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2010.11.13

『オペラ座の怪人』(2004年)

この作品はジョエル・シューマカー監督、ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン主演の有名なアンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカルの映画版のようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2004年 Scion Films/Really Useful Films/Odyssey Entertainment/ワーナー アメリカ作品
ランニング・タイム◆141分
原題◆The Phantom of the Opera
プロット◆育ての親と幼なじみがヒロインを巡って痴話喧嘩する話しのようです。
音楽◆アンドリュー・ロイド・ウェバー
ギャガ・コミュニケーションズ発売のBlu-rayにて。画質は非常によいです。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下黒味あり。

キャスト
ジェラルド・バトラー→オペラ座のファントム
エミー・ロッサム→新歌姫のクリスティーヌ
パトリック・ウィルソン→ラウル・シャニュイ子爵
ミランダ・リチャードソン→事情を知ってるマダム・ジリー
ジェニファー・エリソン→クリスティーヌの知人メグ・ジリー
ミニー・ドライバー→旧歌姫のカルロッタ
シアラン・ハインズ→支配人のフィルマン
サイモン・キャロウ→支配人のアンドレ


ジョエル・シューマカー監督の演出はイマイチだと思います。
F1のミハエル・シューマッハと名字が同じスペルという印象しかないジョエル・シューマカー監督ですが、さて実際の腕前はどうかな?この監督の作品は初めて見ます。
→普通の職人監督には少し荷が重かったようです。たぶん新しいミュージカルにしようとして見事に失敗となった感じがします。
やたらとカット割りは細かいけど音楽とシンクロしてるわけでもない。これもイマイチなポイントです。
それでは監督は誰にするかといったら『エビータ』(1996年)のアラン・パーカー監督しかいない。

キャストですが主役の3人は素晴らしい。
演技も歌もいいと思います。
歌はオペラっぽくなくてポップな感じで私はいいと思う。個人的な好みですが。
これを歌が下手と片づけるのは意味がなく間違ってると思う。ポップなのが好みでない人も大勢いるようですが。

ジェラルド・バトラーはマスクとメイクで何だか本人には見えません。
それがかえってよかったのか、この作品だけで終わらずにスターになっています。御同慶の至りです。

パトリック・ウィルソンはボチボチやってるようです。あまり印象がない。新作の The Switch (2010)には出ていました。

この作品、演出をアレだけどエミー・ロッサムだけはいい。コルセットでウエストを締めて細いこと。ちゃんと歌ってるし。口を開け気味なのは無防備な感じでいいし。
それでいてどうしてエミー・ロッサムの映画のキャリアがイマイチなんでしょう。本人はどちらかといえば映画より音楽志向なのかも。
年月を経ても残る映画の方がいいと思うけど。で、女優さんは代表作が2本もあれば運がいい方だという例えがあります。エミー・ロッサムのはまともなのは作品はいまのところサポートで印象的だった。『ミスティック・リバー』(2003年)しかない。出番が少な過ぎるので残念ながらこの作品は代表作にはなりません。

マリリン・モンローが有名なのは本人の魅力もあるけど端役時代の作品から主演作までホトンドが代表作で、凄い数の代表作がある女優さんなのです。
ショーン・ヤングは奇行でも有名ですが、代表作が1作だけあるんです。それが『ブレードランナー』(1982年)で、この1作だけでショーン・ヤングは女優さんとして有名なのです。
そんなわけで女優さんにとって賞は何の意味もなく代表作こそが大事なのです。

エミー・ロッサムはあまり作品には恵まれていない。かといってB級一直線でもない。
どちらかといえば底抜け超大作一直線といった感じ。どの作品も批評はイマイチだけど女優さんだけはいい。このパターンになっているようです。
女優さんは代表作があればいいんです。それもまだない。上手くやってほしいものです。


話しの方は1943年版は見てるから展開はある程度わかるはず。丸っきり同じ話しとは思っていないけど。
で、1925年版と1943年版も凄い話しでしたが、この2004年版も凄い話しにかけては負けていなかった。

アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽には全く思い入れはありません。
ミュージカル映画としての出来がポイントでした。

