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2010.12.05

『裸の銃を持つ男2 1/2』(1991年)

この作品はデビッド・ザッカー監督、レスリー・ニールセン主演のパロディがメインのコメディ第2弾のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1991年 ザッカー・エイブラハムズ・ザッカー・プロ/パラマウント アメリカ作品
ランニング・タイム◆86分
原題◆The Naked Gun Part2 1/2:The Smell of Fear
プロット◆エネルギー関係の陰謀に巻き込まれる?話しのようです。
音楽◆アイラ・ニューボーン
WOWOWにて。画質は忘れた。

キャスティングはよい。
レスリー・ニールセン→毎度おなじみのフランク・ドレビン警部
プリシラ・プレスリー→かつての恋人ジェーン
ジョージ・ケネディ→相棒のエド・ホッケン警部
O・J・シンプソン→部下のノードバーグ刑事
ロバート・グーレ→悪役のヘキサホン石油の社長ハプスバーグ
リチャード・グリフィス→エネルギー関係のマインハイマー博士
アンソニー・ジェームズ→爆破事件の容疑者サベージ
ザ・ザ・ガボール→本人
ロイド・ボックナー→テレンス・バジェット
ジャクリーン・ブルックス→コミッショナーのアナベルブラムフォード

デビッド・ザッカー監督の演出はよいと思います。
『裸の銃を持つ男』(1988年)では音声がモノラルでしたがこの作品ではステレオに昇格してます。おめでとうとなるのかいな。

相変わらずレスリー・ニールセンはハマッているし、ジョージ・ケネディは何で出ているのと?が付くし、実生活の殺人で話題のO.J.シンプソンも出ていたし、まあ変わらん出来でした。

しょうもないギャグのオンパレードはいいです。このセンスは好きです。
定番の『カサブランカ』(1942年)、自前の『ゴースト ニューヨークの幻』(1990年)、飛ぶだけの『E.T.』(1982年)等・・・。

セックスシーンでの匙を投げる式のモンタージュ集は面白い。要するに典型的なわかりやすい描写の連続となっているのです。
これはダメだなとなったら突然をスプーンを放るショットを入れる。これを匙を投げる式モンタージュと言いダメな手法なのです。

恋敵で悪役のヘキサホン石油の社長ハプスバーグのルックスがTVドラマによく見る悪役のステロタイプなのには笑えます。

エネルギー関係のことで電球と蛍光灯のことがチラッと出てきました。
電球の生産設備が償却するまで蛍光灯を製品化しなかったことです。このエピソードは結構有名らしい。与太かも知れないけど
ところで燃料電池はどうなった?、この作品とは関係ないけど気になります。


そんなわけでしょうもなくてよい作品でした。

2010.11.28に亡くなったレスリー・ニールセン、『禁断の惑星』(1956年)から『裸の銃を持つ男』(1988年)へと、キャリア後半はコメディ路線で大成功だったのは御同慶の至りでした。
難点は最近になって『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)でレスリー・ニールセン船長が登場するとシリアスな作品なのに笑いが出ることらしい。


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