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2012.05.05

『大いなる別れ』(1947年)

この作品はジョン・クロムウェル監督、ハンフリー・ボガート、リザベス・スコット主演ののフィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1947年 コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆104分
原題◆Dead Reckoning
プロット◆友人の汚名をはらそうとする話しのようです。
音楽◆マーリン・スカイルズ

ソニー・ピクチャーズ発売のDVDにて。
画質は普通によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
DVD音声はドルビーステレオ。元はモノラルでしょう。

キャスト
ハンフリー・ボガート→戦争帰りのリップ・マードック大尉
リザベス・スコット→コーラル・チャンドラー 別名ダスティとマイク
モリス・カルノフスキー→クラブのオーナー マルティネリ
マービン・ミラー→殺人狂のクラウス
チャールズ・ケイン→殺人課のキンケイド警部補
ウィリアム・プリンス→ジョニー・ドレイク軍曹
ウォーレス・フォード→元金庫破りのマクギー
ジェームズ・ベル→軍隊帰りのローガン神父
ジョージ・チャンドラー→バーテンのルイス・オード


ジョン・クロムウェル監督の演出はよいと思います。
全体的に手堅く演出されていました。
ジョン・クロムウェル監督は俳優のジェームズ・クロムウェルの父です。父親が息子みたいに背が高いのかはわからない。

ハンフリー・ボガートはいつもの通りです。喋りがいい。
リザベス・スコットは初めて見るけど声は低い。レナ・オリンのような声です。

DVDにて。
著作権のアラート

コロンビア・ピクチャーズ
タイトル

ガルフシティ 南部の楽園
字幕でそう出てる。

街中にて。
ハンフリー・ボガート扮するリップ・マードック大尉が警察から逃げています。
軍服ではなく普通のスーツです。
教会に入ります。

教会にて。
軍隊帰りの軍服姿のローガン神父に会って話し始めるリップ・マードック。
元落下傘部隊のローガン神父と知ってるリップ・マードック。同じ落下傘兵らしい。
誤解で警察に追われてる。ヤクザにも追われてると言ってるリップ・マードック。
その前に話したいと回想となります。
ジョニー・ドレイク軍曹の話しです。数日前・・・

回想にて。
フランスから帰還を命じられるリップ・マードック大尉とジョニー・ドレイク軍曹。
爆撃機でN.Y.に着いて、特急でワシントンに向かいます。

特急にて。
女の話しになっています。ジョニー・ドレイクは金髪に入れ込んでるらしい。
女なんて忘れろと言ってるリップ・マードック。
軍の上司がやって来て勝手に手紙を開封したとかなんとかの話しになっています。
それで何でワシントンに呼ばれる?と聞いてるリップ・マードック。
どうやら名誉勲章がもらえるようです。それは結構なことです。

で、人前に出ることを嫌がってるジョニー・ドレイク。
そんなとこに新聞記者がやって来て駅のホームで写真を撮りましょうとなります。
で、ホームに出るとジョニー・ドレイクがいない。
別の列車でズラかってるジョニー・ドレイク。リップ・マードックは追いかけてるが追いつくわけがない。敬礼してるジョニー・ドレイク。

調べるとジョニー・ドレイクの出生証明書は偽造。
公衆電話でイェール大学に電話してるリップ・マードック。これはジョニー・ドレイクがこの大学のピンバッジを後生大事に持っていたからです。

将軍に電話で直訴してこの件を調べる許可をもらってるリップ・マードック。

ホテル・サザン ガルフシティにて。
何故かもうリップ・マードックの名前で予約してあります。ジョニー・ドレイクが予約したらしい。
伝言でジェロニモより電話あり・・・
ジェロニモとは落下傘降下の合図とのことです。

ホテルで電話連絡を待ってるリップ・マードック。
モノローグで野球の話が出ています。1946年ワールドシリーズ。セントルイス・カーディナルス vs ボストン・レッドソックスのことです。→このシリーズは4勝3敗でセントルイス・カーディナルスが勝っています。ボストン・レッドソックスはテッド・ウィリアムズが不振だったのが敗因でした。

