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2010.07.24

『宮本武蔵‐双剣に馳せる夢‐』

この作品は押井守が原案と脚本、西久保瑞穂監督の宮本武蔵に関するhow to物アニメのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2009年 Production I.G/他色々 日本作品
ランニング・タイム◆72分
プロット◆宮本武蔵は合理的という話しのようです。
ポニー キャニオン発売のBlu-rayにて。画質は非常によいです。スクイーズ収録のフル表示です。画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン状態。

原作◆Production I.G
原案◆押井守
脚本◆押井守
キャラクターデザイン◆中澤一登
作画監督◆黄瀬和哉
CGIアニメーション◆遠藤誠
撮影◆江面久
美術監督◆平田秀一
色彩設計◆遊佐久美子
編集◆植松淳一
音響◆鶴岡陽太
主題歌◆泉谷しげる『生まれ落ちた者へ』
制作◆Production I.G
浪曲◆国本武春

キャスト=VC
犬飼喜一(仮)→菅生隆之

西久保瑞穂監督の演出はよいと思います。
細かいギャグが多く入っていますがホトンド空振りしています。まあいいけど。

実写も適当に入れているのがいい。
3Dアニメは立体感を出すように使っているようです。
作画はホトンド日本でやっているようです。
泉谷しげるの歌はそれほどでもない。他にもっと合っている人はいなかったのか?

全体的にナショナルジオグラフィック、ディスカバリーチャンネル、ヒストリーチャンネルを見ているような感じです。
チャンバラアクションはTVシリーズ『佐武と市捕物控』(1968年)のような感じもします。

ところで、この作品は役所からの補助金が入っているようです。だから製作出来たのか。


Blu-rayだと読み込みが遅いと思ったらそうでもなかった。
宮本武蔵については全く知りません。で、見ました。


プロローグ
1612年4月13日 船島=巌流島にて。
佐々木小次郎との果し合い。
サイレント映画スタイルの字幕の出し方になっています。

タイトル『宮本武蔵‐双剣に馳せる夢‐』
宮本武蔵についての映画館のポスター。マンガ。ビデオ。
映画のポスターは実物ではなく創作のようです。オリジナルではないようです。著作権を節約するにはいい手法でしょう。
本当の宮本武蔵とは?と始まります。

宮本武蔵研究家の犬飼喜一(仮)なるキャラが登場。講釈をしています。
書斎に何故か健康器具ジョーバが置いてあります。一応伏線というか洒落のようです。

タイトル。スタッフ等。

関ヶ原の役
宮本武蔵が初陣の図。17歳、歩兵です。
講談が入ります。これはいい。三味線とベース、ドラムスの音楽がまたいい。
さすがに和太鼓はないようです。

この戦いで一緒に村を飛び出した友人を失います。
何とか生き残ったようです。そりゃそうだ。そうでないと話しが続かない。

大坂夏の陣、宮本武蔵はこの時31歳。
また歩兵で参加していたそうです。
宮本武蔵は馬に乗った侍に対してコンプレックスがあるそうです。

ところで西暦、何世紀、時代背景、日本独自の年号、その他、これらをまとめている年表はないものか。あるとは思うけど。色々な出来事の年数が一致しないのです。

武士に関して説明が入ります。
騎士と武士は共通しているのか?
鞍と鐙が発明されて、誰でも馬に乗れるようになったとか・・・。

十字軍の騎士のイメージ。ヨーロッパでの騎士の条件。
装甲、馬、紋章、この3点だそうです。これで騎士は死なないという特権になるそうです。
紋章は身分を表し捕虜にすれば身代金が取れるので殺さないとのこと。ここは騎士は死なないことになるらしい。

弓矢、クロスボウは使わないのが騎士だそうです。
この流れで最初の頃のオリンピックには弓を使う競技はなかったそうです。
騎士が弓を使わないからなかったとのことです。

第1次世界大戦にて。騎士道精神で大量の戦死者が出たとのこと。
マシンガンが導入されたのが大きな原因です。旧来の突撃戦法で歩兵が突撃してマシンガンで一掃されたようです。
歩兵が死に過ぎるで戦車が開発されたとか・・・。

アジアの騎士について。主に中国にて。
ヨーロッパでも中国でもクロスボウは凄い武器だったらしい。
何しろたいして訓練しなくても命中出来る強力な武器だったとか。現在なら自動小銃カラシニコフAK47みたいなものか。
中国では騎士が馬上で弓矢やクロスボウを使ったので、騎士ではなく単なる馬に乗る騎兵になったらしい。