この作品の戸田奈津子の日本語字幕は悪名高いらしい。よくわからんけど。何となく直接的なセリフが多いように思えますが・・・。
そのうちに英語字幕ぐらいで見れるようになりましょうと思ってます。
それで戸田奈津子の日本語字幕はよく言われますが、それ以前に映画としての出来がイマイチなのです。
予想では『エビータ』(1996年)ぐらいの出来だと思ってたので落差が激し過ぎます。
ドタバタ演出とトンデモ日本語字幕でアンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽を相当スポイルしています。
それでも主役3人は素晴らしい。これだけかい。

アンドリュー・ロイド・ウェーバーはどういうつもりだったのか?不思議です。
自分の音楽を引き立てるために普通の監督に普通に撮らせるつもりだったのかも。それに自分の音楽があれば充分だとしてたのかもしれない。
映画は舐めてはいけません。それだけでは無理です。

DolbytrueHDのタイトル
GAGA USEN

Odyssey Entertainment
Warner Bros. Pictures
Scion Films/Really Useful Films
短く『The Phantom of the Opera』のタイトル。

ところでどういう話しの展開なのか全然知らないで見始めました。

モノクロです。
パリ 1919年 本日オークション開催。
場所はオペラ座らしい。
車いすの老人シャヌイ子爵が登場。
老婦人マダム・ジリーがいます。誰?、クリスティーヌかと思った。そんなわけないか。
競売の品物はシンバルを叩くペルシャ衣装のお猿のオルゴール。
これを老婦人と競って落とす車いすの老人シャヌイ子爵。
さっそく歌が入ってます。このオルゴールの歌です。

次の品物は破損したシャンデリアです。司会はあの不思議の話し『Phantom of the Opera』と言ってます。

有名なテーマ曲がかかります。『Overture』
モノクロからカラーに変わり現在から過去へとなります。
シャンデリアが引き上げられて元の位置へと戻ります。それとともに寂れたオペラ座がCGで昔の華麗な姿へと変わります。→もしかして演出でいいのはここだけだったようです。

パリ 1870年 オペラ座になっています。もうカラーです。
このへんで気になるのはカメラが動き過ぎです。意図が何だかわからん。
意味もなくカメラが動く。俯瞰もあまり意味がない。
で、とりあえず開演前は大忙しの描写となっているようです。
その他大勢でエミー・ロッサムはもう出ています。話し相手役のジルを演じるのはジェニファー・エリソン。

歌姫カルロッタが登場。リハーサルでも張り切って歌っています。
ミニー・ドライバーは高慢なスター歌姫カルロッタを無駄に熱演しています。
リハーサルは進み大勢で歌ったりしています。

スポンサーのラウル・シャニュイ子爵
マエストロの指揮者レイエ
辞めてスッキリの前支配人
前途多難な新支配人のフィルマン
同じく前途多難な新支配人のアンドレ
男の歌い手のピアンジ
等とキャラ紹介となっています。
前支配人はカルロッタのご機嫌取りにうんざりしてて、もう引退でせいせいしているようです。

クリスティーヌはメグに「子爵は私をロットと呼んでた」とか言って子爵とは知り合いだったと強調しています。玉の輿にやる気満々といった感じです。
で、「全然私に気がついていない」と言ってます。まずはそんなものか?
このクリスティーヌですが1943年版ではファントムを足蹴にしたり、男を二股をかけてて結構なアレなキャラクターでした。

リハーサルは続きます。
カルロッタの歌がありますが、ここは吹替らしい。
そんなとこに幕が落下してカルロッタに当たります。これは大変です。
上には怪しい人影があります。オペラ座内ではファントムはもう有名になってるようです。

ヒステリーを起こすカルロッタは役を降りると激怒しています。ミニー・ドライバーは無駄に熱演しています。
現支配人は消えます。新支配人2人が対処してる。

カルロッタはマジで役を降りたようです。
で、代役は?となりクリスティーヌにしようとなります。かなり唐突です。
で、いきなりオーディションになるクリスティーヌ。歌わされます。
エミー・ロッサムの歌は吹替ではなく本人が歌ってるそうです。