ガルフシティの新聞社にて。
新聞のバックナンバーを調べてるリップ・マードック。
ジョニー・ドレイクの顔写真が出てる殺人事件があります。ジョン・C・プレストンの名前ですが。
女がコーラル・チャンドラー、殺されたのが旦那のチャンドラー。

2日経っても電話がありません。
ラジオを聞いていたら偶然警察無線の周波数に合わせてしまい警察無線が聞こえた。そんな描写があります。
それはおかしいと思ったら、あとでわかったけどレンタルした広帯域受信機らしい。それなら受信出来ます。
警察無線で、炎上したクルマ。焼死体。2日経ってる。
2日経ってるのが符号しています。気になってるリップ・マードック。
電話帳を調べて死体安置所へ向かいます。

死体安置所にて。
ここに入るリップ・マードック。オッサンがいます。これが殺人課のキンケイド警部補でした。
適当にごまかしているリップ・マードック。
キンケイド警部補の案内で死体検分となります。
どの死体もハズレで、それでは最新の死体だけど黒焦げが何だかわからん状態だと説明するキンケイド警部補。
リップ・マードックが見るとやはり黒焦げだが体格は一致してるようです。
溶けた金の固まりを見せられます。適当にごまかしているリップ・マードック。どうやらあのピンバッジらしい。

ところでリップ・マードックのモノローグは神父に話してる形式になっています。
これで話しが進んでいます。

ホテル・サザンにて。
戻ってるリップ・マードック。さてジョニー・ドレイクはどうなった?と考えています。
このままではジョニー・ドレイクが殺人犯にされてしまい勲章を取り消しになる。ジョニー・ドレイクの名誉のために何とかしようとなっています。
次は新聞に載っていたウエイターのルイス・オードにコンタクトしようとなります。

サンクチュアリ・クラブにて。
ここに入るリップ・マードック。テーブルは断ってカウンターに座るリップ・マードック。
バーテンがルイス・オードでした。
ジョニー・ドレイクからリップ・マードックのことをは聞かされていたようで尊敬の態度になってるルイス・オードです。
ルイス・オードもジョニー・ドレイクのことは心配してると言ってます。
預かった手紙の話が出てきます。ここでは渡せないらしい。
そんなところにチャンドラー様の名前が聞こえてきます。どうやら殺されたチャンドラーの夫人のコーラル・チャンドラーが来たようです。

さっそくコーラル・チャンドラーのタバコに火をつけてコンタクトするリップ・マードック。フィルム・ノワールのルーティンな描写になっています。
リップ・マードックと名乗るとジョニー・ドレイクはどこ?と聞いてくるコーラル・チャンドラー。

チーフウエイターのような男がオーナーのマルティネリから歌のお願いがありますとテーブル席に移らされるコーラル・チャンドラーとリップ・マードック。
2日前にジョニー・ドレイクに会ったと言ってるコーラル・チャンドラー。
で、ジョニー・ドレイクにあったばかりとリップ・マードック。まだ死体だとは言ってない。
座ったまま歌い始めるコーラル・チャンドラー。歌はリザベス・スコット本人ではなく吹き替えみたい。
歌の合間にチーフウエイターに脅かされてるルイス・オード。

歌ったあとにまた話し込みます。
だ、ダンスしながらジョニー・ドレイクが死んでることを伝えるリップ・マードック。
これでジョニー・ドレイクが死んだことを知ったコーラル・チャンドラーのを反応を窺うらしい。
話しを聞いて一応悲しんでるコーラル・チャンドラーです。
オーナーのマルティネリが出てきます。ルーレットでもやりますかとなります。
エレベーターでカジノに移動しています。

カジノにて。
ルーレットはコーラル・チャンドラーがやってリップ・マードックは見物しています。
このへんではコーラル・チャンドラーのことをダスティと呼んでるリップ・マードック。ジョニー・ドレイクがそう呼んでいたからです。
ルーレットで16000ドル負けてるコーラル・チャンドラー。やめさせてるリップ・マードック。

チーフウエイターみたいな男はクラウスという名前です。

今度はリップ・マードックがクラップスをやろうとなります。
これはさいころを2つ投げて数を当てるゲームらしい。
勝ち続けるリップ・マードック。このさいころにしましょうとマルティネリ。
どうやらいかさまさいころで1と1のピンぞろ=スネークアイズが出る仕様のようです。
そんなこんなで勝ちっ放しでクラップスをやめて怪しいさいころもゲットしてるリップ・マードック。
オーナーのオフィスにどうぞとなります。

