『オフィスキラー』(1997年)
この作品はシンディ・シャーマン監督、キャロル・ケイン、ジーン・トリプルホーン、モリー・リングウォルド主演の殺人が絡む風変わりなドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 ミラマックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆84分
原題◆Office Killer
プロット◆なりゆきで殺人を繰り返す話しのようです。元から素質もあったようですけど。
音楽◆エヴァン・ルーリー
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
キャロル・ケイン→オフィス・キラーのドリーン・ダグラス
ジーン・トリプルホーン→リストラ担当のノラ
モリー・リングウォルド→同僚のキム
デビッド・ソーントン→嫌みなゲイリー・マイケルズ
バーバラ・スコバ→口うるさい女社長バージニア
アリス・ドラモンド→口うるさい母のカルロッタ・ダグラス
ジュリア・マクルバイン→ガールスカウトのリンダ
マイケル・インペリオリ→パソコン担当のダニエル
ダグ・バロン→新編集長のテッド
エリック・ボゴシアン→死んだ父親のピーター・ダグラス
この作品は面白そうなプロットなので見ました。ジーン・トリプルホーンが出てるのもあります。
シンディ・シャーマン監督の演出はよいと思います。
初監督とのことで演出の方は大丈夫なのかと見ましたが無難な感じでまとめてありました。
タイトルは凝った見せ方になっています。文字が読みにくいのが難でしたが。
手前に小物を置く構図を多用していました。3D映画でもないのになんででしょう。カメラを隠しているようには見えなかったような。
回想でヒロインの過去が出てくるとかなり普通ではないようになっていました。
父が事故で死に母が半身不随になったのはヒロインが原因になっていました。
回想の父も母も普通じゃない感じ。父は娘とやりたがってましたし・・。
小さな出版社を舞台にホワイトカラーの仕事ぶりが見られます。
私用電話は必須の仕事なのかい。他にも興味深いディテール描写があります。
成り行きでヒロインは殺人を重ねます。
嫌みなゲイリー・マイケルズは感電死します。これは事故でした。地下駐車場で死体を運んでると段ボールの家に住んでる男がいたりします。
自宅にクッキーを売りに来たガールスカウト2人も画面外で片づけていました。さすが独立系ということもありますが今どきの作品です。
グロな描写を結構あります。爪は短い方がいいのよと死体から爪をはがすとこなんてあった。痛そう。
さっき首を締めていたスカーフのことを次のシーンではそのスカーフのことをほめていたりします。ブラックな感じでいいです。
経費節減で型落ちのパソコンを使わせます。
アップルのパワーブックが出ていました。ハリウッド映画だけに関してはアップルコンピュータはシェアが高い。
結局ヒロインは他へ行ってしまいます。それでいいのかい?となりますが、これでいいのでしょう。
そんなわけで風変わりでまあまあな作品でした。
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