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2011.09.24

『ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦』

この作品はヨルゲン・レス監督、ラース・フォン・トリアー監督の映画製作ドキュメンタリーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2003年 デンマーク作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆The Five Obstruction
プロット◆先輩監督に無理難題をふっかけて悪戦苦闘させる話しのようです。
音楽◆不明
スカイパーフェクTV260シネフィルイマジカにて。画質はまあまあ。録画なのでスクイーズ収録ではない。画面サイズはワイド。色々と試して結局スタンダードで見ました。上下左右に黒味が大きくあるけどしょうがない。

キャスト
ヨルゲン・レス→先輩監督
ラース・フォン・トリアー→後輩監督
ジャクリーヌ・アレナル→ブリュッセルの女優
ダニエル・エルナンデス・ロドリゲス→キューバな俳優

ヨルゲン・レス監督、ラース・フォン・トリアー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のドキュメンタリーになっています。

タイトル。
a film by 2人の監督となっています。

ゼントローパ 2001年4月
『パーフェクト・ヒューマン』(1967年)を5回リメイクするとなっています。
この作品は20回見たと言ってるラース・フォン・トリアー監督。
モノクロの作品らしい。実験作か?
まずオリジナル作品を2人で見ています。ブラウン管のTVで見ています。

条件を言ってるラース・フォン・トリアー監督。
第1の挑戦 1カットを12コマ?、どういうこと?。普通は1秒24コマなのでは?
回答が欲しい。
ロケはキューバ。
セット無し。

コペンハーゲン 2001年4月
で、ヨルゲン・レス監督はハバナに向かいます。

ハバナにて。
オーディションでいかにもキューバな感じの男優が出ています。
カメラマンのダン。映画では撮影担当は重要なスタッフなのです。
女優さんのオーディションで写真を見て、「いいおっぱいしてる」とハッキリ言ってます。映画にはおっぱいは最重要なのです。

カットバックでオリジナルの『パーフェクト・ヒューマン』(1967年)が入ってます。

ゼントローパ 2002年
何だか作品はもう出来ているようです。
『パーフェクト・ヒューマン キューバ』
完成作品を2人で見るようです。
これはなんというかカットが飛びまくりとなっています。コマ落ちですが、これでもちんとモンタージュに仕上げています。これは凄いや。
キューバと言えばハマキです。ちゃんと出ています。

ラース・フォン・トリアー監督の反応はこれは参ったな、やるじゃんといった感じです。
それなら次はこうだとなります。
その前にビスケットにキャビアを乗せたツマミで1杯やってます。

パーフェクトからヒューマンへと言ってます。意味がわからん。
ヨルゲン・レス監督が気取ってるとしてて、これを何とかしたいラース・フォン・トリアー監督のようです。
要するに冷静な観察者なのが気にくわないようです。
演じるキャラクターと監督との間に距離がある。

第2の挑戦。
最も悲惨な地域に行く。ヨーロッパから見て悲惨なところといえばアフリカだと思うけど・・・。
感情移入をしてほしい。
状況は見せない。
ヨルゲン・レス監督自身で主人公の男の役を演じる。
女は出さない。女優さんが出ないとこれは随分なハンデになります。
食事シーンでやる。

ボンベイ 2002年8月
赤線地区のフォークランドロードにて。
クルマの中から物ごいの母子にカネをやってます。
街中を歩きながら撮影の打ち合わせをやっています。
オリジナルの食事シーンは演じたClaus Nissenがアドリブでやってた演技だそうです。
現地ロケで簡単なセットというかテーブルと半透明な背景だけで撮るようです。
ところで現在はデジタルビデオがあるのでドキュメンタリーは撮りやすいそうです。

ボリウッド 翌日。
完璧と人間の間の距離を最短にする?

『パーフェクト・ヒューマン ボンベイ』
まわりのノイズをそのまま拾って入れています。
ヨルゲン・レス監督が演じる食事シーンとなります。

ゼントローパ 2002年9月
作品の出来に不満なようで文句を言いたそうなラース・フォン・トリアー監督。
作品をこき下ろしてます。
現地の人を撮るなという制約を破ってると非難しています。
ヨルゲン・レス監督は背景を半透明だから撮っているわけではないと屁理屈で応戦しています。
で、撮り直しをしろとラース・フォン・トリアー監督。
映画の出来はいいけど条件を満たしていないというわけです。結局ほめてるのか?

