『結婚哲学』(1924年)
この作品はエルンスト・ルビッチ監督、アドルフ・マンジュー、マリー・プレボー、フロレンス・ビダー主演のロマンティック・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1924年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆87分
原題◆The Marriage Circle
プロット◆なんやかんやあって元に戻る話しのようです。
音楽◆この作品はサイレント映画です。
BS2にて。澤登翠の弁士版。
キャスト
アドルフ・マンジュー→倦怠期のストック教授
マリー・プレボー→若く浮気な妻のミッツィ・ストック
フロレンス・ビダー→ミッツィの親友シャーロット
モンテ・ブルー→シャーロットの夫フランツ
クレイトン・ヘール→フランツの友人グスターヴ・ミューラー
ハリー・マイヤース→The Detective
エルンスト・ルビッチ監督の演出はよいと思います。
全体的に洗練されている演出でさすが巨匠と感心しました。
会話シーンでは変わった切り返しのやり方をしています。フェイドで切り返してる。初めて見た手法です。
視線を走らせます。そこにつなぎます。映画の基本的手法を使いこなしてます。
繰り返しのギャグが色々。タイを直す。髪を直す。韻を踏んでいるギャグ?。
サイレント映画の字幕で強調したい部分に線を引っ張ってある。これもギャグになる?
タイミングよくキャラが入れ替わります。さすが巨匠です。
ウィーンだからワルツが流れます。
で、ワルツは後に『2001年宇宙の旅』(1968年)に使われて、このような使い方もあるのかと有名になります。
キャストで・・・
フローレンス・ビダーの名は聞いたことがある。誰だかわからず。
アドルフ・マンジューが出てる。誰だかわからず。
そんな感じで誰が誰だかよくわからん。まあいいけど。
そんなわけでサイレントのよい作品でした。
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