『ジキル&ハイド』(1996年)
この作品はスティーブン・フリアーズ監督、ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコビッチ主演のジキル博士とハイド氏物のドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1996年 トライスター アメリカ作品
ランニング・タイム◆109分
原題◆Mary Reilly
プロット◆ジキル博士とハイド氏と知り合う話しのようです。
音楽◆ジョージ・フェントン
パーフェクTV313スター・チャンネルにて。画質はそんなによくはない。
キャスト
ジュリア・ロバーツ→ジキル博士家のメイド メアリー・ライリー
ジョン・マルコビッチ→ジキル博士とハイド氏
ジョージ・コール→ジキル家の執事プール
マイケル・ガンボン→メアリー・ライリーの父でアル中
キャシー・スタッフ→Mrs.Kent
グレン・クローズ→娼館の主人ファラデー夫人
マイケル・シーン→Bradshaw
スティーブン・フリアーズ監督の演出はまあよいと思います。
この監督はコスチュームプレイ物が得意な監督との印象があります。
ですからこの手の作品でのディテールは凝っているんでしょう。しかしこの時代の英国の知識がない私には何だかわかりません状態でよくわからないけど感心するばかりでした。
プロローグでジュリア・ロバーツが玄関先の拭き掃除をしてるのを見て、どの作品だか思い出せませんが無茶な撮影でジェニファー・ジョーンズが果てしなく床を磨いててヒザをすりむいたというエピソードがあった作品を思い出しました。→調べるとヘンリー・キング監督の『聖処女』(1943)のようです。
ヒロインの父親が鍵になってる設定でしたがあまり効果的には使われてなかったような。回想時の子役がジュリア・ロバーツに妙に似てました。
ジュリア・ロバーツの右目の下にホクロがある。初めて気がついた。
メイド役なのできれいに撮れているとはいいがたく、他にもあまりいいところがなくて、何だか生きているウナギを運んでいるジュリア・ロバーツが唯一の見どころだと思えました。
ジョン・マルコビッチの演技力が全開してるんですが何か上手くいってない感じに見えて、熱演空回りで見てて気の毒になりました。
何だか中途半端な出来になってしまったようです。
ハリウッドスタイルで強引にハッピーエンドに持っていくのか英国スタイルでアンハッピーエンドで行くのかどちらかだと思ってたらどちらでもなかった。なんだいこりゃとなります。
そんなわけでつまらなくはないけどイマイチ物足りない作品でした。
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