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2010.08.15

『幻の惑星』(1961年)

この作品はウィリアム・マーシャル監督、ディーン・フレデリックス、コリーン・グレイ、ドロレス・フェイス主演のB級SFアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1961年 フォー・クラウン・プロ アメリカ作品
ランニング・タイム◆81分
原題◆The Phantom Planet
プロット◆宇宙で色々とある話しのようです。
音楽◆ヘイズ・ペイジェル
WHD JAPAN/有限会社フォワード発売のDVDにて。画質はそれなりです。スクイーズ収録のフル表示です。画面サイズはスタンダードサイズ。

キャスト
ディーン・フレデリックス→フランク・チャップマン船長
コリーン・グレイ→セッソムの娘でブロンドのリアラ
アンソニー・デクスター→ライバルのへロン
フランシス・X・ブッシュマン→リーダーのセッソム
ドロレス・フェイス→ブルネットのゼータ
リチャード・キール→着ぐるみのソラライト人


ウィリアム・マーシャル監督の演出はまあよいと思います。
全体的に特に変わったことはやっていません。普通の演出でした。
リチャード・キールの映画初出演らしい。といっても着ぐるみの中ですけど・・・。

プロローグ
いきなりカウントダウンで始まります。核爆弾の実験のキノコ雲。
何故か核爆弾から宇宙へとなっています。
色々と前説のナレーションが入ってます。
人類はどれぐらい進歩しているか?他に生命体はいるのか?とか・・・

ロケットが飛んでいます。
レナード船長とウェブ航海士。
1980年の話しになっています。
月面基地を発進して飛行中。コースを外れます。原因不明。
巨大な隕石が接近してきます。爆発します。

タイトルになります。
ドロレス・フェイスが新人のイントロデュースになっています。
コリーン・グレイは知っているけど。有名な作品に出ています。→『赤い河』(1948年)『現金に体を張れ』(1956年)の2作です。
『赤い河』は出てるのは最初のみですが、『現金に体を張れ』は立派な代表作になっています。

月基地にて。
1ヶ月ででロケットがを基失ったらしい。
で、ランズフィールド大佐がどうなっていると怒っています
ここで『幻の惑星』と言ってます。
チャップマン船長が呼ばれます。どうやら次に出動となるようです。

ペガサス4 ロケットが発射となります。
チャップマン船長と航海士のマコーネン中尉。
宇宙服のデザインが何か変です。薄くて体にフィットしすぎで妙なヒダヒダが付いています。そんな感じで低予算でセンスもない。こまったものです。
チャップマン船長の独断で進路を変更するペガサス4 ロケット。
月基地から進路を外れていますと通信が入る。そりゃそうだ。
このせいではないけどレーダーがダメになります。他の計器類もダメ。通信もダメ。
隕石群が通過します。これをかわすペガサス4 ロケット。
メイン回路がダメ、バックアップ回路もダメなようです。

修理のため宇宙遊泳となります。
外に出るとこは何となくハンナ・バーベラのアニメ『Breezly & Sneezly』(1963年)みたい。シロクマとアメリカ軍のお偉いさんが出てる作品です。
外のハッチから煙が出ています。故障の描写らしい。
工具が普通のモンキースパナです。低予算作品のつらいとこです。そんなにカネがかかるわけがないからそれらしい小道具を作れよ。センスがないんです。
隕石ではなくそれより小型の宇宙塵が飛んできて危険な状態となります。
チャップマン船長のホースに損傷があってロケットに戻ります。入る寸前でマコーネン中尉に宇宙塵が直撃してマコーネン中尉はロケットから飛ばされます。
宇宙の彼方に消えるマコーネン中尉。

月基地では捜索活動だとなります。
何だか画調が『ウルトラQ』(1965年)のような感じです。

ペガサス4 ロケットにて。
気がつくチャップマン船長。航海士のマコーネン中尉がいないことに気がつきます。
そんなとこに例の謎の惑星が接近してきます。
この幻の惑星からの光線でキャッチされるペガサス4 ロケット。そのまま引き寄せられています。

幻の惑星に着陸のペガサス4 ロケット。
ロケットから出るチャップマン船長。
そのまま倒れて回想のようなモンタージュとなります。
男達がぞろぞろと接近してきます。どうやら小人サイズらしい。
ヘルメットのシールドをノックのような叩いています。
で、何かの拍子にシールドが開いてしまいます。そうしたらチャップマン船長が縮んで同じ小人サイズになってしまいます。
ヘルメットから出てくるチャップマン船長。小人達が接近してくるのでまた宇宙服の中に入っています。
で、ヘルメットの中に入ってきた男とアクションになったりして捕まるチャップマン背船長です。

