『ゲット・ショーティ』(1995年)
この作品はバリー・ソネンフェルド監督、ジョン・トラボルタ、レネ・ルッソ、ジーン・ハックマン、ダニー・デビート主演の映画ネタ内幕ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1995年 ジャージー・フィルムズ/MGM アメリカ作品。
ランニング・タイム◆105分
原題◆Get Shorty
プロット◆映画好きのヤクザ達が張り合い映画好きでないヤクザも絡む話しのようです。
音楽◆ジョン・ルーリー
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は普通によいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味なしのフルスクリーン。
キャスト
ジョン・トラボルタ→マイアミの映画好きのヤクザ チリ・パーマー
レネ・ルッソ→マイナー女優のカレン・フロレス
ジーン・ハックマン→映画プロデューサーのハリー・ジム
ダニー・デビート→映画スターのマーティ・ウィアー
ベット・ミドラー→やる気満々のドリス
デニス・ファリーナ→マイアミの映画好きでないヤクザ レイ・バルボニ
デルロイ・リンド→L.A.の映画製作をやりたいヤクザ ボー・キャレット
ジェームズ・ガンドルフィーニ→用心棒のベアー
マーティン・フェレーロ→チリ・パーマーの兄貴分トミー
デビット・ペイマー→洗濯屋のレオ
リンダ・ハート→洗濯屋の女房フェイ
ジェイコブ・バルガス→コロンビアから来たエスコバーの甥ヤヨ
ミゲル・サンドバル→コロンビアの麻薬組織のボス エスコバー
この作品は豪華なキャスティングと面白そうなプロットで見ました。
バリー・ソネンフェルド監督の演出はよいと思います。
この監督は撮影出身でそんなに上手いとは思えない。典型的なプロデューサーには気に入られるタイプの職人監督でしょう。上手くはない。
至るとこに古い映画のポスターが貼られていました。『影なき男』(1934年)だけはわかりました。他はよくわからなかった。
セリフが洒落ててよかった。
出だしはいい。サプライズ!のシーンなんていいです。これなら大丈夫と思った。
劇中映画『黒い罠』(1958年)ですが私にはイマイチでした。
日本人のお上りさんからマイアミのお上りさんへとつながります。どこも同じ?
ダニー・デビートの眼の演技にはサスペンスがあった。ホントに出来るの?と。
脚本は映画になる前で唯一形になってるので重要視されています。
だから大金を動くようです。映画の出来は監督次第なんですか・・
カギがポイントになってました。『ダイヤルMを廻せ!』(1954年)並みでした。
ラストのシーン転換はよかった。
あれ以上引っ張ったらこのキャラが気の毒に感じて誰が主役だかわからなくなってしまい駄目になるとこでした。このへんのセンスはいいと思います。
結局罪は償われなければならない。
この制約がないとこの本編中で映画が作れない。ですから話しが読めてしまうのが辛いとこ。だからラストのシーン転換はよかったとなります。
ジョン・トラボルタは『ミッドナイトクロス』(1981年)はよかった。この作品ではスターの雰囲気が全開です。偉くなったものです。
プロローグ。
マイアミにて。
レストランでチリ・パーマーが兄貴分トミーと雑談中。
で、セルピコのコートが無いと苦情のチリ・パーマー。どうやら先ほどいたレイ・バルボニ(バーンズ)が勝手に着て行ったらしい。
クルマにて。
コートを取り返しに行くらしいチリ・パーマー。
兄貴分トミーがレイ・バーンズともめ事を起こすと大親分モモに迷惑がかかると諭します。
あまり聞いてないチリ・パーマー。
レイ・バーンズのホテルに乗り込みコートを取り返すチリ・パーマー。鼻っ先を思い切り殴っています。
リッチの理髪店にて。
チリ・パーマーの事務所があります。鼻に絆創膏のレイ・バーンズが乗り込んできます。アッサリと返り討ちにしてるチリ・パーマー。
チリ・パーマーの事務所には『thin man』のポスターがあります。
ヨットのジミー親分に苦情を言ってるレイ・バーンズ。
で、大親分モモがいるからチリ・パーマーに手を出すなと言われてます。
