『歌え!ロレッタ 愛のために』(1980年)
この作品はマイケル・アプテッド監督、シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ主演のカントリーシンガーの伝記ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1980年 バーナード・シュワルツ・プロダクション/ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆124分
原題◆Coal Miner's Daughter
プロット◆若くして結婚してからカントリーシンガーで成功する話しのようです。
音楽◆オーウェン・ブラッドレイ
ユニバーサル・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質はよいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無しのフルスクリーン。
キャスト
シシー・スペイセク→カントリーシンガーのロレッタ・リン
トミー・リー・ジョーンズ→旦那のドゥーリトル・リン
ビバリー・ダンジェロ→先輩カントリーシンガーのパッツィ・クライン
ボブ・ハンナ→パッツィ・クラインの旦那チャーリー。
レボン・ヘルム→ロレッタの父テッド
フィリス・ボーエンズ→ロレッタの母クララ
ウィリアム・サンダーソン→密造酒販売のリー
マイケル・アプテッド監督の演出はよいと思います。
この監督の作品は見たことがないような。あんまり特徴がなくて面白味がない監督という印象があります。
実際のロレッタ・リンの牧場では年に一度AMAアマチュアモトクロス選手権が開催されていてバイク界でも有名人となってるそうです。
カントリーシンガーとモトクロスというのも面白い組み合わせです。
キャストで・・
私はビバリー・ダンジェロとブレンダ・バッカロを混同しています。
シシー・スペイセクは歌も歌って奮闘しています。
トミー・リー・ジョーンズは若い。それくらいか。
ユニバーサルのタイトル
また日本語を選べになってる。
メニュー画面。再生となります。
ユニバーサル
タイトル
バーナード・シュワルツ・プロダクション
シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズが出てる。後はよく知らない。知ってるのはビバリー・ダンジェロぐらい。
タイトルバックでは馬に乗ったシシー・スペイセクが出ています。
鉱山でハッパをかけています。爆発してます。
どうやら馬に乗って鉱山で働いてる父テッドを迎えに来たようです。
トミー・リー・ジョーンズは赤いジープに乗って登場。女の子を乗せています。
給料日で買物をしてる父テッド。
リンのせがれのドゥリトルと話しが出ています。赤いジープの男のことです。
ロレッタには弟がいます。
父テッドと帰宅します。
母クララがいて兄妹が大勢います。
ドゥリトルは山の中で密造酒販売のリーと話しをしています。
この仕事を手伝わないかと誘われています。
父テッドから服をプレゼントされてるロレッタ。
密造酒販売のリーは商売敵に撃たれて死亡します。
そんなわけでドゥリトルは鉱山で働いています。
ダンスパーティにて。
手作りパイの競売をしきるドゥリトル。
ロレッタのパイを5ドルで買ってるドゥリトル。これが不味いらしい。
この件で2人は知り合うようです。
赤いジープで送るとドゥリトル。断っているロレッタ。
歩きで送ることになります。
ドゥリトルは戦争帰りでDデイに参加していたと自称しています。
さっそくキスをしています。
約束通りに赤いジープでロレッタを迎えにきたドゥリトル。
ドライブとなります。川を突っ切ったりして無茶しています。
クルマを止めてキスとなります。
帰宅するロレッタ。
で、ロレッタは父テッドからお仕置きされて母クララから説教される。
話しはルーティンで進行しています。
ところでこの町は何の鉱山?見ててよくわからん。
父テッドはあんな男はやめろと言ってるけどロレッタはまんざらでもない。
言うことを聞いていません。
自宅にて。ラジオを聴いてます。
母クララはタップダンスをやってます。
そんなとこにドゥリトルが来て気まずい雰囲気となります。
給料を貯めたから明日結婚しようと言ってるドゥリトル。