惑星の内部にて。
チャップマン船長が被告の裁判になります。
何故か同じ服の地球人みたいな男ヘロンがいます。よくわからん。
陪審員は全部女性です。
有罪となってこの惑星レイトンの市民になるらしい。なんでそうなる。

ブロンドのリアラがコリーン・グレイ。
口が利けないブルネットのゼータが新人のドロレス・フェイス。
勘違いして演じてる女優さんを反対だと思って見ていました。損をした。

リアラの話しではこの惑星の大気が原因で小さくなっているそうで、地球に戻り地球の大気を吸えば元の大きさに戻れるととのことです。

月基地にて。
ペガサス4 ロケットはまだ見つからんとやっています。

幻の惑星にて。
リーダーのセッソムが色々と事情を話しています。
機械が発達し過ぎて人間がバカになったとか。
で、戦争になったとか色々。

リアラと食事とかのチャップマン船長。
ペガサス4 ロケットは宇宙に捨てられてしまったとのこと。

月基地にて。
未確認飛行物体が発見。これがペガサス4 ロケットらしい。
ピーチャー船長とホワイト航海士が呼ばれます。
救援のロケットが発進となっています。

ペガサス4 ロケットに接近の救援ロケット。
特撮がそれなりです。あまりカネがかかっていません。
内部に入るとエンドレスでチャップマン船長の報告テープが再生されているだけです。

幻の惑星にて。
引力制御装置を見せてくれとなり実演となります。
敵のソラリト人の捕虜がいるらしい。バリアに入れられています。

ゼータとデートするチャップマン船長。
宇宙服のとこに来ています。色々と話しをしています。
で、宇宙服の中にヘロンがいて話しを聞いていました。

リーダーのセッソムに御注進のヘロン。
何だかんだでチャップマン船長とヘロンの決闘となります。
取っ手の付いた棒を押し合って相手を引力版の上に押しやると消失となるらしい。
あまり格好がよくない決闘です。
で、ヘロンを助けるチャップマン船長です。決闘はうやむやで終わります。

チャップマン船長の寝込みをナイフ持参で襲うヘロン。
で、地球に帰る手助けをする話しになっています。わけわからん。
宇宙服のタンクに入っている地球の大気を吸えば元に戻るとヘロン。
引力制御装置を利用して月に接近して何とかなるということです。
そんなとこでアラートが響き渡ります。敵の来襲です。

敵はソラライト人とのことです。
隕石というか人魂のような攻撃機で多数来襲しています。
ソラライト人の外見ははクリーチャータイプ。いかにもな悪役キャラです。

惑星と攻撃機群との攻防になっています。
引力制御装置と熱爆弾で何とかするらしい。
ソラライト人の攻撃で捕虜を入れてあるバリアが破壊されます。外に出る捕虜のソラライト人。
攻防の方は何だかよくわからないけど爆発させて惑星側が勝ったようです。

捕虜のソラライト人があたりをうろついています。
寝てるゼータに接近しています。襲ってお姫様抱っこして運んでいます。
1回ゼータを下ろして、通り掛かりのリーダーのセッソムを襲う捕虜のソラライト人。

またゼータを抱っこして移動し引力制御装置のとこに来ています。
チャップマン船長がここに来ます。襲われます。悲鳴を上げるゼータ。
ヘロンも助っ人に来ます。上手いとこソラライト人を引力版の上に押しやって消失させます。

これで一段落となりヘロンといよいよチャップマン船長を地球に戻す打ち合わせをします。ヘロンはこれは極秘だなんて言っています。大丈夫かよ。

ゼータと話すチャップマン船長。
突然キスシーンになっています。そしたらもう別れ話になっています。

月に接近する幻の惑星。
月基地の方でも幻の惑星を調査せよと飛行中のロケットに指令が飛びます。

幻の惑星にて。
ゼータにお別れの挨拶のチャップマン船長。
宇宙服に入るチャップマン船長。シールドが閉じられます。タンクの空気を吸って元の大きさになっています。
また回想のようなモンタージュになります。

回想が終わってとこで助けが来ています。
ホワイトが降りて救援にあたったようです。ビーチャーはロケットで待機。

ロケットに入るチャップマン船長。
3人目のイスがちゃんとありました。床か荷物室かと思ったが違いました。
記憶はハッキリしないけどゼータにもらったお守りの小石はありました。
発進する救援ロケット。カウントダウンとなっています。

またナレーションが入ってエンドとなります。
何故かエンドではなく続編が作りたいのかthe beginnigと表示されています。


そんなわけで普通のB級作品でした。悪くはない。



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