ところで話し込んでるとこはどこ?、ラース・フォン・トリアー監督のオフィスか?
ピンボールゲーム機みたいなのが置いてあります。

撮り直しと言っても、同じ俳優が同じ演技をしても絶対に同じにはならないので、実際は撮り直すことは不可能なんです。

『パーフェクト・ヒューマン』(2002年)を作るんだと意気込んでるラース・フォン・トリアー監督。

第3の挑戦
完全な自由。あるいはボンベイに戻る。

ブリュッセル 2002年10月
ホテルの廊下をひたすら歩くヨルゲン・レス監督。
効果音入りのワイプでシーン転換しています。
誰に会うのか?、俳優のPatrick Bauchauらしい。
エリック・ロメール監督の『コレクションする女』(1967年)で主人公を演じたそうです。
そういえばPatrick Bauchauは『パニック・ルーム』(2002年)に出ていました。

ホテルの廊下で佇んでいるヨルゲン・レス監督。
どこからか声が聞こえてきます。あの声みたい。

壁に1シーンごとの説明を書いてるメモを貼り付けてチェックしてるヨルゲン・レス監督。
これは絵コンテのようなものでしょう。絵がないだけです。字コンテか?。
ネットを挟んでボールを打ち合ってるようなものだとヨルゲン・レス監督。

ゼントローパ 2002年11月
2人で完成作を見るようです。
どうやらボンベイ行きはやめたようです。
『パーフェクト・ヒューマン ブリュッセル』
ちゃんと字コンテの通りに撮っているようです。
スプリットスクリーン使用。
主役の名前ルコフと呼ばれてます。
パーフェクトマン、パーフェクトウーマン。
何だか3作目はOKとなったようです。

このままでは収まらないといった感じのラース・フォン・トリアー監督。
映画のためには一種のの犠牲が必要だ・・・
映画の撮影はコントロール出来ないとヨルゲン・レス監督。
次は駄作でも構わない、アニメで作れとラース・フォン・トリアー監督。

第4の挑戦
アニメ。カートゥーン。
アニメの最大の特徴は自分で何もかも決定しなければならないことだとヨルゲン・レス監督。これは言えてます。
私はアニメが嫌いだとヨルゲン・レス監督。
私もアニメが嫌いだとラース・フォン・トリアー監督。
それなら作るなよとなります。まあいいけど。

こういう場合は監督が絵コンテを渡してアニメスタッフに全部任せてしまうのがいいと思う。
アニメ嫌い同士なのでアニメを撮らせる意図がわかるとヨルゲン・レス監督。

『パーフェクト・ヒューマン』をアニメで作るとどうなる?
どうする?、フルアニメ、リミテッドアニメ、マジで作画をするのか?。

ボルドーフランス 2002年12月
古い映画を使う。どうやら作画はしないで実写にエフェクトをかけてアニメ風にするようです。

オースチン 2003年1月
『パーフェクト・ヒューマン』のアニメの作り方。
アニメ作家を訪ねて原画を見ながら打ち合わせをしてるヨルゲン・レス監督。
で、何だかしらないけどみなさんコーラを飲みながら仕事をしているようです。ここのアニメ作家もそうだし、ラース・フォン・トリアー監督もオフィスではコーラを飲んでた。そのうち糖尿になるぞ。

コンピュータでアニメ化した原画を見ながらこれなら駄作にはならないと判断しているヨルゲン・レス監督です。

ゼントローパとハイチ 2003年2月
今回は別々の場所でそれぞれ同時に完成作を見るようです。
電話で話しながら見てる。
『パーフェクト・ヒューマン アニメ』
実写をエフェクトしたよくある手法です。このアニメ作家は『スキャナー・ダークリー』(2006年)をやった人みたい。
アニメなのにボカシが入ってます。これは日本独自の問題です。

このアニメは分割画面にしたり色々と凝った手法を使ってます。
で、ラース・フォン・トリアー監督の評価の方は悪くはないといった感じ。
MTVのアニメみたいと言ってる。私もそう思う。

第5の挑戦。
ラース・フォン・トリアー監督が監督する。
監督のクレジットはヨルゲン・レスで実際に監督するのはラース・フォン・トリアー。
ラース・フォン・トリアーの書いた脚本をヨルゲン・レスが読む。
これは嫌がらせみたいなものです。

ゼントローパ 2003年4月
監督2人が合流して仕事にかかるようです。
これを駄作にすると言ってるラース・フォン・トリアー監督。凄いな。

第5の挑戦。『パーフェクト・ヒューマン』
ナレーションがヨルゲン・レス監督。
演出がラース・フォン・トリアー監督。
で、何となくエンドになっています。作品自体は結構まともでしたけど。


そんなわけで風変わりなドキュメンタリーみたいなよい作品でした。結構面白い。


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