映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『ジェネレーションズ』(1994年) | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.04.26(月) »

2011.04.24

『セーフ・ハウス』(1997年)

この作品はエリック・スティーブン・ストール監督、パトリック・スチュアート、キンバリー・ウィリアムズ主演の疑惑サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1997年 フィルムクエスト・ピクチャーズ・プロダクション/ショウタイム・ネットワークス アメリカ作品
ランニング・タイム◆112分
原題◆Safe House
プロット◆被害妄想の思い込みではなかったという話のようです。
音楽◆ケビン・カイナー
エムスリイエンタテインメント発売のDVDにて。画質は普通によいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
この作品はケーブルTV向け映画のようです。

キャスト
パトリック・スチュアート→元政府の工作員メイス
キンバリー・ウィリアムズ→住み込みの付添人アンディ(アンドレアの略)
ヘクター・エリゾント→サイモン医師
ジョイ・キルパトリック→娘のミッシェル レンジ・ローバーに乗ってた。
クレイグ・シューメイカー→ドリル(訓練)の相手スチュアート

この作品は少し見て出来がよさそうなので見ました。

エリック・スティーブン・ストール監督の演出はよいと思います。
タイトル部分の見せ方のセンスはいいです。不連続にタイプされる名前がかっこいいです。

被害妄想なパトリック・スチュアートが訓練と称するドリルの相手が俳優の物真似するギャグがありました。どれも似てないのはご愛嬌でいいです。
付き添いの面接のモンタージュ。ここで庭をハンドガンを持って走り回るパトリック・スチュアートを入れてギャグにしています。

元政府工作員でかつての上司で現大統領候補の秘密を握っているから狙われていると主張するパトリック・スチュアートの被害妄想なの?で引っ張ります。
そんなわけで一見単なるサバイバルマニアなのかと思わせます。で、途中から被害妄想ではないとしたら何時狙われるかでまた引っ張ってます。
惚けないようにと色々と訓練してますが同じことをしても訓練にはならない時もあるのでは?と思える。
繰り返しコルトガバメントを組み立てる訓練もしてました。

キンバリー・ウィリアムズの正体は?ネタばらしは途中でやっています。これはフェアでいいです。
キンバリー・ウィリアムズはエンジのエド・ウッドが好きそうなアンゴラのセーターを着て面接にて初登場しました。
それからこれがいい黒のイブニングに金色のロングの手袋。
で、最後にバスタオル姿で終わります。

黒のイブニングでパトリック・スチュアートとダンスするシーンがよかった。実はここのシーンを見て全部見直そうと思ったのです。
キンバリー・ウィリアムズは『花嫁のパパ』シリーズに出てたようです。これは私は見てません、見るのならエリザベス・テーラーが出てるオリジナルを見ます。
で、この作品ではとてもチャーミングでパトリック・スチュアートの大熱演にも押されてないとこがいいです。
ちょっとエラが張ってるのはご愛嬌。箸を左手で扱っていました。

重要な役を演じたキンバリー・ウィリアムスはきれいに撮れています。この作品は間違いなくキンバリー・ウィリアムスに代表作になる思います。

コンピュータのOSは何でしょう?、映画を見てていつも気になります。

精進料理が登場してました。他にも番茶等も登場してて日本趣味が出ていました。勘違いな描写はなかった。これは珍しい。
そんな感じでパトリック・スチュアートの最後の武器は日本刀でした。300年の伝統の逸品なんだそうです。


ショウタイム プレゼンツ
フィルムクエスト・ピクチャーズ・プロダクション

俯瞰で始まります。
普通の住宅街。プールのある家。
最初からベッドにはダミー人形を寝かせている主人公メイスが登場。
メイドがいます。ラテン系の中年の女性。

コンピュータの画面が出ています。ゲートウェイのモニタ。
OSが気になりますがわかりません。
マウスではトラックボールを使ってます。ケンジントンでしょう。
パスワードを入れないと自動的に送信するプログラムになっている。
ハンドガンのコルト・ガバメントを組み立てる訓練をしています。

いきなりドリル(訓練)が始まります。ドリル相手の相棒スチュアート。
侵入者です。サイレンサー付きのハンドガンを持っています。

メイドには内緒の訓練だったようで、これに怒ったメイドは辞めて出て行きます。
止めてる駆けつけた娘のミシェル。

訓練の相棒スチュアートの特技は似ていないスターの物まねとなっています。
ボガートやデ・ニーロの真似をやってるけど自分で言わないと相手にわかってもらえないようです。

サイモン先生の診察をうけるために送り迎えする娘のミシェル。
変装してクルマのシートの間に隠れてるメイス。

サイモン先生のところです。
演じるのはヘクター・エリゾントと豪華なキャストになっています。
CTスキャンの結果を見ています。
医者の見立てでは体は健康ですが妄想があるのではとなっています。

