『スタンダール・シンドローム』(1996年)
この作品はダリオ・アルジェント監督、アーシア・アルジェント主演の風変わりなサスペンスのようです
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 イタリア作品
ランニング・タイム◆117分
原題◆The Stendhal Syndrome
プロット◆レイプ犯に追われる話しだった筈なんですがよくわからん。
音楽◆エンニオ・モリコーネ
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
キャスト
アーシア・アルジェント→警部補のアンナ・マンニ
トーマス・クレッチマン→連続レイプ犯のアルフレイド
マルコ・レオナルディ→背の低い恋人マルコ
ルイジ・ディベルティ→マネッティ刑事
この作品はアルジェント親子作品で見ました。スタンダール・シンドロームとは絵を見て強く影響を受けることのようです。少し見てこの特撮シーンがよかったのもあります。
ダリオ・アルジェント監督の演出はよいと思います。
これは英語版でした。
前半と後半でまるで別の話になってしまったようで、ラストもありがちでした。まあいいけど。
スタンダール・シンドロームでアーシア・アルジェントが絵の中に入っていくとこはいいシーンでした。
全編この調子で通してくれればよかったんですが演出、編集が息切れしたのか後半はスタンダール・シンドロームがどこかへ行ってしまいました。
そういえばヒロインのセリフだけでスタンダール・シンドロームが「治った」とあったけどこれでケリがついたことになっていたようです。それだけかい。
弾丸の超クローズアップスローモーションショットに凝ってました。
やたらとアーシア・アルジェントのことを「君は優秀だ」と連発されてますが、これはタダの親バカではないですか。まあいいけど。
アーシア・アルジェントが絵を見て意識を失って倒れるとこでテーブルに口をぶつけるとこがなんとなくいい。
薬を飲み込むとこが食道をカメラが通ります。こうゆうのが好きな監督のようです。
アーシア・アルジェントのヘアスタイルはブルネットのロングからショート、それからブロンドのロングのかつらを使用してました。私はショートが1番似合って見えました。
あまり似合わないけど、ブロンドのかつらをつければベロニカ・レイクかソンドラ・ロックといったとこです。
レイプシーンはあるけどバストは見せない。
レイプされれば人が変わる。男みたいになったりブロンドのかつらをつけたりと。
フランスの男とスクーターに乗って『ローマの休日』(1953年)みたいなことをしてました。ベスパのスクーターでなかったのは何で?
他のキャストで・・
最近のドイツで撮影された作品に必ず出てる?トーマス・クレッチマンが出ていました。こういう仕事もやっていたようです。
前半と後半が全然違うではないかと文句の1つも言いたいとこですがダリオ・アルジェント監督にそんなことを言っても無駄です。
そんなわけで全体的に悪くはなくアーシア・アルジェントを見てるだけで飽きない作品でした。
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