『不思議の国のアリス・イン・パリ』(1966年)
この作品はジーン・ダイチ監督の不思議の国のアリス物バリエーションの話しのようです
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1966年 Rembrandt Films アメリカ作品
ランニング・タイム◆51分
原題◆Alice of Wonderland in Paris
プロット◆ネズミに導かれてパリに行く話しのようです。
音楽◆Paul Alter / Václav Lidl (as Victor Little)
WHD JAPAN発売のDVDにて。画質はそれなりに悪い。スクイーズ収録でフル表示にすると上下左右に多めに黒味となります。HDスーパーライブにすると上下左右の黒味がなくなります。このフルスクリーンで見ました。
キャスト=VC
ノーマ・マクミラン
カール・ライナー
ハワード・モリス
VCは色々と兼任しているようでよくわからん。
ジーン・ダイチ監督の演出はよいと思います。
IMDbでは意外と低評価です。何故?と思っていましたが、実際に見ると、この作品はフルアニメではなくリミテッドアニメなんです。低評価はこれがポイントなのかも。
IMDbの投稿者にしてみれはディズニーからの伝統のフルアニメではない、けしからんということかも?
私は日本のリミテッドアニメに慣れてるで別に不自然ではなかった。これが普通じゃんとなります。
メニューが出ます。
日本語字幕を選択します。そのままにしておくと日本語吹替版になるようです。
タイトル。
画質が悪い。まずこれが印象に残ります。
アリスの自宅にて。
ネズミが出てきます。これがチーズのセールスマンのフランソワだった。
パリから来たネズミのセールスマンです。
ネコのダイアンがネズミにちょっかいを出しています。
アリスからパリのマドレーヌの話しが出ています。
「私をパリに連れてって」とフランソワにお願いのアリス。
で、アリスはチーズバーガーが好みと聞いてショックのフランソワです。
成り行きでアナトールはフランスで1番幸せなネズミという話しになります。
パリにて。アナトールと奥さんのドーセット。子供は大勢います。
夜、自宅から仕事に出かけるアナトール。
デュバル・チーズ社に入ります。もちろんチーズを頂きに入るのです。
テーブルの脚の中にエレベーターが仕込んであります。これでテーブルの上に行くアナトール。
色々なチーズを片っ端から少しずつサンプルをとっています。
で、朝になってチーズが傷物になってると怒る人間の声が入ります。ネズミは最低と怒っています。
帰宅して悲しんでるアナトール。チーズをとるだけではなく何かしたいとなります。
で、タイプライターを打ってるアナトール。
デュバル・チーズ社にて。
サンプルをとったチーズに評価のメモを添付するアナトール。
エクセレント、ベリーグッド、グッドとかの段階評価、それに一言批評もつけています。
で、工場の人間が見てビックリとなります。アナトールとは誰だとなります。
メモの通りにチーズを作れば大当たりで売れて会社は大儲けとなります。
社長からの置き手紙を読むアナトール。
で、社長と面会となります。ネズミなので社長秘書のクレアもビックリです。
少し動揺はありますがアナトールを第一副社長にする社長です。
ネズミ駆除の業者を断っている社長秘書のクレア。
で、フランスでアナトールほど幸せなネズミはいないという話しでした。
アリスの自宅にて。
フランソワの話が終わります。まだフランスには行ってない。
パリに行くことになるけどネズミの出入り口の穴には入れないとアリス。
デュバル・チーズ社の魔法のキノコ入りミラクルチーズを食べればいいとフランソワ。
このミラクルチーズを食べて小さくなるアリス。穴に入ります。
穴の中の通路をネズミの自転車に2人乗りして移動するアリス。
迷路のような通路のパリ行きの通路を進みます。
フランソワの歌が入ります。
パリのようです。まだ地下の通路です。
ここはエッフェル塔とか言ってるけど地下なので何も見えないと文句のアリス。
スペイン大使のお屋敷にいたずらっ子がいる話しをしているフランソワ。
スペイン大使のいたずらっ子の話しになります。
古いお屋敷にて。尼僧のミス・クラベルに12人の女の子がいつも2列で暮らしていました。で、1番小さい女の子がマドレーヌです。
隣のお屋敷にスペイン大使一家が引っ越してきます。
大使の息子ペピートはいたずらっ子です。
いたずらをしているペピートの図。
で、闘牛士のコスプレには興味がないと言われて閉じこもってしまうペピート。
それでもすぐに立ち直っていたりします。
ミス・クラベルはペピートに大工道具をプレゼントします。
ペピートは首を切断するミニチュアのギロチンを作ります。これでニワトリの首を斬っています。ニワトリ料理を大量に食うことになってるペピート。
袋をかついで野良犬にとこへとペピート。袋の中味はネコでした。