この作品は正直言って面白い。12分経過したとこでそう思います。
本編を全部面白い。

クルマにて。
DIAという組織にいたと娘に言ってるメイスです。本気ににしていな娘。

娘には旦那がいます。
何てことはないキャラのようです。

メイスの自宅にて。
娘は新しいメイドの面接をやっています。
これが多数のモンタージュになっています。その合間にメイスが庭で射撃練習をしているわけです。
そんな感じでメイド候補は恐れをなしてみんな帰ってます。
で、最後にアンディが登場します。キンバリー・ウィリアムスが登場。
何だか娘とは知り合いのようです。

当然ですが娘の亭主とは不仲なメイスです。
財産目当てだろうと罵倒しています。

結局雇われるアンディ。

ラップトップのコンピュータはappleのPowerBookを使ってるメイス。
ちゃんと動くのか?と思えます。
もうPowerBookは廃止されたけど・・・

アンディの勤務初日の風景となります。
無愛想なメイスに閉口しているけど辞める気はないようです。
キンバリー・ウィリアムスは箸を左手で扱っています。私と同じだ。
箸は英語だとチョップスティックだっけ?
用意された精進料理を食べずに不健康そうな食事のメイス。

住み込みのアンディは夜の行動に関する注意を受けています。
なぜならば室内には侵入感知レーザー網が張り巡らされているらしいからです。

郵便を取りに行くのを相棒スチュアートに頼んでるメイス。
一応アンディにはスパイの可能性があると言ってるメイス。

アンディのクルマは赤いホンダ・デルソルのようです。
電動ルーフではない普通のルーフ。安いクルマです。

アンディが出かけた隙にアンディの私室を家捜ししているメイス。
何だか知らないけど一応疑いは晴れたようです。

歴代アメリカ大統領の名前を朗読しているメイス。
記憶力の訓練らしい。

8ミリフィルムを上映しているメイス。
メイスにみ美人の嫁がいたようです。当然死別しているのか?

アンディが私室が家捜しされたのに気がついて文句を言ってます。
そんなとこに侵入者のアラートが出る。
これがいつもの訓練と知らないアンディはゴルフクラブで訓練の相手スチュアートを殴打しています。

娘からの電話に出て先ほどの件があったけど異状なしと伝えるアンディ。
これでメイスに貸しを作ったようです。

プールサイドでの食事となります。
健康のために精進料理を食べています。番茶も飲んでます。
何故かそういう設定になっています。

自宅内にて。
セックスシーンだと思わせるセリフをオフで入れてます。
落ちは2人でアイスクリームを食べてただけです。
ここで同じ話しを2回してしまったメイス。「金曜の夜にダンスにも行かずに・・・」
自分が惚けてるのではと心配しています。

また訓練を繰り返しているメイス。
ハンドガンの組立が上手くいきません。

サイモン先生のところです。
今度はアーミッシュだかユダヤ教の変装をしているメイス。

娘のクルマはレンジ・ローバーです。4WDのSUV。
で、メイスはクルマの後シート下にCDチェンジャーではない黒い箱があると言い出します。
この落ちがまた訓練でしたとなります。激怒する娘。今度やったら施設行きだと言ってます。

アンディとチェスをやってるメイス。
成り行きが勝った方の言うことを聞くとなります。
で、罰ゲームの下着の洗濯をしてるメイスとなります。

完全防備でアンディと表に出るメイス。

段々と惚けが進んでるのか歯ブラシでヒゲを剃ったりしています。
コンピュータのパスワードがなかなか出ないメイス。

メイス、アンディ、スチュアートでカードをやっています。
突然被害妄想になって部屋に閉じこもるメイス。
物を投げたりしてヒステリーを起こしています。

シャワー中のメイス。
侵入者がいます。
いくらガードシステムがあっても電源を切られたらそれまでだと思う。
その通りで、まずカメラ等のケーブルを切られます。次に主電源を切られます。
灯が消えて真っ暗になります。

暗視スコープを付けるメイス。
結局2人の侵入者にロックオンされてしまいます。
で、これがまたメイスには内緒の訓練でしたという落ちになるところが、メイスが固まってしまい、これは大変となります。

謝罪するアンディ。
で、メイスは騙されたことより素人にやられたのがショックのようです。

サイモン先生のところです。
よく効く薬をくれといってます。
先生からは訓練は体に悪いから禁止ですと言われてます。

大統領候補マイケルモアが嫌いなメイス。
これも伏線というか妄想というかハッキリしない描写になっています。

新聞がロサンゼルス・タイムスなので舞台をL.A.だとわかります。
同じ行動の繰り返しのモンタージュとなってます。
アンディが見てるとこで薬を飲んだり、
コルト・ガバメントを組み立てたり、
完全防備で散歩に行ったり、その完全防備が段々と軽装になっていきます。

