『ファイナル・デスティネーション』(2000年)
この作品はジェームズ・ウォン監督、デボン・サワ、アリ・ラーター主演の不条理サスペンス『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第1弾のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2000年 Warren Zide-Craig Perry Productions/ニューラインシネマ アメリカ=カナダ作品
ランニング・タイム◆99分
原題◆Final Destination
プロット◆謎の悪運につきまとわれる話しのようです。
音楽◆シャーリー・ウォーカー
スカイパーフェクTV e2 CS228 ザ・シネマにて。画質はよいです。スクイーズ収録録画でフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
キャスト
デボン・サワ→予感するアレックス・チャンス・ブラウニング
アリ・ラーター→アレックスに同調するクレア・リヴァース
チャド・E・ドネッラ→親友のトッド・ワグナー
カー・スミス→イケメンのカーター・ホートン
アマンダ・デトマー→カーターのガールフレンド テリー・チェイニー
ショーン・ウィリアム・スコット→自転車のビリー・ヒッチコック
クリステン・クローク→バレリー・ルートン先生
トニー・トッド→意味深な葬儀屋ウィリアム・ブラッドワース
ロジャー・ゲンバー・スミス →FBI捜査官のシュレック
ダニエル・ローバック→FBI捜査官のウェイン
フォーベス・アンガス→フランス語のラリー先生
ジェームズ・ウォン監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にハッタリを効かせています。
アマンダ・デトマーはケバイメイクの女の子です。
『マテリアル・ウーマン』(2001年)に出てて印象に残っています。
タイトル
New Line Cinema (presents)
Warren Zide-Craig Perry Productions (producer)
字幕が入ります。
これで終わりだ。This is The End
自宅にて。
アレックスは修学旅行の荷造りをやっています。
やさしい両親がいます。
修学旅行のアレックスは春の10日間のパリ旅行らしい。
夜、アレックスが寝てるところに風が吹いています。
枕元のデジタル時計が誤表示で180と表示してます。
空港にて。
180便に乗り込む修学旅行の一団。
アレックスはクリスタ、ブレイクの美人の2人が声をかけられてる。
フランス語を喋るラリー先生がいます。
アレックスは宗教のチラシをもらう。
デパーチャーの掲示板が今時電光板ではなく機械式になっています。珍しい。
雑誌にはダイアナ妃の事故の記事が出てきます。
ロビーの窓越しにジャンボ機と対面してるアレックス。
トッドからトイレに行っておこうと誘われてマジでトイレに行ってるアレックス。
ジョン・デンバーは墜落死したとかの話しが出ています。
ところで音楽がバーナード・ハーマンそのままです。まあいいけど。
雨が降っています。
ジャンボ機に乗り込んでいます。どうやって降りる?は見てる方が心配になる。
そのうちドアが閉められて離陸態勢になっています。
何だかヤケに揺れてるジャンボ機。何だか大変な事態になっているようです。
どうやって降りる?と思っていたがどうやらこれは予知夢なのかとわかりました。
だいたいもう飛び立ってるジャンボ機なんです。もう降りられない。
そのうちジャンボ機の外壁が取れたり椅子が飛んだりアレックスは顔面が火あぶりになったりしています。
で、夢から醒めるアレックス。
まだ離陸前のジャンボ機内で席を変わってと言われる状況です。
席を替わりトッドの隣に座ったら現実でも予知夢と同じ状況となってパニックになるアレックス。爆発する墜落すると大騒ぎとなります。
こういう時の航空会社の対応は降りて下さいと問答無用で下ろされます。
ロビーにて。
頭にきてアレックスとケンカ騒ぎのカーターとガールフレンドのテリー。
何だか知らないけどいるビリー・ヒッチコック。
アレックスの親友トッド。
先生の2人も降りる。フランス語のラリー先生とルートン先生。
自分から降りたクレア。
で、ラリー先生はルートン先生に言われてまたジャンボ機に乗り込みます。ルートン先生が残ります。
で、残ったのが、
予知したアレックス。
アレックスの親友トッド。
アレックスとケンカ騒ぎのカーター
カーターのガールフレンド テリー。
巻き込まれのビリー・ヒッチコック。