オーナーのオフィスにて。
マルティネリと会話でリップ・マードックはセントルイスが地元のようです。タクシー会社の社長とのこと。
デトロイトのアル・バレットを知ってるか?と話しが出る。リップ・マードックもマルティネリも知っていました。

バーテンのルイス・オードが飲み物を持ってきます。
これは怪し過ぎでバーテンもそれとなく知らせています。ですが飲まないとバーテンのルイス・オードがタダですまなくなるので飲んでしまうリップ・マードック。
たちまち眠り込みます。睡眠薬が入っていたらしい。

ホテル・サザンにて。
ベッドで気がつくリップ・マードック。無事でした。何もないわけがない。
電話です。ダスティからです。何があったと両方で聞いています。
ダスティはガレージで目が覚めたとか。怪しいものだ。
で、隣のベッドにはルイス・オードの死体があることに気がつくリップ・マードック。
これは大変。すぐにマルティネリから匿名で警察に通報があると読みます。
ルイス・オードが持っていた肝心のジョニー・ドレイクの手紙は当然ない。
焦ってるリップ・マードック。まずは死体を廊下の洗濯物を入れるワゴンに放り込んでいます。
急いで部屋に戻りパジャマに着替えています。隣のベッドも未使用に直しています。

警察が2人やってきます。そのうちの1人はキンケイド警部補です。
会話で警察無線が聞けるラジオはレンタルとのこと。普通のラジオではなく広帯域受信機なのでしょう。
ルイス・オードの話しをするキンケイド警部補。
ここは空振りで引き上げる警察の2人。何とか切り抜けたリップ・マードック。

内線でフロントに洗濯物はいつ取りに来る?とか聞いてるリップ・マードック。
死体を何とかしないと大変です。
ダスティに電話しています。このホテルのロビーで1番混んでる時に会おうとなります。

このへんの印象は結構面白い。
日本初公開当時(1980年)の紹介ではネタバレはしてるし面白くないとか出来が悪いとか随分と印象が悪かったので意外です。全く商業批評はあてになりません。

ロビーにて。
ダスティが来ていますがキンケイド警部補も張り込んでる。
公衆電話でセントルイスのアル・バレットに電話しているリップ・マードック。
マルティネリのことを聞いたりこの街に住んでる使える男を紹介してもらったらしい。
パルメット街のマクギーが使えるとわかります。

キンケイド警部補に本署から電話ですとベルボーイから呼び出しです。
これは公衆電話でリップ・マードックがやっている。これでキンケイド警部補をいなくしてその隙にダスティとコンタクトしてるリップ・マードック。
ダスティのクルマでここを出ています。

走行中のクルマにて。スクリーンプロセスです。
クルマを運転してるダスティ。ダスティのクルマなので当然です。
色々と会話になってます。
女は小さくしてポケットに入れて夜だけフルサイズにすると言ってるリップ・マードック。
ようやくジョニー・ドレイクとの関係を聞いています。

海辺のレストランにて。
リップ・マードックとダスティ。話し込みます。
マルティネリのことを聞いています。ジョニー・ドレイクの手紙はどこにある?となってるリップ・マードック。手紙を取り返すつもりです。
ジョニー・ドレイクの手紙は暗号なのでまだ捨ててはいないと読んでるリップ・マードック。
アル・バレットから紹介されたマクギーは元金庫破りとのこと。

殺人現場にいたと言ってるダスティ。
話しからすると殺されたのはダスティの旦那らしい。
ジョニー・ドレイクが来て旦那ともみ合ってるうちに暴発したと主張してるダスティ。
で、リップ・マードックに何で私をダスティと呼んだのと聞いてるダスティ。
一段落して町に戻ろうとなります。

