『四万十川』(1991年)
この作品は恩地日出夫監督、子役が主演の陰々滅々ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1991年 日本作品
ランニング・タイム◆111分
プロット◆1人の子供が成長してゆくの話しのようです。
音楽◆毛利蔵人
地上波NHK総合にて。画質はよいです。ビスタサイズ。
キャスト
樋口可南子→食料品店を切り盛りする山本スミ
小林薫→出稼ぎの主人 山本秀男
山田哲平→次男で小学校三年生の山本篤義
高橋かおり→長女の山本朝子
小島幸子→いじめられっ子の浅野千代子
石橋蓮司→融通のきかない青木先生
菅井きん→ハル
佐野史郎→田村
ベンガル→杜夫
絵沢萠子→はる江
中島葵→タケ
奥村公延→義一
芹明香→邦子
恩地日出夫監督の演出はイマイチだと思います。
助監督が三池崇史だとあとからわかって驚きました。こんな仕事もやっていたのか。
前タイトルがありませんでした。
1959年御成婚の映写が行われていたからこの作品の設定年はその数年後でしょう。
どうやら話しはないようなもので当時の風俗描写や当時を再現したロケシーンを見るべきようでした。
方言はそんなに凝っていないように聞こえた。
子役は誰が誰だか見わけがつかなかった。
結局この作品のコンセプトは何だったんでしょう。黙って働けということか。
高橋かおりは働きに出るより妾になった方がいいのではと思える。どうせ働きに出てもタダでやられてしまうのだから。田舎の女の子にしてはきれいすぎる。
で、お目当ての高橋かおりは働きに行って途中で退場してしまい。どしたらいいの?と見てた。樋口可南子のきれいすぎるおっかさんも何だか妙に見えるし困ったものです。
小学校で毎度のいじめの図。いつ見ても嫌な感じです。
正直者は愚か者なのか。愚か者だから正直者なのか。こまったものです。
愚か者のロジックは鼻につく。でもこのくらい喋れれば自分だけは満足でしょう。
小猫のエピソードで樋口可南子おっかさんは子供を5人もかかえて自分の家族計画もままならないのにネコのことが言えるのかと思った。で、このネコに関しては何の解決にもなっていなかった。だからリアルなのか?
台風上陸のスペクタクルシーンがあるのかと思ってがあっさり省略で処理?、どうやるのか心配して損をしました。
そんなわけで陰々滅々のしょうもない作品でした。見てて何もいいことがなかった。こまったものです。
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