ロレッタの両親から許可をもらおうとするが上手くいかない。
で、何となく許したようです。
淋しい結婚式となります。
普段着の2人。誰も来ていない。遅れて父テッドが来ていました。
赤いジープでモーテルに着きます。
初夜となるがロレッタはセックスを知らないのでヒドイ夫婦生活となります。
先行きが怪しい2人です。
翌日、セックスは嫌だとさっそく夫婦喧嘩になっています。
新婚の自宅にて。
鉱山から帰宅したラジオを買ってと言ってるロレッタ。
ドゥリトルはロレッタに『How to Sex』の本を持ってきてる。
ロレッタはセックスは嫌いで料理はヘタな女房のようです。
そんなわけで実家に帰るロレッタ。両親は喜んでいます。
病院にて。
セックスは嫌いだけど妊娠はしているらしいロレッタ。
町中にて。
さっそく前の女リジーと一緒のドゥリトル。逆上してリジーを追っ払うロレッタ。
で、これとは別に、ケンタッキーを出るとドゥリトル。ワシントン?に行くと言ってます。後から旅費を送るとか。→ワシントン州のことらしい。
で、旅費が送ってきたのでこの町を出るロレッタ。
駅にて。父テッドが見送りとなります。
黒い煙を大量に吐いてる汽車が到着します。先行き不安です。
新しい自宅にて。
女の子がいます。で、次々と子供が出てきて4人いるらしい。
歌いながら家事をしてるロレッタ。
ドゥリトルは仕事中。
ブルドーザーを運転しています。林業仕事をやってるらしい。
新しい自宅は人里を離れたとこです。
電話の伝言で近所の人が来てます。で、早く電話を引けと言われてる。
子供に歌を聴かせてるロレッタ。
結婚祝いのプレゼントを買いに行くドゥリトル。
どうやらギターにするようです。
ギターをプレゼントします。
ロレッタに弾けないのにどうするの?と言われてます。
君の歌が好きだからギターを買ったとドゥリトル。
土曜の夜に2人だけで飲みに行こうとなります。
カントリーバーに着きます。
生バンドの舞台に出ることになるロレッタ。最初は嫌がってトイレに逃げたりしています。
それでも一応のこの舞台に出るにもテストがあったようです。
初舞台となるロレッタ。
最初は緊張してあまり上手くないけど段々と調子が出てきます。
それで聞いてなかった客達が段々と聞き入るような描写になってるようです。
もう1曲となっています。どうやら上々の出来だったらしい。
畑仕事をしながら歌を作ってるロレッタ。
ドゥリトルはやる気満々で今度はレコードを吹き込む計画らしい。
クルマを走らせてスタジオ入りです。
スタジオにて。
最初はギターにベース、このぐらいしかない。
で、歌を聴いたレコーディングディレクターがサービスで演奏者を追加してくれます。
自宅にて。
ロレッタの宣伝用ポートレイトを撮ってるドゥリトル。
この宣伝用ポートレイトとレコードを色々なラジオ局に送っています。
ドゥリトルが出かけたとこで誰かが来ます。
電話の伝言です。ケンタッキーから急用といえば悪い知らせだとなります。
実家にて。
父テッドが亡くなったようです。葬式になってます。
医者の先生と話してるドゥリトル。
墓参りのついでにブルドーザーの上でこれからのことを話し合う2人。
カントリーシンガーのプロモーションをやろうとなります。
ラジオ局に直接売り込みに行くらしい。プロモーション活動をやると宣言するロレッタ。
子供4人を母クララに預けてクルマで出る2人。
カーラジオからはパッツィ・クラインの歌が流れています。
この頃は放送局のところに送信アンテナがある。わかりやすい。
放送局WCBLに入ります。
送ったレコードの封筒が開けてないことにブチ切れたロレッタがD.Jボビーに掛け合ってレコードを放送させます。
そんな感じでぶっつけ本番のプロモーションですが今回は上手くいったようです。
で、送信アンテナを見つけては突撃してぶっつけ本番でプロモーションをやってるようです。ケンタッキー、テネシー・・・、オーバーラップしてモンタージュで描写しています。
これは映画でよくある手法なのです。
別のラジオ局のD.Jと話してる2人。
ここで前ふりがあった放送禁止用語を口走るロレッタ。下ネタを全く知らないロレッタです。
ラジオ局の上役が激怒していすま。
D.Jから全国チャートの14位になってると知らされます。これは凄いじゃないかい。
1位はパッツィ・クラインの『クレイジー』、カーラジオで聴いてます。
話しに出てる『オプリ』とは何?