ネコを袋から出したら自分の頭にしがみついたのて野良犬がペピートに殺到してしまいます。
大けがをしたペピート。寝込んでいます。
お見舞いするミス・クラベルに12人の女の子。マドレーヌがお見舞いします。
改心しているらしいペピート。生き物を可愛がるようになります。
これが極端になって動物園の猛獣まで出そうとしています。これがオチかい。
パリのアリスとフランソワ。
マドレーヌに会いたいとアリス。
その前にチーズを選ばないといけないらしい。チーズネタがわからないので何だかわからん。やはりアリスのチーズのセレクトにはショックのフランソワ。
フランソワが自分が王子様だったらという話しになっています。
不機嫌な顔の王子様の話しするアリス。
王子に本を読んで聞かせてる王様。
この王子様がいつも不機嫌な顔をしています。この顔は治らんと開き直っています。
道化師を呼びます。面白い芸をさせます。
曲芸師を呼びます。面白い曲芸をさせます。
王子様の不機嫌顔はそのままです。
不機嫌顔を何とかしようとする話しとなります。で、愛さずにはいられない微笑みの王女を呼べばいいとなります。
その王子様は遠くに住んでる?、それとも一回りして隣かもしれないとか・・・
王子の不機嫌顔で鉢植えの植物まで枯れています。
そんなわけで戦を中止している王様。隣の国の王女を呼びます。
いよいよ王女が来ました。ご対面の不機嫌な顔の王子。まだ治りません。
どうやら王子の不機嫌顔が勝ったそうです。
で、何だかしらないけど王子の不機嫌顔は治ったようです。これがオチかい。
自転車で移動のアリスとフランソワ。
デュバル・チーズ社へと入ります。
アリスが味見をしてメモを作成しているフランソワ。
レノア姫になる夢の話しをしてるアリス。
レノア姫は病気で寝ています。
お月さまが欲しいと言ってるレノア姫。そうしたら元気になれる。
王様は家来を呼んで月を持ってこいと命令します。無理ですと家来。
魔法使いを呼びます。無理だと言ってます。
数学者を呼びます。月までの距離を言って無理だと言ってます。
道化師がやって来ます。レノア姫に月に関することを聞きます。
月の大きさは?、これが結構小さい。
月までの距離は?、庭の木まで。結構近い。
月と何で出来てる?、ゴールドで出来てるとのこと。
その通りの物を作らせる道化師。レノア姫の思っていた通りの月をプレゼントします。これでレノア姫を満足のようです。
王様はレノア姫にとって月はもうないことになっているから、何とかしないとまずいとなります。
月を見せない方法とは?とまた色々な人達を呼んでます。
で、肝心のレノア姫がどう思っているのか聞きに行く道化師。
歯が抜けたらまた生えてくる。花を切ればまた生えてくる。これがレノア姫の考え方です。ですから月が持ってくれば代わりの月があるということらしい。これがオチかい。
デュバル・チーズ社にて。
チーズの感想を言うアリス。やはりチーズバーガーがいいとのこと。
チーズはもういいからマドレーヌに合わせてくれとなります。
自転車で移動となります。
ジプシーの移動動物園でマドレーヌを見たとフランソワ。
蔦の絡まる古いお屋敷の話しとなります。
マドレーヌ達がお出かけです。ペピートがジプシーカーニバルに行こうとお誘いとなります。
ジプシーカーニバルにて。動物園もあります。
突然雨が降ってきます。急いでタクシーで帰ります。
で、マドレーヌがいないとわかります。
マドレーヌはペピートと観覧車の上に取り残されていました。
ジプシーはまた移動となっています。マドレーヌとペピートは同行しています。
興業にも出てる積極的なマドレーヌとペピートです。
心配してるとこにマドレーヌとペピートから手紙が届きます。手紙の消印から見当付けた場所へ向かうミス・クラベル一行。
ジプシーはマドレーヌとペピートをライオンの着ぐるみに入れて隠しています。
檻に入れられるが象が出してくれてる。
着ぐるみのまま外に出てるマドレーヌとペピート。ハンターがビックリしています。
あちこちに出没しているライオンの着ぐるみ。
ミス・クラベル一行が着きます。まだ着ぐるみのままです。
お別れを悲しんでるジプシーの人達。
汽車で戻るマドレーヌとミス・クラベル一行。
アリスとフランソワ。
お家はやはりいいわねという話しになります。
まだアリスはマドレーヌには会っていません。
マドレーヌの夢の話しをしてるアリス。
私たちは互いに相手の夢を見ているとわかります。
大きくなり始めるアリス。
穴に入る時に靴が片方脱げます。急いで穴を通ろうとしてるアリス。
どうやら空を飛んでるアリス。靴が片方脱げています。
自宅で目を覚ますアリス。
ママの書き置きとケーキがあります。フランソワがオーバーラップして見えます。
エンドとなります。
そんなわけで少し風変わりなアリス物のまあまあな作品でした。
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