『ゴーストタウンの決斗』(1958年)
この作品はジョン・スタージェス監督、ロバート・テイラー、リチャード・ウィドマーク主演の少し変わったウエスタンのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1958年 MGM アメリカ作品
ランニング・タイム◆87分
原題◆The Law and Jake Wade
プロット◆昔の仲間に誘拐されて脅迫される話しのようです。
音楽◆クレジット無し
BS2にて。画質はよいです。撮影がロバート・サーティーズ。
キャスト
ロバート・テイラー→保安官のジェイク
リチャード・ウィドマーク→ならず者のクリント
パトリシア・オーエンス→ヒロインのペギー
ロバート・ミドルトン→子分のオーテロ
ヘンリー・シルバ→子分のレニー
デフォレスト・ケリー→子分のウエストレイク
エディ・ファイアーストーン→子分のバーク、食事係
ジョン・スタージェス監督の演出はまあよいと思います。
メジャーのウエスタンは話しが結構凝っています。私はウエスタンは話しはそんなに凝らなくてルーティンでも構わないと思ってるので、見ててこれは凝ってる話しではないかと感心しました。
ロバート・テイラー保安官は軍隊時代の仲間リチャード・ウィドマークに隠した2万ドルの場所を言えと恋人を人質に取られて脅迫されます。
で、その2万ドルを隠した場所のゴーストタウンに向かいます。
そのゴーストタウンはコマンチに囲まれていて襲撃を受け子分達がやられます。
ロバート・テイラー保安官が無理やり同行させられ、どうやって脱出するかの駆け引きが見せ場となっているようです。
ヒロインが人質なのにセックスネタはないのかと思ったら、さすがに不自然になるので、そんな感じの描写がほんの少し入ってました。
キャストで・・・
ロバート・テイラーはこんなルックスだったのか。そりゃ『哀愁』(1940年)の頃とは違っていると思いますが・・・。
リチャード・ウィドマークは意外と背が低いし、ルックスとは違い性格はまともなのようで、結構主役スターに気を使ってるのが見てわかったりします。
タイトルで『スタートレック』でおなじみのデフォレスト・ケリーの名が出ていたので悪役なのかと思ったらその通りでした。悪の手下役でセリフは少々。コマンチの襲撃で退場します。目のクマがゲーリー・シニーズに似ています。
他にも子分役にはロバート・ミドルトンやヘンリー・シルバとかおなじみのの方々が出ています。
本『お楽しみはこれからだ』に出ていたセリフ「銀行強盗をやってるとアルプスには行かれない」がある作品でした。このことを知らないで見てて、このセリフが出てきたのビックリしました。
ウエスタンなのに突然ヨーロッパのアルプスの名前が出てくるのが面白いとのことです。
そんなわけで話しが凝ってて無難にまとめられているよい作品でした。
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