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2010.12.04

『裸の銃を持つ男』(1988年)

この作品はデビッド・ザッカー監督、レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー主演のパロディがメインのコメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1988年 ザッカー・エイブラハムズ・ザッカー・プロ/パラマウント アメリカ作品
ランニング・タイム◆85分
原題◆The Naked Gun: From the Files of Police Squad!
プロット◆何だかんだで事件を解決する話しようです。
音楽◆アイラ・ニューボーン
パラマウント発売のDVDにて。画質はよいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下左右黒味無しのフルスクリーン。

キャスト
レスリー・ニールセン→フランク・ドレビン警部補
プリシラ・プレスリー→ルドウィグの秘書ジェーン
ジョージ・ケネディ→相棒のエド・ホッケン警部
リカルド・モンタルバン→黒幕のルドウィグ
O.J.シンプソン→ノードバーグ刑事
スーザン・ビュービアン→ノードバーグ刑事夫人のウィルマ
ナンシー・マーチャンド→市長


デビッド・ザッカー監督の演出はよいと思います。
いつものようにしょうもないギャグを詰め込んでいます。これでいいじゃん。

gulf&westerncompanyのパラマウントのタイトル。

プロローグ。ベイルートにて。
反米一味を懲らしめるレスリー・ニールセン扮するフランク・ドレビン警部補が登場。
ロシアというかソ連はまだ反米だったのか。他にも懐かしいキャラも出ています。
レスリー・ニールセンは若いな。
反米一味の方々は全員英語で喋っているじゃんと突っ込みたくなります。

タイトル。
パトカーの主観ショットのギャグとなっています。何故かパトカーの屋根の上からの主観ショットですけど。
脚本はジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ、デビッド・ザッカー、パット・プロフトの4人がかりでアイデアを詰め込んであります。
頭を絞ってしょうもないギャグ満載となっています。

夜、ロサンゼルス港です。
麻薬取引の現場に踏み込んだO.J.シンプソン扮するノードバーグ刑事がやられます。動くたびに何かにぶつかったりして泥沼にハマるギャグがあります。
この動けば動くほど泥沼にハマるギャグは最高です。
黒幕のリカルド・モンタルバン扮するルドウィグも登場。

昼、ロサンゼルス空港です。
ドレビン警部補が帰国します。出迎えはジョージ・ケネディ扮するエド・ホッケン警部です。
旅客機がTWAではない。この当時はもうなかったのかも。
登場するロック歌手の名前はアル・ヤンコビックです。もう誰も覚えていません。
負傷したノードバーグ刑事を見舞いに病院へ向かいます。

病院にて。
クルマには空港が引っかけてきた荷物車が連なっています。
ノードバーグ刑事を見舞うフランク・ドレビン警部補とエド・ホッケン警部。

ロサンゼルス市庁にて。市長の記者会見です。
ドレビン警部補の下ネタギャグがあります。
市長が記者会見をしています。フランク・ドレビン警部補が会見するがすぐに止められます。
で、トイレに行ったフランク・ドレビン警部補の下ネタギャグとなるわけです。

ロサンゼルス港にて。
フランク・ドレビン警部補とエド・ホッケン警部が捜査活動となります。
証人にカネをつかませるとこで何だかわからないギャグが入ります。
それでもルドウィグなる名前が出てきます。

ビンセント・ルドウィグの会社にて。
面会に来たフランク・ドレビン警部補。
リカルド・モンタルバンとレスリー・ニールセン、両者ともキャリアが長い。
1940年代から活動しているリカルド・モンタルバン。レスリー・ニールセンは1950年代からか?
日本の闘魚?知りません。そんなのいるのか?
エンペラー・ヒロヒトからもらったサムライ・ペン?何だか凄いネタです。
水槽のギャグが入ります。