ブルックリンにて。
大親分モモが帰宅します。ドアを開けたらハッピーバースディのサプライズパーティでした。で、サプライズ=ビックリの度が過ぎて大親分モモは心臓発作で倒れます。
Metro-Goldwyn-Mayer (MGM)
Jersey Films
タイトル
ジェームズ・ガンドルフィーニが出ています。ジョン・トラボルタと同い年という話しをどこかで読んで覚えがあります。
デビッド・ペイマーも出ていたのか。
音楽はジョン・ルーリー。ノリがいい音楽です。
原作がエルモア・レナード。
リッチの理髪店にて。
大親分モモがいなくなったので大威張りで乗り込んでくるレイ・バーンズ。
チリ・パーマーに洗濯屋レオの借金30万ドルをちゃんと払えと命令しています。
洗濯屋の未亡人フェイを訪ねるチリ・パーマー。
レオに生命保険をかけていたのか?という話しをしています。
ラスベガスにて。
マイアミの洗濯屋レオは自分を死んだことをしてラスベガスにいました。
チリ・パーマーがラスベガスのカジノ メサのアレンから話しを聞いています。
洗濯屋レオだが今頃はロサンゼルスの競馬場だろうとなっています。
ついでにメサのアレンからハリー・ジムという映画プロデューサーの15万ドルの取立も頼まれています。映画プロデューサーと聞いて興味津々のチリ・パーマーです。ハリウッドとコネが出来ると内心では喜んでるようです。
ロサンゼルスにて。
雨の夜です。バスからレンタカーに乗り換えるチリ・パーマー。
キャデラックを頼んだのにオールズモビルのワンボックスカーでした。文句をいうと「ワンボックスカーのキャデラックです」と言われてます。このネタは続編でも使われていました。
→1994 Oldsmobile Silhouette
これがダメならラビットですだって。ラビットとはフォルクスワーゲン・ゴルフのアメリカ名です。
映画女優カレンの自宅にて。
ハリー・ジムとベッドのカレン。怪しい物音が聞こえます。ハリー・ジムに早く見に行ってとせかしてるカレン。
TVが点いてきます。降りるハリー・ジム。チリ・パーマーが待っていました。
さっそく決めセリフを look meと言ってるチリ・パーマー。
カジノ メサのアレンから15万ドルの集金に来たと話しに入ります。
途中から何故か映画談義になっています。心配して降りてきたカレンが面食らっています。
映画談義から洗濯屋レオが旅客機に乗った話しをしているチリ・パーマー。
乗ったはずの飛行機が離陸してすぐ墜落した。自分を死んだことにする洗濯屋レオ。
遺品の帽子を確認して倒れる女房のフェイ。これで死んだことになったらしい。
映画プロデューサーらしく色々と話しや登場するキャラのチェックしています。
で、実話だと今頃気がついてるハリー・ジム。
ロサンゼルス空港にて。通称LAX
旅客機が上空を飛んでます。着陸するようです。
芸能業界紙バラエティを読んでるヤクザのボー・キャレットが登場。
ロビーに入ったがどれもこれも張り込みの捜査官に見えます。
コロンビアから来たヤヨと落ち合い話しとなります。ここで思い切りヤヨーをバカにして話してるボー・キャレット。
ロッカーに入ってる50万ドルを勝手に持っていけと言ってます。
ヤヨの服装は『スカーフェイス』(1983年)のトニー・モンタナそのままです。典型的なお上りさんといった感じ。
ボー・キャレットの用心棒ベアーは女の子を連れてトランクを回収しています。
リムジンのボー・キャレットに渡しています。
街中にて。
マーティン・ウィアー主演の『ナポレオン』の看板が見えます。
ボロボロのベンツ・カブリオレを運転してるハリー・ジム。
→1964 Mercedes-Benz 220 SE
助手席のチリ・パーマーと映画製作の話しになっています。
マーティン・ウィアーの話題になっています。本人も近くのレストランにいます。
サングラスのミュージシャン ニッキーは現夫人らしい。
チリ・パーマーはリムジン屋のボー・キャレットに会って話しを付けようと言ってます。
ハリー・ジムの借金のカタを付けるとチリ・パーマー。
ジム・フィルムズにて。ハリー・ジムの映画会社です。
脚本を読んでるチリ・パーマー。脚本で映画の出来がわかるのか?
