『ブライド』(1985年)
この作品はフランク・ロッダム監督、ジェニファー・ビールス、スティング主演の少し風変わりなフランケンシュタイン物ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1985年 コロンビア・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆120分
原題◆The Bride
プロット◆人造人間同志仲良くなる話のようです。
音楽◆モーリス・ジェニファー・ビールスジャール
パーフェクTV313スター・チャンネルにて。画質はそれなりでよくはない。
キャスト
ジェニファー・ビールス→女性の人造人間イーヴァ
スティング→フランケンシュタイン博士
アンソニー・ヒギンズ→Clerval
クランシー・ブラウン→人造人間ビクター
デビッド・ラパポート→小人のリナルド
ジェラルディン・ペイジ→家政婦のボーマン夫人
ケーリー・エルウェス→ジョセフ大尉
ヴェルーシカ→伯爵夫人
アレクシー・セイル→サーカス団長マガー
フィル・ダニエルス→手下のベラ
フランク・ロッダム監督の演出はまあまあだと思います。
デビッド・ラパポートは小人の人で、この作品で1番喋り1番苦労してるので実質主役に見えてしまいました。そのおかげでジェニファー・ビールス編が短すぎるのが難でした。そんな感じで小人の人が主役の作品とは知りませんでした。
新人のジェニファー・ビールスと素人のスティングでは間が持たないとこうなってしまったのかもしれません。
お目当てのジェニファー・ビールスはまあそれなりの扱いでしたが何か物足りない感じでした。
ジェニファー・ビールスといえば『フラッシュダンス』(1983年)でのダンスの吹き替えで有名ですが、この作品の場合はモンスター誕生は吹替えで、当然ヌードも吹き替えでしょう。それならヌードのシーンなんてない方がよい。と、文句ばかり書いてる割には見てる時はそうでもなかった。
男と女のモンスターを対比させてるようです。意図は不明ですが。2人は精神的にリンクしています。
もう1人の主役スティングは思わせぶりなキャラでしたがあっさりとやられてしまいました。
無理やりハッピーエンドの犠牲者のようです。この無理やりハッピーエンドはアメリカ作品ぽくていいと思いますが・・。
何気ないクローズアップショットの入れ方だけでもアルフレッド・ヒッチコック監督が偉いのがよくわかります。ジェニファー・ビールスからクランシー・ブラウンへアクセサリーを渡すショットなんてもっと上手く撮ればいいシーンになると思いますが、そうはなっていない。惜しいとこでした。
正直言って見てて長かった。絵はきれいなんですけど。
そんなわけで全体として主役が誰だかわからなくなって途中で放り出したような感じのまあまあな作品でした。
ジェニファー・ビールスはその後に地道に映画に出ているようです。
『ゴッド・アーミー 復讐の天使』(1997年)なんて結構よかったけど。
新作の『ザ・ウォーカー』The Book of Eli (2010) にも出ています。
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