映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』 | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.06.27(月) »

2011.06.26

『いのちの食べかた』

この作品はニコラウス・ゲイハルター監督の食べ物についてのドキュメンタリーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2005年 ドイツ=オーストリア作品
ランニング・タイム◆92分
原題◆Unser täglich Brot
プロット◆食べ物を製造過程を見せる話しのようです。
音楽◆ありません。
スカイパーフェクTV e2 CS342 ヒストリーチャンネルにて。画質は非常によいです。スクイーズ収録録画のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。

キャスト
仕事についてる無名の方々です。

ニコラウス・ゲイハルター監督の演出はよいと思います。
この世の中を総合的に描写する。これがコンセプトでしょう。
ナレーションはありません。字幕すらありません。

水が印象的。なにをするにもまずは水がいるようです。
散布、洗浄、等々・・・

1シーン1ショットが基本で、カメラは移動が多い。フィックスもあります。
移動撮影は溝口健二監督で、フィックスカメラは小津安二郎監督となっていて、何だかこの2人の共同監督のような演出になっています。
この監督は多分溝口健二監督のファンなのでしょう。

マイナスポイントは・・
なんだ、この押しつけがましい邦題は、気が滅入ってきます。無宗教にこんなことを吹き込めば気が滅入るだけです。
全く、嫌な邦題です。『命を大切に・・』とプロパガンダのアレなのかもしれない。
実際に、この作品見るとどうやら食事のシーンがカットバックになってるので、そのままつなげてこの変な邦題になってようです。この天然ボケのセンスは凄いな。
ちゃんと見ればそうではないことがわかると思う。単に食事してるだけです。
Our Daily Bread International (English title)英題からすると放題は『私たちの日々の食事』でいいと思う。

プロローグ。
いきなり精肉工場で肉が吊るされてるところの床を水で流しています。
カメラが作業員の動きを付かず離れずとスムーズに移動しています。現在の撮影技術はたいしたものです。ステディカムだと思う。

この作品は邦題がアレでイマイチです。
タイトル。ドイツ語か?

温室にグリーンの照明です。水か薬を撒いています。
何が植えてあるかはわからん。

トマト畑です。温室にて。
畑というよりトマト製造工場といった感じです。

牛です。ホルスタイン、乳牛です。
乳搾りも当然自動で機械がやっています。丸いメリーゴーラウンドのような所に牛が並ばされて乳搾りとなっています。

ブタがトラックで運ばれています。
貨車ではなく多分トラックだと思う。

ヒヨコです。ブロイラーです。
何を台車で運んでるのかと思ったらバケットに入ってるヒヨコでした。バケットを高く積み上げています。
とするとここは孵卵室のようです。卵孵化工場のようなものです。

ヒヨコの仕分けをやってます。
仕分けは手作業です。ヒヨコを掴み上げてベルトコンベアーに放り込んでいます。
バケットは卵の殻が残っています。

ベルトコンベアーのヒヨコ。物扱いです。
洗浄してます。またバケットに入れています。
機械で番号を打ってる?、仕分けもやってます。選別したのは別にしている。

で、いよいよブロイラー工場です。
とてつもなく広くて長い倉庫のようなところです。照明は暗い。
作業員が歩いてるけどエサなんか手でまくわけないから何をしてる?、動かなくなったブロイラーを回収してバケツに入れてるのか?

作業員の食事です。
サンドイッチを食べています。いかにもドイツ人といった感じの人です。

畑にて。風力発電機が回っています。
トラクターがじゃがいもを採っています。これは凄い。工場そのものです。
掘って採って積み込む。これを全部自動化しています。

温室にて。
防護服を着たオッサンが2人。マスクまで被っています。
機械で薬を撒いています。。
ピーマンみたいだけど何だかわからん。ピーマンにしては黄色い。
刈入れとなってます。ここはさすがに手作業です。台車を押すのも手作業。

トマトを採っています。
おばさんが台車に乗ってトマトを採っています。
トマトを段ボール箱に入れてます。

おばさんが一服していすま。そばには小型スクーターがあります。
スクーターのバックミラーが左側だけに付いてるから右側通行の国だとわかります。

夜。光ってる温室。夜でも照明が当てられてるようです。

牛が交配をやっています。精液を採取もやっています。
この牛は肉付きが凄い。いかにも精肉用といった感じです。筋肉質ではなく精肉質です。
検査室では検査をやっています。モニタに映してるけど。何だかわからん。
モニタが液晶ではなくCRTです。使えるならまだ使うとドイツっぽくていい。それは合理的=ケチなフランスか。