段取りを指示しているチリ・パーマーです。心配しているハリー・ジム。
運転手のロニーとボー・キャレットが来ます。さっそく借金の話しになります。
ところが段取り通りにしないて余計をことをペラペラと喋るハリー・ジム。
そんな感じで金曜日までだと帰るボー・キャレットと運転手のロニー。
ハリー・ジムがヘタな手を打ってこうなってしまった。それでもまだ冷静なチリ・パーマーです。慣れっこなのか?
マーティン・ウィアーに会いに行くとハリー・ジムと出るチリ・パーマー。
カレンの自宅にて。
兄貴分のトミーに電話してるチリ・パーマー。
映画のプロデュースをすると言ってるチリ・パーマー。当然驚いてる兄貴分です。
そんなことにカレンが帰宅します。鍵がかかっていないのでチリ・パーマーは入っていたらしい。
激怒してるカレンですが、カレンの出演作を見てるらしいチリ・パーマーはいい演技だと褒めています。これでカレンの機嫌が直るのか?
名画座で『黒い罠』を見ようと誘ってるチリ・パーマーです。
レイ・バーンズが黒人の用心棒を連れて洗濯屋の女房フェイを脅します。
まず顔を思い切り殴って脅します。
ロサンゼルスにて。
ホテルに戻る洗濯屋レイ。チリ・パーマーが待っていました。
ホテルの便箋で女房に手紙を送るなと言ってるチリ・パーマー。それでは足がつくわけです。
レイ・バーンズの話しをしています。これは洗濯屋レイには効くでしょう。
それよりマシだからオレの言うことを聞けとチリ・パーマー。
借金30万ドルを回収するチリ・パーマーです。
ジム・フィルムズにて。
戻るチリ・パーマー。ボー・キャレットが待っていました。
ボー・キャレットも映画好きで製作に絡みたいようです。簡単な脚本の書き方をレクチャーしています。
そんならお前はいらないと追い返すチリ・パーマー。
名画座にて。
『黒い罠』(1958年)を見てるチリ・パーマー。どうやらセリフを暗記しているようです。
そういえば『黒い罠』(1958年)にはマルレーネ・ディートリッヒが出ていました。
ラスト近くで入場してるカレン。セリフをつぶやいてるチリ・パーマーを見ています。
映画を終わって話し込んでるチリ・パーマーとカレン。
大事な脚本を持ってるチリ・パーマー。
映画のプロデュースをしたいと言ってるチリ・パーマー。
明日マーティン・ウィアーと会うことになります。
ロサンゼルス空港にて。通称LAX
ロッカーとにらめっこしているコロンビアのヤヨ。
ボー・キャレットの屋敷にて。
コロンビアのヤヨが乗り込んでカネを返せとクレームをつけています。
で、いきなりヤヨを撃ち殺すポー・キャレット。これはまた早まったことをやったものです。
いつものことですが殺しはいくらなんでもまずいのはとなります。死人が出ると警察が動くから・・、日本の警察は動かないけど・・・
チリ・パーマーを蹴落して映画製作をやると意気込んでるポー・キャレット。
BMWのカレンとオールズモビルのチリ・パーマーが屋敷に着きます。
→1995 BMW 325i Cabrio [E36]
マーティン・ウィアーの屋敷です。ニッキーはチリ・パーマーの知り合いでした。
ニッキー役は誰?と調べたらRenee Propsでした。知らない。
ニッキーはいなくなって3人で話し込みます。
カレンはマーティン・ウィアーの前夫人だったようです。
マーティン・ウィアーのイタリア訛りの話しになります。
借金取り=シャイロックの話になるチリ・パーマー。オレの目を見ろの演技の話しになります。
レストランにて。
ハリー・ジムがいます。そこに用心棒ベアーとポー・キャレットが来ます。
この辺はレストランとマーティン・ウィアー宅のカットバックになっています。
いつの間にかに脚本ではなく実話の話しになっているマーティン・ウィアー。こっちの方に熱心です。
映画製作に割り込もうとするポー・キャレット。50万ドルの話しに乗り気にハリー・ジムです。
チリ・パーマーのワンボックスカーのキャデラックに乗りたがってるマーティン・ウィアー。クルマのキーを渡してるチリ・パーマーです。
50万ドルは空港のロッカーに入ってるポー・キャレット。これは最後まで引っ張ってるネタなのです。伏線ともいう。
ハリー・ジムにC-18のキーを渡してるポー・キャレット。そんなとこにチリ・パーマーとカレンがやって来ます。
