『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956年)
この作品はフレッド・F・シアーズ監督、特撮レイ・ハリーハウゼン、ヒュー・マーロウ、ジョーン・テイラー→主演の円盤物SFアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1956年 コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆Earth vs. the Flying Saucers
プロット◆円盤に攻撃される話しのようです。
音楽◆ミッシャ・バカライニコフ
ソニー・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質は非常によいです。部分的に少し落ちる部分もあった。スクイーズ収録のフル表示。画面サイズはワイド。上下の黒味なしでフルスクリーン表示。スタンダードサイズではありません。てことはB級作品というわけではないようです。
キャスト
ヒュー・マーロウ→マービン博士
ジョーン・テイラー→夫人のキャロル
モリス・アンクラム→キャロルの父でハンリー元帥
ドナルド・カーティス→お目付け役のハングリン少佐
ジョン・ザレンバ→カンター博士
チャールズ・エバンズ→アルバート博士
ラリー・ブレイク→白バイ警官
トム・ブラウン・ヘンリー→Vice Adm. Enright
フレッド・F・シアーズ監督の演出はよいと思います。
特撮◆レイ・ハリーハウゼン、ストップモーションの特撮は見てて飽きません。
主演のヒュー・マーロウは他のSF作品には出ているはずです。調べましょう。
→『地球の静止する日』(1951年)には出ています。
ジョーン・テイラーは初めて見ます。
プロローグ。
前説が入ります。
円盤が飛んでる。
色々と調査しています。
タイトル。
荒野のハイウェイをクルマが走る。
ヒュー・マーロウ扮するマービン博士
ジョーン・テイラー扮する夫人のキャロル
主人公の2人が登場。宇宙研観測所 国防総省の看板が見えます。そこへ行く途中らしい。
マービン博士はテープレコーダーにメモを録音しています。
運転しているのが夫人です。
でかいオープンリールのテープレコーダーです。
現在は小型ICレコーダーになっています。もうICなんて使ってないけど。
音声メモのからの流れでロケットの研究のモンタージュが入ります。
人工衛星がどうのこうのと言ってます。
何か妙な音が聞こえてきます。クルマの後方に円盤が低空飛行しています。
これはビックリ。
クルマを追い越していく円盤。飛び去ります。
この円盤の効果音は聞き覚えがあります。あちこちの作品に流用されてるようです。
科学者が円盤を目撃すると下手に発表は出来ないようです。
自分のキャリアを不意にするかもしれいなからです。2人でどうしましょうと相談しています。
宇宙研観測所にて。
ここに入るマービン博士とキャロル。
テープレコーダーからタイプしてテキストにしてるキャロル。ここで円盤の音が録音されてることに気がつきます。
これは証拠になるとマービン博士。やめた方がいいのでは?
ハンリー元帥が到着しました。
電話でマービン博士を呼びます。ロケット打ち上げを止めにきたとか。
ハンリー元帥は夫人の父親らしい。そんな感じでキャロルと雑談になっている。
結局ロケットは打ち上げられるようです。
ロケット発射となります。
このロケットはV2号のアーカイブ・フッテージの流用ではありません。ミニチュアで撮っているようです。ロケット噴射が合成なのでわかります。
自宅にて。
ハンリー元帥と話し込むマービン博士。夕食前の雑談です。
人工衛星が次々と落ちてるらしい。成績がよくないようです。
成功しているは11号のみらしい。
庭で夕食となります。
いよいよ円盤の話をするマービン博士。
そんなとこに発射したばかりの11号がロストしたと連絡が入ります。
近くを丸い光が2つほど飛んでいます。これはセントエルモスの火だと言ってる。
それでも明日の12号は打ち上げるとマービン博士。カメラとマイクを積んでるので原因がわかるはずらしい。
宇宙研観測所にて。
12号の打ち上げです。未確認飛行物体が接近中と連絡が入ります。
マジで円盤が来ています。この円盤は回転してる部分があって音はにぎやかです。意外とゆっくりと飛行しています。
着陸する円盤。
出入り口を下ろしてバリアを張って宇宙人が降りてきます。
バリアの外に出た宇宙人が撃たれます。いきなり撃つ、さすがアメリカ軍。後先考えていません。
バリア内から光線を撃つ宇宙人達。
12号のロケットが倒れて爆発しています。
飛び立った円盤は辺りを光線で攻撃しています。
円盤にて。
内部にはハンリー元帥が拉致されています。
天井から薔薇の花のような装置が出てきます。翻訳機だそうです。
宇宙人とコンタクトしてるハンリー元帥。
宇宙研観測所にて。
全滅して残りはマービン博士とキャロルだけらしい。
テープレコーダーに遺言みたいなことを録音しています。
宇宙人の言葉が聞こえてきます。どうやら電池が少なくなったので回転が落ちたテープレコーダーから聞こえるらしい。回転速度を違うのでわからなかったらしい。
新聞の見出しのモンタージュ。
宇宙研観測所が全滅・・・。
マービン博士は夫人は救助されたと・・・。