リハーサルからオーバーラップして本番の公演のクリスティーヌとなります。
見事な歌で大成功となったようです。『Think Of Me』
エミー・ロッサムは偉い。ちゃんと歌ってます。

演出の方ですが・・・
この歌のシーンでもカメラは動き過ぎ、カットは割り過ぎ、だいたいカット割りが音楽にシンクロしていません。そんな感じでこれはミュージカルの演出ではありません。
歌ってるエミー・ロッサムのバックに余計な人物や動物を入れてるし。クリスティーヌだけ映してればいいのにと不満が出てきます。
動き過ぎのカメラは舞台から地下へと移動してファントムのアジトに行きます。

貴賓席ではようやく今歌ってるのが幼なじみのクリスティーヌと気がついたラウル・シャニュイ子爵はもうやる気満々でクリスティーヌに突撃するようです。

楽屋?よくわからん。
父グスタフ・ダーエの写真を見ているクリスティーヌ。
ブラボーとファントムの歌が聞こえてきます。『Angel Of Music』
やって来たメグの歌となります。「クリスティーヌの先生はどなた?」と歌ってる。
「どこからか声が聞こえてくる」とクリスティーヌ。それでは電波系ですけど・・・
それはそれでよくはないけど、まあいい。

あまりよくない演出です。
歌のシーンから突然普通のセリフになり、で、また歌のシーンになる。
このへんで、この作品は『エビータ』(1996年)みたいに全編歌で通した方がいいと思いました。
そうでなければ歌うの舞台の公演のシーンだけにするとか。それは無理か。
どっちつかずなので何か凄く変です。
アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽が素晴らしいなら、どちらかにすべきでした。

マダム・ジリーに褒めてもらうクリスティーヌ。
「あの方もお喜びです」とか言っているマダム・ジリー。
ラウル・シャニュイ子爵が意気込んでやって来ます。ご対面のクリスティーヌ。もうやる気満々の両者です。
演出ですが、また喋ってるとこから唐突に歌になっています。それなら歌で通して1シーンを終わらせればいいのだけれどもそうはなっていない。
そんな感じで歌とセリフがカットバックしています。こんなミュージカルは見たことがない。斬新ではなく見ててついていけません。
やっぱり『エビータ』(1996年)のようにするべきでした。

ラウル・シャニュイ子爵が部屋を出て行きます。
ドアをのカギをかける手が見えます。ファントムでしょう。これを見てるマダム・ジリー。

クリスティーヌの部屋では突然ロウソクが消えます。
いきなりファントムが焼きもちを焼いてる歌になっています。
『The Mirror (Angel Of Music)』
鏡の中にファントムの姿が少し見えます。
ここでクリスティーヌは歌が入るけど、クリスティーヌの口が動いていません。いいのか?いいんでしょう。

カギがかかっていてクリスティーヌの部屋に入れないラウル・シャニュイ子爵。
焦っています。

いつのまにかファントムと手を取り合ってるクリスティーヌ。
もう鏡の通路に入ってます。どうやって鏡を通り抜けたのかわかりません。ここは肝心なとこなのでちゃんと描写しなければダメじゃん。こまったものです。
通路にはロウソクの燭台を持った手が生えています。元ネタはジャン・コクトーでしょう。

有名な歌が流れています。『The Phantom Of The Opera』
通路を進んで地下に向かうファントムとクリスティーヌ。

馬に乗ってるクリスティーヌ。
クリスティーヌが馬に乗るとこは当然省略しています。馬に跨がっていないで貴族乗り?しています。何だか馬に乗ってるのがおっかなびっくりな感じのエミー・ロッサムです。実際に馬に乗って坂を下るとこなんて怖いだろうね。
そんな感じでここは省略した方がいいと思った。

ところで馬から連想したけどケイト・ボスワースは乗馬をやっていて、そのおかげでサーフィン映画『ブルークラッシュ』(2002年)の主役のオーディションに合格したらしい。
馬とサーフボード、何となく似てる感じがしないでもない。バランス感覚が重要なのは同じなのかも・・・