階段のとこで用心棒ベアーを階段から落とすチリ・パーマー。
やられっぱなしなのに今日はこのくらいにしとくぜと引き上げるポー・キャレット。吉本新喜劇のノリです。
50万ドルの現金。空港のロッカーの話しをするハリー・ジム。
思い切り怪しいので警戒気味のカレン。チリ・パーマーも同じ意見らしい。
明日の朝にオレが空港に行くとチリ・パーマー。
レイ・バーンズは大親分モモが死んだあとマイアミを仕切ってる話しが出ています。
ジム・フィルムズにて。
寝てるハリー・ジムのところにベット・ミドラーが乗り込んできます。
黒い下着姿でやる気満々のベット・ミドラーに腰が引けてるハリー・ジムです。
マイアミにて。
トイレのレイ・バーンズ。電話です。
これがハリー・ジムからの電話なのです。レイ・バーンズのことをマイアミのカッペ呼ばわりしています。どういうつもりなのかわからん。
洗濯屋レオの30万ドルの話しもしています。
自分の名前のハリー・ジムも出しています。大丈夫なのか。
電話が終わると当然激怒しているレイ・バーンズ。
ロサンゼルス空港にて。通称LAX
メキシカーナ航空の旅客機が着陸しています。ということは・・・
ロビーではJALpacktourの行列があります。
ロッカーを見に行くチリ・パーマー。C-18ロッカーを開けようとしますがやはりというかまわりは怪し過ぎます。
本屋にて。
マーティン・ウィアーの自伝を買い込みバッグに入れてその辺に若い男にサプライズプレゼントだからと雇いC-17ロッカーに入れてくれと行かせてます。
若い男が戻ったらちゃんとチップをやってるチリ・パーマー。
またロッカーに行きます。ここはC-18ロッカーを開けるふりをしてC-17ロッカーを空けて先ほどのバッグを取り出します。
で、あっさりと御用となるチリ・パーマーです。張り込み捜査官は3人ぐらいいたようです
レイ・バーンズも着いてます。
コロンビアからも麻薬組織エスコバー御一行が着いてます。殺されたヤヨの関係者らしい。
別室で取り調べのチリ・パーマー。
これは見事にチリ・パーマーが引っかけました。身体検査をやられても余裕です。
で、雑談から情報を得ています。大体ここの状況は掴めたようです。
駐車場に戻るチリ・パーマー。
用心棒ベアーが待ち伏せていました。キーC-18をよこせとなります。
チリ・パーマーは不意をついて用心棒ベアーをのしてしまいます。強いじゃん。
あんなのと組むんじゃないと説教してるチリ・パーマーです。
で、映画談義となります。映画にはスタントマンで60本は出てるとベアー。マジで感心して作品は何?と聞いてるチリ・パーマー。見てる作品があるよといった感じ。
ジム・フィルムズにて。
レイ・バーンズが乗り込んできます。
この辺もカットバックであちこちシーンが飛んでいます。
ロサンゼルス空港にて。通称LAX
用心棒ベアーはもう関係ないとポー・キャレットに言ってます。
ポー・キャレットがコロンビアからも麻薬組織エスコバー御一行に捕まっています。
リムジン内で話しとなります。
ヤヨはエスコバーの姉の息子で使えないけど目にかけている。姉は息子が消息不明で半狂乱だ。早いとこヤヨとカネをそろえろということです。
何とかごまかしてるポー・キャレット。
ジム・フィルムズにて。
ハリー・ジムはレイ・バーンズに映画製作の話しをしています。ところがレイ・バーンズは映画に無関心なのです。
で、レイ・バーンズがハリー・ジムをボコボコにしています。これは凄い。
途中にやって来た運転手ロニーは意気がった割にはあっさりと撃たれます。
で、ここを小細工してハリー・ジムと運転手ロニーの同士打ちに仕立てるレイ・バーンズです。
カレンの自宅にて。
夕日を見てるカレンとチリ・パーマー。
映画のタイトル名は『ゲット・ショーティ』とかになっています。
いい雰囲気になってそのままセックスとなったようです。
カレンにドリスから電話です。ハリー・ジムが入院したと。
病院にて。
ベット・ミドラーがハリー・ジムを発見したとのことです。
とても喋れる状態ではないハリー・ジム。
ボー・キャレットの屋敷にて。
用心棒ベアーがいます。娘を人質にとられ最後の仕事をやらされることになります。
ヤヨの件はチリ・パーマーに押し付けようと画策してるボー・キャレット。