自分から降りたクレア。
引率で残ったルートン先生。
の合計7人です。
ジャンボ機が離陸しています。
またケンカ騒ぎのアレックスとカーター。
そんな時に離陸して飛行中のジャンボ機は大爆発します。これの衝撃波でロビーの窓が割れています。
1室に詰め込まれた7人。
そこにFBI捜査官のシュレックとウェインに運輸安全委員会が1人。事情説明と事情聴取になります。
さっそく疑われてるアレックス。テロリスト扱いになっています。このルーティンな描写がいい。
尋問されてるアレックス。予感がしただけと言ってます。
次々と尋問されています。カーター。トッド。ルートン先生。自分から降りたクレアも聞かれています。
両親たちが迎えに来ています。クレアには迎えがいない。
アレックスの自宅にて。
TVニュースを見てるアレックス。
FBIと運輸安全委員会が捜査中。JFK空港での墜落事故。
2か月後くらい。葬式にて。
学校で共同葬式のようです。墓碑の除幕式をやっています。
またアレックスとカーターが口論しています。
他の作品ではバカ息子役が多いショーン・ウィリアム・スコットは相変わらずのキャラです。それでもこの作品ではおとなしめでした。運転免許を取ったとか話ししています。伏線なのかと思ったらそうでもなかった。
アレックスは親友トッドとは会えない状況らしい。
で、葬式のシーンは結構長い。まあいいけど。
トッドの自宅にて。
風が吹き込んできます。トイレから水が漏れています。
ヒゲを剃ったりしているうちに謎の液体が流れてきて風呂場で首吊り状態となり死に至ります。
カットバックで自宅のアレックスが入ります。
アレックスは航空事故関係のことを本やインターネットで調べてるようです。かえって怪しまれるような気がする。
雑誌が扇風機に絡んで四散して切れ端にトッドの文字が残る。
トッドの自宅にて。
死に至ったトッド。謎の液体が引き上げて消え去ります。
気になったアレックスがトッドの自宅に来ています。
何だか大騒ぎになってて救急車等も来ています。
FBI捜査官2人も来ています。クレアが物陰から早くここを離れなさいと言ってます。
アレックスはトッドの父と話しをしようとしています。
父はトッドが自殺したのはアレックスのせいだとなっています。
クレアの自宅にて。
アレックスが来ています。クレアは金属の廃材を使った美術品を製作しています。
クレアは私も予感を感じたと言ってる。
アレックスは何かがいる。これは始まりとか言ってます。
葬儀屋にて。
天窓から忍び込むアレックスとクレア。
芸術家志望のクレアはこういうことが好きそうです。
トッドの死体とご対面となります。腕が動きます。これはビックリの2人。
で、トニー・トッドの葬儀屋が登場して意味あり気なことを言うわけです。
死んだトッドの首にはワイヤーを外そうとした傷跡があるので自殺ではなさそうです。
デザイン=筋書を解読すれば助かるのか?とアレックス。
気をつけることだと警告してるトニー・トッド。ホトンド悪魔です。
カフェにて。
アレックスとクレア。相談中。トッドの文字が残ってる雑誌の切れ端を見せています。
ルートン先生の話も出ています。
そんなところに古いアメ車に乗ったカーターとテリーが通りがかる。このクルマは何だ?。SSと表示されています。典型的なV8サウンドのエンジンです。
自転車のヒッチコックも通りがかる。転倒しています。
ルートン先生も来て、ここに何故か残り全員がそろいます。
また口論してるアレックスとカーター。
何だかんだでテリーがバスに撥ねられます。アマンダ・デトマーはこれで退場です。
これは唐突で筋書きも何もあったものではありません。
アレックスの自宅にて。
ソーダ水?か薬の水を作っています。
またTVニュースを見ています。180便のニュースです。
運輸省の見解は、廃油ポンプがどうのこうので燃料に火がついたらしい。
パイプの図が出て爆発経路がわかります。これを座席表と重ねるアレックス。
これで筋書きが読めるらしい。
トッド、テリー、次がルートン先生です。
ルートン先生の自宅にて。
電話中です。話しから推測するとここから引っ越すようです。荷造りもしてあります。
窓の外を見るとアレックスがうろついています。ルートン先生は速攻でFBIに通報しています。
ルートン先生のクルマ、マツダ・ロードスターのタイヤを点検してるアレックス。FBIのクルマが来て捕まっています。
ルートン先生のところにはまた風が吹く。締め切った室内なのに風が吹く。
風が吹くのは典型的な描写らしい。元ネタがよくわからんけど。ホラーどころか神話的宗教的な描写らしい。
取調室にて。
アレックスと次がルートン先生だと主張しています。