プリシラ・プレスリー扮する秘書のジェーンが登場。
ジェーンが階段でずっこけたり、壁に激突したりするギャグが入ります。

警察署にて。
フランク・ドレビン警部補が戻ります。ここでクルマが暴走するギャグとなります。
鑑識課に行ってギャグとなります。ここの主任はテッド。新兵器を説明しています。
何故かノードバーグ刑事にヘロイン疑惑がかかります。24時間以内に疑惑をはらせと指令が出ます。

ビンセント・ルドウィグの会社にて。
パプシュミアが面会です。これがいかにも怪しい感じの男です。
ルドウィグにエリザベス女王暗殺を依頼します。
暗殺者談義となります。意外なタイプがいいとか。
で、その暗殺者の実地テストをやるビンセント・ルドウィグ。
リモコンと深層催眠術で秘書が暗殺者と化しています。

病院にて。
フランク・ドレビン警部補が来ます。
クルマが停まるたびにギャグとなっています。
さっそく医者が暗殺者と化してノードバーグ刑事を襲います。これを阻止しようとするフランク・ドレビン警部補。
後に停まってる青いクルマはトヨタ・カローラか?
逃げた医者を追ってカーチェイスとなります。
路上教習中のクルマに乗り込むフランク・ドレビン警部補。
冷静な教官、メガネで太ってる女の子はステファニー。

逃げた医者の暗殺者はタンクローリー→ミサイル運搬車→花火工場となります。
そんなのありと面白い。

夜、街を歩くドレビン警部補。
アパートに帰宅するフランク・ドレビン警部補。
怪しいので素早く入り込みます。スタントがいい。なるべく編集ではつながずにワンショットで入れ替わるようにしています。上手いじゃん。
台所でジェーンが待っていました。
で、全身コンドームのギャグとなります。

デートする1日のフランク・ドレビン警部補とジェーン。
デートシーンのモンタージュとなります。
海辺を手をつないで走る2人はクロスラインをカマすギャグが入ります。
その他にも色々なところでデートしています。
見に行った映画が『プラトーン』?
あれだけを1日でこなすのは無理そうだけで映画だからいいんです。

ビンセント・ルドウィグの会社にて。
張り込むドレビン警部補とホッケン警部。
ルドウィグが出かけたのを見計らってルドウィグの社長室に忍び込むフランク・ドレビン警部補。
ここで大失態をすることになります。
失態を連発して1人で大騒ぎとなります。作り物のチンポコを持って女性の部屋に乱入すれば立派な変質者です。

ロサンゼルス市庁にて。
市長から叱責されるフランク・ドレビン警部補。エド・ホッケン警部も同席してる。
『ダーティハリー』(1971年)ネタがあります。

アパートに帰宅するフランク・ドレビン警部補。
ちょうどジェーンが来ます。ルドウィグ食肉倉庫で会う伝言を持ってくる。

夜中のルドウィグ食肉倉庫にて。
暗殺者を何となく片づけるフランク・ドレビン警部補です。
いきなり撃たれますがオオボケのギャグをカマしています。

エリザベス女王様歓迎レセプションにて。
ドレビン警部補がかけつけてレセプションを混乱させます。
ここはエド・ホッケン警部が指揮しています。
女王様のケーキを切り刻んでいるけどいいのかい。これはギャグか?
ルドウィグに宣戦布告するフランク・ドレビン警部補。
ここでフランク・ドレビン警部補は女王様相手に下ネタギャグをカマします。

警察署にて。
首になったらしいフランク・ドレビン警部補。
ジェーンがルドウィグの情報を伝えに来ます。
女王暗殺、野球場、MLBアナハイム・エンジェルス対シアトル・マリナーズのゲーム中に行われるとのことです。

野球場にて。
この野球場がどこなのかサッパリわかりません。あちこちらからショットを持ってきて組み合わせてる野球場なのです。
外から入り口の全景はアナハイムスタジアムのようです。
1塁側内野スタンドは古いスタジアムのようで鉄骨の柱が目立ちます。
外野スタンドは屋根や映像スクリーンからドジャースタジアムのようです。エンゼルスのマークかあるけど。
3塁側内野スタンドはドジャースタジアムみたい。