クルマで移動してマクギーの自宅にて。
玄関ドアの小窓を開けて確認してるマクギー。用心深い。
息子の日本土産を見せてるマクギー。日本刀等がどっさりとあります。ボルトアクションの小銃は38式か?、ドイツの手榴弾もあるらしい。
それって泥棒とも言うんだけど。これは凄いな。ハリウッドは普通に凄い描写が時々あります。
実際にアメリカ軍は兵隊が戦地から持ち込んだり盗んだりした物を全部戦利品として合法化して不問にしてるからアレなんです。

スクラップブックを見せてるマクギー。
金庫のカタログのようなものです。この金庫なら楽勝と言ってるマクギーですがマルティネリのオフィスとなると断ってる。
マルティネリに逆らうとこの街に住めなくなるからとのとこ。
そんなわけで金庫の開け方をレクチャーしてもらいリップ・マードックが開けることになります。

クルマで移動中にトランクに死体があると聞いていきなり速度を上げるダスティ。
速攻で白バイに止められます。
免許証がないと言ってるダスティ。そのうちリップ・マードックが実は結婚式に行く途中なんだと言ってます。
で、そのまま解放されています。
発進する前に白バイにもう1回止められて少しビックリします。

マルティネリの自宅にて。
ガレージにルイス・オードの死体を入れるリップ・マードック。
これで時間を見計らって警察に通報するようです。

公衆電話のリップ・マードック。
ダスティが警察に通報してる。
リップ・マードックがホテル・サザンに電話してる。

マルティネリのオフィスにて。
ダスティを自宅に帰らせています。その前にキスをしているリップ・マードック。
マルティネリが出かけます。自宅へ行くはず。

オフィスに入るリップ・マードック。
金庫は絵の裏側です。小さい隠し金庫です。これがもう開いてる。
中には肝心のジョニー・ドレイクの手紙はない。
そのへんを探して暗号帳にはさんである手紙を見つけます。

いきなり後ろから殴られるリップ・マードック。
モノローグで、ジャスミンの香りがした・・・
落下傘で降下する夢を見ています。

気がつくと当然捕まっています。クラウスがやる気満々になっています。
クラウスは戦争で頭を打ってからおかしくなってると脅かしてるマルティネリ。
マルティネリがオフィスから出てクラウスがラジオをつけてリップ・マードックを痛めつける。

頼んであったホテル・サザンから電話です。出るマルティネリ。
「リップ・マードックはいない」とマルティネリが答えるとリップ・マードックは俺が不在だとホテル・サザンに預けた手紙が警察に持ち込まれると主張する。
クラウスにリップ・マードックを連れていかせて手紙を回収するように命じるマルティネリ。
モノローグで手紙なんてないと言ってます。どうやらハッタリのようです。

ホテル・サザン前にて。
クルマで到着のリップ・マードックとクラウス。そんなとこにキンケイド警部補一行がやってきます。
そんなこんなで一騒動あってクラウスにもリップ・マードックにも逃げられるキンケイド警部補一行。
で、教会に入るリップ・マードック。まだラストではないけど回想から戻ります。

教会にて。
殴られる前にジャスミンの香りがした。とリップ・マードック。確信に至ったのか?
ブランデーでも飲みなさいと、これは治療用ですとか言ってローガン神父が少し離れた隙にリップ・マードックはいなくなります。
で、助けはいらないのかと結構アッサリしてるローガン神父。

ダスティの自宅のペントハウスにて。
リップ・マードックが来たので驚いてるダスティ。
殴られてはれてるリップ・マードックの顔のことを一応心配してるようです。
ジャスミンの香りで殴る女がいると言ってるリップ・マードック。
ダスティは窓が開いてた?オフィスの外にジャスミンがあるし、「この街にはジャスミンはたくさんある。とか言ってます。

泣き落としをしてるダスティ。
それは効かないとしてるリップ・マードック。
ダスティが何か言うたびにストライク1、2と勘定しています。3回目でアウトです。
身の上話を始めるダスティ。テキサスのタバコ売りをしていたとか・・・
警察に電話するダスティ。署長に話そうとするとこで電話を切るリップ・マードック。
そんなこんなでダスティを許してしまうリップ・マードック。
で、眠り込んでしまうリップ・マードック。溶暗となります。

2日ぐらい経ったらしい。
黒人のメイドからリップ・マードックが元気なったと聞いてるダスティ。
リップ・マードックは旅行に行く前にやることがあるとなります。それはダスティが不利なる証拠のハンドガンを回収することです。