ボートに乗り換えるファントムとクリスティーヌ。
地下の水路の広いとこに出ると水中からロウソクの燭台が自動で出てきたりして何だかなといった感じです。相当作り物ぽくなってて安い幽霊屋敷みたいになっています。
ボートのエミー・ロッサムはドレスが捲れて白いストッキング姿が素敵です。
馬に乗ったりボートに乗ったりでおっかなびっくりぶりもいい感じ。

ファントムのどうしてここに呼んだのかの歌になっています。
『The Music Of The Night』
オペラ座の舞台のジオラマがあります。シャンデリアまでぶら下がっています。
歌の方は途中から口説いてるような感じになってます。
等身大のクリスティーヌの人形もあります。これを見て気絶するクリスティーヌ。

クリスティーヌの部屋にて。
部屋に入るメグ。誰もいません。
で、鏡の通路を見つけます。中に入ります。進みます。突然マダム・ジリーが現われてビックリのメグ。戻ります。
マダム・ジリーは相当事情を知ってるようです。

オッサンのジョゼフ・ブケーが女の子達を相手に歌ってます。
「魔法のロープで首を絞める・・」とか・・・

地下のファントムのアジトにて。
例の猿のオルゴールがあります。
目を覚ますクリスティーヌ。
また歌が入ります。何というかメリハリがないというか、どうも乗れないミュージカルになってます。
これは決して音楽ではなく演出がイマイチなのです。

歌ってるファントムの仮面をいきなり取り外すクリスティーヌ。
何の前振りもなくマジで唐突な行動です。当然激怒しているファントム。
激怒の歌になってます。ビックリしてるクリスティーヌ。しょうがねえなといった感じです。

カメラの方は相変わらずよく動いています。その効果はないけど。
ところでクリスティーヌの等身大人形はエミー・ロッサムがやってるのか?

モノクロに戻っています。
どうやらモノクロとカラーでもカットバックするようです。少しいじり過ぎです。
御婦人が老人がクルマで出かけるのを見送っています。

カラーになります。オペラ座にて。支配人の歌が入ります。『Prima Donna』
ソプラノ歌手が蒸発。スキャンダルでオペラは大ヒット。と歌ってる。
どうやらクリスティーヌはまだ行方不明らしい。
ファントムからの手紙が届く。カルロッタはいらない。今まで通り給料をよこせ。
支配人は給料なんて払わないと歌ってる。
ラウル・シャニュイ子爵も登場。子爵にも手紙が届いてるらしい。
カルロッタにも手紙が届いてるらしい。もう消えろとなってるようです。
ファントムの手紙にはうんざりの歌になっています。

状況ですが何だかクリスティーヌは戻ってるようです。
そのようにマダム・ジリーとメグが歌ってる。

今度の新作にはカルロッタは脇役にしろとファントムの手紙。他にも色々と指示があります。
相変わらずミニー・ドライバーは無駄に熱演しています。
私には熱心なファンがいると表に出るとそうでもないとわかります。
支配人ですが主役はカルロッタで行くつもりのようです。もちろんファントムの給料も払うつもりはない。

で、マジで本場の公演になってます。
当然主役はカルロッタです。
シャブール伯爵夫人が見に来てると支配人2人で話しています。

いきなりファントムの声が聞こえてきます。
カルロッタの声が出なくなります。これはこの前に咽の薬?のビンをすり替えられていたからです。わかりにくいけどそう描写されています。1943年版にも似たような描写があったから私にはわかりました。
で、声の出ないカルロッタはコメディアンと化しています。大笑いの観客。
慌てて支配人は10分後に再演しますとなっています。
主役はクリスティーヌにするようです。

舞台裏では裏方の男がファントムを追います。
反対にファントムに見つかって逃げてる裏方の男。
この辺も無駄にカットバックしています。
捕まって首を絞められてる裏方の男。ロープに吊るされて公演中の舞台に下ろされて大騒ぎになります。

クリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵は早足で歩きながら歌ってます。
こんなミュージカルは始めて見たぞ。階段はドタドタと登ってるし・・

