『地球最後の男』(1964年)
この作品はシドニー・サルコウ/ウバルド・ラゴーナ監督、ビンセント・プライス主演の有名な終末物SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1964年 Produzioni La Regina/Associated Producers (API) (co-production) アメリカ作品
ランニング・タイム◆86分
原題◆The Last Man on Earth
プロット◆1人だけ生き残って悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ポール・ソーテル
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質はそれなりです。マスタービデオテープの横線ノイズが時々見えます。
スクイーズ収録のフル表示では大きく黒枠になります。HDスーパーライブにする。
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。
DVD音声はドルビーデジタル5.1ch オリジナルはモノラルでしょう。
キャスト
ビンセント・プライス→生き残ったロバート・モーガン博士
エマ・ダニエリ→奥さんのバージニア・モーガン
ジャコモ・ロッシ=スチュアート→知人のベン・コートマン
クリスティ・コートランド→娘のキャシー・モーガン
フランカ・ベットーヤ→新しい人類のルース・コリンズ
シドニー・サルコウ/ウバルド・ラゴーナ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の演出でした。
ビンセント・プライスは名演でした。
評判では大げさな演技が売りとのとこでしたが、この作品では比較的抑えた演技で非常によかった。
WHD JAPAN
フォワード
昼。誰もいない街の風景。団地が見えます。
街中に死体が転がっています。
自宅にて。
ベッドで寝ている生き残ったロバート・モーガン。
目覚まし時計が鳴って目覚めます。
モノローグで、また1日が始まる・・・
タイトル
Associated Producers (API) (co-production)
Produzioni La Regina
1965年12月
モノローグでことが起こってから3年が経ってるようです。
1968年09月
自宅にて。
発電機のチェックをしているロバート・モーガン。
クルマがあります。ステーションワゴン。
→1956 Chevrolet Two-Ten Townsman
モノローグで話しが進む。
ドアにはニンニクが吊るしてあります。鏡もある。
無線で呼びかけてるロバート・モーガン。返事はない。
ニンニクの在庫がなくなってので買いに行くとモノローグ。カネを払う相手がいないのでは?
街を見回った場所をチェックしてある地図があります。
木工旋盤で吸血鬼にとどめを刺す杭を作っています。
ステーションワゴンで出かけます。
ガソリンはタンクローリーから直接取っています。
ガスマスクをしてどこへ行く?どうやら死体を焼くところらしい。
自宅前に転がっていた死体を運んできて焼いています。
スーパーマーケットに入ります。
発電機が回っています。冷凍庫でニンニクを調達しています。
鏡店に入って鏡を調達しています。
今度は建物内を見回って昼間寝てる吸血鬼に木製の杭でとどめをさしてるロバート・モーガン。
ステーションワゴンをあちこち移動して吸血鬼に杭を打ってるロバート・モーガン。
処理場まで運び死体は燃やしています。
遊園地等を廻ってるロバート・モーガン。
夕方になって日が沈みかけると慌てて自宅に帰ります。
モノローグが夜が始まる・・・
レコードをかけるロバート・モーガン。ジャズが流れます。
夜になったら自宅前に吸血鬼の群れが押し寄せてきます。
モーガン、外に出ろと連呼しています。これが知人のベンらしい。
朝です。
レコードプレーヤーが再生を終わってそのままレコードが回転してるプチプチノイズが聞こえます。
ステーションワゴンで出かけるロバート・モーガン。
お墓に行くようです。
バージニアに会いたいと言ってます。で、寝てしまいます。
気がついたらもう日が暮れています。これは大変。
さっそく吸血鬼が出ています。吸血鬼を追っ払ってようやくステーションワゴンで脱出しています。
帰宅するともう自宅前には吸血鬼が大勢来ています。
ステーションワゴンから出てようやく自宅に入るロバート・モーガン。
鏡を見せると嫌がってるベン。
映写機でフィルムを上映してるロバート・モーガン。
奥さんのバージニア。赤ちゃん。知人のベン。
フィルムを見て笑ってるロバート・モーガン。そのうち泣いてます。
あれから3年と回想になります。
回想です。
ホームパーティをやっています。バージニア、子供たち。ベンおじさん。
ベンが伝染病の記事を持ってきてロバート・モーガンに見せています。
心配してるバージニアと伝染病の話しをしてるロバート・モーガン。
空気伝染云々・・・
娘のキャシーが寝込んでいます。ベッドに蚊帳?をかけています。
奥さんのバージニアも具合が悪いようです。
ステーションワゴンで出勤するロバート・モーガン。
マーサー科学調査研究所にて。
ここがロバート・モーガンの勤め先のようです。
ベンと伝染病の研究をしてるらしい。
それでそのベンが吸血鬼になったらモーガン出てこいと言ってるわけです。
ここでもう吸血鬼の心配をしてるベンです。否定してるロバート・モーガン。
自宅にて。
非常災害地区に指定されたと発表をTVで見てるロバート・モーガン。
風が吹くシーンが印象的に出ています。
キャシーはもう目が見えない。医者を呼ばなくてはとバージニア。
医者を呼んではダメだとロバート・モーガン。医者を呼んだら火葬にされる。
