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2012.09.09

『猿人ジョー・ヤング』(1949年)

この作品は、アーネスト・B・シュードサック監督、テリー・ムーア、ベン・ジョンソン、ロバート・アームストロング主演のコマ撮りモンスターアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1949年 ジョン・フォード and メリアン・C・クーパー プレゼンツ アメリカ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Mighty Joe Young
プロット◆巨大ゴリラで色々とある話しのようです。
音楽◆C・バカライニコフ、ロイ・ウェッブ
特撮◆ウィリス・H・オブライエン、レイ・ハリーハウゼン

TCメディア/株式会社ニューライン/株式発売オルスタックソフト販売のDVDにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーステレオ。元はモノラル。

キャスト
テリー・ムーア→アフリカのジル・ヤング
ベン・ジョンソン→カウボーイのグレッグ
ロバート・アームストロング→芸能プロの社長マックス・オハラ
フランク・マクヒュー→マックス・オハラの相棒ウィンディ
デニス・グリーン→ハンターのクロフォード
レジス・トゥーミー→ジル・ヤングのパパ
ローラ・リー・マイケル→子役のジル・ヤング
ポール・ギルフォイル→スミス


アーネスト・B・シュードサック監督の演出はよいと思います。
全体的に普通にまとまっています。

グレッグを演じてるベン・ジョンソンは若い。まだ普通のさわやかな2枚目です。
色々あったのか元々なのか年齢を重ねてからのうさん臭さを思うとビックリします。


DVDにて。
著作権のアラート
ファンタスティック・シネマ・コレクション
画質が悪いですのアラート

タイトル
ジョン・フォード and メリアン・C・クーパー プレゼンツ
ミスター・ジョセフ・ヤングのクレジットがあります。
ファーストテクニシャン レイ・ハリーハウゼン
セカンドテクニシャン ピーター・ピーターソン
テクニカルクリエーター ウィリス・オブライエン

アフリカ 字幕で出ています。
女の子が現地人2人に担いでるカゴの中味を買おうとして交渉しています。
カゴの中味は何でしょう?、パパは不在です。
物々交換で交渉してる女の子。パパの大型フラッシュライトを持ち出しています。
現地人には大型フラッシュライトはいいアイテムのようです。これで交渉が成立しています。

取引が成立したとこでパパが帰宅します。慌てて隠れてる女の子。
カゴが放ったらかし、怪しい。
パパ役は誰かとあとで調べたらレジス・トゥーミーでした。1940年代作品では結構おなじみの俳優です。
パパはフラッシュライトがないことに気がついています。

ベッドに隠してあるゴリラの赤ちゃんを見てビックリのパパ。
出てきた娘を優しく説得しています。
ゴリラはペットに出来ない。危険なんだ。300kgになるんだ。
フラッシュライトのことを突っ込まれた娘は、このゴリラはパパの物でもあると屁理屈を言ってます。可愛い。

そんなこんなでゴリラは育てられないと言ってるパパ。
でも次のシーンではこのゴリラの赤ちゃんを育てています。
ママは死んだとか。
ゴリラのジョーとも別れる日が来るんだと言ってるパパ。

N.Y. 12年後、と字幕で出ています。
マックス・オハラ・プロダクションにて。
ロバート・アームストロング扮するマックス・オハラ。その相棒のウィンディ。
ウッド氏の紹介状を持参してる男。これがベン・ジョンソン扮するグレッグです。
投げ縄の王者グレッグ・ジョンソン。
そんなこんなでアフリカに行くようです。

アフリカにて。
キャンプしています。タイプライターを打ってるマックス・オハラ。
ハンターのクロフォードが来てお茶を飲んでいます。英国人なのか?
そろそろ帰国するらしいマックス・オハラ。
マックス・オハラはハリウッドに斬新なクラブを作って大儲けしようとしています。
その斬新なコンセプトがアフリカとなってるらしい。

何やら変な音がすると言ってるクロフォード。
何か来てると慌てています。どうやらクロフォードは有名なハンターらしい。
何だかしらないが大騒ぎになっています。何が来るんだ?

ライオンの檻に巨大なゴリラが来ています。
ストップモーションが全開になっています。
ライオンの檻をかまってる巨大ゴリラ。
マックス・オハラは生け捕りにするんだとクロフォードに言っています。

ライオンの檻を壊してる巨大ゴリラ。ライオンはズラかってます。
馬に乗って投げ縄を使おうとしてるカウボーイ達。
マックス・オハラは自分の馬に乗ろうと悪戦苦闘しています。