屋上に出るクリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵。
まだ歌ってます。無理やりな感じがします。『All I Ask Of You』
物陰にはファントムがいて歌を聞いてます。
それとは別に盛り上がってるクリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵。
で、熱烈なキスとなります。これでシーンを切ればいいのにまた歌ったりしている演出はダメだな。
このままではこまるファントムはどうする?。2人がいなくなってから1人で歌っています。『All I Ask Of You (Reprise)』
振られたので泣いちゃってます。次は怒ってます。わかりやすいといえばわかりやすい。
段々と痴話喧嘩の話しになりつつあるようです。

またモノクロになってます。
クルマの老人は歩道を歩いてる見知らぬ若い御婦人を見ています。
で、昔を思い出すようです。

カラーになります。オペラ座にて。
花火です。仮面舞踏会です。公演の出し物ではなく本当の仮面舞踏会のようです。
仮面舞踏会=マスカレードの歌とダンスになっています。『Masquerade』
相変わらずカメラは無駄に動いています。
ゴーストは消えたと歌ってます。何でファントムではない?。
カルロッタもちゃんといて無駄に熱演してます。
元に戻ったとみんな喜んでるようです。
クリスティーヌはラウル・シャニュイ子爵といい仲になっています。

突然ファントムが登場。マジで大勢の中に登場しています。大丈夫かよ。どういう展開なんだ?
果して本物のファントムか、単なる仮装か?。どうやら本物らしいとなってます。
新作『ドンファン』の楽譜を持参しています。そのプレゼンテーションをやってます。
クリスティーヌにも注文をつけています。要するに『男より芸を磨け』と言ってるようです。それを言ってはお終いなような気がする。

ラウル・シャニュイ子爵の方はクリスティーヌを放って剣を取りに行き一時いなくなります。

ファントムは爆発で目くらましをして舞台下に姿をくらまします。
それを追うラウル・シャニュイ子爵。
鏡の間で何だかわからん状態のラウル・シャニュイ子爵。
マダム・ジリーが止めに入ります。説明をしろとラウル・シャニュイ子爵。

事情を話すマダム・ジリー。回想となります。
昔サーカスがやって来て見せ物にされてる子供を助け出してオペラ座に匿ったとのことです。親方を絞め殺してた子供を助け出したとのこと。
その見せ物にされていた子供がファントムで、オペラの天才で、建築やデザイナーで魔法使いで天才なんだそうです。
ラウル・シャニュイ子爵は冷静に「それはキチガイです」と言ってます。これは日本語字幕が省略し過ぎてるようです。キチガイの前に天才は云々と言ってるんです。

またモノクロになっています。
走るクルマの中から走るシカを見ている老人。
シカは女性の象徴?

カラーになります。
クリスティーヌは自室を出る。出たところにはラウル・シャニュイ子爵が寝てます。どうやら徹夜で見張りをしてたらしい。
クリスティーヌは馬車を用意させます。ここで御者がファントムに入れ替わってます。
父の墓に向かうようです。

ラウル・シャニュイ子爵が慌てて馬に乗って追いかけます。
鞍無しでよく馬に乗れるな。白い馬なので見た目通りの白馬に乗った王子様になっています。凄いベタな感じがしないでもない。

泥だらけの道を行く馬車。
何か妙なところがリアル志向になっています。それでクリスティーヌの歌になっています。何だかもう無茶苦茶になっています。

墓地にて。
「父は音楽の天使をよこす」と言ってたと繰り返すクリスティーヌ。
雪が降ってるシーンなのでエミー・ロッサムの口元に人工の雪がついたままになっています。これは撮り直せよ。別にエミー・ロッサムがヘマをしたわけではないし。
クリスティーヌの歌となります。『Wishing You Were Somehow Here Again』
ファントムの歌が聞こえてきます。
墓の中に灯が点き扉が開きます。

ところでどこかの方の感想で胸が開き過ぎとはここのエミー・ロッサムのことを言ってるのか?、寄せて凄いバストになっています。ロケット乳とはこれか?