そんなことを言うからなおさら疑われるんです。
どうやらアレックスはテロリストから連続殺人犯の疑いをかけられてるらしい。
今回のルートン先生殺しはアリバイがあるはずです。何しろ取り調べ中だから。
ルートン先生はジョン・デンバーのLPレコードをかけています。
ジョン・デンバーは墜落死した・・・。
このへんはルートン先生と取調室のカットバックになっています。
何だか雰囲気が怪しくなってるルートン先生。何しろ風が吹いてる。
ガスコンロが消える。また点火しています。
ウォッカを飲もうとしています。氷を入れたカップにヒビが入り注いだウォッカが漏れています。
CRTモニタの上にウォッカをこぼしています。CRTモニタ内部は高圧電流が流れてて非常に危険だそうです。ここがショートしています。
ここからは風が吹けば桶屋が儲かる式につながります。
CRTモニタが爆発して破片がルートンの咽に突き刺さります。
血だらけになって滑りそうになる。
床に垂れたウォッカが引火してる。
タオルを引っ張ったら包丁が落ちて胸に刺さる。
ジョン・デンバーの歌声が流れる。これが決定的なのかもしれない。
アレックスが入ってくるがあまり役に立ってない。
椅子が倒れて思い切り包丁を押し込んでとどめを刺す。
アレックスは包丁を抜いて指紋をつける。これで下手人確定です。
家からが脱出したところに自転車のヒッチコックが通りがかる。
で、ルートン先生の家が大爆発となっています。
クレアの自宅にFBIが来てます。
何かあったら電話してくれとクレアに言ってます。
墓碑にて。
ヒッチコックがいます。
カーターがクルマで来ます。
クレアも来ます。クレアが呼び出したとのことです。
アレックスを探しに行こうとなる。
3人でクルマで移動となります。
ジョーンズ・ビーチ・ステイト・パークにて。
二手に分かれて捜そうとなります。
で、クレアは単独で海岸に座ってるアレックスをアッサリと見つけます。
父親が撃たれた話しをするクレア。母親はロクデナシな男に捕まったとか。
4人でクルマで移動となります。
クレアは父親の山小屋に隠れればと勧めます。
アレックスはFBIは全部自分のせいにしてると愚痴が出てる。
ヒッチコックは包丁にはアレックスの指紋があると指摘してる。
筋書きについてしつこく聞くカーター。ヤケになって暴走しています。
そんな感じで口論しながらカーアクションとなっています。
踏み切り内でクルマを止めるカーター。
列車が迫ってきます。ようやっと脱出する3人。
カーターは列車が来る直前でクルマを発進させるつもりだったがエンジンがかかりません。ドアが開かないシートベルトが外れない。マジで焦っています。
アレックスがカーターを救出します。
列車が通過しています。
ここで文句を言うヒッチコックですが列車がはね飛ばした金属片で首を切断されて死に至ります。これは凄い。これで退場のショーン・ウィリアム・スコットですが意外と大人しいキャラでした。
で、残り3人となります。
アレックスは予感が見えれば助かると主張してます。
山小屋に隠れようとするらしい。
山小屋にて。
アレックスだけがいます。ガムテープを使って安全対策をやっています。
用心を重ねて缶詰めを食っています。
そんなところに風が吹き込んできます。
クレアの自宅にて。FBIは張り込んでる。
クレアはFBIにアレックスを助けてくれと山小屋の場所を教えます。
山小屋にて。
ここで席順を勘違いしてたことに気がつくアレックス。
次はクレアだとわかり、山小屋を出ます。
クレアの自宅にて。
稲妻が落ちて電線が切れて停電する。
山小屋にて。
FBIやら地元警察のパトカーが押し寄せてきます。
カヌーで脱出のアレックス。
このへんはカットバックが全開になっています。
森の中を徒歩で逃げてるアレックス。
こっちも稲妻で樹が倒れて下敷きになって溺死しかけています。
クレアの方は貯水槽が壊れてそこらへんが水浸しになっています。
そこに切れた電線が暴れてる。自宅の壁をよじ登るクレア。
室内に入るけど電撃攻撃されてるクレア。
ガレージに逃げてクルマで脱出しようとします。
そんなこんなでここに駆けつけるアレックス。自分が犠牲になってクレアを助けるようです。
6ヶ月後。パリ、カフェにて
アレックス、クレア、カーター。
バスが突っ込んできてアレックスが危ない。ここは切り抜ける。
この勢いでネオンが壊れて溶暗となります。どうなったかオチがわからん。
エンドとなります。
そんなわけでな何だかよくわからないけどまあまあな作品でした。悪くはない。
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