『銃殺』(1964年)
この作品はジョゼフ・ロージー監督、ダーク・ボガード、トム・コートネイ主演の銃殺が絡む戦争映画のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1964年 英国作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆King and Country
プロット◆結局は銃殺される話しのようです。
音楽◆ラリー・アドラー
BS2にて。画質は忘れました。
キャスト
ダーク・ボガード→ハーグリーブス大尉
トム・コートネイ→ハンプ二等兵
レオ・マッカーン→オサリバン大尉
ジェームズ・ビリアース→ミッジレー大尉
バリー・フォスター→ウェッブ中尉
この作品はサポートで『フレンジー』(1972年)のバリー・フォスターが出ているで見ました。それだけではなくシリアスな戦争映画なのもあります。
→バリー・フォスターは本人と一発でわかりました。『フレンジー』(1972年)とホトンド同じだからです。
ジョゼフ・ロージー監督の演出はよいと思います。
変則カットインあり。戦場にて故郷のショットが入ります。
会話シーンの切り返しはやってません。と思ってたらリアクションショットが入ったりクローズアップショットが長々と出てたりしてた。演出は悪くはない。
パンフォーカスを使っていました。
士官と下っぱの対比をやってました。
やっぱり士気高揚の為と称して主人公は銃殺にされてしまいます。
何処の国も同じですな。ホント気が滅入ります。
志願のことをボランティアと言ってました。兵役はドラフトです。
なるほど。この作品で初めて知りました。おなじみな言葉に何かアイロニーを感じます。
全編に渡って雨が降り続いているから下は泥濘状態です。これは凄い。
この脱走を裁く軍法会議を見ていると、いつでもどこでもよくある吊るし上げとよく似ていました。
トム・コートネイ扮する志願兵はホントに損な性格です。
口車が全く回らないのもホントこまったもんです。吊るし上げになりやすい人種の1つです。
キャストで・・
ダーク・ボガードはゲイの噂が名高い人で実際見るとホントだろうなと思わせます。
これがゲイな人から見るとセクシーなんだろうと思えます。
そんなわけで実に真面目に作られている戦争映画のよい作品でした。
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