墓に入ろうとするクリスティーヌ。ここにラウル・シャニュイ子爵が到着します。
突然お墓の上からファントムが飛び降りてくる。チャンバラアクションとなります。
墓場でチャンバラをやっていいのか?という疑問を出てきますが、何だかもうどうでもよくなってきます。
ラウル・シャニュイ子爵の方が優勢となります。それでクリスティーヌを馬に乗せて引き上げます。
エミー・ロッサムは馬に乗るのは嫌そうです。

置き去りにされたファントムはかなり頭にきてるようで復讐を誓う。
少し違うような気もするが、本人は復讐してやるとやる気満々です。

オペラ座にて。
ラウル・シャニュイ子爵がファントムを片づけようと支配人と相談となります。
クリスティーヌを主役にすればファントムを現れる。そこを警官隊で固めて取り押さえる。
絶対にファントムは来るから大丈夫と言ってるラウル・シャニュイ子爵。

ここでカットのつなぎがおかしい。
ファントムが何かやってるとこからラウル・シャニュイ子爵がやって来る。
てっきり対決するのかと思ったら、単にクリスティーヌに会いに来たラウル・シャニュイ子爵となっています。
ミュージカル映画どころか普通の映画としてもダメです。ミュージカル映画はミュージカルシーンに負けないぐらい本編の演出がよくないとミュージカルシーンに負けて本編が退屈になってしまうのです。この作品は見事にそうなっています。

クリスティーヌはファントムよりラウル・シャニュイ子爵の方がいいらしい。
当然といえば当然ですが。両天秤にはなっていないからまだマシです。
クリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵の歌になっています。

この時点でプロローグのモノクロのシーンから推測すると。
ファントムとクリスティーヌは無理心中でもするのかと思わせます。

地下のアジトにて。
ファントムはやる気満々で準備しています。
ジオラマを見て確認してる。

『ドンファン』の公演が始ります。
まだカルロッタが歌ってます。これは前座扱いなの?。
で、警官隊は大勢配置されています。
ファントムは俳優と入れ替わります。そのまま堂々と舞台に出て演じています。
当然気がついてるクリスティーヌですがそのまま演じ続け歌っています。
ファントムとクリスティーヌの歌となり盛り上がります。
『The Point Of No Return』
「もう後戻りは出来ない」と歌っています。

そんなとこでまた唐突にファントムの仮面を取り外すクリスティーヌ。
予測不能のクリスティーヌの動きです。
このクリスティーヌの行動を説明するにはは『マルタの鷹』のサム・スペイドのセリフ「彼女はとても衝動的なんでね」のセリフぐらいしかないと思えます。

さてどうなると話しは進む。
ファントムとクリスティーヌは一緒に舞台下に落下しています。
巨大シャンデリアが大きく振れて落下してきます。シャンデリア落下のシーンはスペクタクルな見どころらしいが、見ててもうそんな気にはならなくなっています。
火の手が上がりオペラ座は火事となり避難等で大騒ぎとなっています。
まだカルロッタを映しています。もう関係ないキャラでしょう。サブキャラが目立ち過ぎです。この演出はどうかしている。こまったものです

ラウル・シャニュイ子爵はクリスティーヌはどこだと取り乱しています。
案内するとマダム・ジリー。
ファントムはクリスティーヌを引っ張って地下へと向かいます。
何だか知らないけど他に追ってる連中が大勢いるらしい。

ラウル・シャニュイ子爵の方は途中までマダム・ジリーが案内して後はラウル・シャニュイ子爵1人で進みます。
落とし穴にハマるラウル・シャニュイ子爵。悪戦苦闘して何とか脱出しています。
何だか普通のアクションになっています。水中アクションなんて動きがスローになるので最低なんですが・・。

地下のアジトにて。
まだあのクリスティーヌの等身大人形があります。これは何かの伏線なのかと思ったが別に何もなかった。見てて腰が抜けた。
クリスティーヌとファントムの口論の歌になっています。

水路をたどってラウル・シャニュイ子爵が辿りついてます。
余裕をカマしてるファントムです。やる気満々でラウル・シャニュイ子爵を片づけるつもりです。
クリスティーヌにどちらかにしろと脅迫しているファントム。