誰も家に入れるじゃないぞと言って出勤しています。
自宅前に出たら近所の家からトラックに袋詰めの死体が積み込まれています。
ニンニクと鏡がドアに吊ってる家に行くロバート・モーガン。
ここはベンの自宅でした。
ベンはもう発病して自宅に引きこもっています。
マーサー科学調査研究所にて。
出勤するロバート・モーガン。何だか誰も来ていないような感じ。
所長だけがいました。もう2人だけなんだと。
自宅にて。
帰宅するロバート・モーガン。ちょうどトラックが出ていくとこです。
呆然としてるバージニア。キャシーは死んでトラックに積まれたようです。
トラックを追いかけるロバート・モーガン。
死体焼却場にて。
キャシーの死体を捜してるロバート・モーガン。ダメです。見つからない。
自宅にて。
バージニアも目が見えなくなっています。死に至ります。
バージニアの死体をベッドに安置してるロバート・モーガン。絶対に燃やさないと誓っています。
この辺の印象ですが、ガキの頃に見たらトラウマ物でした。見なくてよかった。
ステーションワゴンにバージニアの死体を積んで運んでいます。
で、近所の原っぱに埋めています。
自宅にて。
ロバート・モーガンを誰かが呼んでいます。中に入れてと訴えています。
ドアをノブが外から廻っています。
で、ロバート・モーガンがドアを開けると泥だらけのバージニアがいました。
回想から戻ります。
自宅前では乗り捨てたステーションワゴンが壊されています。
朝です。
外に出るとステーションワゴンはスクラップになっています。
クルマのディーラーにて。
ショールームを物色してるロバート・モーガン。
オープンカーもいいなとモノローグしていますが、やっぱりステーションワゴンにしています。→1962 Ford Consul Capri 335
で、これが日本だったらクルマはワンボックスのトヨタ・ハイエースしかないでしょう。
帰宅したら黒い犬が歩いています。これはビックリ。
呼んだけど逃げる犬。追ってるロバート・モーガン。街中走り回りますが結局逃げられます。
団地があって、キノコ形の大きい建物があります。展望塔?。
そんな感じで、何というか不思議なな雰囲気になっています。さすがカルト作品は違います。
で、吸血鬼が殺されています。鉄製の銛が刺さっています。
これは自分とは違う人間が存在してるとわかりビックリしてるロバート・モーガン。
自宅にて。
また無線で呼びかけてるロバート・モーガン。返事はない。
犬の鳴き声がします。自宅前にいました。家に入れています。
怪我をしてる犬。手当てをしています。
夜になったらまた吸血鬼達が押し寄せてきます。
犬と一緒のロバート・モーガンですが何かおかしいと感じてるようです。
犬の血液を顕微鏡で調べるロバート・モーガン。
これはダメそうです。
昼の原っぱにて。
杭が刺さった袋詰めの犬を死体を埋めてるようです。
埋め終わったとこで歩いてる女性を見つけるロバート・モーガン。追いかけます。
逃げる女性、追うロバート・モーガン。捕まえます。
自宅にて。
女性を家に入れてるロバート・モーガン。
鏡を見てる女性。大丈夫らしい。で、鏡台の引き出しを開けて調べています。
コーヒーを飲みながら話しとなります。
ルース・パワーズと名乗ってる女性。
ニンニクを持ってくるロバート・モーガン。嫌がってるルース・パワーズ。
それなら感染者だと言ってるロバート・モーガン。否定するルース・パワーズ。
どうやって生き延びたのか聞いてるロバート・モーガン。
1人になったとこで苦しがってるルース・パワーズは注射器を取り出しています。
怪しんでるロバート・モーガン。
注射をうって大丈夫な人が大勢いると主張するルース・パワーズ。
感染者だけど生き延びて新しい社会を作ってるとのことです。それで出来損ないの感染者の始末もしてるようです。
これで新しい社会を築こうとしてるらしい。
それにロバート・モーガンがとどめを刺したホトンド人達が新しい感染者だったとのことです。そんなわけでロバート・モーガンのことをあなたは伝説の男になってると言ってるルース・パワーズ。
今度はルース・パワーズに何やらしているロバート・モーガン。
どうやら自分の血を輸血したらしい。
ルース・パワーズは鏡もニンニクも大丈夫になっています。
ルース・パワーズはロバート・モーガンのことを心配をして早く本部に知らせに行かないとなりますが、ロバート・モーガンは明日でいいとしています。
そんなとこにベンが家に入り込んだようです。
ロバート・モーガンがルース・パワーズのとこに戻ってきたがいません。
慌てて救出しに外に出ています。
そんなとこにジープやトラックが押し寄せてきます。
どうやら新しい社会の連中のようです。
黒いユニフォーム。鉄製の銛。小銃。これはロバート・モーガンにとっても脅威です。
建物の屋上に逃げたベンはサブマシンガンで片づけられます。
ロバート・モーガンも見つかって逃げます。ルース・パワーズは追う連中を止めている。
近くの建物に逃げ込むロバート・モーガン。
何故か兵器庫があります。ここで催涙手榴弾を調達してるロバート・モーガン。
窓から窓へと逃走しています。
催涙手榴弾を投げながら逃げてるロバート・モーガン。
撃たれて教会に逃げ込んでいます。
教会にて。
新しい社会の女性達も来ています。その前に姿を現すロバート・モーガン。
いよいよ武装集団にも囲まれています。銛を打ち込まれるロバート・モーガン。
瀕死のロバート・モーガンの最後を見取るルース・パワーズ。
で、赤ちゃんを見て、安心していいのよと言うルース・パワーズ。
エンドとなります。
この作品ですがそんなに単純な話しではなかった。これはビックリ。
そんなわけでさすがカルトなよい作品でした。
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