日本では中国から騎兵が伝わったそうです。
それで日本の高温多湿な気候がクロスボウには合わなくて、狭くて山岳が多い地形が集団戦に合わない、そんなこんなヨーロッパと中国の折衷した日本的な騎兵になったそうです。
ですが、中国式弩(ど・おおゆみ)が日本で普及しなかったのは高温多湿ではなくて、兵隊を信用していなかったからなのでは?
高温多湿は改良で何とかなったはずです。

宮本武蔵と宍戸某との戦い。
鎖鎌が武器の宍戸某が相手の戦いです。
音楽がいい。私は『カムイの剣』(1985年)の音楽が大好きなので好みに合ってます。
この対戦相手の宍戸某は実在したかは不明らしい。これは創作っぽい。
ここで宮本武蔵が二刀流の戦いを導入したとのことです。

霊験堂にて。
五輪書の説明が入ります。このタイトル名『五輪書』は後からついたそうです。
仕事をもらう時ででも馬にこだわっている宮本武蔵、石高より馬を優先していた宮本武蔵です。
乗馬剣法について説明が入ります。
刀の持ち方について。片手で刀を扱う持ち方にこだわっています。

『五輪書』についての説明か延々と続きます。わけわからん。

1604年 京都 吉岡道場との果し合い。
宮本武蔵が道場破りをしたお礼参りらしい。
建物の上に現れる宮本武蔵。何だか仮面ライダーのようです。
吉岡道場の面々をあっさりと返り討ちにする宮本武蔵。合理的な戦いだったらしい。

兵法だけではなく教養を身に付ける宮本武蔵。
『五輪書』でもわかりやすい書き方の宮本武蔵。

戦争のモンタージュが入ります。
1904年 日露戦争にて。ロシア軍と白兵戦でロシア兵から逃げ回る日本軍歩兵達。結構凄い。
白兵戦は苦手な日本軍です。日本兵はいつのまにか銃剣恐怖症になっていたそうです。

日本兵が白兵戦に弱いというのが凄い。特にがたいのでかい白人には弱かったわけです。これはいまだに治ってないでしょう。
現在の自衛隊の歩兵もやはり白兵戦は苦手だと思う。そもそも戦争に行くなんて夢にも思っていないでしょう。演習が仕事だと思ってるのでしょう。

当時の政府はこの銃剣恐怖症対策で国策として武士道を持ち出したそうです。
そんなわけで武士道とは明治になってからの言葉とのことです。
新渡戸稲造の『BUSHIDO』明治32年 アメリカにて英語で執筆。明治42年に日本語に翻訳されたらしい。
この国策の流れから講談、立川文庫、吉川英治の『宮本武蔵』、これで宮本武蔵のイメージが作られ、これらのプロパガンダで宮本武蔵の合理主義が精神主義へとすり替わったとのことです。

一乗寺下がり松なる樹は実在しているようです。
それも4代目というのが面白い。樹にもそんなのがあるんだ・・・

1604年 吉岡道場一門との3度目の果し合い。
大勢を相手に二刀流を駆使する宮本武蔵ということです。
松の上から奇襲して大将と跡取り息子を一気に片づけて、そのまま周りの雑魚を切り捨てながら逃走したようで合理的な戦法となっています。

1612年4月13日 船島=巌流島にて。
佐々木小次郎との果し合い。プロローグに戻っています。
この有名な決闘について宮本武蔵が語らないのはやはり馬がポイントだそうです。
最初の関ヶ原の役で騎馬の武士に歯が立たなかったのがトラウマになってるらしい。

木刀は最初から持参していたのか?、TVドラマや映画での船の櫓を削った即製というのは創作なのかな?

話しは変わるけど、石森章太郎は宮本武蔵物はマンガにしているはずです。
私は手塚治虫より石森章太郎の方が偉いと思っています。

歴史上実在の人物である宮本武蔵は銅像もあるし墓もちゃんとあるようです。

二刀一流とニ天一流、この言葉が混在しているけど宮本武蔵が言いたかったのニ天一流のことらしい。
結論としては宮本武蔵は合理主義者ということらしい。精神主義ではなかったようです。

ところで精神主義のキーワード精神力とは何でしょう?、
体育会系は何かというと精神力ですが・・・。それはSFなのかと思えます。集中力と言えばいいのに。

そんなわけでよく出来ています。ドキュメンタリーのよい作品でした。



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