まずチリ・パーマーがカネを持ってるか調べろとなります。
レストランにて。
チリ・パーマー、カレン、ギブスのハリー・ジム。
そこにチリ・パーマーと同じクルマにしたマーティン・ウィアーが来ます。
メニューにない食事を注文するマーティン・ウィアー。
映画の話しになっています。どちらかというは実話の洗濯屋の話しに興味があるマーティン・ウィアーです。
言うだけ言って注文した食事が出る前にいなくなるマーティン・ウィアーです。
夜中にて。カレンの自宅にて。
ベッドのカレンとチリ・パーマー。怪しい物音がします。
カレンにせっつかれて見に行くチリ・パーマーです。
TVでは『リオ・ブラボー』(1959年)が放映されています。痰壷に金貨を入れるシーンです。
待ち伏せていたボー・キャレットがカネを出せと脅します。「三つ数える」のセリフがあります。→『三つ数えろ』(1946年)
カレンが悲鳴を上げたとこから成り行きで撃たれるチリ・パーマー。何とか無事ですがカレンが人質となって連れていかれます。カネを持ってこいとなります。
カネを持ってくる家にて。ボー・キャレットの屋敷のようです。
用心棒ベアーがいます。誘拐はまずいと言ってます。いい加減にしてくれといった感じでもめています。
トイレに入れられるカレン。
速攻でやって来たチリ・パーマー。カネの入ったバッグを渡します。
こんな状況でも映画談義でそのネタは『エル・ドラド』(1966年)ではなく『リオ・ブラボー』(1959年)だと訂正してるチリ・パーマーです。
ボー・キャレットと用心棒ベアーとチリ・パーマーがもみ合いになります。
ベランダの柵が壊れて転落するボー・キャレットとチリ・パーマー。
で、用心棒ベアーに引っぱり上げられるチリ・パーマー。
転落して絶命したらしいボー・キャレット。
結局ベランダの柵が壊れたのは用心棒ベアーが仕組んだらしい。
ホテルに戻るチリ・パーマー。
ここにはレイ・バーンズが待ち伏せていました。
C-18のキーを見つけるレイ・バーンズ。このキーは洗濯屋レオのカネだと判断しています。
いきなり余裕のレイ・バーンズはこれまでのことは水に流そうなんて言ってます。
その代わりにC-18のキーは頂くとなります。これは願ったりかなったりのチリ・パーマー。おとなしくして黙っています。
タクシーで空港に向かうレイ・バーンズ。
ロサンゼルス空港にて。通称LAX
意気揚々とC-18ロッカーに突撃してるレイ・バーンズ。
当局の張り込みはバッチリです。
ここでシーン転換となります。
撮影所にて。
ロッカーを開いて振り向くギャング。これはハーベイ・カイテルです。
弾着のエフェクトに失敗して撮影は中断となります。
主演はマーティン・ウィアー。
監督はペニー・マーシャル、プロデューサーだか脚本家は誰?
チリ・パーマーとカレンが製作について話し込んでいます。
そういえばカレンはプロデューサーをやると言っていました。
で、食事にでも行くかとなります。
俯瞰となります。
スタジオ前に停めたオールズモビルのワンボックスカーで出かけます。
そこはチリ・パーマーの名前が入った専用駐車場でした。
エンドとなります。
そんなわけでこの映画は面白い。とてもバリー・ソネンフェルド監督の作品とは思えないよい作品でした。傑作です。
私の映画についての疑問2点
1.どうして脚本を読んだだけでいい作品になることがわかるのが私にはどうしてもわかりません。何で読んだだけでわかるの?不思議だ。
2.本『映画術』ではグレゴリー・ペックのことを大根だと言ってますが私にはわからない。ヒッチコックとトリュフォーが大根と言ってるから間違いはないと思いますが、私には2人が誉めてるケイリー・グラントやジェームズ・スチュアートと大根だと言ってるグレゴリー・ペックの違いがわかりません。そりゃグレゴリー・ペックにはミスキャストと思わせる作品が多いが。→『白昼の決闘』(1946年)での無法者や『悲愁』(1959年)でのアル中の作家等は、とてもそうは見えない。でも『白い恐怖』(1945年)での記憶喪失者は結構合ってると思います。
そのうちわかるようになるかな・・・
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