で、ここで何故かサスペンスがあります。
ファントムとラウル・シャニュイ子爵は水の中。クリスティーヌだけは水に入らない。で、しばらくしてようやく水に入るクリスティーヌ。
そんな感じでクリスティーヌは水に入るのか入らないのかで何となくサスペンスがありました。少し違う気がするけど。
クリスティーヌは当事者なんだから水の入るのが当然だと思う。入らないと見てて失望していたとこでした。まあ他の部分がアレでもう失望してるけど・・・。

ところで水路の水が見事な緑色でバスクリンのようです。昔は津村順天堂。
このような余計なことを思ってしまうのは作品の出来がイマイチだからなのです。

ファントムにキスをするクリスティーヌ。
どうやらファントムはクリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵を地上に戻すつもりのようです。2人に逃げろと言ってます。
歌が聞こえてくるので大勢の追っ手が迫ってるようです。

お猿のオルゴールを聞いてるファントム。
クリスティーヌがいます。残ったのか?、ファントムからもらった指輪をしっかりとしています。
気が変わったのかと思ったらそうではなく指輪を外しています。どうやら指輪を返しに来ただけでした。それだけかい。
それはあんまりではないのかいと思えます。

で、この場を去るクリスティーヌ。
ボートで水路を行くクリスティーヌとラウル・シャニュイ子爵。
ダメを押すようですが立ったままでボートに乗ってるのは不自然です。このボートは水中のレールに乗って動いてるがバレバレです。

何だか知らないけど納得したのか歌うファントム。
次々と鏡を割ります。意味は不明ですが・・・。
で、秘密の鏡の通路に入るのかファントム。よくわからん。

ジルがやって来ます。
ファントムの仮面を見つけます。
お猿のオルゴールがあります。

モノクロになってます。エピローグ。
墓地の老人。この老人は年老いたラウル・シャニュイ子爵でしょう。
クリスティーヌはどうした?
それに何でお猿のオルゴールに固執する?
お墓に行きます。お猿のオルゴールを置きます。
このお墓はクリスティーヌの墓です。1854-1917となっています。極端な長寿ではないけど、この時代にしては実質天寿を全うしているではないかい。何が不満なんだ?とわけがわからん。
見ててそんなに悲しそうにになる必要はないじゃないと思えます。
例の指輪がついた赤いバラに黒いリボンが置かれています。これはファントムの象徴なのでは?、わけわからん。続編が作りたいだけなのか?
エンドとなります。

カラーになります。『The Phantom of the Opera』タイトル名。
黒バックとなって後タイトルになります。
最初のタイトルが短いので、後タイトルは長く8分ぐらいあります。
歌が流れるけど誰が歌ってる?、エミー・ロッサムではない。それは少し違うんじゃないの?と最後まで外しています。
どうやらミニー・ドライバー本人の歌らしい。本編では憎まれ役だったミニー・ドライバーに花を持たせたつもりなのか?、それはやっばり違うんじゃないの?、全体として映画の出来をよくすることが最優先なのに、そうなっていない。それではダメじゃん。

そんなわけで、
アンドリュー・ロイド・ウェバーの音楽は最高。
主演のキャスト3人は最高。特にエミー・ロッサムがいい。
ジョエル・シューマカー監督の演出はダメです。そんなことだからF1のミハエル・シューマッハの方が有名なのです。
戸田奈津子の日本語字幕はもうどうでもいいといった感じです。

ところで結局この作品を楽しむのはサントラの1枚バージョンで充分な気がする。
映画を見てよくわかりました。実際に私はそうしてます。プレイリストでラストのミニー・ドライバーの歌だけ外してiPodでサントラを聞いてると実にいいのです。

これはマジでもったいない作品ともいえます。
個人的にはこの作品は評価の低い『ドラゴンボール EVOLUTION』(2009年)と出来はたいして変わらないとなります。駄作だったけどエミー・ロッサムだけはいい。このパターンが当てはまり過ぎです。
エミー・ロッサムはダメな作品を救う切り札なようです。

で、思っていたより随分と違う作品でした。ミュージカル映画は結構見ているけど、何というかアレで怪作というか珍作に近い出来だと思えます。これが私の正直な感想です。



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