この巨大ゴリラは象と同じぐらいの大きさのようです。
一緒に映ってるとこからそう推測する。

巨大ゴリラ対カウボーイ達の投げ縄になっています。
馬に乗って投げ縄を使うカウボーイ達。
大きめの木の枝で巨大ゴリラをドツいています。

岩山に上る巨大ゴリラ。
ようやっと馬で来たマックス・オハラが巨大ゴリラに捕まります。
そんなとこに女の子がやってきて巨大ゴリラをジョーと呼んで止めています。
大人しくいうことを聞いてる巨大ゴリラ。
ビックリしている面々。
マックス・オハラはゴリラと美女が見えたと言ってる。女の子をスカウトしようとします。

女の子ジルの自宅にて。
グレッグが訪ねています。女の子はジル。パパは半年前に死んだ。
隠れてるマックス・オハラとクロフォードを呼んでるジル。

さっそくマックス・オハラは契約書にサインさせようとしています。
ハリウッドでクラブをやるから来ないか?と口説いています。
少し考えた方がいいと言ってるグレッグとクロフォード。
そんなとこに巨大ゴリラのジョー・ヤングが来ます。見知らぬ男3人がいるので威嚇しています。
ジョー・ヤングにバナナをやって追っ払ってるジル。
そんなこんなでサインしたようです。

途中の移動シーンはすっ飛ばしています。

マックス・オハラのゴールデン・サファリにて。
ジョゼフ・ヤングの正体を秘密にして売り出しています。
クラブはアフリカっぽく飾り付けしてアフリカっぽいダンスを見せています。
お客達の会話となっています。誰か誰だかわからん。
会話でジョゼフ・ヤングとは何だ?と言ってる。

マックス・オハラが記者相手にジョー・ヤングのことをとぼけています。
相棒のウィンディまで知らないようです。
グレッグはすっかりジルと仲良くなっています。

メインの出し物になります。
ピアノを弾くジルをこれがピアノごとせり上がります。
で、持ち上げてるのがジョー・ヤングとなるわけです。
幕が下ります。これで出し物が一段落したようです。幕と言ってもアフリカっぽい柵のデザインになっています。

今度の出し物は10人の屈強な男が登場。
最後の10人目の名前がプリモ・カルネラです。どこかで聞いたような名前です。もしかして大昔のプロレスラーなのか?
デモンストレーションで電話帳を引きちぎったりしています。ありがちな描写がいい。
どうやら10人対ジョー・ヤングの綱引きをするようです。ジョー・ヤングに引かれると1人1人セットの池に転落しています。
最後のプリモ・カルネラはジョー・ヤング相手に殴り合いをして放り投げられています。
これで出し物は終わります。

興行を終えたら檻に入れられるジョー・ヤング。
グレッグが面倒を見ているらしい。

興行が儲かってるので続いてるようです。10週目と看板に出ています。
街中ではサインを求められてるジル。

それでジョーは元気がないし私がバカだったと言ってるジル。
グレッグはマックス・オハラに交渉しようと言ってます。

交渉となります。
辞めますと言ってるジル。止めてるマックス・オハラ。
ジョー・ヤングの扱いがひどいと言ってるジル。

そんなことを言ってても、もう17週目の興行になっています。
客に巨大チップを渡してる従業員。チップと言ってもフリスビーみたいな感じ。
これをジョー・ヤングが受け取るという出し物らしい。
この投げられてるチップはアニメで描写されています。
ロクデナシの客が酒瓶を投げています。激怒してるジョー・ヤング。

そのロクデナシの客3人はシガレットガールに絡んでいます。
そんなこんなでジョー・ヤングに酒を飲ませてやると突撃しています。

中華料理店にて。
ジルが今晩の出し物はひどいと言ってる。聞いてるグレッグ。
そのうち盛り上がってキスしています。

ジョー・ヤングの檻にて。
酒瓶を押し付けて飲ましてるロクデナシの3人。そのうちライターでジョー・ヤングの手を焼いたので暴れるジョー・ヤング。
逃げるロクデナシの3人。檻を破って追うジョー・ヤング。

ロクデナシの3人が店に逃げ戻ったので追ってきたジョー・ヤングが大暴れして大騒ぎになっています。
吊り橋のセットにいたバンドの連中が転落する。
大暴れしてるジョー・ヤングはロープで移動するターザンの真似までやっています。

ライオンの檻になってるガラスを破壊するジョー・ヤング。
多数のライオン相手に大暴れしてるジョー・ヤング。
そんなこんなで店が大崩壊しています。

ようやくジルとグレッグが戻ってきます。店内に入る。
ジルはジョー・ヤングに言うことを聞かせて檻に入れる。
警察のパトカーがやって来ます。マックス・オハラとグレッグは店の入り口を塞ぐ。

警察に逃げ出したライオンは射殺されたとか。

裁判所にて。
弁護するジルですが気の毒ですがジョー・ヤングは射殺となります。

マックス・オハラのゴールデン・サファリにて。
今度は頑丈な格子になってるジョー・ヤングの檻。お巡りが見張っています。
ジルがジョー・ヤングに結末を報告してる。

08:00だから裁判所命令を執行するとなっています。

事務所にて。
ウィンディからマックス・オハラにいい考えがあると言われるジル。
で、マックス・オハラはジョー・ヤングをアフリカに帰すと言ってます。
そんな感じでジョー・ヤング脱出大作戦となるようです。

