『ロミオ&ジュリエット』(1996年)
この作品はバズ・ラーマン監督、レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ主演の少し風変わりでコテコテな『ロミオとジュリエット』ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 バズマーク・プロ/20世紀フォックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆121分
原題◆Romeo + Juliet
プロット◆セックスは高くつく?という話しのようです。
音楽◆ネリー・フーパー
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質はよいです。
キャスト
レオナルド・ディカプリオ→モンタギュー家のロミオ
クレア・デーンズ→キャピュレット家のジュリエット
ハロルド・ペリノー→ロミオの友人 モンタギュー家のマーキュシオ
ピート・ポスルスウェイト→ロレンス神父
ブライアン・デネヒー→モンタギュー家当主
クリスチナ・ピックルス→モンタギュー家の奥様
ポール・ソルビーノ→キャピュレット家当主
ダイアン・ベノーラ→キャピュレット家の奥様
ジョン・レグイザモ→キャピュレット家側のティポルト
ダッシュ・ミホク→モンタギュー家側のベンヴォーリオ
ジェシー・ブラッドフォード→モンタギュー家側のバルサザー
ポール・ラッド→ジュリエットの婚約者デイブ・パリス
エドウィナ・ムーア→TVニュースキャスター
M・エメット・ウォルシュ→ビリヤード場の主人
この作品は『ムーラン・ルージュ!』(2001年)がよかったバズ・ラーマン監督のミュージカルということで見ました。
『ロミオとジュリエット』の映画はたくさんあるけどあまり見たことがありません。
バズ・ラーマン監督の演出はよいと思います。
TVニュースという形で始まります。最初から変則な演出でした。
コマ落としが多用されています。
ふざけているのではと酷評されているのでは?、この作品の評価はどうなっているのか興味深いとこです。
ヴェローナという街が舞台。
モンタギュー家とキャピュレット家。
いつからいつまでの期間?とよくわかりませんでした。
シェークスピアはコテコテな話しが多いと思えます。あまり見たことはないけど、どれもそんな感じがします。
両家の連中が町中でケンカというか抗争をやらかします。
ここのカット割りが細かくて演技は様式化されていてこの調子で全編もつのか?となります。→これは何とかラストまでもったようです。上手いじゃん。
主演の2人で・・
レオナルド・ディカプリオ君は子役出身の割りには上手くやってるなと思えます。この作品では無難にロミオを演じていました。
クレア・デーンズは何となくサカナ顔。2人が初めて合うシーンは水槽越しでちょうど合っています。
顔を洗うシーンをわざわざ水中から撮っています。これは意図不明です。
プールで泳ぐシーンも多い。やっぱりサカナ顔だからそうなるようです。
仮装舞踏会で天使のコスプレをしていました。そんなことをやっていいの?と余計な心配の図。キリスト教原理主義者がクレームをつけるのでは?と思える。
2人は会った次の日にもう結婚となっています。
その後の展開から結局セックスは高くつく?ということなのかと思えてしまった。
他のキャストで・・・
ティボルト役のジョン・レグイザモは最初はえらくブッ飛んでいましたが途中で退場となります。珍しく『ムーラン・ルージュ!』(2001年)や『スポーン』(1997年)等でおなじみな小人の役ではなかった。
で、ジョン・レグイザモがいなくなったら、この作品の見るとこがなくなってしまいました。
ハロルド・ペリノー扮するロミオの友人マーキュシオはどんなキャラ?、単にロミオ側ということ?→口が達者なキャラクターなようです。
ピート・ポスルスウェイト扮するロレンス神父が色々は2人のために色々と尽力します。
ですが見た目が冴えないこの神父ならいくら尽力しても絶対失敗するだろうなと思えてしまいます。キャスティングがハマり過ぎています。
知らせを持っていくバルサザーがもう少し上手くやってくれればとなります。
で、砂嵐のTV画面で終わります。最後まで変則になっています。
ところで現在の日本は終日放送になっているんだっけ?、地上波放送は見ていないでよくわからん。
ディテールで・・・
自殺に使ったオートマティックのハンドガンが撃った瞬間に手から離れて作動不良でスライドが後退したままのショットがないものか?、そのようなショットが見たい。サム・ペキンパー監督なら撮れそうな感じがしますけど・・。
そんなわけで風変わりです無難にまとめてあるよい作品でした。
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