牛の飼育場にて。
干し草を吹きつけています。牛が迷惑そうにしてる。
ここの牛は精肉用の牛のようです。

牛の出産です。
体の横から子牛を引っ張り出しています。これは凄いな。
引っ張り出した子牛はすぐに一輪車で運ばれています。
それはいいけど母牛に開けた穴は塞ぐんだろうね。

畑にて。緑色のトラクター。
左右にアームを一杯に伸ばして農薬か肥料かわかりませんが噴霧しています。
ヨーロッパ人は冬になると日照時間が短くなるので積極的に日光浴をするらしく、ここのトラクター運転手も上半身裸です。
そんな感じで色々なトラクターの運転手の風景になっています。

リンゴを採っています。手作業です。
採ったリンゴを仕分けしています。立てに区切ったプールに浮かぶリンゴ。
ベルトコンベアーで運ばれています。仕分けしたり整理したり。

養鶏場。卵製造工場です。
見回りをやっています。卵を回収してるわけではない。
死んだニワトリをぶら下げて運んでる。

卵の仕分けをやってます。赤い卵、白い卵。

バスに乗ってるブルーカラーな人達はどこへ行く。
畑に着きます。畑に被せてあるビニールカバーをまくって細いシャベルのような道具を使い、細く小さい大根のようなものを採っています。
採った成果を帳簿を付けてる男に報告しているか?
採ったあとはスプリンクラーで水を撒いています。

ブタです。
ブタを移動させていすま。行き先は精肉工場です。
屠殺しています。どうやら炭酸ガス?でやってるようです。
ベルトコンベアーで運ばれて解体されます。
ところでブタは無駄な部分がホトンドないんだっけ?
吊るされてるブタから内蔵が出ています。これは凄い。
包丁を研いでるおばさんを念入りに映しています。いかにもドイツのおばさんです。

吊ってるブタを次々と処理していきます。
オッサンが何をやってるのかと思ったらブタの内蔵をバキュームで吸ってるようです。これは処理が速い。
ブタの前脚を切り取っています。エアの音がしないので油圧のハサミか?、ここは手作業になっています。前脚を切る位置合わせがランダムなのでここは自動は無理かも。
腸を仕分けしています。これは凄いな。

通路を歩いてる作業員達。
カメラを気にしないようにしてるけど、カメラを微妙に意識しています。
面白い風景です。

食事シーンです。
ここも1シーン1ショットになっています。
包丁を研いでたおばさんの食事です。
精肉工場でよく食事が出きる?、これが出来るのです。
で、撮影されてて嫌だなといった感じのおばさん。

45分頃にCMが入ってます。
ヒストリーチャンネルはCMは番組の前後だけかと思ってたら違った。
だからランニングタイムが2分多かったのか。

黄色い花が咲いてる畑です。
そんなとこにセスナ機が飛んでいます。これは『北北西に進路を取れ』(1959年)みたいだなと思ったら、そのセスナ機が画面の手前に飛んできてちゃんと薬を撒いてます。
『北北西に進路を取れ』の通りでいいじゃん。この監督は面白い。

枯れたヒマワリ?を刈り取っています。
トラクターの前に付いてるドラム型の回転する道具は何をするんだろう。
刈り取る前にあたりを付ける道具なのか?
それにしても機械化が凄い。手作業は少ない。

トラクターにDOMINATORと表示してる。これは商品名か?
CLAAS、これがメーカー名か?

畑の中にベルトコンベアーが入ってる?
手作業でキャベツだかレタスを採ってすぐに包装フィルムに包みバケットに入れてます。バケットがいっぱいになるとベルトコンベアーで運ばれています。
畑の1列採るたびに少し移動する。その繰り返しです。相対的に畑がベルトコンベアーになってるようなものです。

牛です。ホルスタイン。
エサがベルトコンベアーで運ばれて撒かれます。
回転してる丸い台に牛が乗せられて乳搾りとなります。一回りしたら出入り口で牛が入れ替わるようです。
回りながら牛を交代させてるようです。何でわざわざ回転させる?、交代させる時間を短く出来るのかもしれません。