突然心臓発作を騙るマックス・オハラ。見張りのお巡りに事務所まで送らせる。
その隙にジルが檻のカギを開けようと悪戦苦闘しています。
店の前でウィンディがクルマで待機しています。後ろにパトカーが止まってる。
ようやくカギを開けたジルはジョー・ヤングを連れ出します。
事務所ではマックス・オハラが電話線を切っています。
グレッグが運転する大型ワンボックスワゴン グレートウエスタンバンが用意されています。
お巡り達がジョー・ヤングが消えてるのに気がつきます。
グレートウエスタンバンにジョー・ヤングを乗せてるジル。
本署に電話するお巡りですが電話線が切られてて不通です。慌てています。
マックス・オハラのメモが床にある。ラスベガスに行くとなっています。
パトカーを発進させようとしたらパトカーのエンジンがかからん。この小細工はウィンディがやったようです。

ウィンディのクルマに乗ってたマックス・オハラがグレートウエスタンバンに合流して乗り込みます。走行中にこれをやってる。停まればいいのに。

警察は白いバンがラスベガス方面に逃走中と手配しています。

移動中のマックス・オハラ一行は警察無線を聴いてます。

グレートウエスタンバンの前輪の空気圧が減ってるのでGSに入ります。
そんなとこにメキシコ系のホーボーがただ乗りしようと後ろドアを開けたらジョー・ヤングがいて驚愕しています。
この騒ぎでタイヤエアを入れてる途中で発進しています。

警察にて。
ホーボーが捕まってスペイン語が喋ってる。スペイン語のわかるお巡りが察しがよくてジョー・ヤングは北ではなく南に向かってると手配します。
そんな感じでマックス・オハラの作戦は途中で失敗しています。

移動中のグレートウエスタンバンはトラックに前方をふさがれる。
これは偶然らしい。普通のトラックの運ちゃんです。
トラックの運ちゃんをノックアウトしてトラックに乗り換えるようです。

ジョー・ヤングをトラックに移すジル。発進します。
マックス・オハラはグレートウエスタンバンを走らせて陽動作戦となるようです。

パトカーに取っ捕まるマックス・オハラのグレートウエスタンバン。
荷室にはトラックの運ちゃんがいました。また心臓発作を騙るマックス・オハラ。

裏道を移動中のトラックですがスタックします。
ジョー・ヤングにトラックを押すように言ってるジル。

この前にハンバーガー店の前を通過したらしっかりと目撃されたようです。
追跡のパトカーに情報を伝えてる客と主人。

まだスタック中のトラックにパトカーが迫ります。
何とかスタックから脱出して発進するトラック。
同じ場所で今度はパトカーがスタックしています。お巡り達は撃ちまくっています。
ジョー・ヤングは荷台から顔を出しています。当たったら大変です。

孤児院が火事になっています。
通り掛かりのトラックはここに入り救出活動をやります。そんな暇があるわけないけど救出活動をやっています。映画だから。
まだ子供2人が残ってるというのでジルが入ります。階段が崩れてグレッグが入れない。
グレッグは投げ縄でロープを引っかけて外壁を登っています。
ジョー・ヤングは建物横の樹を登っています。女の子1人を助けて降りる。
グレッグは子供2人を助けようとしています。カーテンで包んでロープで下に下ろしています。
最後にグレッグはロープを伝って降りています。

これで無事にすんだと思ったらまだ1人残っていました。
別にグレッグがロープを登ったがロープが焼け切れて途中で落ちる。
ジョー・ヤングがまた樹に登り助けに行きます。助け出して降りています。
そんなとこにパトカーが到着しています。
樹に火が点いて降りることが出来なくなってるジョー・ヤング。
木が倒れます。倒れて地面に激突する寸前で他の樹に引っ掛かって助かるジョー・ヤングと子供。
そんなとこに建物が崩れ落ちてきます。子供をかばうジョー・ヤング。
何とか無事でした。
もうズタボロのジョー・ヤング。ジルとグレッグは無事でした。

マックス・オハラの事務所にて。
ウィンディと今度の企画について話してるマックス・オハラ。
で、ウィンディが見せたいものがあるとフィルムを上映します。
これがジルのアフリカ通信です。さすがに音はなくてサイレントフィルムですが。
グレッグもいます。そしてジョー・ヤングも無事でした。
字幕でさよならジョー・ヤングよりと出ています。
エンドとなります。

『キング・コング』(1933年)の続編だと思い込んでいましたがそうでではなかった。
そんなわけで普通によく出来た作品でした。


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