有名なコンサート会場らしい。ここで毎週コンサートをやってるようです。
『オプリ』にて。
ロレッタを探してるコンサート関係者。ロレッタの顔を知らないらしい。
ようやく見つけます。いよいよ呼ばれて舞台に出るロレッタ。
ドゥリトルの方はカントリーバーでラジオ実況を聴こうしてもめてケンカ騒ぎをおこしています。何だかわざわざ絡まれに行ってるみたい。
ロレッタの方は上手く歌えました。
ドゥリトルも『オプリ』に戻っています。上手く出来たと報告のロレッタ。
レコード店にて。
自動車事故で入院中のパッツィ・クラインに捧げると、パッツィ・クラインの持ち歌を歌ってるロレッタ。
で、パッツィ・クラインの旦那が迎えに来て入院中のパッツィ・クラインに会ってくれとなります。
赤いクルマに乗るロレッタ。
病院にて。
パッツィ・クラインに会うロレッタ。この2人は最初から結構上手く行きそうな感じになっています。
差し入れのビールをストローで飲んでるパッツィ・クライン。
この時点で『オプリ』に17回連続出てるらしいロレッタ。上手くいき過ぎてます。
『オプリ』にて。
カムバックしたパッツィ・クラインの歌です。
バーにて。
ステージを終えたパッツィ・クラインとロレッタ。
旦那2人が待っています。パッツィ・クラインの旦那はチャーリー。
ツアーバスで移動です。
パッツィ・クラインと書かれたバスで移動しています。
このバスに乗ってるロレッタとドゥリトル。
パッツィ・クラインとロレッタ・リンのショーになります。
雨が降っても傘をさして歌ってるパッツィ・クラインとロレッタ・リン。雨天順延にするわけにはいかない事情のようです。
ドゥリトルの方は酔っぱらっている。
ツアーバスが出発なのに来ないドゥリトル。
クルマで女と一緒のことをロレッタに見つかって一騒ぎになります。
ツアーバスに乗り込んでもみんなの前で夫婦喧嘩になっています。
伝記映画にしてはあまり美化はしていないようです。
ホテルにて。
戻ったドゥリトルは仕事を探すと言ってます。
今頃になって結婚指輪をもらうロレッタです。
マジで自動車修理工をやってるドゥリトル。
ラジオを聴きながら仕事をしています。
何故かずっとパッツィ・クラインと組んでツアーをしてるロレッタ・リン。
この2人は上手く行ってるよううです。
ベッドにて。ラジオから流れるニュースを聞くロレッタとドゥリトル。
パッツィ・クラインが飛行機事故で死亡のニュースでした。
ショックのロレッタ・リン。
『オプリ』にて。
また出演してるロレッタ・リン。
すっかりもうベテランといった感じになっています。
ツアーバスで移動のロレッタ・リン。
バスの車体にはもうロレッタ・リンの文字が入ってます。
豪華な屋敷にて。
すっかり金持ちになってるロレッタ・リン。
それからツアー連続のモンタージュの描写が入ります。
ツアーバスの中で錠剤の薬を飲んでるロレッタ・リン。
大丈夫なのか?となりますが大丈夫のわけがない。
ロレッタ・リンの自宅豪邸にて。
ドゥリトルは留守番のようです。ツアーに同行していない。
久しぶりに帰宅しているロレッタ・リン。頭痛だとドゥリトルに言ってます。
またツアーです。
今回はドゥリトルも同行しているようです。
舞台にて。歌ってるけど歌詞を忘れてるロレッタ・リン、バンドメンバーがプロンプターをやっています。
これはひどいなといった感じです。それでどうなる?
次のツアー会場にて。
コンサート前に話しがあるとロレッタ・リン。今夜は歌えないと言ってるがドゥリトルは舞台に出します。
ロレッタは新曲の歌詞は全く覚えていない状態です。
一応舞台に立つが全く歌えず、歌えないことを観客に訴えてるロレッタ・リン。
そんなわけで旦那に抱っこされて会場を去るロレッタ・リン。これで休養となったようです。
溶暗となります。
テネシー州 ハリケーン・ミルズ牧場にて。
カントリーシンガーなので牧場ぐらいは持ってるようです。
ドゥリトルは見せたいものがあるとジープにロレッタ・リンを乗せて走ります。
着いたとこが何もない森の中。
ここに家を建てるドゥリトル。細いヒモが張ってあり間取りを描いてます。
生まれたケンタッキーの風景と似ている場所とのこと。
そんなこんなでまた口論となっている2人。
でも間取りに関してとかでそんなに大事ではない口論です。
カムバックしたロレッタ・リン。
コンサートの風景となります。歌のシーンからエンドマークは出ずにキャスト名が出て後タイトルになります。
ウィリアム・サンダーソンはどこかで聞いたことがある名前です。それは『ブレードランナー最終版』(1982年/1992年)でJ・F・セバスチャン役でおなじみでした。
all sungsがシシー・スペイセクとビバリー・ダンジェロとなっています。
シシー・スペイセクが自分で歌っていたのは知っていましたがビバリー・ダンジェロもちゃんと自分で歌っていたようです。これは知らなかった。
そんなわけで伝記映画の普通の出来の作品でした。悪くはない。
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