このへんからというか少し前からダスティではなくマイクと呼んでるリップ・マードック。
マクギーに挨拶に行くと出かけるリップ・マードック。少し不安というか不信になってるマイク。

ゲーブルズ?、自宅ペントハウスの場所です。
来客です。黒人メイドのメイベルが出る。スーツ姿のマクギーです。
マイクが誰と聞くとマクギーだと答えてようやく思い出してるマイク。
紙袋を渡してそのまま帰るマクギー。
入れ替わりにリップ・マードックが戻ってきます。
紙袋はハンドガンが入っています。コルト・ガバメントみたい。
マルティネリのオフィスに寄ってから旅行だと言ってるリップ・マードック。
何故?と聞いてるマイク。

また来客です。キンケイド警部補でした。
ドアの陰に隠れていたリップ・マードックがハンドガンを突きつけマイクに縛らせてクローゼットにキンケイド警部補を閉じこめます。
出かける2人。その前にリップ・マードックがメイベルに時間が来たらクローゼットから出してやれと言ってます。

クルマでサンクチュアリ・クラブに入ります。
まずはマイクだけがクラブに入りマルティネリに会いたいとなります。
マルティネリはオフィスで慌てています。ズラかる準備なのかガサ入れ前の証拠隠滅なのかは不明。。
マルティネリとマイクと話してるととこにいつの間にかリップ・マードックも入っています。
マイクをクルマで待たせるリップ・マードック。
マルティネリを詰問してるとこにクラウスが来たのでクラウスを制圧するリップ・マードック。
クラウスにお礼参りのリップ・マードック。やられた時と同じようにラジオを付けて殴打しています。

またマルティネリを詰問します。
そうしたら彼女は君を殴って金庫を調べていたとか。色々と喋るマルティネリ。
ジョニー・ドレイクの手紙は彼女が持っていった。
そもそもデトロイトから俺の女房だった。
テキサスの売り子の話は彼女が得意の作り話だ。
チャンドラーとは重婚だった。
病気だと思っていたチャンドラーは健康だったのでじゃまになった。等々・・

それでもまだ証拠のハンドガンを出せと焼夷手榴弾で脅かすリップ・マードック。
証拠のハンドガンはないとマルティネリ。
脅かしではなくマジで室内で焼夷手榴弾を爆発炎上させています。
クラウスは窓から転落というか脱出したらしい。普通は死んでいます。
机の引き出しだと白状するマルティネリ。
ハンドガンを回収して外に脱出しようととするリップ・マードックとマルティネリ。
ドアを開けたマルティネリがいきなり撃たれます。撃ったのはマイクです。
クルマを発進させようとするマイクを止めて自分で運転して発進するリップ・マードック。

走行中のクルマにて。
まだジョニー・ドレイク殺しのことにこだわってるリップ・マードック。なんとしても真相を究明するつもりです。
このまま警察に行く。君は死刑になるんだとリップ・マードック。
証拠のハンドガンを渡しなさいと自分のハンドガンで脅迫するマイク。
スピードを上げるリップ・マードック。80マイル以上出しています。
マイクはリップ・マードックを撃つ。クルマは暴走して立ち木に激突します。
溶暗となります。

誰かの主観ショット。
仰向けに寝ている。神父や医者、看護婦が見えます。
これはマイクの主観ショットでした。

別室で怪我をしてるが無事なリップ・マードック。
電話です。スティール将軍からで、任務は終わりましたと、この件を報告するリップ・マードック。
キンケイド警部補が。あんたは大尉なのかと驚いていたりします。

瀕死のマイクと対面するリップ・マードック。
私の手を握ってとマイク。手を握るリップ・マードック。
ポケットサイズの女の話をしているマイク。
死ぬことを私はを落ちていくと言ってるマイク。
リップ・マードックは他にも同じ仲間がいるだろう。一緒に降下しなさいと言ってます。落下傘の訓練に例えています。
降下してる落下傘を俯瞰するショットが入りエンドとなります。
この落下傘のショットはミニチュアです。こういうのは好きだな。

そんなわけで普通のフィルム・ノワールのよい作品でした。


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