ワシントンD.C.、ペンタゴンにて。
会議で報告しているマービン博士。あまり信用されていないような感じです。
私が宇宙人と交渉しますとやる気満々のマービン博士。
ホテルにて。
戻るマービン博士。見張りでハングリン少佐がついてます。
個室で無線で宇宙人と交信しようとするマービン博士。周波数はわかっているようです。つながりました。
11:00までにジュサピーク湾に来いとなります。
止めるキャロル夫人を振り切って出て行くマービン博士です。
ホテルを出るマービン博士。
駐車場で止められますが係員を殴打して出ていきます。
尾行するキャロル夫人とハングリン少佐。途中で白バイ警官もついてきます。
海岸にて。ジュサピーク湾。
もう円盤は着陸しています。とりあえずここに来てる全員入れとなります。
計4人です。
発進する円盤。あっという間に宇宙空間です。
また翻訳機が降りてきます。コンタクトとなります。
何故人工衛星を破壊した?とマービン博士。そりゃ自分の仕事のことだから聞くわけです。
円盤内のスクリーンに地球上空を円盤が飛んでるのが映されます。
マービン博士にこっちのメッセージを伝えろと言っています。
ハンリー元帥は生きてるけど記憶装置にされてるとか。成り行きで発砲した白バイ警官も同じ運命となります。
56日の猶予が与えられます。
会議にて。
この件を伝えるマービン博士。あまり信用されていないような感じ。同じだ。
新兵器を開発すればとなっています。
宇宙研観測所にて。
新兵器の開発をやっています。超音波銃のテストとなります。失敗です。
研究のモンタージュが入ります。
で、新兵器は完成したらしい。この兵器なら円盤が飛べなくなるらしい。
また丸い光が飛んでます。リボルバーで撃つハングリン少佐。落ちる光。これは宇宙人のスパイ装置らしい。
外に出たら円盤が飛んでます。
そんなとこを出来立ての新兵器を積んだトラックとクルマで移動します。
着陸する円盤。降りる宇宙人。ところでこの宇宙人のシーンはどこかのB級作品に流用されています。見た覚えがあります。
トラックの荷台にある新兵器を実戦で使用するつもりらしい。
発電機がなかなか始動出来ない描写が入ります。この発電機はエンジン駆動。
やっと発電機が始動し新兵器を使用。効果があるのか円盤がフラフラしています。
別のとこでは杖をついてる博士が宇宙人の光線でやられます。
ハングリン少佐がM1カービンで宇宙人を撃ちます。倒れる宇宙人。
宇宙人のヘルメットを取るとおなじみの宇宙人の顔が出てきます。
爆撃機と遭遇してる円盤。
アッサリと爆撃機を片づけてます。
地上攻撃をしてる円盤。
土管のような管に隠れる4人。
飛行中の円盤から人間2人が落とされます。結構凄いことをアッサリやっています。
駆けつけると落とされたハンリー元帥と白バイ警官は死亡していました。
会議にて。
アルバート博士、軍のエドモントン何とか、キャラ紹介が入ります。
宇宙人のヘルメットに内蔵されていた翻訳機を逆に使えば宇宙人の言葉がわかるとなります。
シャフトとギアがたくさんある機械が動いてます。
どうやら翻訳装置らしい。
宇宙人のヘルメットを被ってみるマービン博士。
目や耳を鋭敏にする装置にもなるらしい。結構無茶だと思う。さすがアメリカ人。後先考えていません。
そんなとこに宇宙人からメッセージが入ります。
警告です。太陽で何かが始まると言ってます。
この警告は世界中で12時間続いてるとモンタージュが入ります。
いよいよ太陽で爆発がおこります。
対策会議です。
打ち合わせです。あと9日間らしい。
ホテルにて。
マービン博士はキャロル夫人としばらくお別れとかやっています。
太陽で爆発の影響で地球では異常気象となり通信網、交通網が壊滅状態となります。
緊急事態のサイレンが鳴り響きます。
円盤が接近中のアラートです。
複数の円盤が来ました。
戦闘機の撃墜シーンはよく出来てます。アーカイブ・フッテージの流用ではない。
ミサイル攻撃です。円盤に当たってるけどダメージはない。
キャロル夫人はマービン博士の居所を聞いて出ます。
例の新兵器で円盤を落とそうとしています。
効果充分で落ちました。
キャロル夫人が結構危ないとこにいます。
ようやくマービン博士と合流します。
円盤はホワイトハウスに向かっています。
ホワイトハウス前に着陸しました。
新兵器で墜落する円盤もいます。さすがに爆発そのものはコマ撮りではない。
ジープがやられたのでトラックで移動のマービン博士とキャロル夫人。
ワシントンD.C.のワシントン記念塔に激突する円盤。
崩れ落ちるワシントン記念塔。ここもコマ撮りでやってるらしい。凄い手間だそうです。こういうとこは円谷英二みたいに普通にミニチュアで撮って編集と効果音で描写した方がいいと思えます。
新兵器を積んだトラックも次々とやられています。
ワシントンD.C.のリンカーン記念館に避難するマービン博士とキャロル夫人。
無線がつながり議事堂前に集結となり移動します。
議事堂に墜落する円盤。
唐突にこれで危険は回避されたとなります。
これで円盤騒ぎは終わったらしい。
エピローグ。
海岸のマービン博士とキャロル夫人。
この件でヒーローとなったマービン博士です。
エンドとなります。
そんなわけで普通に面白い普通のSF作品でした。
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