『原爆死』(1992年)
この作品はケーシー・G・ウィリアムズ監督の原爆に関するドキュメンタリーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1992年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆60分
原題◆GENBAKUSHI:Killed by the Atomic Bomb
プロット◆昔のことを振り返る話しのようです。
音楽◆不明
BS2にて。画質は忘れた。
キャスト
ドキュメンタリーなのでキャスティングは関係ありません。
この作品を見たのは教科書やニュース等では知らなかったことがわかるかも?と思って見ました。
ケーシー・G・ウィリアムズ監督の演出はよいと思います。
この作品の監督の演出はよいとしたけどドキュメンタリーは何もしなくてもいいみたいなので監督の腕前なんて関係ないかな?、よく考えればそんなことはないと思える。
この放送での構成は前説9分、本編実質58分、後説24分となっていました。
前後はドキュメンタリーのドキュメンタリーやインタビューや第三者達の対談等で埋められていました。
素人に映画手法に関しては学ぶことはないと大した自信ぶりでした。
精神的なものだけは教えられることもあるんだって。そんなことをプロデューサー氏が言ってました。
映画批評家の白井佳夫が登場して昔語り明かした相手の1人に増村保造監督の名前を出してました。これは珍しい。その他に大島渚監督の名が出ていました。
広島ではなく長崎のことを描いていました。
これはたまたまケーシー・G・ウィリアムズ監督の親父が戦争で長崎に行っていたから、それだけです。特に意図があったわけではないようです。
このケーシー・G・ウィリアムズ監督の親父は当時は単なる海軍兵だったわけだから原爆を落とした階級が全然上のパイロット達にインタビューするとこでは気後れしなかったのかなと思ったりしますがそうでもなさそう。もう歳も取ったから関係ないのもしれません。
被爆した日本人女性は現在アメリカ在住なので英語を話していますが、アッサリと英語で吹き替えられていました。ジャパニーズイングリッシュはアメリカ人にはヒアリング出来ない?、全く普通に差別しています。何か凄いな。
あのプロパガンダフィルムの傑作『汝の敵を知れ』の一部分が見れました。
この編集でいかようにでも話しが作れる映画の威力を思い知らされる作品は『汝の敵を知れ』ではなく『汝の敵、日本を知れ』(1942-1945年)が正確なタイトル名のようです。
そんなわけでドキュメンタリーのまあまあな作品でした。あまり新しい情報ななかったような・・・
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