『洗脳』(1998年)
この作品はデビッド・ナッター監督、ジェームズ・マースデン、ケイティ・ホームズ主演の洗脳SFサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1998年 ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズ/MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆85分
原題◆Disturbing Behavior
プロット◆やって来た街は洗脳されていたという話しのようです。
音楽◆マーク・スノウ
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
ジェームズ・マースデン→転校生のスティーブ
ケイティ・ホームズ→不良少女のレイチェル
キャサリン・イザベル→スティーブの妹リンジー
ウィリアム・サドラー→用務員のおじいさん
ブルース・グリーンウッド→黒幕のカルディコット
スティーブ・レイルズバック→コックス巡査
トビアス・メーラー→スポーツマンのアンディ、ブルーリボン
ナターシャ・マルテカ→最初の被害者メリー・ジョー
クリスタル・キャス→ブロンドのローナ、ブルーリボン
ニック・スタール→洗脳されたギャビン
チャド・ドネラ→障害者のUV
タイ・ラニアン→マスタングのディッキー
この作品はケイティ・ホームズが出てるので見ました。
デビッド・ナッター監督の演出はよいと思います。
タイトルが凝っていまして、そんなことで本編の方がお留守になってるのではと心配して見ました。
クレイドル・ベイというとこにフェリーでやってくるジェームズ・マースデン一家。ベイということは湖ではないようです。
地元の高校が舞台となっています。
高校には何種類かの人間がいると食堂で初対面のギャビンとUVのコンビが転校生のスティーブに解説をしてくれます。
この高校ではブルーリボンというエリートグループがあって学校を牛耳っているということです。
転校生スティーブの友人ギャビンが説明役でしたがあっさりと洗脳されてしまいます。
洗脳の方法は外科手術と映像の組み合わせでした。外科手術で目にチップを埋め込んでいました。実際にあったロボトミー手術では洒落にならないのでSFっぽくしたのでしょう。賢明なことです。
後半にジェームズ・マースデンとケイティ・ホームズが精神病院に探りに行きます。
ここの精神病院内の患者の模様が結構詳しく描写されてて、これではTVムービーではないなと思ったりします。
その後に街を脱出するために最終フェリーに間に合うかとサスペンスになっていました。
で、オチは少し凝っていました。次の洗脳者がジェームズ・マースデンかと思ったら違っていたということ。
ジェームズ・マースデンの転校生スティーブは8ヶ月前に2才年上の兄が自殺しているとの設定でしたがレッドヘリングなのか別に伏線にはなっていなかった。
さわやかな感じのジェームズ・マースデンですが高校生にしては老けてるような。何だか遅れてきたトム・クルーズといった感じです。
この時期のケイティ・ホームズは垂れ目の可愛い女の子です。
アメリカンネイティブ系が少し入ってるのかな。アイシャドウ、鼻ピアス、へそ出しルックととってつけたような不良少女の役作りですが、これはいい感じで他の作品も見たくなります。
『ギフト』(2000年)にも出てるそうですがヌードありの死ぬ役とはTV上がりの女優さんのつらいとこです。
2011年現在も垂れ目の可愛いトム・クルーズの奥さんです。
洗脳されたブルーリボングループのブロンドのローナ役のクリスタル・キャスはヌードがありました。ジェームズ・マースデンを誘惑すると洗脳の具合が悪くなるのか制御不能になりショートしていた。ちゃんとSFしてていい。
ウィリアム・サドラーの用務員のおじいさんは障害者のふりをしてる普通の人です。
SF小説『スローターハウス5』を尻ポケットに入れてる。SFを読んでるから普通ではないか。
ブルース・グリーンウッドは怪しいなと思えば、その通りの展開となります。ここはわかりやすくいい。
そんなわけでケイティ・ホームズで見たのですが主役はジェームズ・マースデンでした。それでも悪くはない作品でした。
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