実況クルーは本人達です。
TV解説のジム・パーマーとかティム・マッカーバーとか本物の解説者が出ています。
Dick Vitale→Baseball Announcer
Dick Enberg→Baseball Announcer
Jim Palmer→Baseball Announcer
Mel Allen→Baseball Announcer
Curt Gowdy→Baseball Announcer
Tim McCarver→Baseball Announcer
Joyce Brothers→Baseball Announcer (as Dr. Joyce Brothers)

クライマックスになる野球場のシーンは結構長い。
それにまともに撮っています。ZAZは野球好きなようです。
ランニングタイムで60分ぐらいからもう野球場なのです。全体85分のラストまで20分以上が野球場のシーンなのです。知らなかった。

アナハイム・エンジェルスとシアトル・マリナーズ。この頃は両方とも弱かった。人気もなかったし。
だからこの作品に出てるのでしょう。普通のチームはこの作品の出演を断わるでしょう。何でもいいから宣伝になるからと出たと思われます。
シアトル・マリナーズは現在も弱いけど・・・。

オペラ歌手のパラッツォと入れ替わるフランク・ドレビン警部補。
アメリカ国家を歌うフランク・ドレビン警部補となります。
国家が終わるまで手を出せない警官達。終わったら速攻で逃げるフランク・ドレビン警部補です。

審判と入れ替わるフランク・ドレビン警部補。
ゲイネタが入ります。

野球選手といえば噛みたばこで、他に下ネタギャグも入っています。

ユニフォームについて・・
エンジェルスのユニフォームは当時というか1970年代にはMLB全体で流行っていたスタイルになっています。前ボタンがない被りのプルバック、伸縮自在の生地ダブルニット、パンツはベルトレスのユニフォームです。
このタイプのユニフォームはそれなりにカッコいいと思う。当時のボストン・レッドソックスやシンシナティ・レッズのユニフォームはマジでカッコよく、このタイプの傑作なデザインになっていて現在の復古調のデザインに負けていないと思えます。

試合の方はちゃんと進行しています。
エンジェルスの投手を調べるフランク・ドレビン警部補。背中に紙やすり、帽子にワセリンを隠してますが,暗殺とは関係ないので不問にしています。
ちなみに唾をつけるのがスピット・ボール、キズをつけるのがエメリー・ボール、紙やすりでこするのがシャイン・ボール、ワセリンを使うのは何だっけ?→それはグリース・ボールです。なんでこのようなことをするのかというとこのような小細工をした投球は予想も付かない変化をする物凄い変化球になるからです。
他に打つ方でのコルクバットのネタも入ってます。

当時のアナハイム・エンジェルスにはレジー・ジャクソンがいたのか。
シアトル・マリナーズには誰もいない。有名選手は皆無でした。

ゲーム方は7回となります。暗殺の時です。
リモコンから指令が飛びます。外野のレジー・ジャクソン(本人)が暗殺者でした。
デタラメな判定が続いてるので審判同士で揉めています。突然野球とは違うことでリボルバーを出すフランク・ドレビン警部補。で、いきなり野球の判定で物分かりがよくなる他の審判達です。面白い。
選手達は乱闘をやっています。このどさくさにレジー・ジャクソン(本人)は暗殺を進めています。

暗殺計画が失敗してジェーンを人質に取ってスタンド上に移動するルドウィグ。
いきなりジェーンが人形になって扱いがひどくなってるギャグ?が入ります。

最後にジェーンが暗殺者にされるシーンがあったのか。忘れていました。
説得するフランク・ドレビン警部補。これが場内のスクリーンに放映されています。見て感動の観客や選手達の描写があります。
ユダヤ人とアラブ人まで仲良くなるギャグもあります。

ラストにノードバーグ刑事がすっ飛ぶギャグが入りエンドとなります。


そんなわけでしょうもないギャグが詰め込んであるよい作品でした。


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