夜の庭にて。
イブニングドレスとタキシードの2人。
電飾を点けてクリスマスのダンスとなります。
会話からすると引退して5年経ってるらしい。この間ずっと警戒しているメイス。
つい喋ってるメイス。DIAが大統領候補マイケルモアの組織だったとか、
万一の時の保険の話もしています。

不動産業者が殺されるとかニュースがあったのはメイスの元同僚が殺されてたようです。

いつもの散歩にでるメイスとアンディ。
黒いリムジンが迫ってきます。これにハンドガンを発砲するメイス。

自宅にて。
激怒しているアンディ。どうやら黒いリムジンは疑ったのは空振りだったようです。

庭の3人、娘夫婦とアンディの会話を盗み聞きしているメイス。
狙撃銃のような物を構えています。何これ?

そんなわけで3人で家中の武器を探し出しています。
そこら中にハンドガンが隠されていたりします。これは凄いな。

相棒スチュアートが来てメイスを慰めています。

小包が届きます。郵便小包のようです。
ここは怪しい雰囲気で引っ張ったとこで何でもない落ちになります。

サイモン先生のところです。全然薬が効いていないと訴えるメイス。
自分のビデオを撮るメイス。
この2シーンがカットバックしています。

アンディがコンピュータ室に入ってます。
ビデオを見てる。これは何だ?

娘に送られて帰宅するメイス。
何だか雰囲気が重苦しい。いよいよ施設送りか?

メイスはコンピュータ室のビデオカメラの様子が違うことに気がつきます。
アンディに文句を言ってるメイス。

結局アンディの言うことをきくメイス。
庭の木を切るとか、コンピュータのシステムをどうにかするとか、
コンピュータのシステムとは24時間ごとにリセットしなければ私と提督つまり大統領候補マイケルモアの組織の機密が自動的に世界中のマスコミに送信される。
こんな大事なことをアンディに喋ってるメイス。大丈夫か?

インターネットではなくマスコミに流すようです。
データ自体はインターネットのどこかにあるようです。このシステムが更新されないと自動的に送信となるようです。これが保険というわけです。
ここまで喋ったらもうアレです。メイスもアンディも途中下車は出来ない状況になります。

一緒に逃げようと持ちかけるメイス。
タダとは言ってなく報酬は50万ドルと言ってます。

荷造りをしています。
いよいよ出発の朝か?、ブールに人が来ています。いきなり撃つ。
これは夢落ちでした。

で、夜中に起きたものでコンピュータ室を見に行くとアンディがパスワードに悪戦苦闘しているとこでした。お金が下ろせません。
さすがにこれはおかしいとなるメイス。日本刀を構えています。

朝です。
クルマで出かけるアンディ。とっておきのジャガーで尾行するメイス。
アンディは買物ではなく、ある家に入りトランク2個を持ち出します。

その家に忍び込むメイス。
食い散らされた食べ物。汚れたままの食器。ピザ等の出前の空箱が散乱しています。
いかにも臨時のアジトといった感じです。

メイスの自宅にて。
先回りして戻ってるメイス。
買物から帰宅のアンディ。
アンディの財布を調べてるけど何かわかったのか?
巨大な携帯電話があります。国防省につながるようになっています。

ここで正体を表わすアンディ。雇われ工作員でした。
サイレンサー付きのサブマシンガンを構えています。
何故か感心してるメイス。よく自分を騙せたなとなっているようです。
パスワードを要求するアンディ。

そんなとこにスチュアートが来ます。事情を知らないので「訓練はダメですよ」と言ってきます。
そのまま成り行きで撃ち合いとなり相討ちとなります。
致命傷のアンディ、負傷のメイス。

コンピュータ室にて。
システムを起動させるメイス。血まみれのキーボードが印象的。これで大事な情報がマスコミに流れたようです。

台所にて。
911に電話するメイス。
「台所に女性の死体がある」と用件を繰り返し伝えます、名前は?と聞かれても自分の名前が思い出せないメイスです。

エピローグ
メイスの自宅が俯瞰となります。
マイケルモア大統領候補のスキャンダルが明るみとなるとニュースが流れています。
エンドとなります。

そんなわけでパトリック・スチュアートの大熱演ととってもチャーミングなキンバリー・ウィリアムスで意外な結末を気にならないよい作品でした。



« 『ジェネレーションズ』(1994年) | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.04.26(月) »

映画」カテゴリの記事

1990年代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『セーフ・ハウス』(1997年):

« 『ジェネレーションズ』(1994年) | トップページ | SHOWBIZ COUNTDOWN 2011.04.26(月) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。