トラックが走ってきます。温室の中はキュウリか?
黒人のあんちゃんが手作業で採っています。キュウリを落としたけどそのままバケットに入れてる。あとで怒られるかも。

食事シーンになっています。
鍋で何を炊いてる?、米みたいに見える。何でしょう?
黒人の方々がTVを見ながら食事です。

食事シーンが多い。
だからこのしょうもない邦題になってるようです。
全く短絡的です。しょうもない。

トラクターです。長いアームが付いてる。
アームが樹の幹を掴みます。で、振動させます。そうすると木の実が落ちる。
落ちた木の実をまた機械で回収しています。バキュームで吸ってる。あとで仕分けするのが大変そう。
ところで何の実?わからん。

丘陵地帯に規則正しく並べて植えられてる樹が一杯です。
種類が何だかわからん。ワイン用の葡萄畑?

作業用エレベーターで地下深く降りるオッサン2人。
何がある?クルマでまた移動する。
パワーショベルで白っぽい岩石を掘削しています。
このパワーショベルは特殊な形で背が低くて車体中央にはジョイントがあって小回りが利くらしい。
一休みして弁当を食べるオッサン2人。ハンバーガーを食べています。
エレベーターで白っぽい砂を上げて運んでいます。ところでこれは何なの?石灰岩?

サカナが泳いでます。マスか?
これ養殖?、漁?、何だか漁のような感じ。やっぱり養殖かな。
網に入ったサカナをバキュームで吸い取ってます。バイプにサカナの形の影が見えます。
ベルトコンベアーで運んでます。このベルトコンベアーの端にサカナか引っかかるのが 気になります。設計が悪いな。
サカナの解体をやっています。腹を割いて内蔵を吸い取ってます。これは速い。
これでOKです。あとは切り身になるだけです。
あっという間に頭も落として肉だけになっています。

ブタです。
ブタのお尻に棒を突っ込んでいます。何をしてる?。人工授精の作業らしい。
で、次はブタの赤ん坊に乳をやってるシーンになってます。俯瞰で移動するカメラ。
母ブタはアームというか治具で固定されていて乳をやる機械といった感じ。

子豚の耳に認識票を付ける作業です。
子豚の股間をいじってるけど何をしてる。去勢してるのか?
で、子豚を追い立てて移動させてます。どこに入れるってそれは養豚場です。

食事シーンです。
カットバックになっています。

ブタの乳をやる所にて。もうブタはいなくて空っぽで洗浄しています。

温室にて。枯れた植物を片づけています。
ここの温室は土を使わずにスポンジのようなベースに植えてたらしい。植物をベースから切り離しています。これが手作業で腰を痛めそうな作業です。
そんな感じで片づけるのは全部手作業らしい。詰めが甘いとはこのことをいうのかもしれない。
ここはピーマンのような物を作ってたらしい。赤くなってる。
最後は洗浄というか薬を撒いてます。

ブロイラーが回収されています。
機械で吸い込まれてます。吸い込み口のアームを動かすのはリモコンでやってます。
辺り一面がブロイラーだらけです。
ベルトコンベアーから飛び出してくるブロイラーをバケットに入れて一杯になったらすぐにバケットを変えています。
ところでブロイラーの屠殺はやっぱりガス?

ブロイラーの解体です。
どういう風になってる?、吊るしてもまだ動いています。
吊るしたまま流れ作業になっています。

牛の解体です。
屠殺です。エアガンで頭を撃ち抜いています。『ノーカントリー』(2007年)です。
牛の屠殺ははガスでやってないようです。ガスでは時間がかかってしまうのでしょう。
吊るした牛を最初に切る時は出る血の量が凄い。牛の口から消化液のような液体も出ています。
皮をはいでいます。もう脚の先は切り落としてあります。
後ろ脚から吊るした状態で股の部分から真っ二つにしています。背骨はどうなってる?
この段階で内蔵をもう抜いてあるようです。

スチームで作業者のゴムの前掛けを洗浄しています。
仕事が終わったあとの掃除が大変そうです。
消毒液を撒いています。泡剤です。でも正直言って仕事は雑です。カメラがあってこの程度では普段はもっと雑でしょう。

で、いきなり黒味になって後タイトルです。エンドなのです。
これはビックリ。最後までビックリでした。

そんなわけで簡潔な描写が優れものなよい作品でした。佳作です。


« 『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』 | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.06.27(月) »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/75473/52050555

この記事へのトラックバック一覧です: 『いのちの食べかた』:

« 『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』 | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.06.27(月) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。