『アルテミシア』(1997年)
この作品はアニエス・メルレ監督、パレンティナ・チェルヴィ主演のコスチュームプレイの画家ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1997年 フランス=ドイツ=イタリア作品
ランニング・タイム◆101分
原題◆Artemisia
プロット◆画家になろうとして裁判沙汰になったりする話しのようです。コネには勝てないという話しかと思ってたらそうではなかった。
音楽◆クリシュナ・レヴィ
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。フランス語でした。
キャスト
パレンティナ・チェルヴィ→ヒロインのアルテミシア
ヤン・トリゴー→ボーイフレンドのフルビオ
ミシェル・セロー→父のジェンティレイスキ
ミキ・マノイロヴィチ→恋人になった画家のタッシ
アニエス・メルレ監督の演出はよいと思います。
1600年のローマが舞台で、この作品はコスチュームプレイ物でしたか・・。見始めてから気がつきました。
パレンティナ・チェルヴィ扮するヒロインのアルテミシアは自分のヌードをデッサンして才能を認められで修道院を出られることになります。
絵の勉強の図ではキスさせてやるからとボーイフレンドを裸にしてデッサンしていました。このボーイフレンドと途中からいなくなってしまった。結構冷たいではないか。今ならアルテミシアのストーカーになります。
その後には絵を習いに行った巨匠の人と関係して裁判沙汰になったりと色々あります。
どうやら絵のためなら何でもするらしい。
海岸でセックスしてるカッブルを物陰から見物するアルテミシア。終わった後に人の形に跡がついた砂に自分の体を合わせていました。これはよいシーンです。
アルテミシアの服装は白っぽいブラウスに胸当てに青いスカート。この姿が素敵。やたらと小走りになるとこが印象に残ります。
この主演の女優さんパレンティナ・チェルヴィは初めて見ますが結構魅力的でした。
木枠でフレームを作って絵を描いていました。フレームを碁盤目に区切って遠近法を学ぶこともやっていました。
画家は内職で春画を描いてるようです。いつでもどこでもやることは変わらないようでず。
私は絵のことはよくわかりませんが。何となく絵の出来自体よりコネが重要なのでしょうという印象があります。
そんなわけで『インモラル物語』(1974年)みたいなエッチな話かと思ったら全然そうではなくて、大まじめな女性自立メロドラマでそんなに悪くはない作品でした。
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