。
棺桶が沈み、ジャンゴはマリアに助けられる。
いななりマリアが撃たれ、ジャンゴは投げ縄で捕らえられる。
ウーゴ将軍一行が追いついたのです。

金塊とどこだと聞かれて底なし沼だとちゃんと答えるジャンゴ。何となくフランコ・ネロらしい。
ウーゴ将軍は殺しはしないが手を潰すと手下のミゲルにやらせます。
ライフル銃の銃床でジャンゴの手をめった打ちにするミゲル。
仕上げは全員の馬で踏ませています。

そのまま引き上げるウーゴ将軍一行。
ジャンゴにはジャクソン少佐に見つかるなよと捨てゼリフを残す。
ウーゴ将軍一行はメキシコに戻るようです。

メキシコへ移動中のウーゴ将軍一行。
岩場にかかります。そこにはメキシコ軍とジャクソン少佐が待ち伏せています。
いきなり撃つジャクソン少佐。メキシコ軍も撃ちまくります。
ウーゴ将軍にとどめをさすジャクソン少佐。

町中にて。まだ通りは泥だらけ。どうやらいつもぬかるみらしい。
酒場のオヤジは夜逃げの準備OKのようです。
そんなとこにマリアを抱えたズタボロでヨレヨレのジャンゴがやって来ます。
ジャクソンを殺すと言ってるジャンゴ。
オヤジにジャクソン少佐へ「墓場で待ってる」の伝言を頼むジャンゴ。
ジャンゴは墓場へ行きます。

ジャクソン少佐が酒場にやって来ます。
手下はちょうど5人。リボルバーは6連発なのでそうなります。
オヤジがジャンゴの伝言を伝えます。ジャンゴが両方の手が使えないことも言ってます。
マリアはソファの陰にいる。
無造作にオヤジを撃つジャクソン少佐。マリアは気がつかれず無事です。

墓場にて。
リボルバーの用心鉄=トリガーガードを外そうと悪戦苦闘してるジャンゴ。
手が使えないので歯を使っています。律義に演技してるフランコ・ネロ。
ようやく外れるトリガーガード。
十字架にリボルバーを乗せてセットしようと悪戦苦闘してるジャンゴ。

そんなとこにジャクソン少佐と手下5人がやってきます。
手下5人は赤頭巾を被っています。

ここのシーンはもしかして日本語版の方がよかったのかもしれない。
その対策としてあまり期待せずに、期待のハードルを下げておきます。

自信たっぷりのジャクソン少佐をお祈りの言葉を話しつつ撃ちまくる。
ジャンゴをお祈りの言葉の続きとなる最後の言葉を言い放つと同時に十字架にセットしたリボルバーを全弾撃ち尽くす。
これは用心鉄を外したリボルバーの引きがねを十字架に押し付けて引いたままの状態にして撃鉄を手のひらでコックし連続作動させ連射したわけです。
撃たれるジャクソン少佐と手下5人。
歌が流れます。おなじみのイタリアのド演歌です。いいじゃん。
この場を去るズタボロのジャンゴ。十字架にかかったままのリボルバー。
エンドとなります。

そんなわけで有名なだけある異様な雰囲気のあるよい作品でした。
この作品が評価されてるのは全てを真面目に演じていたフランコ・ネロのおかげでしょう。

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