『ハウス・オブ・フランケンシュタイン』(1997年)
この作品はピーター・ワーナー監督、エイドリアン・パスダー、テリー・ポロ主演のホラードラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品 TVムービーです。
ランニング・タイム◆89分+87分
原題◆House of Frankenstein
プロット◆バンパイヤと刑事とヒロインの三角関係の話しのようです。
音楽◆Don Davis
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
キャスト
エイドリアン・パスダー→バーノン・コイル刑事
テリー・ポロ→ヒロインのグレース
グレッグ・ワイズ→バンパイアで富豪のグライムズ
CCH・パウンダー→超常現象専門のシャウナ・ケンドル博士
カーステン・ノウガード→狼男のクラウス・ウィリガー
ピーター・クロンビー→フランケンシュタインのモンスター
リチャード・リベルティニ→老人アーマンド
ジョリアン・フォックス→ルームメイトのフェリシティ
ミゲル・サンドバル→コイル刑事の相棒エステバン・チャコン
カレン・オースチン→コイル刑事の姉アイリーン
ミランダ・マグロー→コイル刑事の同僚マギー
ウィリアム・コンバース・ロバーツ→一味で生き残ったルッソ
この作品は少し見て面白かったので見ました。ホラーアクションですが全然怖くなくてヒロインをめぐって三角関係になっているのが気に入りました。
キャストで知ってるのは『ロボコップ3』(1993年)とか『フェイス/オフ』(1997年)等のCCH・パウンダーだけでした。
ピーター・ワーナー監督の演出はよいと思います。
変身シーンはCGを使用。他の特撮もTVムービーそれなりの出来です。
バンパイアは富豪なので人里離れた屋敷に住んでいます。これはミニチュアでした。内部のロケのようで、この屋敷は結構有名な建物のようです。
バンパイアに変身してコウモリのように空を飛ぶ。
これがイマイチな造形で惜しいとこです。変身後は視界がネガ反転していることになっています。
バンパイアの富豪はフランケンシュタインのモンスターを探しに探検隊を出す。
で、船員がちゃんとフランケンシュタインのモンスターと正しく言ってるのが偉い。他のシーンではフランケンシュタインだけになっているとこもあったが・・。まあいいけど。
探検で発見しましたと現場中継をしてることをビデオカメラのファインダー内のパラボラのアイコンを見せることで描写していました。この監督は意外と冴えた演出をしています。
超常現象を追う刑事、一歩間違うとエイドリアン・パスダー刑事が間抜けに見えるとこですがそうはならず。これはいい。
超常現象を1人で実際に見なくては信用しない設定になっていました。これは意外と大切な設定だと思います。
ヒロインは元々ではなくて狼男に傷つけられて変身することになってしまい夜中に獲物を追って野原を歩き回ります。
夜歩くとこはまるで『キャット・ピープル』(1982年)ではないですか。いい感じ。
ヒロインのテリー・ポロはベティ・デイビスみたいな大きなお目目がチャーミングです。変身後に人間に戻っても服を着ているご都合主義がありました。ヒロインの特権ということにしましょう。TVムービーがR指定のわけないし。
バンパイアで富豪のグライムズのグレッグ・ワイズはなんとなくクリスファー・リーに似た感じでなかなかいい感じ。バンパイアでモンスターはお仲間ということで捕獲したがっている設定です。
エイドリアン・パスダー刑事は標準的な出来でした。悪くはありません。
クルマはクラシックなシルバーのフォード・マスタング・コンバーティブルに乗っていました。このマスタングはいわゆる『ブリット』(1968年)モデルです。
前後まとめて3時間を見て面白ければ長さは関係ないと再確認出来ました。
そんなわけで全体的にカネはないけどアタマを使うよい作品でした。好意的に見れました。
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